2016年12月5日月曜日

【受験特集】UNCのインタビュー体験談


Kazuhei:Class of 2018のKazuheiです。受験シーズンが近づいてきましたね。今日はアプリカントの皆様に向け、UNCのインタビューの思い出を対談形式でお送りしたいと思います。さっそくですけども、私はSkypeを使ったのですが、Yoshiさんは電話で、そしてHiroさんは日本で対面で行ったと聞いています。

Yoshi:私は電話にてアドミッションと喋りました。Skypeのほうが表情が分かってよい等の利点もあると思いますが、私は独特なタイムラグや自室を撮りながら話すこと、あと深夜にスーツに着替えて会話することが嫌だったので(笑)電話を選択しました。

Hiro:私は日本でOBの方と面談して頂きました。昨年は日本人の面接はこのOBの方一人で担当されていたそうで、すべての受験生にお忙しい中お一人で対応されるのはさぞ大変なこと今でも強く感謝しております。(たった一人で対応されているという意味では・・・)最初はUNCが日本人アプリカントを軽視してるのではないかと深読みしていましたが、面談を受けてみて、単にこのOBの方への学校からの信頼が厚いために違いないと確信しました。

Kazuhei:そうですか。私がSkypeにしたのは、人見知りなので対面はちょっとキツイと思ったからです。かといって電話音声だけでは英語が聞き取れなさそうなので、Skypeが自分にぴったりかなと思った次第です。

Kazuhei:インタビューの内容の方ははどうでしたか。

Yoshi:終始私のレジュメ内容についての質問でしたね。Why MBA? Why UNC? Walk me through your resume などの王道な質問は一切ありませんでした。インタビューというよりは会話のような感じというか、例えば、初めて留学することについてどう思う?緊張する?友達や家族のリアクションは?など聞かれましたね。あと大学で古民家を研究していたことが興味深かったらしく、アメリカで見てみたい建築はある?など聞かれました。40分ほど極めてライトな会話をしたのち、逆質問タイムがあって終わりでしたね。王道な質問が全く無かったのは意外でしたが、却って私の人柄を知ろうとしてもらっているような印象を受け、嬉しく思ったのを覚えています。HPなどで、「○○ビジネススクールの特徴は協調性にあり、学生も教授もホスピタリティに溢れ云々・・・」という情報は簡単に得られますが、 UNCの場合はインタビューを通じてそれを実感することができました。

Hiro:OBは日本人の方ですが、挨拶も含め終始英語での会話でした。私の場合はレジュメも見ながら、Why MBA、Why UNCやこれまでの業務経験など王道の質問も聞かれました。回答内容を深堀するような質問も多くあって、結果、想定問答を超える内容をその場で考えながら話すこともありましたね。こちらが伝えたいことを先方の導くままに、自然な会話の中でアピールをさせてもらえた印象です。結果として納得感が高く、終了後は、「これだけ見てもらったら落ちても文句はない。」といった気持ちすら芽生えました。こちらからの質問時間もあり(時間の許す限りどうぞ、と言っていただき)、こちらの質問への丁寧な回答や愛校心の強さ、全体的な人柄などを通じて、面接で志望度が増した唯一の学校となりました。

Kazuhei:私がSkypeで喋った方は、アドミッションの一員でインタビューを専門にやられているようでした。意表を突く質問は一切なく、Why MBA?やキャリアゴールについて聞かれたと記憶しています。むしろこちらが話したいことを引き出してくれるような感じでしたね。逆質問タイムでは住居のことを聞いてみたところ、みんな学校の近くに住んでいるからすぐに仲良くなれると思うと言って頂きました。時間は30分きっかりで終わってやりやすかったですね。インタビュー後にはお礼のメールを送っておきました(それに対する返信は無かったですがちゃんと受かりましたので、もし返事が無くてもご心配なく)。

Kazuhei:じゃあ最後に総括をお願いします。

Yoshi:UNCは一番リラックスして臨めたインタビューでした。つらつらと自分について語るのが苦手な私に合っていたのが合格の要因かもしれませんし、用意していない質問ばかりだった故に、 飾らない回答が出来たことが良かったのかもしれません。UNCのインタビューが楽しかったこと、インタビュー後に志望度が強まったこと、そして実際に合格をもらったことを繋げたとき、 これが大学とのフィット感というものなのだろうな、と初めて実感しました。最後の最後でようやくですが・・・。

Hiro:OBは過去の面接経験も豊富なので、受験生の良さを引き出してくださる展開に納得しました。同じ基準で他の受験生との比較されるので、複数の面接官がいる他の学校に比べてフェアだと感じました。たった一人で担当されているOBをさらに大変にしてしまうのは申し訳ないのですが、UNCの場合、受験生の方にとって日本会場でOBの方に面接していただくのは全く問題がなく、むしろおすすめです。

Kazuhei:私はYoshiさんとは別の意味ですけど、王道の質問ばかりだったところにUNCの誠実さを感じました。みなさん共通して言えることは、返答に困るようなトリッキーな質問は無かったということですね。私のような人見知りの方はぜひSkypeという手段もご検討ください。では!


※追記1:この記事はClass of 2018メンバーの体験談であり、UNCのアドミッションとしての公式見解ではありませんことをご承知おきください。
※追記2:アドミッションの公式見解としては、「インタビュー形式 (オンキャンパスでの対面、スカイプ、電話) や面接官 (アドミッション、アルムナイ) が選定に有利不利に働くことはありません。」とのことです。

2016年11月30日水曜日

優勝!Beat the Street Global Competition

Class of 2017のKiyoです。少し遅くなりましたが、今年9月に行われたBeat the Street Global Competitionに参加し、優勝しましたので、報告します。

今回私たちが参加したBeat the Street Global Competitionは、Indian School of Businessが主催するトレーディングのコンペティションです。Trakinvestというバーチャルトレードのプラットフォームを使い、10万ドルの仮想通貨を元手に1週間でどれだけの収益を出せるかを競います。14か国67校のビジネススクールから200以上のチームが参加しました。

私は、同じ日本人学生のKoと2人のチームで出場しました。このコンペでは、その国際性に起因する大きな困難が2つありました。第一に、このコンペティションは世界の10の証券取引所で取り扱っている株式を対象としているのですが、そこに日本の市場は含まれていませんでした。つまりアップル、アマゾンなどのアメリカの一部の超有名企業を除き、名前も知らない会社の株式を売買しなければなりませんでした。第二に、時差の問題です。コンペは、リアルタイムで進行するので、深夜まで起きてアジアやヨーロッパの株を売買したら、翌朝からアメリカの市場の動きをみる、といった具合に、睡眠時間を削らねばならず、授業との両立、生活リズムの維持に非常に苦労しました。

私たちは、まずBloombergやFactsetといった情報ベンダーを使い、取引対象となる数千銘柄を網羅したロングリストを作成することから始めました(※Bloomberg端末はCapital Markets Labという部屋で利用可能)。そして過去の統計を基に値動きの激しい株を選び、それらに集中的な短期投資を行い、大きな利益を狙うという戦略をとることにしました。リスクの高い戦略でしたが、これが吉と出て、3日目にアメリカのテクノロジー会社の株価が急上昇しトップに立つと、その後は着実に利益を増やし、ライバルたちの猛追をかわしてそのまま最後まで逃げ切ることができました。私にとって、今回が4回目の学外ビジネスコンペへの参加でしたが、初めて優勝というタイトルを手にすることができました。トレーディングの経験の全くない私を誘ってくれた上に議論をリードしてくれたチームメイトに感謝です。

ビジネスコンペは、ビジネススクールで培った自分たちの知識やスキルを試す格好の機会です。UNCでは、過去にも日本人学生が積極的にビジネスコンペに参加して、結果を出しています  。これからもチャレンジスピリットをもって、いろいろなビジネスコンペに挑戦していきたいです。

当コンペについては、Top MBAの記事でも取り上げられているので、そちらもぜひ御覧ください。

2016年11月4日金曜日

パートナー聴講制度について

こんにちは。Class of 2017のKiyoです。気付けば秋も深まり、少しずつ朝晩に肌寒さを感じる季節になってきました。

さて、今回は、渡米時に御家族が帯同される予定の受験生や後輩たちから尋ねられることの多い、パートナーの聴講制度について御紹介します。

当校では、CommunityをCore Valueの1つとして掲げ、さまざまな形で地域社会への貢献活動を推進していますが、その一環として、パートナーの聴講制度があります。この制度を利用すれば、パートナーは約2か月間通して1科目当たりたったの$20で当校の授業を聴講することができます。

聴講のためには、①コミュニケーション系の科目を除いた選択科目であること、②席数に余裕があること、③教授の許可を得ることという条件をクリアする必要がありますが、それほど高いハードルではありません。

実際に私の妻がこの制度を利用しており、昨年度から先学期にかけて、4つの授業を聴講しました。聴講生は、基本的に授業での発言やアクティビティへの参加は認められないのですが、フレンドリーな教授や学生が多く、聴講生も積極的に巻き込んでくれます。例えば、先学期に開校されたGroups and Teams in Organizationという授業では、「授業に出るからにはしっかり学んでもらわんとな。」というコメントを教授からいただくとともに、シミュレーションやロールプレイングなどの体験型学習の機会に妻も参加させてもらうことができました。

また、こうした聴講の機会をきっかけに、妻も学生のネットワークに温かく受け入れられ、家族ぐるみで他の学生と交流する機会もぐっと増えました。

この記事を書きながらも、UNCは、学生、教授、制度、コミュニティーとさまざまな面から本当にファミリーフレンドリーで、来てよかったなあとしみじみ感じています。なお、パートナーのチャペルヒルライフの様子については、過去の記事でもお伝えしておりますので、是非御覧ください。

【秋の一コマ  ~Old Wellと紅葉~】

2016年10月29日土曜日

【告知】公式インフォメーション・セッションのご案内 (2016/11/13開催)

The University of North Carolina Kenan-Flagler Business Schoolのアドミッションオフィス主催による、公式インフォメーション・セッションならびにレセプションを下記の要領にて開催致します。本年は、アドミッションディレクターに加えて、多数の卒業生が参加予定です。内容をご確認の上、以下に記載されている申込方法に則ってご登録をお願い致します。

公式インフォメーション・セッション &  レセプション 
公式インフォメーションセッションでは、UNCのスタッフより学校の紹介を行った後、UNCスタッフ及び卒業生が、アプリカントの皆様からの様々なご質問にお答えします。
インフォメーションセッションの後、同場所にてレセプションを行います。本レセプションは、アプリカントの皆様がUNCのスタッフや卒業生との交流を深めて頂く為のイベントです。ざっくばらんな会話の中からUNCの雰囲気を感じ取って頂く他、インフォメーション・セッションでは聞けなかった個別のご質問や、エッセイに何を盛り込めば良いかといったご相談にもじっくりお答えします。

◆ 日時 : 1113 () 17:0019:00
◆ 場所 : Tokyo American Club

申込方法
参加をご希望の方は、https://applynow.kenan-flagler.unc.edu/register/TokyoAlumni2016よりお申込み下さい。

参加特典
上記リンクよりお申し込みの上、当日ご参加頂いた方には、application feeの特典がございます。詳しくはリンク先の情報をご参照下さい。

なお、当日の服装について、ビジネス・カジュアル以上の格好でお越し下さい。

UNC関係者一同、皆様のご参加をお待ちしています。 

2016年10月19日水曜日

Mod1を終えて考えるWhy UNC

初めまして。これが初めての投稿となります。Class of 2018のMakです。早いものでこちらに来てから既に三か月半が過ぎ、先日最初の学期であるMod1のFinal Examが終了しました。Mod2開始までは10日間ほどの秋休みとなりますので、今はMod1で十分消化しきれなかった内容の復習をしたり、近くのゴルフコースで人生初めてのゴルフをしてみたり、ワシントンDCまでロードトリップをしたりと束の間の休息を楽しんでいます。

Round1の締め切りはもう過ぎてしまいましたが、多くの受験生は今後のRoundで出願することになるかと思いますので、今日は皆さんのエッセイ執筆の参考として、私の考えるWhy UNCをMod1での経験を交えて、紹介させて頂ければと思います。

1. バランスのとれたカリキュラム
大学によっては、ケースメソッド重視のカリキュラムの所がありますが、UNCはレクチャーとケースメソッドをバランスよく取り入れたカリキュラムとなっています。Mod1では、主にマーケティングの授業でケースを用いた授業がありました。理論をレクチャーの授業でインプットし、その後のケースメソッドの授業で理論を実際に用いてアウトプットをすするような形式になっており、効率的かつ実践的な学びが得られたと思っています。また、各授業で課される宿題においては、個人での課題とスタディーグループでの課題が織り交ぜられて構成されており、ハードスキルとソフトスキルを効果的に高めることができました。純ドメバックグラウンドということもあり、グループ課題でのディスカッションはまだまだ苦労することが多く、毎回の課題で自分がチームに貢献できることは何かと考えながら色々とチャレンジするのは時にストレスではありますが、自身の成長機会と捉え試行錯誤しながら取り組んでいる状況です。なお通常のコアの科目以外にも、様々なクラスがMod1から提供されています。例えば、UNCのアラムナイであり現役のアナリストが講師となって教えるEquity Analysis Workshopという株の銘柄分析・提案の授業や、投資銀行やコンサルファームでの研修も手掛けているプロが講師を務めるFinance Development ProgramというM&Aの実務や財務モデリングの授業があります。様々な学習機会が用意されており、自分のやる気次第でMBAのバリューを効果的に高められる環境がUNCにはあると実感しています。

2.リーダーシッププログラム
リーダーシッププログラムは、UNCのMBAプログラムが最も力を入れているエリアの一つです。Mod1開始直後の最初の3日間は全てリーダーシップ関連の授業に費やされました。単なる座学で終わるのではなく、ケーススタディーやロールプレイング、シュミレーションゲームが盛り込まれた内容で、意思決定を行う際の心理的なバイアスだったり、組織において効果的に改革を実行するためのリーダーシップを学ぶことができます。また、自身のリーダーシップの特徴を知るための様々なテストが用意されており、自身のリーダーシップにおける強味と弱みを把握した上で、学生一人一人に割り当てられたexecutive coachと自分のリーダーシップをどのように高めていくかを相談する機会も与えられました。Mod1以降もこのようなリーダーシッププログラムが色々とあるようですので、リーダーシップ関連のソフトスキルを伸ばしたいという受験生にとって、UNCはベストな選択肢の一つになるかと思います。

3.チャペルヒルでの生活
受験時に私はチャペルヒルを訪れる機会がなかったため、卒業生や在校生から話を聞くだけに留まっていたのですが、想像以上にチャペルヒルは住みやすい町だと感じています。最近は朝晩少しずつ寒くなってきましたが、温暖なチャペルヒルの気候でASWとMod1は非常に快適に過ごすことができました。こちらの家は東京と比べ信じられないほど広く、賃料も安いため、働いていた時よりも生活費をだいぶ抑えることができています。ASW中には、ある教授の家でのホームパーティーがあったのですが、その家にプール、ビーチバレーのコート、体育館等が併設されており、アメリカのスケールのデカさを実感することができました。このような体験ができるのもチャペルヒルならではでないでしょうか。また、カレッジスポーツの熱はやはりすさまじく、先日スタディーグループで集まった際、ディスカッション前にミーティングルームのスクリーンで皆でフットボールの試合を観戦し大いに盛り上がりました。さらに、チャペルヒルは位置的にアメリカの色んな都市へのアクセスがよいため、旅行にも行きやすい環境です。私は渡米してからNYとワシントンDCに行くことができました。明日からはフロリダまで羽を伸ばしに行く予定です。

以上、私が思うところのWhy UNCを伝えさせて頂きました。まだまだここには書ききれないほどのUNCの魅力がありますので、これからもこのブログを通じて発信していきたいと思います!


【教授の家でのホームパーティー】



2016年10月4日火曜日

Around The Worldイベントの報告

初めまして、Class of 2018のHTです。今日は、8月に行われた交流イベントの様子を通じて、留学生たちの学生生活についてレポートしたいと思います。

8月初旬、プログラムが始まったまさにその翌日の夜に、留学生主催のイベントが大々的に催されます。その名も、"Around the World Social”。過去のブログ記事でもご紹介していますが、20か国近くの留学生が各国を代表して料理やステージに工夫を凝らし、パーティーを盛り上げる、定番のイベントです。カロライナブルーの青空のもと、中国チームの龍が練り歩いていたかと思えば、インドチームがプロ顔負けのダンスを見せ、その横では洒脱なジェントルマンがご当地クイズを催しているなど、実に混沌としています。パートナーを同伴しているクラスメイトやお子さん連れのクラスメイトなども、思い思いに楽しむことができるイベントです。

時間とともに徐々に会場の一体感が高まってくると、参加者全員が入り乱れて行われるダンス(太極拳+ベリーダンス+ソーラン節+江南スタイル+サンバ+インドダンス...一体感どこいった?)にいたって盛り上がりは最高潮を迎えます。日本チームはというと、抹茶かき氷+焼きうどんの上質な料理に加え、ど派手なソーラン節+書道パフォーマンス、浮世絵を模した手作りハッピなどで、思いきり目立てたと思います(何せ、渡米前の6月からこっそり準備してましたから…)。国際色豊かでアットホームなKenan-Flaglerの一面を象徴するイベントではないでしょうか。入学早々に、身をもって体感することができました。

ここKenan-Flaglerでは、300人近い同級生のうちおよそ3分の1が各国からの留学生です。このようなパーティーで幕を開けたMBAライフですが、以降の2か月間を振り返っても、留学生たちの活躍はとても目立っていると感じます。クラスでも、自国の経験や経済、事業環境を踏まえた発言は重宝されますし、クラスメイトも熱心に耳を傾けてくれます。ほかにも例えば、地域へのボランティアの機会などで留学生たちが我先にと積極的に参加するのを見ると、少しばかりの驚きと同時に、大きな刺激を受けることができます。せっかくのMBAプログラムですから、切磋琢磨する仲間たちが、こんなにバラエティ豊かなうえにこんなにパワフルだというのは、最高の環境だと感じているところです。

今後も、国際的なカリキュラムやその他の機会についても、この場でレポートする機会があるかと思います。それでは、今日はこの辺で!

2016年7月21日木曜日

【告知】UNC MBA卒業生による学校説明会&留学体験談(8/23)

来たる8月23日、University of North Carolina Kenan-Flagler Business School - MBA Programの卒業生による説明会を開催致します。

カリキュラムの特徴、リーダーシッププログラムの説明から、キャ ンパスライフ、就職活動にいたるまで実体験に基づく卒業生からの生の声をお届けします。UNCのカルチャーを感じる絶好の機会ですので是非ご参加ください!


■ 日時:2016年8月23日 (日) 19:00-21:00
■ 会場:アゴス・ジャパン渋谷校


詳細、参加予約は以下アゴスのウェブサイトからお願いします。

【説明会詳細・参加予約】


多くの方にお会いできることを楽しみにしております!

2016年6月25日土曜日

【告知】アゴス・ジャパン MBA夏祭り(7/18)



毎年恒例のアゴス・ジャパン主催のMBA夏祭りが7月18日(月)に開催されます。UNCもブースを出展しますので、MBA受験やUNCのプログラムについて知る絶好の機会をお見逃しなく!ご興味がある方は是非ご参加ください。

日時: 2016年7月18日(月・祝) 13:00~15:00
会場: 大手町サンケイプラザ (千代田区大手町1-7-2 ) 4階ホール

詳細、参加予約は以下の公式ページからお願い致します。

【AGOS Japan 夏祭り 詳細・参加予約】

一人でも多くのアプリカントの方々とお会いできることを楽しみにしております!

2016年3月20日日曜日

3位入賞!Invest for Impact Competition

Class of 2016のTakです。今年2月下旬に行われたInvest for Impact Competitionというケースコンペティションに参加し、3位入賞しましたので、そのご報告をしたいと思います。

今回私たちが参加したInvest for Impact Competitionは、UNCが主催するベンチャーキャピタル系のケースコンペティションです。元々は、”Sustainable VCIC”とも呼ばれており、このブログの以前の記事で私が紹介したVCICというケースコンペティションとほぼ同じ内容で行われます。自分たちがベンチャーキャピタルに扮し、実際のベンチャー企業数社から提出される事業計画を分析、Due DiligenceやValuationなどを行い、どの企業に投資するかについてパートナーに報告する、ということを一日かけて行います。VCICとの違いは、純粋なベンチャーキャピタル投資の観点に加え、その企業が与える社会的インパクトもあわせて評価する必要があるという点にあります。

なぜUNCがこのようなケースコンペティションを主催しているのか疑問に思う人もいるかもしれません。UNCの近くには、リサーチトライアングルと呼ばれる、ベンチャー企業やベンチャーキャピタルが数多くあるエリアがあります。このため、UNCはアントレプレナー系の分野にも強みを持っています。また、サステナビリティ分野においても、全米トップクラスの評価を得ています。これらのUNCの持つ、アントレプレナー分野とサステナビリティ分野の両方を兼ね備えたケースコンペティションが、Invest for Impact Competitionというわけです。

私たちは、日米印の多国籍チームで参加し、UNC代表として、今回の決勝ラウンドに進出しました。決勝ラウンドには、Kellogg, Chicago, Duke, Oxfordなどなど、名立たる学校8校が進出しました。このような競合ひしめく中で、全世界3位という結果を残すことができたのは、UNCの授業の実践力の高さ、そしてUNCの協力的な校風によるものだと思っています。実践的なケースコンペティションにおいて、UNCの授業で学んだこと (Valuation、ベンチャー投資のタームシート、ベンチャー企業評価のフレームワーク、プレゼンテーションスキル、交渉スキル、チームワークなど)がそのまま活かせるということは、UNCで学んだことが実際のビジネスにおいていかに有用であるかということに改めて気づかせてくれます。また、このケースコンペティションの決勝に進出すると知ったプライベートエクイティ業界出身のUNCの友人も、就職活動などで忙しい中、自分たちのためにレクチャーなどをしてくれたりと、協力的なUNCのネットワークをフル活用してこそ、この結果を得ることができたと思います。

ケースコンペティションは、MBAで学んだことを実践するいい機会になると思いますので、積極的に挑戦してもらえればと思っています。



(日米印の多国籍チームで3位入賞)

UNCのコアカリキュラム② - Presentation Skills

こんにちは、Class of 2017のKです。以前同タイトルにてMod I及びIIの必修科目についてお話しましたが、1年次のMod III以降(Mod III or IV)に履修する必修科目については下記3コースとなっています。

 ‐Ethics and Governance*
 ‐Management Communication: Presentation Skills
 ‐Managerial Accounting
*Ethical Leadership / Corporate Governance / Resisting Corporate Corruptionの3科目から選択

このうち、今回はManagement Communication: Presentation Skillsについて少しご紹介したいと思います。
このコースは、その名の通り実践的なプレゼンスキルを、下記の「4Ps」を繰り返すことを通じて習得することが目的です。

1. Plan – どのような状況で、誰に対して、どのようなメッセージを発信するのかを踏まえ、スライド構成やストーリーライン等の計画を練る
2. Polish – スライドの推敲やリハーサルを踏まえ、プレゼン本番に備える
3. Present –プレゼンの目的を達成するために効果的な技術を用いる
4. Perform assessment – 自らのプレゼンを振り返り、改善点を次回に生かす

コース中は4-5回単独でプレゼンを行う機会があり、それぞれ所与のシチュエーションを踏まえて、自ら選んだトピックについてスライドを用意し、教授及び生徒の前で実際にプレゼンをします。例えば、ある時はマーケティングの実務家やエコノミスト等の専門家としてプロジェクターを使用してレクチャーを行う状況を設定されたり、またある時は、同じ会社に働く同僚や経営陣に対して自社製品のPR戦略や組織効率化等の内容についてミーティング形式でのプレゼンを行う状況を想定されたり、といったものです。

全てのプレゼンは録画されており、自らのプレゼンを見直すことで、長所・短所、課題点等自省する機会が担保されております。また、教授から個人へのフィードバックがあるばかりか、プレゼンを行う生徒同士でも互いのプレゼンテーションに関するフィードバックを行うため、自分では気付かないような様々な視点からの指摘に驚かされることがありました。

個人的には、以前の職場では対少人数でのプレゼンを行う機会は多々あったものの、プロジェクタを使って比較的大人数に対してプレゼンを行う機会がなかったので、スライドでのビジュアル面での効果的な見せ方や、スタンディングでのアイコンタクトやジェスチャーの仕方について学ぶことが多かったです。また、プレゼンを行った結果として最終的に聴衆を動かすためにどのようなストーリーを盛り込まなければいかないのかといったことを考え、実践し、そして他者の目から見てそれが効果的であったかどうか、についてフィードバックを受け得られたことは、今後の社会人人生においても非常に有意義であるだろうと感じました。

2016年3月16日水曜日

Japan Trip

こんにちは。Class of 2016のFumiです。MBA受験もインタビューが一段落した頃でしょうか。今回は学業面から離れた視点で、どのように学生コミュニティに貢献するかについて触れたいと思います。

私達インターナショナルスチューデントは、授業や課外活動を通じて教育カリキュラムの中にグローバルな視野を提供することを期待されていると感じていますし、実際に日本の企業のケーススタディを授業で取り扱う際には、教授が日本人学生に意見を求めることも多いです。


そのチャンスを活かして、日本社会や日本企業の特徴を積極的にクラスメートに発信してきましたが、口頭での情報提供にはやはり限界があると感じる事が多くありました。そこで、クラスメートにダイレクトに日本を感じてもらいたいと考え、Japan Tripを企画、実行しましたので、その内容をお伝えしたいと思います。


2016年1月の実行を目指して企画を始めたのが夏休みに入る前の2015年4月頃で、その後トラベルエージェンシーとの交渉を重ね、夏休み明けの2015年9月/10月頃に大学内での説明会を通じてJapan Tripへの参加者を募りました。その過程では、毎年Japan Tripを開催している他校の友人の助けを借りて、ポスターの作成、旅程の決定やプレゼンの内容検討等に役立てました。


また、帯同する日本人学生の旅費の一部補填を目的に、今までスポンサーが存在しなかった日本人ウェブサイトへのスポンサー獲得を同時並行で進め、こちらは多くの企業(4社)からスポンサー協賛を頂くことが出来ました。


一方で、旅行参加者に関しては、当初20人程度の規模を目指していたのですが、MBAプログラムの規模が他校に比べて小さい(1学年280人)点に加えて、過去に組織的にJapan Tripを開催した経緯が無く、レピュテーションが無かったこともあり、参加者獲得は想定以上に難しく、最終的には6人の参加になりました。


最終的な人数確定以降の2015年11月から12月にかけては、具体的な旅程や移動方法の確定、レストランや観光地の予約、旅行金額決済方法の検討等に時間を取られましたが、無事に1月の旅行までに準備を完了することが出来ました。


具体的な旅程は一週間の期間で、京都観光から始まり、広島、箱根を経て東京に入るという内容でした。京都では様々な世界遺産のお寺を観光、着物の着付けを体験し、抹茶や京都懐石を堪能。広島では原爆ドームや平和記念館を見た後、宮島に行き厳島神社で寛ぎました。また、箱根では初めての温泉を経験してもらい、最後の東京では原宿や渋谷の“Kawaii”Culture、築地や浅草等の古き良き東京に加え、スカイツリーや新宿のビル街等の現代東京も堪能してもらいました。また、Robot barやNinjya restaurant等のNight Lifeも存分に楽しんでもらう事が出来たと思います。(最終日前日の焼肉では参加者全員がハイボールを大量に飲んでしまい、次の日は全員二日酔いで大変そうでした笑。)


当初は人数か少ない点に関して少し残念に感じていましたが、少人数だからこそ行く事が出来るレストランや観光地も多かったため、参加者からはとても高い評価を得る事が出来ましたし、より深く日本の良さを感じてもらえたように思います。


米国に戻った後には、参加したクラスメートの企画でアフタートリップパーティが開催され、旅行の思い出話をしながら楽しい時間を過ごし、最後にはフォトブックやビデオなどのプレゼントをもらう事が出来ました。


今回のJapan Tripは日本人学生が力を合わせたことで、実現できたものだと思います。毎年Japan Tripを催行している大学もあると思いますが、UNC Kenan-Flaglerでは今まで組織的に開催してこなかったため、実質的にゼロからのスタートになりました。そのため苦労も多かったですが、その分学びも多かったように思います。


何よりも、参加者の全員からMBAの中で忘れられない思い出になったと言ってもらえことで、開催して良かったなと強く感じる事が出来ましたし、自分自身にとっても大切なMBAの思い出になったと感じています。また、参加してくれたクラスメートととても仲良くなれたことも、大きなTake awayだったと感じています。


みなさんがUNCにいらっしゃる際には是非、Japan Tripにトライして頂ければと思います。



(Kyoto:Inari Jinjya)
 
 
(Harajyuku:Kawaii cafe)
 

(Odawara:Samurai ninjya kitsuke)
 

(Kyoto:Tempura Yasaka)


2016 GSCMI Inter-College Graduate Case Competition で準優勝


こんにちは。Class of 2017のKiyoです。

こちらChapel HillではMod3が終わり、約2週間のSpring Breakに入りました。少し遅くなりましたが、本年1月末に行われたケースコンペの結果報告をしたいと思います。

今回我々が参加したのは、Purdue University主催のオペレーション分野のケースコンペです。Class of 2016のToshi, Kotaro, ChaseとClass of 2017のManuel, 私というメンバーで、日・米・ペルーのインターナショナルチームを組み、昨年末に行われた学内予選、一次選考を通過して本年1月のPurdue University内での最終選考(計6チーム)に駒を進め、準優勝となりました。

テーマは、「TPP締結後のGlobal Supply Chainの在り方について」。各チームには、架空の製薬会社の現在のSupply Chainの状況や生産拠点候補地に関する資料が渡され、TPP締結後の最適なSupply Chainを考案し、プレゼンするというお題が与えられます。TPPのもたらす影響、特許侵害の可能性、国ごとの経済リスク、労働者の質、文化の違い、輸送コストといった様々な要素を分析し、必要に応じてモデリングを行い、最適な生産国の組合せや円滑なオペレーションを実現するための施策を考える必要があります。

Operation系のバックグラウンドを持つKotaroと化学出身のToshiにManuelを加えて、文化・政治・経済的なフィット分析及び総合的な戦略策定を担当し、私とエンジニア出身のChaseがリスク分析及びモデリングを担当しました。我々チームの提案は、徹底されたフィット分析及びモデリングが議論に説得力とユニークさをもたらし、その点が高く評価されました。

今回の結果の原因を私なりに考察してみると、3人の2年生の豊富な経験に基づく実践力の高さが大きな要因として挙げられると思います。具体的には、授業で習った各種理論の応用、資料へのアクセス、スライド作成といった作業がスムーズで早い。その効率の良さが、より多くの議論を可能にし、議論に深みをもたらしてくれたと思います。UNCには、STARを始めとして現実のビジネスの問題に取り組む様々なプロジェクト学習の機会があります。そうした多数の機会に加え、Leadership育成プログラムやCollaborativeな校風が、学生の実践力の養成に大きな役割を果たしているのだと思います。

さらに、今回のようにUNCでは学生たちが自主的にチームを組み、様々なケースコンペに出場しています。限られた時間の中、グループで協力してまとまった成果を出すという実践的取組を通じて、自らの経験値を増やすこともできますし、また他校のMBA学生と交流し意見交換をすることで自分の視野を広げることもできます。今後もUNCでの授業・プロジェクト・プログラムを通じて実践力を養い、様々なケースコンペにチャレンジしたいと考えています。