2008年12月27日土曜日

コア科目

Class of 2010のEvans2010です。

最近、米系某大手メーカーの製造現場やマーケティングを紹介するビデオを見る機会があったのですが、その企業と商品がMod2のマーケティングのfinal examのテーマと全く同じで、そのタイムリーさにビックリしました!

さらに興味深かったのは、テーマが同じだったということのみならず、ビデオの中では正にMod2のオペレーションの授業で習ったばかりの内容も盛りだくさんで、マーケティングとオペレーションの関係を実感して勉強することができたことです。

当たり前のことではありますが、MBAのコア科目で学ぶ科目は、実社会ではそれぞれに繋がりがあり、単科で処理するととても視野の狭い目線になってしまいます。

コアの授業では教授より、コア科目というのは、背景知識を十分にもっている生徒と全く持っていない生徒が同時に受講している状況において、極力全ての生徒が満足するように授業を運営すると同時に、各科目のインサイトを提供して窓を開くのが役割だ、という説明をしていますが、そういう意味では、私はマーケティングもオペレーションも全くといっていいほど背景知識が無い状態でスタートし、今ではすっかり窓が開かれていることを実感しています。

また、度重ねてこのブログでも紹介がありますが、UNCではコア科目の教授同士の連携が十分に取られているので、各科目同士がどのように繋がりをもっているのかということを学ぶ機会も十分に提供されています。
実際に、マーケティングとオペレーションで同じ週に同じ会社のケースを扱うこともありましたし、アカウンティングの授業で会計面にフォーカスした会社を今度はストラテジーの授業で戦略面にフォーカスをあてたりと、挙げればきりがありません。

上記のビデオもMBAに来る前にみたら、「へ~」で終わってしまただろうなと思うと、無意識に経営目線で物事を見るようになってきたものだなと実感する今日この頃であります。

みなさん、よいお年を!

Posted by Evans2010

2008年12月22日月曜日

カロライナの芸術

Class of 2010のKarinです。
UNCのキャンパスの中にはメモリアルホール↓という歴史ある立派な建物があり、世界レベルのクラシックミュージック、ジャズ、ダンス、ミュージカル、オペラなど様々なイベントが年間を通して開催されます。
来年の春にはなんとニューヨークフィルハーモニーがやってきます!
(http://www.carolinaperformingarts.org/)




1939年にオープンして以来、ノースカロライナ州や様々なカロライナの芸術を愛するドナーの支援を得て、約1400人を収容するホール↓は毎回ほぼ満員です。



先日、クリスマスの時期に毎年恒例の人気イベントであるという前評判を聞き、Nuts Cracker(くるみ割り人形)に行ってきました。
同じミュージカルを日本でも見たことがあったのですが、公演元であるカロライナバレー劇団によるくるみ割り人形は、ユーモアと高い演技の質を備えたすばらしいものでした。


愛らしい子供たちが踊って歌うそのパフォーマンスには、ハートを打ち抜かれました。
観客席にも子供が多く見られ、家族で楽しめるミュージカルですので、是非是非おすすめです!

なみに席は前から3列目で、そしてなんと学生料金$10です。
これもUNCという大きな大学に属するひとつのメリットであると思います。

学業の合間を縫ってこのような芸術に触れる機会が多い(そして安い)点にQuality of Lifeが東京に住んでいたときよりも高いカロライナの生活に満足しています。

Posted by Karin

Bidding


Class of 2010のZi-coです。

UNCは1年間を4-moduleに区切っていますが、ようやく先週、大変だったMod2が終了しました。1年生のMod1と2はコア授業のみで、選択科目はありませんが、Mod3と4からは、選択科目がメインになります。このMod3、4の選択科目の登録が11月末に行われたのですが、これがなかなか興味深いものでしたので、ご紹介させていただきます。

というのも、当初、私は、科目登録にあたって、定員オーバーが生じた場合には、抽選などで決めるものと思っていたのですが、これがBiddingと呼ばれるオークション形式で行われたからです。各学生は持ち点として2000ポイントを与えられ、それをMod3と4で自分の取りたい科目に分配していきます。多くの学生は、1moduleに選択科目を5科目程度履修するので、平均的に分配すると考えると、各科目200ポイントずつ配分すればよいことになります。しかし、当然人気のある科目には、ほかの学生が多くのポイントを賭けてくるので、数百ポイント賭けても獲得できない可能性があり、逆に定員割れの科目は、1ポイントでも獲得できたりします。したがって、きわめて戦略的に賭けることが求められます。私の場合は、Sustainable Enterpriseを専攻したいと思っているので、同専攻に必要な科目に多めに賭けました。終わってみれば、概ね希望通りの科目を取得できて、ほっとしましたが、人気の高いファイナンス系の科目は、何人かの学生がBiddingの結果、取得できなかったということがあったようです。とは言うものの、Biddingで獲得できなかったからといって、あきらめる必要はありません。アメリカは交渉社会です。実際、あるFinance系のクラスを取得できなかった学生が、学校側と交渉し、定員枠を増やしてもらうことに成功していました。

ちなみに、就職活動のインタビュー枠もBiddingで獲得されるようです。また、先日、ファイナンスの授業で、GoogleがIPOの際に採用したDutch auctionという手法を習いました。何かとオークションに触れる機会が日本でいるときより多い気がするのですが、日本でYahooオークション経験も無い私にとっては、オークションに慣れるのも今後の課題かなと感じる今日この頃です。

Posted by Zi-co

2008年12月17日水曜日

Mod2の終わり

Class of 2010のT'sパパです。
早いものでこの間始まったと思ったMod2も終わりを迎えようとしています。
先週末で授業が終了し、今週はFinal Examの1週間です。
今日までにOperation, Finance, Strategyの3教科が終了し、あとはMarketingとMacroeconomicsになります。

先日このブログで紹介したStrategyですが、大変なワークロードではあったものの、毎回緊張感もありなかなか楽しめた授業でした。
Final Examもちょっと(かなり)変わっているので、テスト期間の真っ只中ですが、紹介したいと思います。

まず、テストが設定されている日の前日(火曜日)昼12時にケースと質問が配布されます。
生徒は1人または2人ペアでそのケースに取り組むのですが、私はディスカッションのしやすさを優先し、日本人同級生のEvans2010さんとペアを組むことにしました。本来であればアメリカ人とペアを組んだ方が色々学ぶことも多いのでしょうが、一発勝負の期末試験なのでそうも言っていられません。
教授からのインストラクションには、「これは24時間テストではなく最大3-6時間で終わる」と書いてあるのですが、我々日本人にとってはまずケースを読むのに2-3時間かかるので全く参考になりません。
また質問の内容も、2-3文の短い文章で答えるものが9問と、COOへの戦略提言をしろというものが組み合わされています。ショートクエスチョン9問だけでも結構時間がかかるのですが、戦略提言の方もワードで10-15ページ、パワーポイントなら15-25ページというインストラクションがあるため、とてもではありませんが3-6時間では終わるはずがありません・・・

午後2時ぐらいから4時半ぐらいまでケースを読み、5時にEvans2010さんのお宅に集合。そこから長い夜が始まりました。
2人で議論しては、質問ごとに分担して英文作成、また議論しては英文作成という感じで進めました。夕食で1時間ほど休憩した以外はほとんど休みなく打ち合わせと作業を続けたのですが、結局だいたい仕上がったのが午前5時!ケース配布から17時間、読み始めてから15時間、2人で集まってから12時間という長丁場でした。。。
一眠りしてから多少の修正をして、無事に12時ごろにメールで提出が完了しました。
答案のクオリティが問題ですが、我ながらなかなか良くできたのではないかと思います。もっとこうしたら、という点もなくはないですが、時間と体力の制約を考えるとこんなもんでしょう。Evans2010さんお疲れさまでした。

この歳になって徹夜に近いことをするとは思いませんでしたが、これはこれで良い思い出になりそうです。
あ、でもケースコンペに出ると大概徹夜なんですよね。今度出る時までにもっと体力をつけておきます。

Posted by T'sパパ

2008年12月15日月曜日

Thanksgiving Day

Class of 2010 の *涼 です。

少し前になりますがThanksgivingについて。
11月の第4木曜日はThanksgiving Day(感謝祭)で祝日になります。
Thanksgivingとは“宗教的な意味合いはかなり弱くなっており、現代アメリカ人の
意識の中では、たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な
家族行事のひとつと位置づけられている。特に感謝祭前日と感謝祭の後の最初の
日曜日は、空港、高速道路、鉄道などの交通機関が1年の中でも有数の大混雑・大渋滞となる(Wikipediaより)”というような日なのです。

というわけで、私も初Thanksgiving dinnerをいただいてきました!アメリカ人の友達2人が手料理を振舞ってくれたのですが、どれも本当に美味しくて感動でした!メニューは、ターキー、スタッフィング、マッシュポテト、キャロットスフレ、クルミとクランベリーのサラダ、デザートはチョコレートミントパイ。どれも代表的なThanksgivingのメニューらしく、また見た目もとてもきれいでした。(普段、料理をしない私はこんな伝統メニューをさらりと作ってしまう彼らを尊敬しました 笑。)
以前、サンフランシスコでホームステイをしたときにクリスマスを経験したことがあり、Thanksgivingにもなんとなくそれと似たイメージを持っていたのですが、友達曰く“クリスマスはクリスチャンのイベントだけど、Thanksgivingは全ての人のイベント”とのことで上記のWikipediaの説明は合っているようです。


ところで、、ターキーにはなんと眠くなる成分が含まれているのだとか。アメリカ人の間ではとても有名な事実だそうで、迷信かと思いきやトリプトファンという必須アミノ酸が脳内でセロトニンを生成し眠気を引き起こすのだそうです。
(事実、ものすごく眠くなりました。。)


もうひとつ余談。Thanksgivingの翌日の金曜は“Black Friday”という大々的なセールの日になります。クリスマス後のセールみたいなものでしょうか。私は行っていないので、Black Fridayのセールに行った方の戦利品報告を期待しています!

Posted by *涼

2008年12月7日日曜日

UNC Women's Soccer: Congrats!

Class of 2010のEvans2010です。

本日Women's SoccerのNCAAトーナメント決勝が行われ、UNCが見事勝利を収めて19回目(すごい!)のNCAAチャンピオンとなりました。今期のリーグ戦最終ランキングは4thでしたが、トーナメントでは準決勝で2ndのUCLAを撃破し、最後は1stのNotre Dameを破っての優勝です(試合終了間際の逆転ゴールでした)!


決勝の開催地はノースカロライナ州のCaryという町で、チャペルヒルからも車で40分位のところなので、是非観戦に!とも思いましたが、Mod2も終わりに近づき宿題も多いのでテレビ(ESPN2で放映)で我慢しました。。。テレビすら見てる場合ではないような気もしましたが、今しか出来ないことはしておきたいと思っているので、まぁ睡眠時間を削ることにします(笑)

UNCというと男子バスケが有名ですが、実はこの19回という数字、歴史あるアメリカカレッジスポーツの中において歴代トップだそうで、サッカーもなかなか熱いです。アメリカという国自体、サッカーという印象はあまりありませんが、最近では人気急上昇中のスポーツのようです。(2002年の日韓W杯でもベスト8入りしましたし、あのベッカムもアメリカプロリーグでプレイしていますね。)
特にアメリカ女子サッカーチームは強豪で、過去5回のW杯で優勝2回、3位3回という強さを誇っています。

M男さんの投稿にもあった先日のCasino NightではUNC卒業生で元アメリカ代表、W杯出場経験もある選手と一緒にサッカーをする権利もチャリティーオークションにかけられ、私も所属するサッカークラブが権利を競り落とした!はずです、、、(この権利はライブオークションではなく紙ベースのオークションだったので、今のことろ結果が分かりません。)。

今年の優勝メンバーからも次回W杯の出場選手が出てくると思いますので、若干地味ながら次回W杯でアメリカ女子サッカーを応援したいと思います。

Posted by Evans2010

2008年12月6日土曜日

Casino Night



Class of 2009 M男です。

本人写真が登場するのはブログでは初めて?臨場感をお伝えするために、編集なしでお送りします。(笑)
ちなみに、右の同級生はカロライナブルーを意識したスーツを着ています。

昨日MBAのソーシャル(飲み会・交流会)イベント「Casino Night」が開かれました。MBAの人気ソーシャルの一つで、その名のとおりポーカーゲームなどのギャンブルを楽しむ会です。もちろんお金を賭けることはしません。入場料を支払うと一定のチップが配られその範囲内で楽しむものです。MBAの敷地にある中庭に特設テントを設け、食事やアルコールが振舞われます。他にもチャリティーオークションなどのイベントもあり深夜まで盛り上がりました。ドレスコードはフォーマル。

単に馬鹿騒ぎをしているようですが、ソーシャルは授業の一環?だと僕は思っています。ビジネスパーソンの重要なスキルの一つとしてMBAでしばしば挙げられるのが、「networking」スキル。社交の場で気後れせず皆と場を楽しみ仲間を作る。そんなスキルもビジネスパーソンには求められています。このスキルを磨かせる場としての意義がソーシャルにはあると考えています。

ゲームのルールを知らず、カジノで一人ぶらぶらするなんてちょっとかっこ悪いですよね?笑
退役軍人の同級生はフォーマルの軍服を着てきていました。アメリカ人の誇りの持ち方などを感じたりもします。



社交の場と聞くと、少し「私はガラでもないから」、「なんかお金持ちの道楽みたい」、などと引いてしまう人も多いと思います。ただMBAで学ぶ学生も意外と初めはそう思ってるのかもしれません。必ずしも皆が元々社交好きだったわけではないはずです。MBAのソーシャルイベントへ参加することで、社交への心理的バリアというComfortable Zoneを突き破らせてくれます。

ビジネススクールはビジネスの勉強以外に、様々なビジネスの勉強の機会を与えてくれます。
と言い訳して遊んでいるという噂もありますが・・・笑

Sustainable Enterprises

Class of 2010のMskyです。

MBA留学先としてUNC Kenan-Flaglerを選んだ理由の一つがSustainable Enterprise(持続可能なビジネス)の存在で、私は特に環境問題への取り組みに興味がありました。が、忙しさにかまけて授業外活動にあまり参加せず(社費派遣だと"extrinsic rewards"もないので(笑))「これではいかん」と思っていたところ、キャリア系クラブの一つのEnergy Club主催のセッションに参加してきました。

"Renewwable Energy"をテーマに、米国のエネルギー事情の紹介、政府による規制とその影響、風力や太陽光発電の状況、"smart grid"やバイオ燃料の紹介と、1時間半に収まりきらない盛りだくさんの内容もさることながら、席が足りなくなるほど人が集まり、興味を同じくする仲間の存在におおいに刺激を受けました。社費派遣だからといってキャリア系クラブから遠ざかっていてはいけませんね。

留学期間も残り18ヶ月。フレッシュな気分を取り戻して積極的に行こうと思います。

Posted by Msky