2013年4月11日木曜日

Global Night – Leadership & Commitment

こんにちは!Class of 2014のRです。
去る3月28日、UNC MBAが誇る最大の文化祭、Global Nightが行われました。International Business Association(IBA)主催の一大イベントであり、Class of 2013のDaikiさんも前代表として、イベント運営をマネジメントされていました。

イベント自体は、 劇場を貸切で、各国学生たちがパフォーマンスを行います。韓国チームのテコンドー、中国女子チームのダンス、タイチームの伝統舞踊等、興味深いパフォーマンスが目白押しでした。我らがTeam Japan 1年生17名は、例年の日本人パフォーマンスの質の高さ、Around the World(昨年8月のInternationalイベント)での実績の2点から、学校中の期待を背負い、大トリでのパフォーマンスとなりました。

パフォーマンス概要としては、Around the Worldの内容(日本が世界に誇るゲームキャラクター、マリオが日本のサラリーマンをやるとどうなるか?を仮装大賞的に表現)と、現在企画中のJapan Trekをうまくミックスして、「アメリカにいるルイージが、日本にいるマリオに会いに行き、いっしょに日本の名所を訪ねる」というコメディ劇です。

結果から述べさせていただくと、Team Japanのパフォーマンスはこれ以上ない位の大成功でした。手前味噌ですが、1)Team Japan各自の濃いキャラクター、2)本番で即興的に笑いを取りにいくエンターテイナーっぷり、そして3)各自の圧倒的に高いコミットメント、この3つが合わさり、人生最後(?)の文化祭として全く悔いの残らないパフォーマンスで、会場を盛り上げることができました。

踊り狂うTeam Japan!

私は幸運にもGlobal NightのTeam Japanまとめ役を仰せつかることができ、他国より圧倒的に早い正月明けから3ヶ月間、伝説的パフォーマンス実現を目論み(UNCではLegacyを残せるか?ということがよく言われます)、活動してきました。また、個人的にはTeam Japan以外にも、1年生International Rock Band、1年生Tango Band (Dance+Music)、2年生Acoustic Bandの3つのパフォーマンスグループでもリーダー的役割をやらせていただくことができ、「国籍による物事への取り組み方の違い」を体感することになりました。(N数が少ないため、単なる個人差・バラツキも多く含みますが)

さらに、1年生Rock Bandには1年生Masashiの奥様にVocalで、1年生Tango Bandには2年生Soさんの奥様にPiano兼Arrangementで参加いただきました。こういったイベントにご家族が主役として参加できることも、家族にもやさしいUNCカルチャーの一端かもしれません。

                歌う奥様                             Piano弾く奥様

さて、今回の活動を通し、一番深く感じたのは、リーダーのコミットメントの重要性です。リーダーが「これをやる!」「このレベルまで持っていく!」とダントツに高い目標を掲げ、強烈にコミットすることで、徐々にメンバーを強く動機付けすることができました。(この辺りはMod1で学習するコア科目Leading&ManagingLeadership Development Programでの学習内容とも関わってきます)

また、強烈にコミットした後、それをメンバーと共有することの難しさも痛感しました。日本人同士の場合は、そもそも最初から各自のコミットメント度合いが高いですし、何かトラブルがあっても「あうんの呼吸」で解決できます。しかし、多国籍チームではコミットメント度合いがバラバラ、高いコミットメントを伴うパフォーマンスをメンバーに要求しても、最初は全く理解してもらえませんでした。

結果として、社会人になって以来、こんなに直球で人とぶつかり合ったこともなかったのでは?と思える位、(日本人以外との)喧嘩のようなやり取りも毎日のようにしていました。熱い青春でした。しかし、日本人としてのコダワリを捨てることはできませんでしたし、各自のコミットメントを飛躍的に向上させることが、確実にパフォーマンスでの大成功につながることが見えていました。それだけのエンターテイナーが集まっていたということでもあります。(メンバー構成の重要性もコア科目Leading&Managingで強調されます)

日本人以外のチームとは、大変な時期を過ごすことになりましたが、コミットし続けること、方向性を共有すること、そして実際にやって見せることによって、状況は少しずつ改善していきました。一人一人のアイデア出しによってパフォーマンスが改善していくうちに、メンバーは「自発的に考えることの楽しさ」を実感し、各自のモチベーションとアウトプットが確実に向上していくのが見て取れました。

準備の最終段階では、メンバー達に細かいことを言う必要もなくなり、自分がいかに印象的なパフォーマンスをするか、に集中できました。ステージでのパフォーマンスについては、Mod4のコア科目Management Communication/ Presentation Skillsで学習中のノウハウを多少なりとも活用することができたと思います。

大変貌を遂げた1年生International Rock Band
(Japan, Korea, Taiwan, Colombia)

また、Diversityも今回のそれぞれのパフォーマンスのKeyでした。Team Japanのパフォーマンスで言えば、日本人だけで練り上げるとともすると内向き、日本人受けに走ってしまいそうになるところを、Nick(Team JapanのNativeアメリカ人メンバー)が我々をうまく導いてくれることで、日本人以外からも笑いを取れるパフォーマンスが出来上がりました。Alice(Team Japanの台湾人メンバー)からも、女性目線での有用なフィードバックを多くいただき、大きな成功要因でした。

過酷な(?)練習風景



・・・以上、UNC MBAで学習させていただいた「人の心の科学」の現実への泥臭い適用、ここまでの人生で習得した技能、を集大成させることによってみんなで勝ち取ったGlobal Nightでの大成功でした。この強烈なLeadership体験、地道なProject Managementノウハウ、そして成功体験そのものは、我々の今後の学習・実務・人生に間違いなく大きな影響がありそうです。

これらの経験はUNCでなくとも、TOP MBA校(個々の高い能力、最終的な高いコミットメントがあったからこそ実現できたこと)ならできることかもしれません。しかし、UNCの学友達・MBAプログラムスタッフの方々のSupportiveな姿勢によって、支えていただいたからこそできたことも多かったのは間違いありません。もし、MBA受験を検討・受験中の方がこのブログを読んでいらっしゃれば、ぜひUNCもポートフォリオに入れていただき、卒業生・在校生に連絡いただき(在校生メールアドレス:UNC_MBA@hotmail.com)、UNCとのフィット感を検証・確認いただければ幸いです。

世間では何気ない普段通りの3月28日だったかもしれません。しかし、私の中、Team Japanの中では、「我々日本人は、日本人であることをもっと誇りにしてよい」、との思いが確信に変わった一大イベントでした。

やりきったTeam Japanの面々

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