2010年9月27日月曜日

アメリカンフットボール

Class of 2012のYasです。
今回はUNCの課外活動についてレポートしたいと思います。

先週、今シーズン初のアメフトの試合がChapel Hillで開催されるということで、妻や同級生と行ってきました。
相手はGT(Georgia Tech)、強豪校です。

スタジアムはMBAの場所から15分ほど歩いたところにあるのですが、
今回はホーム初戦ということもあり、町全体がお祭り騒ぎでした。
後からわかったのですが、学生スポーツということで、スタジアムの中では飲酒ができないため、町のいたるところの広場や駐車場で試合前に飲みながら時間つぶしをする人々で溢れていたのです。

            (UNC校旗を掲げた車が並ぶ駐車場の様子)

 (MBA生の試合前パーティーの様子 <Tailgate partyと言います>)
MBA生が集まるTailgate partyでClassmateとひとしきり話した後、スタジアムに向かいました。
ひどい混雑の中、スタジアムに着くとちょうど開会式が始まった所です。
会場に入るや、圧巻の景色。大学カラーの空色(薄い水色でカロライナブルーと呼ぶ)を身に付けたUNCファンが5万人強のスタジアムを埋め尽くし、地響きをあげています。

UNCが巨大な大学であることは頭ではわかっていましたが、実際にその景色を見ると一気に愛校心が湧き出してきました。

    (開会式。カロライナブルーで埋め尽くされています。)
残念ながら試合は24-30の負けでしたが、3時間半、飽きることなく楽しむことができました。
テレビでもCollege footballは日本の高校野球と同じように盛り上がっていますし、ClassmateやProfessorとの会話でもアメフトはよく話題にのぼります。
詳しいルールを教わりながら、また応援に行きたいと思っています。

ちなみにアメリカ人に「日本でもアメフトは大学スポーツとして結構メジャーだよ」と言うと、皆一様に驚いて、嬉しそうな顔をします。
自国でスタートしたスポーツが他国でも認められていることは嬉しいのでしょう。
柔道や空手が他国で人気だと言われると、ちょっと嬉しくなるのと似ているかもしれません。

受験生の皆さん、インタビューのIce break用に各大学・地域のアメフトについて研究しておくと話が盛り上がるかもしれませんよ!

2010年9月24日金曜日

顔と名前を覚えるツール

Class of 2012 のNRです。

入学すると多くの新しい出会いがあり、オリエンテーションやパーティーの場では10分毎に自己紹介をしあう、といった状況もしばしば。出会ったすべての人の顔・名前・バックグラウンドを一致させて記憶するというのは、なかなか至難の業です。また、日本人にとっては馴染みの少ないインド人の名前を覚えたり、容姿の似ているアメリカ人男性を自信を持って呼び分けるのことは、日常の小さなチャレンジです。自己紹介直後は大丈夫だとと思っていても、翌週に会った時、自信を持って名前を呼びかけられない、なんてこともあります。更に、アメリカ人は相手の名前をフルネームで記憶する人が多く、ファーストネームですら苦労している身としては、精神的プレッシャーを感じることもあります。

とはいえ、名前を呼びかけながら話すことで相手との距離が縮まり、コミュニケーションが円滑にすすむため、なるべく早くに名前を覚えるというのは大事なステップとなります。

学校の日常の中で、名前の記憶を助けるアイテムがいくつかあるので、ご紹介します。

1)ネームバッチ:
すべての学生に名刺サイズのバッチが配られます。学年とフルネームが書かれており、日常的に右胸に着用します。これは、相手と話しながらさりげなく名前チェックをするときに大活躍します。ただし入学後1ヶ月も過ぎると、フォーマルな場を除いては、多くの生徒がバッチの着用をやめてしまうので、いつまでも使える手段ではありません。

2)座席用の名前カード:
授業中、自分の席の前にフルネームがかかれた名前カードをおくことが義務付けられています。同じクラスを取っている人であれば、授業中、この名前カードを見ながら顔と名前をチェックすることができます。ただし、教授もこのカードを使い、生徒の名前を記憶しており、コールドコールされる可能性もありますので、授業中はクラスメイトの名前チェックに気を取られすぎないよう、要注意です。

3)写真付き名簿(Student Directory):

プログラムが始まり1ヶ月たつと、写真付きの名簿が配られます。これは、1&2年全員の顔と名前、バックグラウンドが掲載されている冊子です。今年分については先週配布されたばかりですが、この名簿が一番役立つのではと思っています。











UNCはクラスサイズも300人弱と小さく、フレンドリーな環境の学校ですので、卒業までに全員と知り合うこと、名前を覚えることも不可能ではないと思っています。なるべく多くの人とコミュニケーションが取れるよう、これらのお役立ちツールを活用したいと思っています。

2010年9月17日金曜日

Study Group (前編)

皆様こんにちは、Class of 2012のTIです。
8月9日に今学期がスタートし、あっという間に一ヶ月以上が過ぎてしまいました。今年の日本人新入生8名は、授業の予習や宿題、課外活動などに追われながらバタバタとした日々を送っていますが、アプリカントの皆様を中心としてより多くの方々にUNCの様子や魅力などをリアルタイムでお伝え出来るように、積極的にブログの更新を行っていく予定です。このブログをご覧の皆様からも、ご質問やご意見等がありましたら是非在校生の方までお寄せ頂ければと思います。

今回はMBAでの経験を語る上で欠かすことの出来ないスタディーグループについて書いてみようと思います。今年の新入生(Class of 2012)の総数は290名ですが、まず全員が35名程からなる8つのレガシー(Legacy)と呼ばれるグループに分けられ、更にこのレガシーが5,6名からなるスタディーグループに分けられます。グループの配分は、メンバーの経歴などが出来るだけ重ならず、バランスの取れたものとなるように配慮されています。このグループメンバーとともに様々な宿題やプロジェクトなどを日々こなしていく事になります。(レガシーとは何か?については後日別の誰かが解説してくれると思います)

ちなみに私のグループメンバーは次のような構成となっています。

•JG (韓国系アメリカ人、男性)前職は科学者(Scientist)で白衣を着て研究室で何だか難しい研究をしていたようです。いわゆるビジネス経験はないものの、さすがに数字のセンスがいい。
•BW(アメリカ人、男性)一度会ったら忘れられない程の強い個性でグループのまとめ役的な存在。ガンガンみんなを引っ張るというよりは、絶妙な仕切りでうまく全員の意見を統一しながら物事をプッシュしていくタイプ。前職は政治ロビー団体勤務。
•JY (韓国系アメリカ人、女性)前職は某有名投資銀行のHR。投資銀行のいろんな裏話が聞けて面白く、面接などのアドバイスももらえる。HR経験を生かして人材コンサル業界への転職を狙っている。
•MM(アメリカ人、男性)地元ノースカロライナ出身。前職ではスペイン語の語学力を活かし、地元大手地銀でヒスパニック顧客層へのマーケティングに従事。最近就職活動に向けて髭を剃ったら、ジョージ•クルーニーに似ているとの声も。
•TI(日本人、男性)前職では監査法人で会計監査業務と証券会社で投資銀行業務に従事。

以上のように、アジア系がクループに3人いるという珍しい構成ですが、ほかの2人はアメリカ生まれのアメリカ育ちです。それぞれ違ったバックグラウンドを持った5人ですが、チームとしてはうまくまとまっていると思います。

チームメンバーはあまり遅くまで学校に残らなかったり、週末は出来るだけミーティングを入れないなど、私生活とのバランスを大切にしている感じなので、最初はどれだけ勉強に力を入れるのだろうかと疑問に思った事もありました。しかしながら感心するのは、彼らはミーティングには準備を怠らず、課題の提出が遅れたり予習せずにクラスにのぞむ事は殆どありません。そしてこのチームに限った事ではありませんが、金融関係の経験の無い学生たちが、ものすごいペースで進んでいく会計や統計、ファイナンスなどのクラスの内容をすばやく吸収していく様子には、その学習能力の高さに本当に感心してしまいます。やはりみんな見えない所ででも相当努力しているようです。

後編では実際のグループでの活動について書いてみたいと思います。