2015年12月25日金曜日

UNCのコアカリキュラム

はじめまして。Class of 2017のMasaです。早いもので、先週のFinal ExamをもってModⅡが終了しました。つい最近始まったばかりな気がする留学生活も、気が付けば四分の1が経過。一日一日を無駄にしないよう、この3週間程度の冬休みも、気合を入れて(家族サービスなど)がんばります!

さて、今回は、ModⅠ・Ⅱで受講したコアカリキュラムの授業を、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。私は純ドメ・文学部・泥臭い営業畑というMBA とは縁遠いバックグラウンドの持ち主でありますが、英語や馴染みのない概念などに予想通り苦労しながらも、新しい知識との出会いを楽しむことができました!
 
Data Analytics and Decision Making
今年新しく導入された科目ですが、私にとってのModⅠ・Ⅱベスト講義!平たく言うと実践的な統計の授業で、「回帰分析やクラスター分析、シミュレーションなどの手法によるデータ解析を、如何にビジネス上の意思決定に活かすか」を学びます。例えばマーケティングに関連する分野では、顧客の購買データを活用した特定セグメントのターゲティングを、JMPという統計ソフトを活用して実践しました。データ解析のテクニカルな手法だけではなく、問いの設定や結果の解釈についてもしっかりと焦点が当てられており、MBAでの学びとビジネスをつなげるヒントを得ることができました。

 
Business Strategy
ポーターの5フォースなどのフレームワークや、他社の好事例を学ぶ、企業戦略の講義。学生のディスカッションを主体に進められる、ザ・MBAな授業です。担当のChristopher Bingham教授はUNCの名物教授の一人で、初回の授業でクラス全員の名前を覚えて言い当てるというはなれわざを披露してくれます。ケースで取り上げた企業のCEOとのスカイプインタビューや、その企業で働くUNCアラムナイがゲストとして講義に参加するなど、当事者の生の声を聴き、議論する機会もありました。トヨタや任天堂などのケースの際には私が日本代表として発言を求められるなど、議論への積極的な参加が求められる授業でしたが、緊張感があった分、学びも大きかった気がします。

 
Operations
製造業の生産管理やサービス業のプロセス管理等、リソース配分の最適化を学ぶ授業。正直、「Operationって何?」というところからスタートした授業ですが、「100%のutilizationは最適ではない」など、ひらめきのもとになりそうな新しいものの見方を与えてくれました。また、チームで取り組むシミュレーションやゲームなども取り入れられており、ともすると数式ばかりで退屈になりそうな内容を、楽しみながら学ぶことができました。きっと自分で選んでいたら受講しなかったので、このような未知との遭遇もコアカリキュラムの醍醐味だと感じました。

 
 
もちろん受けとめ方に個人差はあると思いますが、私にとって、MBAの授業は日本の大学で経験した授業よりも格段に面白いです。教授も毎回の授業に工夫を凝らした仕掛けを用意してくれていますし、ケースなどをもとに、実務とのつながりももたせたディスカッションが展開されます。また、学生の時よりも受講している自分の問題意識が明確になっているということもあり、「こんな時自分だったらどう行動するか」、また、「自分の会社にこのアイデアをあてはめるとどうなるか」を考えることで、さらに学びが深まると実感しています。


一方で、入学当初よりは講義内容をよく理解できるようになったという感触はあるものの、やはり英語で全く新しい知識を学ぶことには苦労がつきまといます。UNCでは、各科目週一回の補講(自由参加)が提供されているとともに、イントラ上でほぼ全ての講義のビデオ視聴が可能であり、理解に自信のない内容を事後的にカバーすることができます。私自身の受験時に、UNCの特徴として「充実したコアカリキュラム」が挙げられているのをよく目にしましたが、大学や教授陣のサポートも徹底しており、なるほど納得という印象でした。ModⅢからはいよいよ自分の興味に応じで受講できるエレクティブが始まります。楽しみです!


【参考】ModⅠ・Ⅱのコアカリキュラム

Mod
Mod
·       Financial Accounting
·       Financial Tools
·       Marketing
·       Business Statistics & Analytics
·       Microeconomics
·       Professional Communication
·       Business Strategy
·       Finance
·       Operations
·       Data Analytics and Decision Making
·       Global Economics
·       Professional Communication


 
【写真】大学図書館からの眺め。勉強の合間の癒しの風景

 

2015年11月7日土曜日

妻から見たUNCの魅力!お教えします

こんにちは。Class of 2017 Kiyoの妻、Mariです。

今回は少し視点を変えて、学生の妻である私から見て、UNC Kenan-Flagler Business School(以下KFBS)とはどのようなスクールか、そしてKFBSの所在地チャペルヒルとはどんなところか、についてお伝えしたいと思います。

長期の海外生活は初めての上、ノースカロライナのチャペルヒルなんて主人がMBA受験をするまで聞いたこともなかったので、渡米するまでは楽しみな気持ちとともに不安もありました。
そして、渡米から4カ月たった現在の感想を一言で言えば、

「UNCで本当に本当によかった」

と思っています。
そのように思える理由を具体的にご説明していきます。

①温かい人柄~サザンホスピタリティ~

「サザンホスピタリティ」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
直訳すれば「(アメリカ)南部のおもてなしの心」です。アメリカ南部の人々は一般的に他人に対しても温かくもてなしの心をもって接する、と言われており、実際の生活でも実感する場面が多々あります。例えば、渡米直後に宿泊したホテルの係の人が私たちのために臨時でUNCへの送迎をしてくれたり、道を歩いていてすれ違った人と目が合うとにこっと笑いかけてくれたり、スーパーマーケットのレジに並んでいると後ろのおばさまが「あなたのスカート素敵ね」と褒めてくれて会話が始まったり。チャペルヒルは様々な国から学生・研究者が集まる国際的な大学都市なので、人種の多様性にも寛容です。
また、チャペルヒルは移動に車の運転が必須なのですが、車線変更時に待って道を開けてくれたり、クラクションをほとんど鳴らさなかったり(他の大都市では至る所で鳴っているそう)と、交通マナーにもそのホスピタリティが現れています。このような街ですから治安も良く、夜に一人でランニングしている女性の姿も見かけるほどです。
日常の些細なことですが、このようにゆったりとおおらかな心で暮らせるのはこの街の大きな魅力です。

②KFBS=ファミリーフレンドリー

妻としては、主人がどのような場所でどのような仲間と学んでいるのか、気になるところです。KFBSはSocialと呼ばれる学生交流イベントや、各国が自国文化を紹介して互いの理解を深めるイベント等が多数開催されるのですが、ほとんど全てがファミリー・パートナーの参加大歓迎なのです。日本のいわゆる飲み会に始まり、野球観戦、ウェルカムパーティー、インターナショナルフードフェスティバルと多岐にわたり、また頻繁に開催されます。このような場で、様々な国から様々な職業のバックグラウンドを持って集まった優秀なMBA学生の人達と話せるのは大変刺激的で貴重な機会です。家族ぐるみでのお付き合いができるので、土日に自宅に同級生ご夫婦を招いてホームパーティーをしたりもします。
それ以外にもKFBSパートナーの会「Kenan Connection」というものがあり、加入すると、絵画教室、クラフト、クッキング、映画、子供を持つママたちの会等様々なイベントに
参加することを通じて、世界各国のパートナーと交流を深めることができます。

③日本人妻の活躍の場

現在は休職中ですが渡米直前まで仕事をしていたため、こちらに来てからも何かしら社会に貢献できるようなことがしたいと考えていました。貢献の場は身近なところにいろいろとあります。例えば前述のインターナショナルフードフェスティバルでは、日本人の奥さん全員で協力して日本食を作って提供しました。おかわりに来る学生さんやレシピを教えてと聞きに来る学生さんもいて、大変好評でした。
他には、近くの日本庭園にある茶室で茶道の稽古に参加し、月数回地元の方を対象にした茶会を行っています。これに加え、日本庭園を訪れた人に庭園の説明をするアンバサダーのボランティアも始めました。日本文化の理解促進に微力ながら貢献することができ、大変やりがいがあります。
地元の高校の授業で日本語を教えるボランティアもあります。
このように日本人の私たちにしかできない貢献の場があることは生活のメリハリになっています。

④先輩とのネットワーク

見知らぬ土地で生活していく上で、日本人の先輩の存在は大変大きいです。KFBSでは、主人の合格が決まると一つ上の学年の先輩からメールが届き、その後アメリカでの住居から保険、炊飯器事情(笑)に至るまで、様々な情報を教えてもらいました。インターネットで検索すれば大量の情報が転がっていますが、同じスクールの先輩からの生の情報というのは大変貴重で信頼のできるものでした。渡米後も何か困ったときや疑問が出てきたときに気軽に聞ける先輩がいるというのは大変心強いです。KFBSのサポーティブな風土の表れとも言えるでしょう。(かといって日本人学生で必要以上に固まってしまう、ということはありませんのでご安心ください!)

⑤生活費(Living expense)

最後に、最も現実的かつ大切な部分を…。チャペルヒルは大都市ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ等々と比較して、生活費(特に家賃)が安く済みます。東京でそれなりの1Kの賃貸物件を借りるのと同じ金額で十分な広さの住居に住むことができます。また入館無料の博物館、立派な図書館、手頃な金額で利用できる大学のジム、緑豊かなキャンパス・公園等、公共施設が整っていますし、街ぐるみで様々なイベントもあるため(主人は今度マラソン大会に出場予定!)、飽きることがありません。
英語の学習も、街が提供する無料のもの(最低限の英語の習得が目標)や、コミュニティカレッジで行われる手頃な価格のもの(よりレベルの高い英語の習得)、UNCの学生ボランティアとマンツーマンで会話するもの等を活用して学ぶことができます。食に関しては、アジア系含めたくさんのスーパーが近隣に揃っているため、不自由ない食生活を送っています。高いQuality of Life(QOL:生活の質)の実現という点でも申し分ない街です。


2年という長期間暮らす場ですから、ビジネススクールを選択する上で、風土や生活環境は、カリキュラムの中身と同じぐらい重要なものだと思っています。この記事がUNC Kenan-Flagler Business Schoolそしてチャペルヒルの風土、生活環境を知る一助になれば幸いです。
来年の夏、お会いできることを楽しみにしています!

【Socialでの一コマ】















※過去の日本人奥様による記事はこちら

【告知】公式インフォメーション・セッションのご案内 (2015/11/21)

The University of North Carolina Kenan-Flagler Business Schoolのアドミッションオフィス主催による、公式インフォメーション・セッションならびにレセプションを下記の要領にて開催致します。内容をご確認の上、以下に記載されている申込方法に則ってご登録をお願い致します。

第1部: 公式インフォメーション・セッション (Q&A形式)
本セッションでは、UNCのスタッフより学校の紹介を行った後、UNCスタッフ及び卒業生が、アプリカントの皆様からの様々なご質問にお答えします。

◆ 日時 : 11月21日 (土) 19:00~20:00
◆ 場所 : アゴス・ジャパン 渋谷校
◆ 地図 : http://www.agos.co.jp/about/map/


第2部: レセプション (立食形式)
本レセプションは、アプリカントの皆様がUNCのスタッフや卒業生との交流を深めて頂く為のイベントです。ざっくばらんな会話の中からUNCの雰囲気を感じ取って頂く他、インフォメーション・セッションでは聞けなかった個別のご質問や、エッセイに何を盛り込めば良いかといったご相談にもじっくりお答えします。

◆ 日時 : 同日 20:00~21:30
◆ 場所 : カフェ・ベルマーレ
 [渋谷区桜丘町23-21 文化総合センター大和田1F (アゴスより徒歩2分)]
◆ URL : http://caffe.belmare.jp/
◆ 地図 : http://caffe.belmare.jp/map.html


申込方法
参加をご希望の方は、http://tinyurl.com/UNCInfoSession2よりお申込み下さい。

※ 参加者個別のご都合に合わせて、第1部のみ・第2部のみの参加も可能です。
なお、当日の服装について特別に指定はありませんが、迷われる場合はビジネス・カジュアル以上の格好でお越し頂ければ結構です。

UNC関係者一同、皆様のご参加をお待ちしています。

2015年9月16日水曜日

UNCの協調性とは?


はじめまして、Class of 2017のJungoです。

いきなりですが、
「UNCの特徴の一つは協調性やサポーティブな校風です!」

この一文を読むと「協調性って具体的には何?」「他のMBAプログラムでも似たようなことを言ってたな。」と感じる方も少なくないと思います。
一口に協調性と言っても実際の内容は学校によって千差万別。私がアプリカントとして学校調査をしているときも、うわべの表現よりももっとイメージが湧くような情報を求めていた記憶があります。ですので今回は論より証拠、入学以来私が体験したことをお話しすることでUNCの校風をもっとよく具体的に知っていただけたらと思います。


エピソードⅠ: 試験ギリギリまでレクチャー

ファイナンスの中間試験が数日前にあったのですが、その準備をしていた試験前日深夜になってEffective Annual Rateの複利計算方法についてある疑問が生じてしまいました。この点が解消できないと頭が混乱したまま試験に臨まなければなりません。が、時刻は既に23:51。今からメールを投げたとして、明日の9:00開始の試験に間に合うよう教授は返事をくれるだろうか・・・?
ダメでもともと、という気持ちで急いで質問メールを作成、送信。その日は祈る気持ちで就寝しました。
さて翌朝、目覚めてすぐメール受信箱を開くとそこには既に教授からの返信メッセージが!

「あなたのその計算方法ではtime valueを無視していることになり誤った数値が出てしまうわ。改善するためには・・・・(略)。」

この返信のおかげで疑問は解消し、複利効果を正確に理解できたとともに、試験でも良いパフォーマンスが出せました。このほかにも、オフである土曜深夜に投げた質問メールに翌日返信をくれた教授もいますし、UNCの教授陣は学生の学習に対して相当程度時間と労力を割いてくれると感じています。本気で2年間勉強したい方にとって、UNCは最高にサポーティブな環境と言えると思います。


エピソードⅡ: プロフェッショナルが友人

会計のキャッシュフロー計算書の作成における固定資産への投資及び減価償却の取扱いについて頭が混乱してしまった時のことです。
この時は不運にも教授に質問し説明を受けてもなお要領を得なかったのですが、会計のバックグラウンドがある同級生Kの存在を思い出し、早速Kにレクチャーを依頼しました。Kは試験勉強と並行して就職活動もしていたため多忙を極めていたのですが、二つ返事で了承し、レクチャー当日は予定の1時間を大きく超えて熱心に説明してくれました。

その際、特に私の記憶に残ったのは、彼の説明の仕方とそれをブラッシュアップしようとする姿勢です。彼は「実際の監査ではこれだけ大きい額の固定資産の取引はB/Sに加えてxxを使うんだ。」など実務家としての体験や意見を織り交ぜることで抽象的な概念を分かりやすく説明するとともに、自分の説明ぶりに納得がいかなかった時には「もっとうまく説明できるように整理してくる。」とプロとしての矜持も見せてくれました。

MBAというそれなりに高度な知識の共有・習得を要請される場においては、ただ協力しようとする精神だけでは足りず、そこにバックグラウンドを生かした専門知識・スキルの提供も求められます。その点、UNCにはこのエピソードに出てきたような、助け合う精神とプロフェッショナリズムの両方を備えた学生が多く集まっていると言えると思います。


エピソードⅢ: アカデミズム・プロフェッショナリズム・そして・・・

最後に、UNCの学生の気持ち良い人間性についてお話ししようと思います。

UNCの1年生は全員入学後、5人一組のスタディグループと呼ばれるユニットに属することになります。この5人は学校側が各々のバックグラウンド等を勘案して組み合わせるため、我々学生に選択の余地はありません。入学後のオリエンテーションでスタディグループが発表されると、その場ですぐにグループワークとして、ある5つのテーマの沿った写真を5枚制限時間内に撮ってくるという課題(コンペ)が課されました。制限時間があるにもかかわらず私のスタディグループは何故か動き出しが非常に遅く、私は、このスタディグループは外れかな、とその時は思っていました。
ところが、その認識は誤りでした。

5人で校舎を出てしばらく道を歩いていると、深い溝に前輪を落としてしまった車と、運転手らしきお婆さん、そして同乗者である孫2人が前方に見えました。明らかに事故です。スタディグループの1人がこのお婆さんに話しかけ車を救い出そうと動き出した瞬間から、5人の動きは様変わりしました。5人が緊密に意思疎通を図りながら、1人は孫2人の面倒を見つつ周辺道路に車が来ないかを見張り、私ともう1人は車の前方を溝から押し上げ、1人は一方で運転席に戻ったお婆さんにハンドル操作とギアチェンジの指示を出し他方で我々に押し上げる方向を指示し、最後の1人はちゃっかりその様子を写真に収めました。地元の方々とも協力した結果  、車体は元の道に戻るとともに、その写真は見事コンペで優勝し、我々は景品を頂くことが出来ました。

トップレベルのMBAプログラムに入学してくる学生は、基本的に勉強は出来るでしょうし、積み重ねてきたキャリアも悪くはないと思います。ですが、それだけの人材だったとしたらともに2年間を過ごすのに十分だとは言えないと思います。その点、UNCの多くの学生は学業の枠を超えて他人へ貢献しようとする意志とその能力を持っているのではと思います。そして、学校側もこういった他者へ貢献しようとする精神を”Carolina Way”と呼び推奨するとともに、実践した人間を積極的に高く評価します。

以上、3つのエピソードを通じて、UNCの協調的でサポーティブな校風について、イメージを持っていただけたら幸いです。


2015年9月3日木曜日

受験情報:インタビューポリシー&受験Tips

昨年までは受験期間中、受験者が予約をすればインタビューを実施するオープンインタビューポリシーをとっておりましたが、受験者の増加に伴い、今季のインタビューポリシーは以下のとおり変更されました。

9月7日-10月29日迄:オープンインタビュー期間
10月30日以降:インビテーションオンリー

詳細は以下URLからご確認ください。
http://www.kenan-flagler.unc.edu/admissions/mba/interviews-visits


また、当MBA Admission Office DirectorのSherry WallaceがPoets & Quantsで受験Tipsを掲載しておりますので是非ご覧になってください。
http://poetsandquants.com/2015/08/17/the-mba-gatekeeper-at-unc-kenan-flagler/


その他、ご質問等ございましたら代表アドレスまでご連絡下さい。

2015年7月14日火曜日

【告知】卒業生によるUNC学校説明会(8/16)


来たる8月16日、University of North Carolina Kenan-Flagler Business School - MBA Programの卒業生による説明会を開催致します。
 
 

カリキュラムの特徴、リーダーシッププログラムの説明から、キャ ンパスライフ、就職活動にいたるまで実体験に基づく卒業生からの生の声をお届けします。UNCのカルチャーを感じる絶好の機会ですのでご参加ください!

■ 日時:2015年8月16日 (日) 19:00-21:00
■ 会場:アゴス・ジャパン渋谷校

詳細、参加予約は以下アゴスのウェブサイトからお願いします。
 
 
多くの方にお会いできることを楽しみにしております!
 

2015年6月28日日曜日

【告知】アゴス・ジャパン MBA夏祭り(7/20)



毎年恒例のアゴス・ジャパン主催のMBA夏祭りが7月20日(月)に開催されます。UNCもブースを出展しますので、MBA受験やUNCのプログラムについて知る絶好の機会をお見逃しなく!ご興味がある方は是非ご参加ください。


日時: 2015年7月20日(月・祝) 13:00~15:00
会場: 大手町サンケイプラザ (千代田区大手町1-7-2 ) 4階ホール


詳細、参加予約は以下の公式ページからお願い致します。

【AGOS Japan 夏祭り 詳細・参加予約】


一人でも多くのアプリカントの方々とお会いできることを楽しみにしております!

2015年4月1日水曜日

Families Clubを通じたコミュニティへの貢献

こんにちは、Class of 2015のNobuです。早いもので、卒業まであと2ヶ月を切りました。この一年半、信じられないくらい色々な事がありましたが、改めて初心を思い起こすとまだまだやり残した事があり、残りの一分一秒を無駄にしないよう気を引き締めている所です。

さて受験生の頃を思い返すと、「コミュニティにどう貢献するか」エッセイの筆が進まず苦しんだ覚えがあります。日本で仕事一筋で過ごしていると、会社への貢献ばかりが頭を巡り、コミュニティという要素が中々ピンと来ないと思います。数少ない手持ちのネットワーク・趣味・特技を掘り起こし、無理やりエッセイにしたものですが、自分にとっての切り札が「家族・子供」という要素でした。「子供を通じた交流」という一見分かりやすい文脈は、色々なエッセイの問への解として応用が利き、事実相当数使い回しました。ただ実際UNCに入学し、Families Clubの幹部を務めてみて、自分の「コミュニティへの貢献」への考え方がいかに浅かったかを思い知りました。

自分が分かっているようで全然分かっていなかったのは、子供がいる家庭は平日忙しいという事です。奥様や旦那様が働いていたり、そもそも子供が学校に通っていたりします。大人だけのソーシャルイベントなら、平日授業後に軽く集まって開催できてしまうのですが、子供がいる家庭をターゲットにしたイベントはほぼ週末にしか開催できません。週末クラスや他の固定イベントを考えると、Families Clubのイベントを開催できる日付はかなり限られてしまいます。逆にいうと、子供がいる家庭がMBA生活で忙しい中、家族揃って過ごせる限られた休日を費やしてもらえるほど、Families Clubのイベントを魅力的にしなければいけないのです。

イベントに参加してくれた家族には、折り紙やペーパークラフト、サプライズギフト等によって、少しでも楽しんでもらえるよう努力してきました。それでも、まだ何か一工夫できるのではないか、日本人ならでは・自分ならではの貢献の仕方があるのではないかと自問自答します。もし自分と同じように、「家族・子供」を通じたコミュニティへの貢献を考えている受験生の方がいらっしゃれば、「子連れの他国籍の家族たちが来たくなる交流場をどう提供できるか」考えると、糸口が掴めるのではないでしょうか。

UNCのFamilies Clubは、アメリカ、特に南部の文化を取り込み、Hayride, Pumpkin Picking, Winter Party, Movie Night, Treasure Huntと盛り沢山のイベントを催しています。その幹部としての運営は、頑張った報酬に子供の笑顔が見れる楽しいものでした。異文化がすれ違うグローバル環境ならではのトラブルもあり、貴重な経験を積む事ができました。

2015年3月23日月曜日

UNCでのグローバルプログラム

こんにちは。Class of 2016Kotaroです。

UNCには様々なグローバル関連のプログラムがあります。中でもGBP, DBI, GIE3プログラムはアメリカを飛び出し、学生が各国を訪問することによって経験を通じた学びの機会を得られるプログラムです。今回は上記3プログラムそれぞれの特徴を簡単に説明し、更に私が3月の春休暇1週間を使って参加したDBI in Mexicoのプログラムを紹介致します。

1.各プログラムの特徴

名称
目的
訪問前の
準備負荷
他大学
との連携
単位
要件
訪問国
GBP
グローバル企業に対するコンサルティング
高い(顧客への提案準備)
他大学と合同
顧客が関心を持つ国でのビジネス経験があると良い
中国、インド、ブラジルなど
DBI
海外ビジネススクールに滞在し現地文化を学ぶ
低い(特別な準備は不要)
他大学と合同
特になし
メキシコ、アルゼンチン、デンマークなど
GIE
海外の企業や名所などを訪問し現地文化を学ぶ
普通
3h*4回の授業)
UNCのみ
特になし
インド、ブラジル、南アフリカ、オーストラリアなど
2.DBI in Mexico

春休暇の3/814を使ってMexicoIPADE Business Schoolに滞在してきました。同校は100%ケースメソッドを使用しており、学生は13本のケースをこなすなどハードワーカーが揃う学校です。

本プログラムは外から来たビジター向けに、メキシコをより良く知って貰いたいという主旨で行われますが、一方でIPADEの学生も出席が義務付けられており、「International week」として国際感覚を養う機会と位置付けられています。またIPADEに数か月間の交換留学生として訪問している学生も参加しているので、本プログラムを通じて、メキシコ、アメリカ、グアテマラ、ドイツ、ポーランド、イギリス、イタリア、フランス、中国、韓国、インドといった本当に多様な人々と交流することが出来ました。それぞれチームがアサインされてグループワークを課されたり、授業後はパーティが企画されていたりするので、初対面の相手でも交流が深めやすく非常に良かったと思います。

また、授業そのものに関しても非常に満足できました。私は仕事の関係上、将来メキシコに関わる可能性が十分考えられたので、よりメキシコについて知りたいと思っていたのですが、例えばメキシコ日産のケーススタディがあったり、現地のリゾート地に関するマーケティング戦略を考えるディスカッションがあったり、メキシコ人のキャラクターを映画と講義を通じて学ぶ機会があったりと、興味深いクラスが数多くありました。

クラスルームで行われる授業以外にも、メキシコのNPO法人施設訪問や、大手食品会社の工場見学、また日本でも有名なキッザニア(キッザニアはメキシコ発祥だそうです)を訪問し、会社役員からのプレゼンテーションを聞く機会もあり、メキシコのビジネスがいかに発展しているかも実地で体験することが出来ました。

また著名な会社からのゲストスピーカーによる講演会も多く設定されており、特に印象的だった例として、Googleがメキシコでのイノベーションについて語ったり、Uberが社会問題を解決することへの取り組みをPRしたりするなど、時流に沿ったエキサイティングな授業も多かった様に思います。

勿論こうしたフォーマルな学びの機会だけではなく、時にはメキシコシティを散策したり、テオティワカン遺跡の見学や、歴史博物館へのツアーなど、文化的にもメキシコへの理解を深めることが出来るプログラムが盛りだくさんで、本当に1週間があっという間に過ぎてしまったという気がします。

私がこのDBIでメキシコに行く前に持っていたイメージは、「治安が悪い」「人件費が安い」「NAFTAの貿易中継国」といったイメージが大きかったのですが、実際に訪問してみると、国民はみな本当にフレンドリーで明るく(アメリカ人も圧倒されるほど)、誰もが自分の国に誇りを持って、これからのメキシコ経済を発展させていくんだというエネルギーを持ち合わせており、活気にあふれた素晴らしい国だということが分かりました。

こうした経験から、やはり座学だけではなく、現地に行き、現地の人々と話し、現地の文化を堪能することが出来る、experientialな授業は非常に価値があると再確認出来ました。先述したようにUNCには多くのexperientialなプログラムがありますし、上記以外にもまだまだ多くの国に訪問できる機会が用意されています。UNCへの出願や入学を検討されている皆様にとっても必ず将来役に立つ経験が出来ますし、入学が決まられている方には是非とも多くのこうしたプログラムに参加して頂ければと思います。是非UNCで一緒に素晴らしい体験を共有しましょう!

2015年3月6日金曜日

コアケースコンペティション

Class of 2016のFumiです。ModⅢもファイナルが終わり、約2週間のSpring Breakを控えて、ようやく一息ついておりますが、今回は今年に入ってから参加したケースコンペティション2件について、お伝えします。

 [コアケースコンペティション]
コアケースコンペティションは授業の一環として、Kenan Flaglerの1年生全員が参加するケースコンペティションです。例年、スポンサーとなる会社が実際のビジネス上の課題を提示し、生徒はその課題の解決に向けたビジネスストラテジーを検討し、教授及びスポンサー企業担当者に向けたプレゼンテーションを行います。ケースは冬休みに入る前に提示され、Mod3の初日がプレゼンにあてられました。このケースコンペティションのチームはスタディグループとして、約半年間苦楽を共にしてきたメンバーで構成されており、実質的にはこのコアケースコンペがスタディグループとして取り組む最後の課題になります。

今年のケースは、米国の製薬会社がスポンサーとなっており、指定された医薬品をどのように中国またはインドで低所得者層に対して拡販するかという内容のものでした。プレゼンテーションの内容には、当社の全体としてのビジネスストラテジーに加え、マーケティング、ディストリビューション、ファイナンス等の要素がふんだんに盛り込まれており、これまでに学んだ知識を活用することの出来る内容でした。

私のチームは、今まで同じスタディグループで学んできたからこそわかる、それぞれのメンバーの得意とするフィールドを上手く活用することで、全体で3位/56チームの評価を得る事が出来たため、全1年生、Dr. B(Associate Dean)及び教授陣、スポンサー企業のエグゼクティブの前でプレゼンを行う機会を幸運にも頂くことが出来ました。とても広い会場にも関わらず、チームメイトが一切マイクを使う気がない事に動揺しながらも、しっかりと声を張って無事プレゼンを終える事が出来ました。こういった大舞台でのプレゼンを経験できるのもビジネススクールでのとても大きな学びのひとつだと思います。

 [JDA Supply Chain Challenge]
こちらは、米国のMBA約100チームが参加する、オペレーションに係るソフトウェアを利用したケースコンペティションで、Toshi、Kotaro、中国系アメリカ人、私の4人で参加しましたが、残念ながら3位以内に入賞することは出来ませんでした。ケースは1分を1日とみなして、270日間に渡る製造工程のシミュレーションを合計4時間に渡って行うもので、ランダムに生じるディマンドのコントロール、3種類のワークステーションにおけるマシーン購入等を通じて、リードタイムを短縮し、収益の最大化を図るというものであり、オペレーションの授業で学んだReorder point、WIP、Throughput time、Utilization等の概念をふんだんに活用する内容でした。短期間のシミュレーションではありましたが、オペレーションの授業を復習する良い機会になってように思います。MBAではケースコンペティションに参加する機会が豊富にあるため、自分なりに興味を持てるトピックを中心に積極的に参加されることをお勧めします。

アプリケーションの結果発表まで、まだまだ気を抜けない時期かと思いますが、お体に気を付けて、頑張ってください。


コアケースコンペティション

JDA Supply Chain Challenge

JDA Supply Chain Challenge



2015年2月12日木曜日

世界の日本人妻は見た ~チャペルヒル編~

はじめまして、Takの妻、Makikoです。去年の12月にチャペルヒルに参りました。
今月は、少しでもこちらの生活を身近に感じていただければと思い主婦目線でお伝えさせていただきます。

まず、一番気になるのが食べ物だと思います。私も渡米前は、野菜不足が不安で日持ちのする切干し大根や、わかめなどの乾物をせっせとスーツケースに詰め込んだ覚えがあります…笑。が、大丈夫です!車で10分ほどのところにアメリカ系スーパーだけでも3つあります。また、車で30分ほどいくと中国系や、日本のスーパーもあります。アジア系スーパーは調味料やどうしてもこれがなくてはという買い物に使い、日常の買い物でしたらアメリカ系スーパーで十分です。お豆腐や、オクラ、もやし、大根など日本の食材を買うこともできますし、冷凍食品の枝豆や、餃子、酢豚などもなかなかのお味で、毎日のお弁当作りにも役立っています。こちらの野菜はとにかく大きく、量が多いのでこまめに冷凍できるタッパーやジップロックなどがあると便利です。ただそれらはこちらでも買えますし、日本の百均なる1 dollarショップもありますのでご安心を!

それでは、いきなりですが、直近の私の一週間をご紹介します。
月曜 近くの高校へボランティアで日本語を教えにいく。深夜に餃子を包む。
火曜 奥様友達とUNCのジムで汗を流す。
   夫も巻き込んで今夜も餃子を包む。(完成。やっと肉だねを使い切る)
水曜 英会話の授業で、モデルの体型についてフランス人と議論する。
   夜はKenan Connection(後述)のLeadershipボードミーティングへ参加。
木曜 茶道のお稽古に、日本人の先生のお宅へお邪魔する。そのままお茶会へ突入。
金曜 夫の授業がないため、弁当作りからの解放、よって朝寝坊。
   午後からUNCのジムでヨガとバレエのレッスンにいく。
土曜 夫とモールへお買い物。
   本屋で25セント硬貨コレクターズブックをゲット。現在14州が収集済。
日曜 アメリカ人の先生によるゴルフレッスン。
   夜はお友達のお宅でホームパーティー。ローストビーフ作りに初挑戦。

私は渡米直前まで仕事をしていたので、どうしても毎週何かしらのルーティーンがないと落ち着かず、月曜日はボランティアをしに高校に、水曜は英会話の授業に通い始めました。こちらには、英語が母国語でない方のための無料の英語学校から有料(といってもコミュニティカレッジですのでリーズナブルな価格。私のとっている授業は1回2時間で5ドルほど)などレベルに合わせて選べます。またKenan Connectionとは、UNCビジネススクールの奥様会で、会員になると毎月クッキングや、映画、スポーツなど様々なイベントに参加でき、世界各国の友達をつくることができます。習い事としては、こちらにきて初めて茶道を習い始めました。日本庭園にある茶室でのお稽古のほか、日本の文化紹介のために、学校を回ってお手前を披露することもあります。他にも、ケーキや中華料理の教室に通ったり、車で30分もいったところでは、なんと乗馬もできるそうです。特におすすめはゴルフです。日本と違い、本物の芝でプレーできますし、なんといっても安いのが魅力です。

また最近は、車生活でなまってしまった体をどうにかしようとUNCのジムに通い始めました。会費(半年90ドル、1年150ドルほど)を払って使用でき、スタジオレッスンから、ランニングマシン、プールもあります。現在はクライミングウォールに挑戦すべく、まずは筋トレを初めています。バレンタインデーにはノースカロライナ発祥のクリスピークリームドーナツのマラソンに夫と参加する予定で、(1ダースのドーナツを食べながら走るという恐ろしいチャレンジ)こちらも楽しみです。この他にも先月は、全米フィギュアスケートの決勝がノースカロライナで行われたため、そちらを観戦しに行ってきました。また来月は、大好きなミュージカルを見に行く予定で、今から楽しみです。

こちらに来てまだ2ケ月弱ですが、チャペルヒルは自然も多くのどかで、ゆったりとした生活を満喫できます。
~いい靴は素敵な場所へ連れて行ってくれる~と花より男子の中で言っていますよね。ここチャペルヒルでは素敵なヒールを履く出番は減るかもしれませんが(アメリカはとにかく広く、たくさん歩くので…)、その分、日本にはないような場所がたくさんあります。ぜひ、歩きやすいお気に入りのスニーカーを一足お忘れなく!自分の足で歩いてみれば、きっと素敵な出会いがまっているはずです。
それでは、近いうちにお会いできることを楽しみにしております。 


アメリカの高校にて茶道の実演



2015年1月1日木曜日

グローバルケースコンペティション入賞!

こんにちは。Class of 2016のToshiです。

「Mod 2は過酷」と前々から2年生に脅されておりましたが、なんとか無事乗り越え冬休みに突入しました。(どれぐらい過酷なのかは過去の投稿をご覧ください。)

そんな過酷なMod 2にClass of 2016は例年ないアグレッシブさを発揮しケースコンペティションに数多く参加しております。私は以前にTakが紹介しているUNCが主催しているVCICやDeloitte Consultingが主催しているDeloitte Case Competitionに参加しました。そして昨年UNCの日本人チームが優勝をしたシンガポール大学主催のGlobal Case Competition「Cerebration 2014」にも参加し、世界中のMBA生600チーム以上の中から3位に入賞しました。ただ今回はこれ以上に凄いのが、セミファイナルへ招待された8チーム中2チームがUNCからであり、かつ両チームが日系チームでした。私のチームは1年のFumiと日系ペルー人の3人、もう一つのチームは1年生のTak、Kotaroとアジア系アメリカ人の3人です。

今回はケースコンペティションの詳細より、私たちが必修科目を全て履修する前に何故この快挙を達成できたかをお伝えしたいと思います。

1. Alumniネットワーク
私たちが選んだケースの内容はDaimler Finance Service社のマーケティング戦略を提案するというものでした。第一選考として9月末にパワーポイント4枚程度のExecutive Summary及び10分間のプレゼンテーションビデオを提出しなくてはいけなかったのですが、Mod 1の終盤ということもありMarketingはおろか戦略提案をする知識が不足していたため、昨年の優勝チームの方に連絡を取りました。それに加え昨年の優勝チームの方へ連絡を取りました。ご多忙の中アドバイスをしてくださり、なんとか形にして提出することができました。提出はしたものの正直今年は無理だなと思っていたところ、ある日突然シンガポールからセミファイナルへの招待が届きました。第一関門を突破できたのはAlumniの方のサポートがあったからと言っても過言ではありません。Kenan-FlaglerのAlumniネットワークは非常に強いと定評があります。The EconomistのAlumniネットワークランキングでは8位となっております。特に在学時にAlumniに手厚くサポートしてもらった経験から後輩へのサポートを惜しまなくするという文化が根付いているのだと思います。

2. 教授のサポート
マーケティング、ストラテジー、オペレーションの必修科目を全て履修していない状況でのセミファイナルへの招待であったため、提出物をブラッシュアップするべく必修科目の各教授へ相談したところ、全員快く時間を取ってくれました。またTop 50 MBA Professorに選出されたことのあるAssociate DeanのDr. BことProfessor Balasubramanianとも話す機会がありマーケティングフレームワークをレクチャーしてくれました。数多くの教授にアドバイスなどを貰えたことにより自分達がやっていることは間違ってなかったと自信を持つことができました。UNCの教授に気軽に何でも相談できる環境は本当に素晴らしいと思います。

3. 学校のリソース
提出物の内容以外にももう一点不安がありました。かなり大きな会場での発表となるためプレゼンテーションスキルを学ぶ必要がありました。Mod 3か4にプレゼンテーションスキルを学ぶ必修科目があるのですが、こちらもまた未履修のためBusiness Communication Center(BCC)を活用しました。BCCとは、Resume、Cover Letter、インタビュー、プレゼンテーションと様々なビジネスコミュニケーションをサポートしてくれます。BCCからプレゼンテーションでのDOs and DON’Tsを学ぶことにより、それらの点に気をつけて練習を積み重ねることができました。ただしスキルは非常に大事ですが、最終的にはなによりも練習量が物を言うことを実感しました。

4. 日本人コミュニティ
最後に、多くの時間を割いてプレゼンテーションの練習に付き合ってくれたUNCの日本人コミュニティの存在です。日本人ならではの鋭い指摘やアドバイスにより内容やプレゼンテーションをブラッシュアップできました。MBAを志す方の中には、日本人一人だけの環境に身を置きたいと考える方がいらっしゃるかもしれませんが、帰国子女である私でもしっかりした日本人コミュニティがあって本当に良かったと感じています。困った時にはお互い助け合い、楽しむ時はお互いを巻き込んで楽しむ環境はUNCならではだと思います。学校を選ぶ際には日本人コミュニティも検討材料にしてみてください。

12月も終わりを迎え、Class of 2017へアプライされる皆さまは大変な時期かと思いますが、ラストスパートですので体調に気をつけて頑張ってください。年明けには多くのアプリカントの方がChapel Hillへビジットして頂けるのをお待ちしております。
 
 
Cerebration 2014の様子】