2020年8月24日月曜日

コロナ禍におけるUNC MBA/Chapel Hill あれやこれや

 

こんにちは、Class of 2021SMです!

 

受験生の皆様はスコアメイクや出願に向けたアプリケーションの準備等々でお忙しかったり、コロナによって予定していたスケジュールが変更になったりと混乱もあるかと思います。

UNC Full-Time MBAプログラムでは、9~12月までのFall Semesterは全ての授業がオンラインで行われる事になりました。1~5月までのSpring Semesterについては未定ですが、どうなる事やら…。Fall Semesterの期間はキャンパスビジットも出来ないので、受験生の方へはオンラインチャットで代わりに魅力をお伝えできればと思います!お気軽にunc.mba.japan@gmail.comまでお問い合わせください。

 

さて、今回はコロナ禍におけるUNC/Chapel Hillについて徒然なるままに情報をシェアしたいと思います!

まとまりの無いポストになりますが、コロナ禍だけでなく、一般的なUNCでの生活を思い描く一助になれば幸いです。

 

・たくさんあるよStay Safeなエクソサイズ

ずっと家にいるとどうしても運動不足になりがちですが、UNC/Chapel Hillでは無料かつ安全に体を動かせるスポットが満載です。

 プール

UNCの施設を利用できるのですが、完全予約制で1レーンに1人しか入れず、また1時間で1枠の予約で毎回人が入替になりプールの消毒も行われるため、比較的安全に楽しく体を動かせます!日本人クラスメイトのYMさんはよく通っているらしく、会うたびに精悍な体つきになっています!

 テニス

こちらも学校のコートが開放されているので、人と距離を取りながらできるスポーツとして人気の様です。サッカーフィールドも開放されているのですが、こちらは利用者が多いし、競技の性質上、濃厚接触しそうなので控えた方が良いかもしれません…

 ハイキング

Chapel Hillはとても緑豊かな所でして、自然を感じられるハイキングコースがいくつもあります!コースによってまちまちですがだいたい30~1時間程度で回れるため、自然に癒されながらちょうど良い運動になるかと思います!


Google mapから拝借しました。

 

・みんな大好きWegmansがオープン!

日本ではあまり聞き馴染みの無い名前かもしれませんが、Wegmansは米国で展開しているチェーンのスーパーマーケットです。ある調査では、日本人にも大人気なトレーダージョーズを抑えて米国で最も人気な食料品店に選ばれています!そんなWegmansCaryという車で20~25分程度の場所にオープンしました。

なんといってもこのお店は総菜が人気で、お寿司も質の高いものが揃っておりカツオのたたきが置いてあったのには感動しました!

また、スイーツやパンもアメリカらしくない小分けになったサイズで用意されている点もグッド。ワインも何千本あるのかわからないくらい品揃えがあるので週末にお惣菜と合わせて買って、お家飲みしています!ぜひ米国にいらした際には試してみて欲しいです!

 

と今回は何のこっちゃという情報になってしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか!?

 

正直に胸のうちを明かすとコロナの影響で必ずしも当初思い描いていたようなMBAライフでは無く、特にSocial Interactionという点では著しく機会や価値を損失していると言わざるを得ないと思います。ただ、コロナはいわば天災の様な、どうしようも無い事なのでそこは受け入れて、これからどうやって価値を最大化して行くかという事をより意識しながら2年目も楽しんで行きたいと思います!

 

受験生の皆様もコロナによって志望校選びや、そもそもMBA受験についても悩まれる方もいらっしゃるかと思いますが、その際はお気軽に在校生までお問い合わせくださいませ!


2020年8月11日火曜日

ビジネススクールの附属機関(NCGrowth)での活動について

こんにちは、Class of 2021のKNです。

受験生の皆様はスコアメイク、学校説明会等でお忙しい日々をお過ごしかと思いますが、体調に気を付けながら充実した夏をお過ごし頂ければと思います。

本日は私が授業とは別に参加しているNCGrowthという、ビジネススクール附属の研究機関についてお話したいと思います。

NCGrowthとは

UNC Kenan-Flagler Business Schoolには、Kenan Instituteという研究機関があり、様々なリサーチや会議等が行われています。建物もビジネススクールのすぐ真横にあります。

Kenan Instituteにはその傘下に、より細かいビジネスイシューを対象とした組織がたくさんぶら下がっており、NCGrowthはその一つになります(他にはEntrepreneurshipを専門としたEntrepreneurship Center等があります)。

NCGrowthは主に地元の中小企業向けの経営サポート、地方公共団体の経済開発を中心に行っている団体になります。私を含めたMBAの学生はAnalystとしてNCGrowthのプロジェクトに参加しています。UNCのMBA以外にもUNCの他の大学院生、近隣の大学(Duke、NC State)の学生もAnalystとしてプロジェクトに携わっています。

活動内容

個々人のバックグランドや強みを考慮してプロジェクトマネージャーからプロジェクトにアサインされます。

顧客の種類は大きく分けて、地方公共団体か企業の2種類に大別されますが、企業向けのプロジェクトの場合、その多くはノースカロライナ州もしくはサウスカロライナ州で事業をしている中小企業になります。企業規模は10名以下の家族経営の企業から数百人規模の企業で中小企業が中心です。

プロジェクトの内容は多種多様です。顧客のウェブページ作成やSNSを用いたソーシャルメディアマーケティングから1発もののイベント企画等様々です。私は1年生の春学期とこの夏季休暇で、地場の農業ビジネス向けにペイバック法による新規投資、発電機代理店向けの財務分析といったプロジェクトに携わりました。

Analystとして行うことは、週1回の顧客とのミーティング、週1回のプロジェクトマネージャーへの進捗報告、現地訪問、情報収集・分析、中間報告、最終プレゼンテーション等になります。

活動を通して得られること

授業で学ぶ内容を活用・応用するいい機会になりました。私の場合は主にアカウンティングやファイナンス関連のプロジェクト内容でしたが、プロジェクトを進める中で授業内容を振り返りながら自分の分析に反映させたりしました。

また、私の参加したプロジェクトのクライアントはいわゆる家族経営でビジネスを運営している方々で、働きづめの毎日で非常に忙しくされています。フレームワークを使って整理していくことも大切ですが、頭でっかちな提案ではなかなか顧客側にも刺さらない内容になってしまうこともあります。顧客の中には忙しくて毎日がんばってるけど何が問題なのかわからないといった方も多く、丁寧にブレインストーミングに付き合ってあげるという基本的なことが大切だなと感じる場面もありました。特にNCGrowthの活動の場合は、Analystが顧客と1対1でコミュニケーションを取るので、授業でのクラスメートとのディスカッションとは違って密にコミュニケーションする機会にもなります。


今回は私のNCGrowthでの経験をご紹介させて頂きましたが、それ以外にもKenan Instituteの教授と一緒に研究を行うKenan Scholarsという単位認定されるプロジェクト等もあり、UNCの総合大学ならではのメリットを生かした様々な機会があります。下記にKenan InstituteとNCGrowthのURLを記載致しますので、受験準備の息抜きにでもご覧頂ければと思います。

Kenan Institute: https://kenaninstitute.unc.edu/

NCGrowth: https://ncgrowth.unc.edu/


2020年8月2日日曜日

UNCの看板授業・STARプログラム!

こんにちは、Class of 2021SYです。
コロナウイルスの影響で受験生の皆さんも不安な日々を過ごされているかと思いますが、疑問や相談があれば遠慮なく連絡いただければと思います!チャペルヒルは、以前の記事のとおり、爆発的な感染はないものの、感染を抑えるため外出は控えているような状況です。ただスーパーやレストランはほぼ通常どおり営業していますし、私も夏休みを不自由なく過ごしています。
前置きが長くなりましたが、今回はUNCの看板授業である「STAR」というプログラムについてご紹介したいと思います。STARStudent Teams Achieving Resultsの略で、実際の企業に対してUNCの学生がコンサルティングを行う、というプロジェクトになります。通常の授業と同じく単位認定がされますが、様々な点で違いがあります。
(プロジェクトへのアサイン)
希望者が全員参加できるわけではなく、事前に志望動機などを登録して選抜されます。この際に、業界や分野、企業規模、アメリカ国内外など自分の希望を登録することができ、それに沿ってアサインされるプロジェクトが決定されます。
毎年STARに参加する企業が異なるので、100%希望どおりというわけにはいきませんが、自分は大手医療保険会社のプロジェクトにアサインされました。これは私の希望(大手、ヘルスケア、戦略立案)にばっちりフィットしており、大学側は学生の希望をかなりしっかり見ているのだと思います。
(チーム編成)
STARMBA生と学部生の混成チームが基本になります。自分のプロジェクトはヘルスケアということで、医学部の学部生も1人参加して、計7人の年齢も国籍も性別も異なるグループになりました。
MBAにおいて学部生や他学部生と交流することは、意外と少ないので、交流関係を深めることができる、というのもSTARのメリットかと思います。 
(実践的なプログラム)
プロジェクトはmod34(1~5月)の5ヶ月に渡る長期間のものになります。クライアントとの顔合わせでは、まずkey question(最終ゴール)を設定するのですが、これはクライアントから与えられるのではなく、クライアントと何度もコミュニケーションして、クライアントがどういった問題意識・課題を持っているのか、それを解決するに最も効果的な道筋は何かを一緒に考えていく、というスタイルでした。
key questionが固まったら、週2回(最終プレゼン前はほぼ毎日!)チームで打ち合わせるほかに有識者へのインタビュー、クライアントへの報告、文献のリサーチなどを通じて、最終的なチームとしての提案を固めていきます。こうした流れはまさに実際の戦略立案に近いのではないかと思います。
(大学からのバックアップ)
看板授業というだけあって、大学側もかなり力が入っています。定期的に大学側のチェックが入り、最終プレゼンの模擬練習をする機会が何回もあります。non-nativeの自分にとって、外部のクライアントに英語で専門的なプレゼンをするというのは、かなりきついものでしたが、周りのサポートも含め、よい機会になったと思います。
また、全プロジェクトのメンバーが参加するkick-off meetingは大学が所有する(!)ホテルで開催するなど、様々な点で大学からバックアップを受けられます。

(得られたもの)
得られたものはたくさんありますが、具体的に挙げると、
  • 一つのお題に対して、ここまで長期間、深くコミットすることはなかなかないので(他の授業でもSTARほどではない)、貴重な経験になったと思います。特にアメリカにおけるヘルスケア産業についてクライアントや有識者からも話を聞けて、相当勉強になりました。
  • 授業で学ぶ理論やフレームワークを活用するよい機会になります。仮説を立て、それを検証し、仮説をバージョンアップしていくという戦略コンサル的なスタイルを実際に体験することができました。
  • 一方で、実際のビジネスは理論やフレームワークだけで片付くものではない、ということを改めて実感しました。ステークホルダーの考えやオペレーション、予算、PRなど、様々な要素がある中でどこまでロジカルにアイディアを組み立てて、相手にプレゼンできるか、という課題に対してもがくことになります。こういった苦労はビジネスをする上で大きな糧になるのではないかと思います。
  • 日本の職場ではなかなかないほどに多様性に富んだメンバーだったので、意見を集約したり、タスクをうまく分配することの難しさを感じました。チームとして様々なルールを決めたり、新しいwebツールを使ってみたりして、全員が納得できる結論にたどり着くような工夫をしましたが、これは今後のキャリアにも大いに活かすことができるなと感じています。
時間的にも精神的にも負担があるプロジェクトでしたが、振り返ってみると、負担以上に得られるものが大きい、impressiveな体験だったと思っています。この記事を読んでより多くの方がSTARに興味を持ってもらえれば幸いです!

STARについては、過去記事もご参照ください。

kick-off meetingでチームとクライアントで撮った写真です。