2018年7月19日木曜日

Energy Enrichmentについて

こんにちは。Class of 2019のErikoです。

アゴス夏祭りで特にエネルギー関連企業からの社費派遣の方々から「UNCのEnergyってどんな感じか?」という質問も多くいただいたので、今回はそれについてお答えしたいと思います!

まず、UNCにはConcentrationとEnrichmentがあり、それぞれの一覧は下記の様になっています。

Career Concentration
Capital Markets and Investments
Corporate Finance
Management Consulting
Marketing
Operation Management
Real Estate
Technology

Enrichment Concentration
Energy
Entrepreneurship
Healthcare
Sustainable Enterprise

それぞれ指定された単位を取得することで、Concentration/Enrichmentを取得することができ、主にはレジュメ(履歴書)に書いて就活の際のアピールに使うことができます。
こちらはオプションになっているため、Concentration/Enrichmentに縛られずに好きな授業を取ることももちろん可能です。

Energy Enrichmentで提供されている授業としては下記があります。
The Business of Refining
Alternative Energy
The Business of Power
The Energy Value Chain
The Midstream Business
The Business of Oil and Gas: Exploration and Production
Renewable Energy: Project Development and Finance
Strategy and Value Creation for Energy Companies
Decision Making in the Energy Industry
The Strategy of Project Finance
Energy Taxation
Energy Markets and Trading

石油、電力、再生可能エネルギーなど、エネルギーにおいても幅広い分野がカバーされていることがお分かりいただけると思います。おそらくこれだけのラインナップがあるMBAはあまりないのではないでしょうか。エネルギー業界出身者としては、Energy関連授業が充実していることは重要なWhy UNC?の一つでした。

また、UNCのEnergyを引っ張るArbogast教授は、Exxon Mobileの役員級だったこともあり、彼の授業ではその豊富な経験に基づく講義を受けることができます。教授の知り合いがゲストスピーカーとして呼ばれたり、授業を受け持っていたり、教授が学生にEnergy関連企業のコネを紹介したり(!)と、重要なキーパーソンとなっています。

授業の他にはEnergy Clubというクラブ活動があります。
クラブ活動では、主にキャリアトレック、ケースコンペ、Lunch & Learn(ゲストスピーカー)を行なっています。私はEnergy Club(@Austin, Texas)のケースコンペに参加しました。石油会社が14つの油田のうち、どの油田を開発すべきか?その投資とリターンはどの様に推測できるか?というハイレベルなもので、とても勉強になりました。また、Lunch & Learnでは、Duke EnergyというNC周辺エリアをカバーしている大手の電力会社から、地元の小さなスタートアップまで、様々なゲストスピーカーを呼んで講演をしてもらうなど、積極的に活動を行っています。

このようにエネルギーに関するアクティブな活動がありながら、学校全体としては様々なバックグラウンドを持った学生が集まるバランスの良さが、UNCの素晴らしさだと思います。

STAR Projectのご紹介

こんにちは。Class of 2019のErikoです。
アゴス夏祭りで受験生の方から「まだスコアが出ていなくて不安です」というお話をお伺いすることがありました。私の話をすると、6月末に社内選考通過、7月にTOEFL開始、9月にGMAT開始、11月にEssay開始し、11月末に出願スコア揃う、といったスケジュールでした。今思えば結果的に「なんとかなった」といったところですが、受験当時はスコアが出ない焦りと不安で押しつぶされそうになっていました。私のスコアは胸を張れるものではありませんが、「なんとかなる」を実証できた様に思います。まだ時間はありますので、受験生の皆様は焦らずに着実に頑張っていただければと思います。UNCに関するご質問があれば遠慮なくご連絡ください。

さて、今回はMOD III & IVに取り組みましたSTARプロジェクトをご紹介したいと思います。

STARプロジェクトは、MBAの学生とビジネススクールの学部生からなる5-6人のグループで、実際の企業のコンサルティングを行うハンズオンのプロジェクトで、UNC Kenan-Flagler Business Schoolの目玉プロジェクトとなっています。クライアント企業はP&Gなどの大企業から、地元のスタートアップまで様々で、事前のアンケートに基づいてチームにアサインされます。またFull-time MBAの学生はチームリーダーとして立候補することも可能です(相当の英語力が求められます)。今年のSTAR Projectはかなり人気が高かった様で、応募したけどアサインされなかったという例もいくつかあった様です。

私はNASCARというアメリカで最大のモータースポーツ統括団体であるNASCARのプロジェクトにアサインされました。その中でも、JGRというチームに所属する4人のドライバーのマーケティングプランを考えるという課題に取り組みました。日本ではマーケティングというとまだマスメディアのイメージが強いかもしれませんが、アメリカではマーケティング=SNSという流れになっている様で、実際に我々もTwitter, Facebook, Instagram, Youtube等々のSNSにおけるファンとのコミュニケーション方法について提案しました。

さて、このSTAR Project、私は相当に苦労しました。まずNASCARって何?という私に対し、アメリカ人にとっては常識の様で、その時点でビハインドでした。さらに、私以外のメンバーが全員アメリカ人ということで、コミュニケーションにだいぶ苦労しました。

その様な状況の中でも、なんとかチームに貢献するためデータ分析を担当し、そこからインサイトを見つけ、提案に結びつけることができました。また、最終プレゼンテーションではクライアントに満足していただける内容を提案できたことは非常に良かったと思います。クライアントから50人以上のオーディエンスが集まり、その前で英語で発表するのはなかなか緊張しましたが、大変貴重な経験をすることが出来ました。

MBA生活について

こんにちは。Class of 2019のErikoです。度々ブログ更新失礼します。
日本からのフライト時間に執筆活動に勤しんでおりました。

本日はアゴス夏祭りでも質問の多かった、「MBAの生活ってどんな感じ?」という質問にお答えしたいと思います!

まず1年目の生活を振り返りたいと思います。

Fall SemesterのMOD I&IIは全て必修授業となります。


MOD Iの時間割

Mon
Tue
Wed
Thu
Fri
8:00-9:20
Financial Accounting
Shaping Leaders
Financial Accounting
Shaping Leaders
最初の約1ヶ月は授業あり⇨その後就活イベントday
9:30-10:50
Financial Tools
Study Group meeting
Financial Tools
Study Group meeting
11:00-12:20

Business Statistics and Analytics

Business Statistics and Analytics
Lunch




14:00-15:20
Marketing
Microeconomics
Marketing
Microeconomics
15:30-16:50

Review Session

Review Session

MOD IIの時間割


Mon
Tue
Wed
Thu
Fri
8:00-9:20
Operation
Data Analytics and Decision Making
Operation
Data Analytics and Decision Making
就活イベント
9:30-10:50
Finance
Shaping Leaders
Finance
Shaping Leaders
11:00-12:20
Business Strategy
Global Economics
Business Strategy
Global Economics
Lunch




14:00-15:20



Study Group Meeting
15:30-16:50





まずMOD Iは非常に忙しいです。ほぼ全ての授業において毎回、次回の授業までに宿題(ミニテストもしくはケースリーディング)があります。各授業は週2回ありますので、月曜にあった授業の宿題は、水曜までにやらなくてはならない。そして火曜にあった授業の宿題は木曜までにやらなくてはならないため、必然的に忙しくなります。
また、英語にも慣れていないので、授業についていくのも必死(わからないこともしばしば)、ケースのリーディングも時間がかかります。おそらくネイティブの3倍は時間がかかります。ですので、上記の時間割の空き時間は自習、放課後もケースを読むことになります。私は社費生ということで就活はありませんが、通常の学生の場合は上記勉強に加えて就活準備があり、めちゃくちゃ忙しいです。ですがKFBSの必修授業を担当する素晴らしい教授陣に「MOD Iが一番忙しい。これが終われば楽になる」と励まされて頑張れる、これがMOD Iです。

MOD IIになると、だんだん授業にも慣れてきて(手の抜き方も分かってきて…)ちょっと楽になりますが、それでも経営戦略のケースは毎回20ページくらいあり、それを読んだ上で分析などをする課題に時間がかかりました。また、ファイナンスやマクロ経済学など、わからないことがあった場合に日本語の本を参照するなどにも時間がかかります。とはいえ、朝の授業も8時からスタートするため、大体12時くらいにはベッドに入っていました。私もMBAに入るまでは毎日2-3時に寝る生活なのかな…と心配していましたが、そこまでではないのでご安心ください。

Spring Semester (MOD III & IV)は、必修の授業に加えて選択授業となりますので、負荷は調整できます。大抵はFall Semesterよりは楽になるはずです。(私の場合はSTAR Projectとインターン応募が重なり、プレッシャーのかかる学期となりました。)

STAR ProjectとEnergyの授業については別の記事にいたします!

2018年7月18日水曜日

夏休みの過ごし方〜インターン編

こんにちは!日本は暑い日が続いていますね。
3ヶ月ある夏休みも、早くも残り1ヶ月となりました。
私は夏休みの間に日本でインターンをしましたので、そのご報告をしたいと思います。

インターン応募まで
社費生ならでは誰しもが悩む(?)夏休みの過ごし方。私もインターンをするか、旅行に行くかなどと散々悩み、先輩方の話も伺って、インターンをすることに決めました。
コンサルという仕事を知りたい・別の会社で働いてみたいというのが一番の理由でしたが、同級生がほぼ全員インターンでアメリカ全土に散らばっていてチャペルヒルに残るのが寂しいというのも理由の一つです。

応募について
もともと戦略コンサルの仕事に興味があったものの、コンサルの仕事内容をよく分かっていない自分にとって、インターンというのはまたとないチャンスでした。また、先輩からあるコンサルティング会社のインターンプログラムが充実していたと伺い、その会社を含め、日本に拠点を持つコンサルティング会社でMBAのインターン募集を行なっている会社に履歴書を送り、面接をしてもらいました。
この時点で1月と少々出遅れてしまったこともあり、すでに募集を終了している会社もいくつかありました。

面接について
コンサルティング会社の面接はケース面接を行うところが多いようです。私はフェルミ推定(例えば日本に電柱はいくつあるか?などの想像もつかないような数字をある論理を使って推定していく方法)を含むケース面接に慣れていなかったため、ケース面接の対策本を日本から取り寄せて対策をしました。面接の方法は、大抵の会社が東京オフィスとのスカイプ面接でしたが、ニューヨークオフィスでの面接の場合もありました。

インターンの内容
実際にクライアントが抱えている課題に対して解決策を提案します。仮説の立て方や、インタビューやアンケートを使って仮説検証を行っていく方法など、実際のコンサルタントがやっている仕事を体験させていただけました。また、他の学校に通っているMBA生と議論したり、考え方を学んだりと非常に勉強になりました。そしてプロジェクトの最後にはフィードバックもいただけるので、改めて自分の強みと弱みを考える良い機会となりました。
インターンプログラムの内容が非常に良く構成されており、コンサルタントのサポートを受けながら、コンサル未経験の学生が無理なく取り組める内容になっています。また、実際のクライアントに提案をし、その内容に満足していただけたことが大変嬉しく、コンサルティングという仕事の醍醐味を少し味わうことができたように思います。
また、3週間地方に泊まり込みということもあり、週末には他のMBA学生と共に遊びにいくなど、とても楽しい時間を過ごせました。

社費生で夏休みに何しよう?と迷われている方、またとない機会であるインターンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

2018年7月10日火曜日

【告知】アゴス・ジャパン MBA夏祭り(7/16)

毎年恒例のアゴス・ジャパン主催のMBA夏祭りが7月16日(月)に開催されます。UNCもブースを出展しますので、MBA受験やUNCのプログラムについて知る絶好の機会をお見逃しなく!ご興味がある方は是非ご参加ください。

日時: 2018年7月16日(月・祝) 12:00~15:00
  *12:00~ アゴス・ジャパン受講生 受付開始
  *13:00~ 一般来場者 受付開始

会場: ベルサール九段
             (東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3F)

詳細、参加予約は以下の公式ページからお願い致します。

【AGOS Japan 夏祭り 詳細・参加予約】


一人でも多くのアプリカントの方々とお会いできることを楽しみにしております!