2017年11月30日木曜日

クラブ活動 ~サッカー編~

はじめまして。Class of 2019のNYです。早いもので、ModⅡも終わりに近づいて来ました。

さて、今回は、Yoshiさんのブログに引き続いてUNCのクラブ活動を通じてこれまで感じてきたものをご紹介したいと思います。UNCには数多くのクラブ活動が存在しますが、私はActivity系のクラブの一つであるSoccer clubに所属しています。


秋めいてきたOld Well



サッカークラブには1・2年生合わせて50人以上が所属しており、週2回練習をしています。といいつつも毎回練習に全員が参加するのは難しく、忙しい合間を縫って各自都合のよいときにプレーします。また、MBAのSoccer Clubから3チームがUNCが運営している学内リーグに所属しています。このリーグは学部生が中心となって運営されており、スポーツが盛んなUNCの校風を表している活動の一つです。


サッカーをしたい!というモチベーションに加えて、これまで4ヶ月間Soccer Clubに参加してきて良かったなと思えることを挙げてみたいと思います。



普段プレーするグラウンド


まず一つ目はネットワーキングです。留学当初は英語力の問題もあり(今もですが)アメリカ人のクラスメイトとのコミュニケーションには臆してしまうこともありましたが、サッカーを通じて色々な人とのコミュニケーションが円滑にできるようになり授業内でも積極的にアクションが起こせるようになったと思います。また、サッカーを通じて多くの2年生と知り合うこともできます。



二つ目はリーダーシップです。私は上に挙げた学内リーグの3チームのうちの1チームのキャプテンを任されています。運営側との調整やチームメイトのスケジュール管理、試合前にはチーム内での話し合いをまとめチームが良い方向に進めるように努めており、学外でも多様性のあるメンバーをまとめることに奮闘しています。個性あふれるメンバーの中でも自分の主張を通すというビジネススクールでも感じている自身の課題を改めて痛感しているので、一つの実践の場としてとても良い機会になっています。


最後は何と言っても素晴らしい環境の中でサッカーができることです。UNCには主に2つの人工芝のグラウンドがあり、また現在は工事中ですが2019年秋には新しいグラウンドが完成予定です。(その他、ラクロス専用グラウンドも建設中)


来年秋完成予定のサッカー専用グラウンド!


UNCにはSoccer Clubの他にも様々なActivity系のクラブ活動があり、UNCという総合大学のリソースを活用して盛んに活動しています。バスケットボールが有名なUNCですがサッカーのご紹介でした!

2017年11月19日日曜日

Chapel Hill Life〜テニス編

こんにちは、Class of 2018Yoshiです。

11月も後半に差し掛かり、チャペルヒルもめっきり冬めいてまいりました。
Class of 2020での出願を考えている方は、エッセイの内容を練りに練っているところでしょうか。数あるMBAプログラムの中から、自分にフィットする学校を探すのは大変ですよね。カリキュラムを比較するのも重要ですが、時には進学する街でのライフスタイルを思い描いてみるのも良いかもしれません。そこで、今回は、私個人が熱中していることについてご紹介したいと思います。

それは、テニスです!

UNCはバスケットボールをはじめ、スポーツにも大きく力を入れており、キャンパス付近には大学が所持しているテニスコートが何箇所かあります。大学の施設とあって、設備の状態も非常に良く、最高の環境でプレーすることが出来ます。ですので、ほぼ毎週のように友人達とコートへ出向いております。







カロライナブルーの空の下でのスポーツは格別です!

チャペルヒルは、ニューヨークやボストンのような大都会ではありませんが、この陽気な空と豊かな自然、のどかな雰囲気は、この街にしかない良さだと思います。テニス以外にも、ランニングやサイクリングなどに勤しんでいる人をよく見かけます。皆、この空に誘われて身体を動かしたくなるのでしょう!

また、私にとって、スポーツは授業外でコミュニティを広める良い手段でもあります。元々は、 仲の良い中国人学生と二人で始めたテニスですが、今では交換留学生やビジネススクール外の学生が集まる、日・中の一大コミュニティに成長しました(現在なんと参加者8)。私はこれを密かにEast Asian Tennis Clubと呼んでおります。少しふざけましたが、MBAの醍醐味は、ビジネスに関する学びだけではなく、国を越えた交友関係を持つことにもあると思います。一緒に汗を流した学生達とは、生涯の友人になれることでしょう!

もちろん、Kenan-Flaglerには公式のテニスクラブもあります。こちらは、元・プロテニスプレーヤーの学生がキャプテンを務めており、非常にレベルの高いクラブとなっているようです。これも、多彩な学生が集まるMBAの面白さですね。学業以外にも、本格的にスポーツに打ち込みたいという方は、クラブへの参加を考えてみても良いでしょう。

受験生の皆様は、今はWhy MBA?Why this school?などの質問への答えを探し、カリキュラムやhands-on プロジェクトの研究に忙しいことと思います。しかし、実際に入学すると、二年間というのは意外に長いものです。TOEFLGMATの勉強や出願書類づくりに疲れた時は、息抜きに留学後の暮らしを想像してみてください!学校選びのヒントになるかもしれません。

それでは!

2017年11月4日土曜日

STAR Projectのご紹介

 こんにちは。Class Of 2018Hiroです。

 いよいよ出願もピークに近づいてくるこの時期、スクール研究に取り組む中でこのブログを読んでくださっている方も多いのではないでしょうか?ということで、今回はUNC Kenan-Flagler Business Schoolの看板プログラムのひとつでもあるSTARStudent Teams Achieving Results)を改めてご紹介します(http://www.kenan-flagler.unc.edu/leadership/star)。


【概要】
 STARとは、ビジネススクールに所属する学部生とMBA学生がチームを組み、MODⅢの約4か月間、クライアント企業からオファーされた課題に対してコンサルティングを行う、いわゆるHands-onのプロジェクトです。クライアントはamazonESPNなどの米国の大手企業から、スタートアップ企業、地元企業、NPO、海外企業などと幅広く、彼らがビジネスを展開する場所やクライアントとの主たるコミュニケーションの手段によって、「USA」・「Global」・「Virtual」のカテゴリーに分けられます。学生は事前に登録を行う、関心のある業種やキャリア、クライアントのカテゴリーなどを踏まえ、学校側からプロジェクトにアサインされます。また、MBA学生はチームをまとめるプロジェクトリーダーに立候補することも可能です(選考あり)。

【特徴】
 実践型のコンサルプロジェクトがカリキュラムに組み込まれているビジネススクールは多くあると思いますが、そんな中、STARの特徴として以下の点が挙げられるかと思います。

・少人数構成のチーム
 通常、STARのチームは学部生とMBA学生の合計5,6人で構成されます。4か月間にわたるプロジェクトですので、自ずと密な人間関係を構築しながら活動することが求められます。人間関係が密な分、「チームとして如何に成熟度上げるか」や「癖のあるメンバーをどうコントロールするか」など、リアルなチームマネジメントの課題にも、その場しのぎではなく腰を据えて取り組んでいく必要があります。課題の大変さはクライアント企業によって異なりますが、週2回のミーティングで頭を働かせるだけではなく、調査やプレゼン資料作成などの個別作業も多いので、チームが少人数構成なことも相まって「やりがい」や「負担感」は大きい授業です。

・クライアントやスクールの本気度
 STARに参画している企業は、コンサルティングフィーをUNCに支払っており、その金額は約$30,000とされています。企業規模によって金銭的負担の度合いは異なりますが、コネクションだけで授業に協力してくれているわけではなく、学生は相応の「成果」を求められるプレッシャーを受けることになります。また、学校側も教育機会としてのクオリティを上げるだけでなく、翌年度以降も継続してクライアントを獲得する必要があるため、STARに多くのリソースを割いています。チーム個別にコンサル経験のあるアドバイザーが付き、ミーティングでのアドバイスや11でのコーチングセッションを設けてくれるほか、プロジェクトを進めるうえで役立つフレームワークを学ぶConsulting Skills and Frameworkといった授業も別に開講されます。なお、こちらの授業もフレームワークを実際に使うケース課題が毎回課される、歯応えのある授業となっています。
アドバイザーはコンサル業界経験25年+で、KFBSでも教鞭を取っているAlex(右から2番目)
・学部生との混合チーム
 UNCのビジネススクールに所属する学部生は非常に優秀で、ミーティングでの発言や調査、チーム運営などあらゆる場面でしっかりと貢献をしてくれます。一方で実際のビジネス経験はインターン程度しかないため、MBA学生達が大局を示したり、ある程度ステップやアウトプットの型を示したりしてあげることが、より効率的でクオリティの高いチーム活動を実現できるかの鍵となります。年齢的・能力的にも「部下」のような立場となる彼らを含め、チームを如何にマネジメントしていくかという課題は、MBA学生だけでチームを組む場合には得られないものであり、より現実のビジネスにも近い環境なのではないかと思います。

【プロジェクト例(Hiroのケース)】
 私の所属したチームは、学部生3名、MBA4名からなる比較的大所帯の構成でした。クライアントは地元Chapel Hillで複数の ビジネスを展開するファミリー企業で、彼らが新規に立ち上げる洗車業のマーケティング戦略を立案するという課題に取り組みました。元々マーケティング関連のプロジェクトを志望しており、当初は少しズレを感じていた「ファミリー企業」という点も、カウンターパートが若社長であることによる意思決定の速さや、プロジェクトの自由度の高さといったメリットを多く発見でき、自分としては「当たり」のプロジェクトだったと感じています。
最終プレゼン後にチームメンバー、アドバイザー、クライアントと
 プロジェクトは、1回目の顔合わせの際に「ターゲット顧客は車を運転する人全員」とクライアントが発言するほど、ストラテジーもマーケティングプランも固まっていない状態からのスタートだったため、ゼロベースでターゲット選定や実オペレーションを絡めたブランディング戦略、立ち上げからそれ以降のフェーズ別のマーケティングプランの立案を行いました。このように、「最初から最後まで」をじっくり考える機会は通常の授業のケーススタディやチームプロジェクトではなかなか得難いものかと思います。また、STARで推奨される「仮説検証型」のコンサルティング手法は自分としては初めて経験するものだったため、その進め方や効用を、身をもって経験できたのは良いテイクアウェイとなりました。ミーティングでは個人的な英語力の問題もあり、自分が普段日本語環境で取るような、ファシリテーターとして議論をリードしながらそれを刺激に自分のアイデアも出していくアプローチが難しいため、常に全体像を考えながら、論点の抜け漏れ有無の確認や別の視点からのアイデア出しでチームに貢献するよう心掛けました。自分のスタイルを変えつつ、チームへの新しい貢献方法を探るといった経験も貴重なものとなりました。

【まとめ】
 このようにSTARはクオリティの高いHands-onなコンサルティングプロジェクトとして、UNC Kenan-Flagler Business Schoolのカリキュラムの目玉の一つとなっており、多くの日本人学生が履修を通じて経験値を上げています。アプリカントの皆様にも、ぜひ合格した暁には是非挑戦していただければと思います。