2020年9月23日水曜日

新しいEssay課題に関して

こんにちは。Class of 2021のTKです。
9月上旬から私たちClass of 2021の2年目が始まりました。残念ながら年内はすべてオンライン授業となってしまっておりますが、残り9か月となったUNC生活を最大限満喫しようと思っています。

今回は2021年入学者を対象とした新しいエッセイ課題が発表されたので、そちらを皆様に共有しようと思います。
  • 新しいエッセイ課題に関して
Class of 2023(2021年入学者)のアプリケーションがオープンし、アドミッションオフィスよりエッセイのテーマが発表されました。
今年は世界中をコロナが襲い、私たちの生活はものすごい速さでニューノーマルな形に変化をしていっています。バーチャルでのコミュニケーションがノーマルとなり、これまでと違った工夫や努力が必要となりました。また黒人問題「Black Lives Matter」により、改めて人種差別に対して一人一人が見つめなおさなくてはならないきっかけになりました。
UNCでは、オンライン授業でもクラス全員がきちんと授業に参加できるよう、それぞれの教授が非常に工夫して授業を提供してくれていると感じることがたくさんあります。また黒人問題も大学全体で改めて見つめなおし、人種や国籍問わず全員が平等に教育を受けられる環境を提供するよう努めてくれています。

下記の文章が、アドミッションオフィスより発表のあった新しいエッセイ課題となります。
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2020 brought many defining experiences, including: a global pandemic, changes to learning and working environments, and calls for social justice and racial equity. At UNC Kenan-Flagler Business School, these experiences propel us to strengthen efforts to increase the diversity in our community, to create a more equitable and inclusive learning environment and to teach our students to manage diversity, equity and inclusion. What have you learned about diversity, equity and inclusion in 2020? Please share your experience and what you learned about yourself as a leader. Tell us how you changed or would like to change your leadership style? If you were not leading a team, tell us what you learned at your level about diversity, equity and inclusion. How do you expect to continue that growth in the MBA program?
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MBAに来てからも様々な国籍やバックグラウンドを持った仲間たちと交流をすることになります。そのような仲間たちとどのようにCollaborativeな関係を築いていくのか、そしてCollaborative関係を築いていくためにはこれまでのどんな経験や自分自身の強みを活かすことができるのか、またどんな部分が自分自身は足りていなくてMBAでの2年間を通じて身に着けたいと思っているのか、といったポイントを背伸びせずに素直に書いたらいいのかなと、あくまで個人的な意見ですが思います。
これから年末年始にかけて、留学準備も佳境に差し掛かってくると思います。
まだまだコロナの出口も見えず不安の多い中での準備は非常にストレスフルであると思いますが、合格した先には夢のような2年間が待っておりますので、ぜひ後悔しないように最後までかけ抜けてもらえたらと思います。
私たちも皆さんにUNCのことをたくさん知ってもらい、ぜひUNCメンバーになりたいと思ってもらえるよう10月末~年末にかけて、今年はオンラインという形にはなりますが卒業生による学校説明会や在校生によるWebinerなどを企画しておりますので、ぜひ参加いただけたらと思います。
また少しでもUNCに興味がありどんな感じか知りたいなと思った際は、いつでも気軽に(ほんとうに気軽で大丈夫ですww)在校生までメールを送っていただければと思います。


2020年9月7日月曜日

MBA学習におけるケースコンペ参加の意義

こんにちは。Class of 2021のTHです。

今日は先日参加したケースコンペを通して感じた、ケースコンペに参加する意義ついてお話ししようと思います。

【ケースコンペとは】

MBA留学中にケースコンペという言葉は頻繁に耳にします。ご存知の方も多いかと思いますが、ケースコンペとは、主催者が提示する課題に対する参加者の提案内容を主催者が評価し、その結果を参加者内で競う大会のことを指します。

主催者は企業や団体であったり世界各国のビジネススクールであったりと様々で、提示される課題も多種多様ですが、新たなビジネスアイデアを提案する(Entrepreneurship系)ものや、特定の企業、組織が抱える課題への解決策提案(Operation, Marketing, Finance系)などのケースコンペが多いかと思います。


【今回参加したケースコンペ概要】

・タイトル:INNOVATE China 2020

・主催者:CEIBS(中国のビジネススクール)

・テーマ :5Gを活用した新たなビジネスアイデアの提案

・メンバー:Class of 2020, 2021の日本人5名

・結果:最終ラウンド進出(全参加チームのうち上位6チームに選出)

・HP:https://www.ceibs.edu/innovatechina/contesting-teams.html



【所感】

・まず率直な感想として、ケースコンペはMBAでの学びを最大化できる絶好の機会のひとつだと感じました。

本ケースコンペは2019年12月から2020年4月にかけて取り組んだのですが、提案書作成にあたっては、MBA1年目で学んだFinance, Marketing, Operation, Data Analitics, Entrepreneurship等の知識をフル活用する必要があったため、まず授業の復習として有益ですし、さらに提案書作成というアウトプットを通じて、これまでに学んだ知識を腹落ちさせることができます。単に授業を受けてるだけでは得難い、「知識を腹落ちさせること」がケースコンペを通じてできたことは非常に有益だったと思います。


・また、ケースコンペを通して、自身の強み・弱みを再認識することができることも非常に重要な点ではないかと思います。チームで様々なアイデアをぶつけながら、時には深夜まで議論を重ねていく中で、メンバー一人ひとりの個性が丸裸になり、そこで自身がチームに貢献できている部分や周りに補ってもらっている部分が明確に見えてきます(ソフトスキル、ハードスキル両面において)。自身の長所・短所をしっかりと認識することは今後のキャリアを考える上でも非常に重要だと思いますので、自己分析の意味でもケースコンペは有益な機会ではないかと思います。(もちろん認識した欠点を即座にチームメンバーから学べるも有益です)


・さらに、プレゼンスキルの向上を図れたことも大きな成果のひとつです。プレゼンスライド作成においては、スライドの内容はもちろん、レイアウト、文言、色といった細かい点も何度も修正し、プレゼンビデオの作成においても、伝わりやすい表現、言い回し、発音を意識した上で徹底的に練習することで、最終的には最初の草案から遥かに高品質なものに仕上げることができました。何度もブラッシュアップする過程において、教授やBusiness Communication Center といった支援組織にサポートしてもらうことで、高品質なプレゼン作成のスキルを醸成できたと思います。


・最後に、ケースコンペに参加することで凝り固まった自分の頭を柔らかくすることができたのもとても重要な収穫でした。MBAに来るまでは社内や同業界の人と話すことが多く、どうしても自分の考えに偏りが生じてしまっていましたが、様々なバックグランドから集まったメンバーで徹底的に議論することで、多角的な物事の考え方に触れることができました。もちろん授業中のディスカッションを通じてクラスメイトから様々な視点を学ぶことはできますが、ケースコンペではもう一段階深いレベルでそれが実施できたように思います。


UNCではこれまで数多くの日本人がケースコンペに参加し、偉大な結果を納めてきています!今回私たちがコンペに参加した際も卒業生が大いにサポートしてくれ、ケースコンペを通じて学びを深めるとともに、UNCネットワークの魅力も改めて実感することができました。今回は悔しくも優勝を逃してしまいましたが、今度は優勝を報告できるよう、今後もケースコンペにチャレンジしていきたいと思います!