2009年2月27日金曜日

Virtual GIE Japan

Class of 2010 のT'sパパです。
今週の水曜日でMod3の授業が全て終わり、今日TakehomeのCorporate Financeのテストも提出したので、春休み気分になってきました。(実際はレポートの最終確認をチームメンバーとメールベースでしなくてはいけませんが・・・)

少し前のことになりますが、2月の上旬にIBA(International Business Association)と連携して日本を紹介するプレゼンを行いましたので紹介したいと思います。
この企画はGlobetrotterという名前で、アメリカ以外の各国生徒有志が自分たちの国の紹介をするというもので、我々日本チームが今年のトップバッターを務めました。

テーマはVirtual GIE Japan。GIEとはUNCの看板プログラムの1つで、あるテーマをもってアメリカ国外の国へ行き、企業訪問や異文化とのふれあいを行うものです。(例えばドバイのReal EstateやブラジルのSustainabilityなど)
残念ながら今年は日本へ行くプログラムが企画されていなかったため、バーチャルでそれを体験してもらおうという意味でこのテーマが設定されました。

今回のプレゼンは実際のGIEさながら、その国の歴史や文化・ビジネスマナーを教える事前授業のパートから始まり、東京・名古屋・京都・大阪で企業訪問・観光をするという流れで組み立てました。
お昼休みに開催するということもあり、学校の近くの寿司屋で調達したお寿司も参加者に振る舞ったのですが、寿司を食べられるという事前の宣伝効果からか80-90人近くの人が集まってくれました。
リーダーとしてみんなをまとめてくれたMskyさんの発案で、コミュニケーションの教授も招待するというなんとも強気な(自虐的な?)試みもありましたが、教授陣をはじめ学生のみんなからも「良かった」「実際に日本に行ってみたくなった」などのポジティブなコメントを多くもらいました。

12月下旬のキックオフから1ヶ月半の間、いろいろ紆余曲折はありましたが、大勢の前でプレゼンをするのはとてもいい経験になりましたし、やって良かったなと思いました。日本チームのプレゼンスも高められたのではないかと思います。

次回、日本チームとして再びみんなの前に登場するのは4月3日のAsian Night。また頑張りましょう!

Posted by T'sパパ

2009年2月21日土曜日

Introduction to Entrepreneurship

Class of 2010 の*涼です。

年明けから始まったModule3も終わりを迎えようとしています。
今期からは私たち1年も好きな選択科目を履修できるようになりました。
今回は私が履修した授業のひとつ、Introduction to Entrepreneurshipというコースを ご紹介したいと思います。

このコースは以前、T’s パパさんが投稿したコア科目のStrategyと同じ、Pro. Atul Nerkarが 教鞭を取る人気授業になります。日本人同期も7人中4人が履修しました。 Strategy同様、毎回ケースを読んで前日の夜12時までにオンラインサーベイに答えなければ いけないのはもちろん、サーベイの答えは授業のスライドにもれなく掲載され、 Atulは相変わらずコールドコールしまくりです 笑。
授業の内容ですがタイトルの通り、Entreをする中で考慮しなければいけない様々な要素について、実際のEntrepreneurのケース通して学ぶというスタイルになります。例えば、Fundraising、Loanの契約、企業のLegal Form、M&A、IPO、企業内でのNew business立ち上げ、etc. ケースは毎回非常に面白く(読むのは大変でしたが、、)、クラス内でのディスカッションも 活気があり楽しかったのですが、起業経験も予定もない私にとっては実感のない部分も多少ありました。ところが、この授業のファイナルは実際のEntrepreneurにインタビューしレポートを書き上げる というグループアサインメントで、先日私たちのグループも元ビジネスオーナーにインタビューを 行ったのですが、面白いように授業で扱ったような内容についてEntrepreneurが語ってくださったのです。そこで初めて、実際にEntrepreneurはこういうことを考慮しているんだ、、というリアリティを 感じることができ非常に面白い経験でした。


また、Atulはこの授業を履修した学生のレジュメを集め(有志のみ)、本にまとめたものを Resume Bookとして学生に1部づつ配布してくれるというオマケがついています。 将来、企業する際にクラスメートがリソースになるかもしれないという理由ですが、 Atulの教え子たちへの希望が込められているように思い、もちろん私もレジュメを提出しました。

最初のサーベイでは、将来起業を考えているという学生はなんと履修者の10%程度でした。 それでも多くの学生が履修しており、Entreを目指す人以外にも多くのtakeawayのある授業だと思います。
(StrategyでAtulの茶目っ気あふれるキャラクターのファンになった学生の集まりとも言える気がしますが 笑。)


Posted by *涼

2009年2月15日日曜日

プレセンスキル

Class of 2010のZi-coです。

年明けから始まったMOD3の授業の中で、私が最も恐れていたのがManagement Communication: Presentation Skillsと呼ばれる、プレゼンテーションスキルを磨く授業です。日本語でのプレゼンテーションでも緊張するのに、英語だとどうなるのかなと不安でいっぱいでした。今現在、あと1回のプレゼンを残すのみとなりましたが、この授業でたくさん恥をかいたおかげで、かなり場慣れしたような気がします。

この授業は3人の教授を選択できますが、私はJUDY先生のコマを受講しています。彼女はもちろんコミュニケーションのプロフェッショナルであり、彼女の執筆したテキストを元に、プレゼン理論を学んでいきます。まず最初に言われたのが、ある研究によるとプレゼンの65-90%が、コンテンツ以外の部分によるコミュニケーションであるということです。そのため、アイコンタクト、ボディランゲージ、発声といったノンバーバル要素に重点をおいた指導がなされます。簡単に理論を紹介すると、まずアイコンタクトについては、できれば“X”の文字を描くように(右奥→右手前→左奥→左手前→右奥といったように)まんべんなく、さらに各人少なくとも1,2秒のアイコンタクトを行います。ボディランゲージについては、顔の表情を有効に使い、両手で効果的なジェスチャーを行います。発声ついては、十分な音量、適当なスピード、会話的な話し方、Verbal clutter(e.g., “ah,” “uhm,” “like,” “you know”)の回避などがポイントになります。理論の中で私が驚いたのが、スライドを一切見ずにプレゼンすべしということです。スライドの切り替えもリモコンで行いますので、最初から最後までずっと聴衆の方を見たままプレゼンを行います。私は、日本では、スライドをチラ見しながら内容を思い出していたので、これには苦労しました。というかまだしています。

授業は少人数で、各人ができる限り多く練習できるようにしています。2ヶ月の間に、4回のプレゼンがあり、プレゼン終了後に各人の良かったところ・悪かったところを徹底的に議論します。さらに、ビデオ撮影された映像が各人に配布され、自分自身のプレゼンを確認します。私にとっては、この作業は苦痛以外の何者でもなく、本番で失敗した場合には、もちろんビデオを見るのをためらいますし、本番でうまくいったと思っても、ビデオを見ると、うまくできていなくて恥ずかしくなることが多々ありました。ただ、ビデオで客観的に観察することで、自分では気づかなかった癖とか、意外とうまくできている部分を発見することができ、かなり有効な手段であると感じました。最初にも書きましたが、この授業で恥をかいたおかげで、かなり場慣れすることができました。アメリカ人に比べて日本人は概してプレゼンが苦手だと思いますので、こういった授業が日本の高校や大学などであっても良いのではないかと思いました。

Posted by Zi-co

2009年2月14日土曜日

STAR Trip in Spruce Pine


Class of 2010のKarinです。Zi-coさんが紹介されていたSTAR projectで、私もスプルースパインというチャペルヒルから車で4時間かけ1泊2日顧客訪問をしてきました。





Home of the Perfect Charismas Tree Foundationという企業を担当しており、山の職人が生み出すクリスマス装飾品を主に売りにしています。2006年にホワイトハウスからクリスマス装飾品の注文を受けるなど、その質には好評があるものの、クリスマスに頼りすぎた現在の戦略を変えたいというニーズがあります。

1日目は役員全員11人との夕食を行い、等プロジェクトの狙いは、「新ブランド立ち上げ」そしてその結果「地元の職人の雇用を促進すること」であること共同認識しました。その後、チームで飲みに行こうとしたところ、Mitchell Countyという郡の法律でお酒をレストランで出すことは禁止されており、バーが1軒もないことに驚愕、お酒を売ってる店も8時でしまってしまい、みなでアメリカンアイドルを見て笑ってすごしました。

2日目は商品を出している職人10人との面談を行いました。籠作りでその道25年、スミソニアン博物館にも出展している84歳の籠作り職人の方や、お花や野菜を使った粘土を発明した11歳の天才職人(→写真)など、インタビューをしていてとても楽しかったです。



職人さんに共通して言えることは、皆自分の商品とスプルースパインという町に誇りを持っていることです。問題は価格が高すぎて一般大衆向けにできないことと、大量生産が難しい点です。
この旅で、顧客の‘顔’を実際みたことで、心からこの企業を支えたいと思いました。それはチーム全員感じたようで、帰りの車の中では、どのようなマーケティングを展開したらよいのかを議論しつづけました。
2月下旬の中間報告、そして4月の役員プレゼンに向け、チーム一丸がんばりたいと思います。
Posted by Karin

2009年2月10日火曜日

ムハマド・ユヌス氏の講演


Class of 2009のJ太郎です。

先日UNCビジネススクールにノーベル平和賞(2006年度)を受賞したムハマド・ユヌス氏が来校されたのでスピーチを聞きに行きました。

事前に予約していたにもかかわらず開始15分前には講堂が満席になったため、別室でのビデオ聴講に回されました(怒)。

ユヌス氏はアメリカで博士号を取得後、バングラデシュの大学で経済学を教えていましたが、経済学が貧困層の問題に答えを出せないことに疑問を感じ、マイクロクレジットという仕組みを確立しました。

マイクロクレジットとは、『失業者や十分な資金のない起業家、または貧困状態にあり融資可能でない(商業銀行からの融資を受けられない)人々を対象とする非常に小額の融資(ローン、クレジット)である。』(Wikipediaより引用) 、です。

例えば、糸を買って布を織る職人の多くは、
 ・商人から糸を買い、
 ・できた布を商人に売り、
 ・(銀行は貸してくれないので)機織り機を買うために同じ商人から借金をする、
という商人に搾取される構造から抜け出せませんでした。

ユヌス氏のグラミン銀行はこのような層の家に銀行の方から出向いて融資をしていき、ビジネスとしながらも、彼らの貧困からの脱出に一役買ったのです。(『仕組みを作って待っているのではなく出向くのが大事』とのこと。初期は家を外から見て訪問先を選別していたそうです。)

ユヌス氏は、マイクロクレジットを『Social Business』と定義しながら下記のようなことを語っていました。
 ・「通常のBusinessは『どれだけ儲けたか』の金額で評価される。しかし、Social Businessの尺度は利益額ではない。『どれだけの人の役に立ったか』である。」
・「金融システムの外にいる人たちは融資を受けられない。しかし、貧困はその人たちのせいで貧しいのではない(=システムのせい)ので、新規貸出先の経歴は問題にしない。」
・このビジネスはCharityではない。Charityは資金を困っている人に渡してしまうとまたお金を集めなければならないが、マイクロクレジットは返済してもらったお金を別の人に貸し出すことができ、より多くの人にチャンスを提供できる。
・よって、単独で採算が取れない支店は例外なく撤退する。

ユヌス氏は「出発点は目の前の困っている人にどのようなソリューションが提供できるか」、そして「あとは行動すること」と語っていました。

私がビジネススクールで学んできたことの中心は『利益や株主価値の最大化』がテーマでしたが、UNCのエッジのひとつであるSustainable Businessのコースは新たな発想の軸を与えてくれました。いろいろな学びがありましたが、『あくまで慈善事業ではなくビジネス』として仕組みを作るところが大きなポイントだと思っていましたので、ユヌス氏の講演は私には非常に説得力があるものでした。

私はもうすぐ卒業しビジネスの世界に戻りますが、私も既存のシステム・マーケットの埒外にあるニーズもうまく掬って行く仕事ができればいいな、と思いました。

(写真は講演後のBook Signing会にて。)

2009年2月6日金曜日

Cutting Edge

Class of 2010のEvans2010です。

少し前になりますが、Cutting EdgeというWorkshopに参加してきました。
これは、KFBSのファイナンス及びエコノミクスの教授が、自身の最新の研究状況をプレゼンするというもので、KFBSの生徒なら誰でも参加できます。
参加者は基本的にファイナンス志向の同級生が多かったように思いますが、もちろんそうでない同級生も積極的に参加していました。

今回は5回シリーズの2回目で、若手Rick Colacito教授がプレゼンター、コア科目で教えてる教授ではないので始めてみる教授でしたが、非常にenthusiasticな感じで熱いプレゼンでした。
ところどころギャグを織り交ぜていたのですが、そのギャグが滑りっぱなし(!?)、その滑りっぷりで笑いを誘うという、日本の芸人にもいそうなタイプで、教授としては不本意な形でしょうがとても面白いプレゼンでした(笑

さて今回の発表テーマは、株式市場における時間軸の長さによるボラティリティをARCHモデルを使って解析し、将来における時間軸に依存するリスクとその相関関係を如何に高精度に予測するか、というもので、AECHモデルでノーベル賞を受賞したNYUのEngle教授と共同で行われている研究です。

このCutting Edge、実は観客は生徒だけではなく、ファイナンス、エコノミクスの他の教授たちも観客として参加しているのですが、これがまた面白い!
質疑応答では、大御所教授たちから容赦なくするどい質問が飛び交い、その場で教授たちの間で熱い議論が交わされていました。
正直その質疑応答の内容の意味が難しくて理解できませんでしたが(無念)、議論の中では、次に~の部分が解明できればノーベル賞の可能性があるね、などという発言があるなど、教授同士が真剣に議論する雰囲気を垣間見れてとても興味深かったです。

Cutting Edgeの趣旨からして、いわば完成されていない段階での研究の発表なので、その議論を通じて明日への研究へと繋げていくという感じのようです。

3回目がいつの開催になるのかまだアナウンスがありませんが、是非参加したいと思います。
昼休みの時間を利用して行われるので、無料のピザにもありつけます(笑

Posted by Evans2010

2009年2月1日日曜日

Chapel Hill での住まい (Southern Village)


Class of 2010 のT'sパパです。

先日U26さんがOn Campus寮のBaity Hillを紹介していましたので、今回は私をはじめ多くの日本人学生が住むSouthern Villageをご紹介したいと思います。 (http://www.southernvillage.com/)



Southern Villageは10年ほど前に開発された住宅地で、我々の住むSouthern Village Apartment (
http://www.southernvillageapts.com/) の他、多数のタウンハウス(賃貸)や一軒家で構成されています。



アパートには1,2,3ベッドルームの部屋があり、家賃は1ヶ月900ドル台~1500ドル台までとなっています(12ヶ月契約をすると最大100ドル安くなります)。この賃料はChapel Hillとしてはややお高めですが、日本と比べれば(広さの割には)安めではないかと思います。日本人学生の他、韓国人学生をはじめ多くのインターナショナルの学生がSouthern Villageのアパートに住んでいます。
何よりも良い点は、敷地内の徒歩圏内にスーパー・レストラン・映画館・小児科などがあることです。平日のちょっとした買い物や食事、子供の病気の際などにはとても便利です。
また1月中旬には新しい公園も完成し、子供用の立派な遊具の他、バーベキューサイトやバスケットボールコート、インラインスケートのホッケーリンクなどが整備されました(公園は他にも敷地内にたくさんあります)。UNCへはSouthern Village始発のバスで行くことも可能です(ビジネススクールに行くためには乗換えが1回必要です)。
(写真左はリーシングオフィスの前、写真右は同じ通りの反対側です)


タウンハウスは2ベッドルームのところが多いようで、基本的に2階建ての作りになっています。何人かのアメリカ人学生が住んでいるようです。(家賃は1300-1400ドルぐらいです)






一軒家はほどほどの大きさのものから豪邸までさまざまで、2年間の留学生活には無縁のところですが、ハロウィーンやクリスマスの時期には素晴らしいデコレーションで楽しませてくれます。
(もし買うとしたら、60万ドルぐらいからになります)





Baity Hillのように学校まで歩いていける、という訳には行きませんが(車で10分ほどかかります)、Southern Villageは、一人暮らしの方から家族連れの方までとても良い環境の中で生活を楽しめるところです。
この他にもMBAの学生が多く住む住宅地(アパートメントコンプレックス)もあるのですが、現在日本人居住者はいないため、もしご検討される方は別途日本語HPからお問い合わせいただければ、調べてご返事いたします。

Posted by T'sパパ