2019年3月30日土曜日

Mod3までの授業を終えて


こんにちは、Class of 2020NHす。

昨日、UNCのバスケットボールチームがNCAAのトーナメントで、まさかの敗退を喫してしまい、今シーズンの試合が終わってしまいました。渡米するまで一度も生でバスケの試合を見たこともなかった当方及び家族ですが、年末にUNCバスケの虜となって以来、かかさず会場もしくはTVで、その熱戦を家族で観戦するようになっていましたので、最後は、引退する4年生の涙に、おもわずもらい泣きしそうになりました。日本では、あまり愛校心が強くない大学を卒業したので、バスケットボールを通じた学校の連帯感(特にDuke戦の前)、愛校心の醸成は、入学まで全く予想できなかったことですが、今では、自信をもって、UNCの魅力として、アプリカントの方々に強調したい点の一つです。

本日は、Mod3までを終えて、というタイトルで、8月の本プログラム開始からMod3終了の3月までを、授業の負荷とCampus Visitに来ていただいたアプリカントの方々からよく質問を頂くグループワーク、という切り口で、簡単に振り返り、UNCMBA1年目がどういうものかのイメージをお伝えできればと思います。尚、当方は、社費(つまり就活なし)、家族あり(妻と子供2人)、社歴10年超、金融機関出身ではないもののファイナンスに強み、海外在住経験なし(海外出張は定期的にあり)、というバックグランドになります(日本人MBA生にありがちなバックグランドだと思います)。


Mod
履修科目
感想
1
全て必修
·        Leading and Managing
·        Marketing: Core Concepts and Tools
·        Financial Accounting
·        Financial Tools
·        Business Statistics and Analytics
·        Microeconomics

-    業務経験からファイナンスと会計は知識があったため、かなり楽が出来ると踏んでいたものの、思っていたほどは楽が出来ず。しかしながら、ファイナンスと会計の勉強時間がセーブできたおかげで、毎朝7時に起きて、8時から授業・勉強、家族との時間もある程度もちつつ、24時には寝て、土日のどちらかで半日勉強するイメージでした。

-    Mod1のグループワークは、解決策の方向性がある程度明確な課題についてグループの意見をまとめる、もしくは、明確な答えがある問題についてみんなで答えを考える、という類のものがほとんどで、議論が拡散することが少なく、当方には比較的取り組みやすいものでした。尚、Mod1ではすべての課題を、学校がアサインした同じStudyグループ(当方の場合、アメリカ人:3、インド人、当方)で実施します。

2
全て必修
·        Operations
·        Data Analytics and Decision-Making
·        Finance
·        Global Economics
·        Business Strategy
·        Core Case Competition

-    得意科目がFinanceしかなくなった影響、リーディング量の大幅増加、グループワークの増加で、Mod1に比べ、当方にとっては非常にハードなModとなりました。毎朝7時に起きて、8時から授業・勉強、家族との時間は減少し、24時に寝て、土日のどちらかの一日しか休めないというイメージでした。

-    Mod2では、オープンエンドな議論が求められるグループワークが登場し、議論が拡散して、ついていけない場面が多く出てきました。しかしながら、Mod1同様のグループワークもまだまだあり、しっかり準備さえしていれば、チームに貢献できたと感じることも多かったです。Mod2では、Operationsのみ自由に学生間でグループを組成することになりますが(当方の場合、アメリカ人、ブラジル人、当方)、それ以外は全てMod1と同様のStudyグループで課題を進めます。

3
必修
·        Managerial Accounting
·        Management Communication: Presentation Skills
選択
·        Marketing Analytics: Big Data & Marketing
·        Consulting Skills & Frameworks
·        STARMod4も継続)






-    一般的に最初の半年が一番忙しいと言われるUNCMBAですが、当方の場合は、Mod3のほうが、Mod2より負荷を感じました。生活も、毎朝7時に起きて、8時から授業・勉強、家族との時間もMod2と変わらず、24時に寝て、土日のどちらかの半日しか完全には休めないというイメージでした(バスケ観戦の時間が純増した影響はあり!)。

-    当方が選択したMod3の科目は全て何かしらのグループワークがあり、全て異なるグループで課題を進めました(当方が選択していないものも含め、UNCではほとんどの選択科目で何かしらのグループワークが求められることになるイメージです)。Mod3でのグループワークは、オープンエンドな議論が求められる課題がほとんどで、事前準備があまり有効でない(がする必要ある)ブレインストーミングが多くなり、拡散しがちな議論についていけない場面が多々出てくることになり、その中で、自分はどうチームに貢献するのか、チーム内でどういう振る舞いをするのか、について悩むことになりました。また、完全に議論についていけているわけではないので、無駄なリサーチにかけた時間も多かったように思います。

-    具体的には、Consulting Skills & Frameworksというコンサルタントの課題解決手法を学ぶ授業では、グループ(当方の場合、アメリカ人:4、当方)で約3週間にわたり、「ハーレーダビッドソンの経営課題を特定し、売上増加、M&A実行、CSRの推進という3つの切り口から、解決策を提案する」という壮大なテーマに取り組みました。また、STARでは、実際の企業に対するコンサルティングをMBAUNCの学部生の混成チームで取り組んでいます(アメリカ人:3、インド人、中国人、当方)。


以上が、授業の負荷・グループワークを切り口としたMod3までの振り返りとなります(生活・授業の負荷は、就活有無、家族有無、過去のキャリア・英語力によって相当個人差が出ると思います)。当方にとっては、MBA1年目は、想像以上に忙しい時間となりましたが、授業を通じて新たな知識を吸収し、会社では起こりえないチームダイナミクスを学ぶ非常に有意義な時間となりました。尚、ModModの間には必ず休みがありますので、その休み期間中は授業のことは全て忘れ、家族との時間や旅行に充て、リフレッシュすることが出来ます!