2015年11月7日土曜日

妻から見たUNCの魅力!お教えします

こんにちは。Class of 2017 Kiyoの妻、Mariです。

今回は少し視点を変えて、学生の妻である私から見て、UNC Kenan-Flagler Business School(以下KFBS)とはどのようなスクールか、そしてKFBSの所在地チャペルヒルとはどんなところか、についてお伝えしたいと思います。

長期の海外生活は初めての上、ノースカロライナのチャペルヒルなんて主人がMBA受験をするまで聞いたこともなかったので、渡米するまでは楽しみな気持ちとともに不安もありました。
そして、渡米から4カ月たった現在の感想を一言で言えば、

「UNCで本当に本当によかった」

と思っています。
そのように思える理由を具体的にご説明していきます。

①温かい人柄~サザンホスピタリティ~

「サザンホスピタリティ」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
直訳すれば「(アメリカ)南部のおもてなしの心」です。アメリカ南部の人々は一般的に他人に対しても温かくもてなしの心をもって接する、と言われており、実際の生活でも実感する場面が多々あります。例えば、渡米直後に宿泊したホテルの係の人が私たちのために臨時でUNCへの送迎をしてくれたり、道を歩いていてすれ違った人と目が合うとにこっと笑いかけてくれたり、スーパーマーケットのレジに並んでいると後ろのおばさまが「あなたのスカート素敵ね」と褒めてくれて会話が始まったり。チャペルヒルは様々な国から学生・研究者が集まる国際的な大学都市なので、人種の多様性にも寛容です。
また、チャペルヒルは移動に車の運転が必須なのですが、車線変更時に待って道を開けてくれたり、クラクションをほとんど鳴らさなかったり(他の大都市では至る所で鳴っているそう)と、交通マナーにもそのホスピタリティが現れています。このような街ですから治安も良く、夜に一人でランニングしている女性の姿も見かけるほどです。
日常の些細なことですが、このようにゆったりとおおらかな心で暮らせるのはこの街の大きな魅力です。

②KFBS=ファミリーフレンドリー

妻としては、主人がどのような場所でどのような仲間と学んでいるのか、気になるところです。KFBSはSocialと呼ばれる学生交流イベントや、各国が自国文化を紹介して互いの理解を深めるイベント等が多数開催されるのですが、ほとんど全てがファミリー・パートナーの参加大歓迎なのです。日本のいわゆる飲み会に始まり、野球観戦、ウェルカムパーティー、インターナショナルフードフェスティバルと多岐にわたり、また頻繁に開催されます。このような場で、様々な国から様々な職業のバックグラウンドを持って集まった優秀なMBA学生の人達と話せるのは大変刺激的で貴重な機会です。家族ぐるみでのお付き合いができるので、土日に自宅に同級生ご夫婦を招いてホームパーティーをしたりもします。
それ以外にもKFBSパートナーの会「Kenan Connection」というものがあり、加入すると、絵画教室、クラフト、クッキング、映画、子供を持つママたちの会等様々なイベントに
参加することを通じて、世界各国のパートナーと交流を深めることができます。

③日本人妻の活躍の場

現在は休職中ですが渡米直前まで仕事をしていたため、こちらに来てからも何かしら社会に貢献できるようなことがしたいと考えていました。貢献の場は身近なところにいろいろとあります。例えば前述のインターナショナルフードフェスティバルでは、日本人の奥さん全員で協力して日本食を作って提供しました。おかわりに来る学生さんやレシピを教えてと聞きに来る学生さんもいて、大変好評でした。
他には、近くの日本庭園にある茶室で茶道の稽古に参加し、月数回地元の方を対象にした茶会を行っています。これに加え、日本庭園を訪れた人に庭園の説明をするアンバサダーのボランティアも始めました。日本文化の理解促進に微力ながら貢献することができ、大変やりがいがあります。
地元の高校の授業で日本語を教えるボランティアもあります。
このように日本人の私たちにしかできない貢献の場があることは生活のメリハリになっています。

④先輩とのネットワーク

見知らぬ土地で生活していく上で、日本人の先輩の存在は大変大きいです。KFBSでは、主人の合格が決まると一つ上の学年の先輩からメールが届き、その後アメリカでの住居から保険、炊飯器事情(笑)に至るまで、様々な情報を教えてもらいました。インターネットで検索すれば大量の情報が転がっていますが、同じスクールの先輩からの生の情報というのは大変貴重で信頼のできるものでした。渡米後も何か困ったときや疑問が出てきたときに気軽に聞ける先輩がいるというのは大変心強いです。KFBSのサポーティブな風土の表れとも言えるでしょう。(かといって日本人学生で必要以上に固まってしまう、ということはありませんのでご安心ください!)

⑤生活費(Living expense)

最後に、最も現実的かつ大切な部分を…。チャペルヒルは大都市ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ等々と比較して、生活費(特に家賃)が安く済みます。東京でそれなりの1Kの賃貸物件を借りるのと同じ金額で十分な広さの住居に住むことができます。また入館無料の博物館、立派な図書館、手頃な金額で利用できる大学のジム、緑豊かなキャンパス・公園等、公共施設が整っていますし、街ぐるみで様々なイベントもあるため(主人は今度マラソン大会に出場予定!)、飽きることがありません。
英語の学習も、街が提供する無料のもの(最低限の英語の習得が目標)や、コミュニティカレッジで行われる手頃な価格のもの(よりレベルの高い英語の習得)、UNCの学生ボランティアとマンツーマンで会話するもの等を活用して学ぶことができます。食に関しては、アジア系含めたくさんのスーパーが近隣に揃っているため、不自由ない食生活を送っています。高いQuality of Life(QOL:生活の質)の実現という点でも申し分ない街です。


2年という長期間暮らす場ですから、ビジネススクールを選択する上で、風土や生活環境は、カリキュラムの中身と同じぐらい重要なものだと思っています。この記事がUNC Kenan-Flagler Business Schoolそしてチャペルヒルの風土、生活環境を知る一助になれば幸いです。
来年の夏、お会いできることを楽しみにしています!

【Socialでの一コマ】















※過去の日本人奥様による記事はこちら

0 件のコメント: