2018年2月14日水曜日

女性からみたUNC/Chapel Hill

Class of 2019のErikoです。春学期が始まり、MOD IIIも中盤に差し掛かっています。
さて、本日は女性からみたUNC/Chapel Hillというテーマでブログを書きたいと思います。

治安
チャペルヒルは全米においてもかなり治安の良いエリアだと思います。
チャペルヒルの繁華街であるフランクリンストリートにおいても怖い思いをしたことはありませんし、家の周りを一人で夜にジョギングをすることも可能です(ただし道は暗いです)。
私はキャンパス内のアパートに住んでおり、ビジネススクールまでは徒歩3分の距離なので、とても便利で安全です。日本人在校生を含むインターナショナル生の多くがキャンパス内のアパートに住んでいるので、何か困ったことがあった時も安心です。私は日本人在校生から家財道具を譲り受けたのですが、その時にもクラスメートが運搬を手伝ってくれました。また、ちょっとしたホームパーティーを通じてクラスメートと仲良くなりやすいという面も、オンキャンパス住居が充実しているUNCの良さの一つだと思います。

オンキャンパス住居前

車の運転
私は日本では車を持っておらず、ほぼペーパードライバー状態でしたが、チャペルヒルに来てからすぐに免許を取得し、車を購入しました。車がなくても生活できますが、あったほうが断然便利です。こちらは道幅や駐車場が広いので、右側通行にさえ慣れてしまえば運転は全く問題ありません。また、米国南部の温厚な人柄もあり、道行くドライバーも皆優しいので、クラクションを鳴らされることもほとんどありません。

ショッピング(食品)
車で30分弱のCaryというエリアに韓国系スーパーマーケットのHmartがあり、日本食材はここで揃えています。醤油や味噌などの調味料から、うどん、焼きそば、たこ焼きの粉といったものまで、大体何でも揃います。ちなみに納豆は冷凍されて販売されています。
また、車で10分のところにはTrader Joe's, Wholefoods market, Harris Teeterといったスーパーがあるので、普段の生活はこれらのスーパーで十分です。

ショッピング(洋服・コスメなど)
日本にいた際はショッピングをこよなく愛していましたが、チャペルヒルに来てからショッピングの機会が減りました。なぜなら、日本に比べて皆カジュアルで、日本のようにトレンドに惑わされなくて済むからです!とは言え、洋服やコスメは車で約10分のところにあるSouthpointというショッピングモールにある、NordstromやMacy'sなどのデパートや、Sephoraというコスメ店で購入可能ですし、もちろんAmazonにもお世話になっています。

クラブ活動
UNCにはWomen in business clubという、女性のキャリアのためのクラブがあり、積極的に活動しています。アメリカは日本よりも女性の社会進出が進んでいますが、結婚・出産といったライフイベントに女性のキャリアが影響を受けるのは同じです。また、以前出席したクラブミーティングでは、採用、昇進といったビジネスにおける性差別がテーマでした。日本では「タブー」として取り上げられないことも、かなりストレートにディスカッションされていたことはとても衝撃でした。また、私が感動したのは、このクラブ活動を支持するmale allyと呼ばれる男性支援者の存在です。立場によって異なる意見が生じるテーマだからこそ、女性だけでなく男性の目線からの意見を出してくれたり、女性をサポートしてくれる彼らの存在はとても重要だと感じました。

スポーツ
以前のブログにも書かれていたサッカーやテニスはもちろん、その他様々なスポーツの環境が整っています。
・ゴルフ:車で5分の所にUNCのゴルフコースと練習場があり、ゴルフをするには最高の環境です。
・水泳:UNCのメインキャンパスあるプールは、決められた時間内は自由に利用できます。
・スポーツジム:メインキャンパスのジムでは、トレッドミルやウエイトはもちろん、ズンバやヨガのクラスも開かれており、自由に参加することができます。私はまだ使ったことがありませんが、ボルダリングの施設もあります。ビジネススクールのあるMcCollビルディングにも、スポーツジムが併設されており、クラスの合間にリフレッシュすることができます。
自然豊かで施設も充実しているUNCはスポーツが好きな方にとって最高の環境だと思います!

以上女性目線でのUNC/Chapel Hillのご紹介でした!

2017年12月23日土曜日

交換留学に行ってきました。

どうも、ご無沙汰してます。Yukiです。今回は私が今年の秋冬学期に経験したスペインへの交換留学について少し書き綴りたいと思います。MBA留学中に別の大学へ交換留学を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

【UNCの交換留学】
UNCは世界中に交換留学のための提携大学を持っており、毎年数十名のMBA生が他の大学へ四半期もしくは半期のあいだ留学します。交換留学先は各校に限られた枠しかないので、自分の行きたい留学先に100%行けるというわけではなく、一年次の成績、エッセイ、面接で総合的に判断され、留学先が決定します。第三希望までオフィスには伝えるのですが、私の場合は幸い第一希望のIESE Business Schoolに留学することが叶いました。その年の学生の趣向や大学のランキング動向にもよると思いますが、2年時の秋冬学期はまだ就職活動に勤しんでいる学生が多いので、比較的交換留学生の希望者が少ないようです。もし社費でMBA留学に来るような方であれば、競争率が比較的高くない秋冬学期の交換留学をお勧めします。


【選考について】
交換留学へのモチベーションは様々あると思いますが、私の場合はまず性格が飽きっぽいので、どうしても2年間同じ環境に身を置くと中だるみしてしまうのではないかという不安があったのが大きいです。また、具体的になぜスペインのMBAなのかについては、私の所属する会社がアメリカ南部の会社なので、従業員やお客様もヒスパニック系が多く、スペイン語を習得することは今後のキャリアとして有意義だと感じスペインにあるIESE Business Schoolを第一志望にしていました。
上記のようなことをエッセイにも書いていたのですが、面接で、「バルセロナの言語はカタランだけどいいの?」と面接官に聞かれたときにはじめて、スペイン語がバルセロナの主要な言語じゃないことを知り、かなり焦りました。実際のところカタルーニャ地方でもバルセロナくらいの大都市であれば、みんなスペイン語とカタランの両方話せることに住んでいて分かったので安心しましたが、ヨーロッパや南米など、しっかり調べないと実は自分の志望動機とマッチしない場合もあるので、交換留学アプライの前にしっかり調べることをお勧めします。


【ビザ手続き】
これはどこからどこへ渡航するかによって苦労の度合いが異なるようです。EU諸国への交換留学の場合、90日以内であればビザなしで渡航可能ですが、あいにく交換留学の期間が4か月なので、どうしてもビザが必要になります。ビザ取得は渡航の2か月前程度からしか受け付けてもらえないので、手続きに関しては結構ばたばたします。私の場合、渡航2か月前はインターンでNYにいて、ノースカロライナには帰ることができなかったため、すべてNYにあるスペイン大使館で手続きを行いました。中国からスペインに留学している子たちから聞いていた話だと、外国人のビザの手続きはすごく面倒で時間がかかると聞いていたので、私の場合も面倒なことになるかなと覚悟していたのですが、意外にそうでもなく拍子抜けでした。日本人がノースカロライナに留学しているのに、なぜNYでのスペインビザ申請なのかをサポートする資料などを準備しましたが、特に突っ込まれることもなく(むしろ読まれてすらいない?)すんなり受け入れられました。アメリカからヨーロッパへの短期留学ビザの手続きは案外スムーズにいくのかもしれません。


【生活セットアップ】
交換留学自体はは非常に良い経験だと思いますが、留学当初、苦労した生活のセットアップと同様の手続きをまたやらなければならないと思うと気が重かったのを思い出します。しかも、家、電気、ガス、水道、ケータイ、銀行口座等について、英語ならまだしもスペイン語、下手したらカタランで全て整えなければならないと思うと、渡航直前はかなりブルーな気持ちでした。基本的に怠惰な性格なので、なんとか面倒な手続きを省けないかと画策し、最終的にはFacebook上に既に出来上がっていたIESEの2年生のグループに、誰かルームシェアさせてくれるようにお願いする内容をポストしました。幸い、2年生数名で住んでいるマンションの一室に空きが出ていたのでそこを4か月借りることにしました。この方法であれば、ケータイと銀行口座以外はすべてセットアップ済みなのでかなり労力を省けます。しかも、2年生はすでに1年間スペインにいるのでスペイン語でのコミュニケーションもなんとかなる生徒も(すべての生徒ではないですが)多いです。ルームメイトの助けを借りてケータイ等のセットアップもスムーズに完了することができました。交換留学の際は、早めに上記のようなクラスメイト同士の物件を押さえるのが、労力をかけない最善の方法かと思います。


【IESEについて】
IESE Business Schoolは、FTのランキングでも毎年10位以内に入るヨーロッパ圏ではトップレベルのビジネススクールです。校舎はバルセロナの北側に聳える丘の中腹にあり、そこからの地中海とバルセロナの街並みの眺めは最高でした。クラス規模は一学年370人程度で、国籍は多様です。アメリカのビジネススクールに比べてヨーロッパの国々から来ている学生の割合がやはり多く、みんな数カ国が話せて当たり前ような環境だったので非常に刺激的でした。IESEは、スペイン語の授業を卒業のための単位の授業とは別に設けていて、4か月間で計30時間程度の授業を受けることになります。12段階のレベル別コースになっており、スペイン語初学者も基本レベルから授業を受けることができます。もしIESEに交換留学される場合は受講することをお勧めします。基本的にIESEの食堂の店員さんたちは英語が話せないので、そういったところのコミュニケーションでスペイン語を学ぶ良い機会が多くありました。余談ですが、その食堂には普通にビールが売っているので金曜日の授業後は校舎の前でビールを飲みながら談笑している学生が多くいて、スペインにいることを実感しました。







【IESEの授業】
IESEの授業はケースメソッドと呼ばれ、ハーバードと同じ手法を採用しているようです。授業の大半はケーススタディをベースに授業が展開されるので、生徒は授業の前にケースを読み込むことが要求されます。1年生から聞く話によると、1年次は席は指定で、毎日3つはケースを読まなければならず、クラスパーティシペーションのグレーディング割合が5割以上の授業も多いので、大変苦労するそうです。2年次のカリキュラムはそれほど大変ではないようですが、リクルーティング関連のイベントに割く日程が多いため、一日の平均授業は大体3つ程度と、UNCよりもややインテンシブなスケジュールになっていました。マーケティングやリーダーシップ関連の科目が豊富な印象を持ちましたが、UNCで当期の授業を受けている友人と話していると、カリキュラムの構成自体はアメリカのビジネススクールとさほど変わらない ようでした。また、IESEは毎週末にBoW(Bar of Week)というソーシャルが行われており、勉強に忙しい平日とは対照的に生徒同士の親睦深める良い機会になっています。


ある日のBoW


【まとめ】
総じて、私にとって交換留学はとても有意義でした。私のように純ドメで海外を経験したことがないような場合、ヨーロッパ圏とアメリカの文化や言語の違いについても多くを学ぶことができ、アメリカに対する客観的な知見を広げることができたと思います。また、幸い私の場合、昨年のアメリカでのトランプ政権の発足、今年はバルセロナでカタルーニャの独立運動、両方間近に触れることができ、それぞれの国民がどういった意見を持っているのかを授業を通じて聴く機会が多くあり非常に満足しています。2年という留学期間はとても長く、一か所で終わらせてしまうのはもったいないかもしれません。可能であれば留学期間中にまったく別の地域に交換留学してみるのはどうでしょうか。

交換留学生の日本人同士で


2017年11月30日木曜日

クラブ活動 ~サッカー編~

はじめまして。Class of 2019のNYです。早いもので、ModⅡも終わりに近づいて来ました。

さて、今回は、Yoshiさんのブログに引き続いてUNCのクラブ活動を通じてこれまで感じてきたものをご紹介したいと思います。UNCには数多くのクラブ活動が存在しますが、私はActivity系のクラブの一つであるSoccer clubに所属しています。


秋めいてきたOld Well



サッカークラブには1・2年生合わせて50人以上が所属しており、週2回練習をしています。といいつつも毎回練習に全員が参加するのは難しく、忙しい合間を縫って各自都合のよいときにプレーします。また、MBAのSoccer Clubから3チームがUNCが運営している学内リーグに所属しています。このリーグは学部生が中心となって運営されており、スポーツが盛んなUNCの校風を表している活動の一つです。


サッカーをしたい!というモチベーションに加えて、これまで4ヶ月間Soccer Clubに参加してきて良かったなと思えることを挙げてみたいと思います。



普段プレーするグラウンド


まず一つ目はネットワーキングです。留学当初は英語力の問題もあり(今もですが)アメリカ人のクラスメイトとのコミュニケーションには臆してしまうこともありましたが、サッカーを通じて色々な人とのコミュニケーションが円滑にできるようになり授業内でも積極的にアクションが起こせるようになったと思います。また、サッカーを通じて多くの2年生と知り合うこともできます。



二つ目はリーダーシップです。私は上に挙げた学内リーグの3チームのうちの1チームのキャプテンを任されています。運営側との調整やチームメイトのスケジュール管理、試合前にはチーム内での話し合いをまとめチームが良い方向に進めるように努めており、学外でも多様性のあるメンバーをまとめることに奮闘しています。個性あふれるメンバーの中でも自分の主張を通すというビジネススクールでも感じている自身の課題を改めて痛感しているので、一つの実践の場としてとても良い機会になっています。


最後は何と言っても素晴らしい環境の中でサッカーができることです。UNCには主に2つの人工芝のグラウンドがあり、また現在は工事中ですが2019年秋には新しいグラウンドが完成予定です。(その他、ラクロス専用グラウンドも建設中)


来年秋完成予定のサッカー専用グラウンド!


UNCにはSoccer Clubの他にも様々なActivity系のクラブ活動があり、UNCという総合大学のリソースを活用して盛んに活動しています。バスケットボールが有名なUNCですがサッカーのご紹介でした!

2017年11月19日日曜日

Chapel Hill Life〜テニス編

こんにちは、Class of 2018Yoshiです。

11月も後半に差し掛かり、チャペルヒルもめっきり冬めいてまいりました。
Class of 2020での出願を考えている方は、エッセイの内容を練りに練っているところでしょうか。数あるMBAプログラムの中から、自分にフィットする学校を探すのは大変ですよね。カリキュラムを比較するのも重要ですが、時には進学する街でのライフスタイルを思い描いてみるのも良いかもしれません。そこで、今回は、私個人が熱中していることについてご紹介したいと思います。

それは、テニスです!

UNCはバスケットボールをはじめ、スポーツにも大きく力を入れており、キャンパス付近には大学が所持しているテニスコートが何箇所かあります。大学の施設とあって、設備の状態も非常に良く、最高の環境でプレーすることが出来ます。ですので、ほぼ毎週のように友人達とコートへ出向いております。







カロライナブルーの空の下でのスポーツは格別です!

チャペルヒルは、ニューヨークやボストンのような大都会ではありませんが、この陽気な空と豊かな自然、のどかな雰囲気は、この街にしかない良さだと思います。テニス以外にも、ランニングやサイクリングなどに勤しんでいる人をよく見かけます。皆、この空に誘われて身体を動かしたくなるのでしょう!

また、私にとって、スポーツは授業外でコミュニティを広める良い手段でもあります。元々は、 仲の良い中国人学生と二人で始めたテニスですが、今では交換留学生やビジネススクール外の学生が集まる、日・中の一大コミュニティに成長しました(現在なんと参加者8)。私はこれを密かにEast Asian Tennis Clubと呼んでおります。少しふざけましたが、MBAの醍醐味は、ビジネスに関する学びだけではなく、国を越えた交友関係を持つことにもあると思います。一緒に汗を流した学生達とは、生涯の友人になれることでしょう!

もちろん、Kenan-Flaglerには公式のテニスクラブもあります。こちらは、元・プロテニスプレーヤーの学生がキャプテンを務めており、非常にレベルの高いクラブとなっているようです。これも、多彩な学生が集まるMBAの面白さですね。学業以外にも、本格的にスポーツに打ち込みたいという方は、クラブへの参加を考えてみても良いでしょう。

受験生の皆様は、今はWhy MBA?Why this school?などの質問への答えを探し、カリキュラムやhands-on プロジェクトの研究に忙しいことと思います。しかし、実際に入学すると、二年間というのは意外に長いものです。TOEFLGMATの勉強や出願書類づくりに疲れた時は、息抜きに留学後の暮らしを想像してみてください!学校選びのヒントになるかもしれません。

それでは!

2017年11月4日土曜日

STAR Projectのご紹介

 こんにちは。Class Of 2018Hiroです。

 いよいよ出願もピークに近づいてくるこの時期、スクール研究に取り組む中でこのブログを読んでくださっている方も多いのではないでしょうか?ということで、今回はUNC Kenan-Flagler Business Schoolの看板プログラムのひとつでもあるSTARStudent Teams Achieving Results)を改めてご紹介します(http://www.kenan-flagler.unc.edu/leadership/star)。


【概要】
 STARとは、ビジネススクールに所属する学部生とMBA学生がチームを組み、MODⅢの約4か月間、クライアント企業からオファーされた課題に対してコンサルティングを行う、いわゆるHands-onのプロジェクトです。クライアントはamazonESPNなどの米国の大手企業から、スタートアップ企業、地元企業、NPO、海外企業などと幅広く、彼らがビジネスを展開する場所やクライアントとの主たるコミュニケーションの手段によって、「USA」・「Global」・「Virtual」のカテゴリーに分けられます。学生は事前に登録を行う、関心のある業種やキャリア、クライアントのカテゴリーなどを踏まえ、学校側からプロジェクトにアサインされます。また、MBA学生はチームをまとめるプロジェクトリーダーに立候補することも可能です(選考あり)。

【特徴】
 実践型のコンサルプロジェクトがカリキュラムに組み込まれているビジネススクールは多くあると思いますが、そんな中、STARの特徴として以下の点が挙げられるかと思います。

・少人数構成のチーム
 通常、STARのチームは学部生とMBA学生の合計5,6人で構成されます。4か月間にわたるプロジェクトですので、自ずと密な人間関係を構築しながら活動することが求められます。人間関係が密な分、「チームとして如何に成熟度上げるか」や「癖のあるメンバーをどうコントロールするか」など、リアルなチームマネジメントの課題にも、その場しのぎではなく腰を据えて取り組んでいく必要があります。課題の大変さはクライアント企業によって異なりますが、週2回のミーティングで頭を働かせるだけではなく、調査やプレゼン資料作成などの個別作業も多いので、チームが少人数構成なことも相まって「やりがい」や「負担感」は大きい授業です。

・クライアントやスクールの本気度
 STARに参画している企業は、コンサルティングフィーをUNCに支払っており、その金額は約$30,000とされています。企業規模によって金銭的負担の度合いは異なりますが、コネクションだけで授業に協力してくれているわけではなく、学生は相応の「成果」を求められるプレッシャーを受けることになります。また、学校側も教育機会としてのクオリティを上げるだけでなく、翌年度以降も継続してクライアントを獲得する必要があるため、STARに多くのリソースを割いています。チーム個別にコンサル経験のあるアドバイザーが付き、ミーティングでのアドバイスや11でのコーチングセッションを設けてくれるほか、プロジェクトを進めるうえで役立つフレームワークを学ぶConsulting Skills and Frameworkといった授業も別に開講されます。なお、こちらの授業もフレームワークを実際に使うケース課題が毎回課される、歯応えのある授業となっています。
アドバイザーはコンサル業界経験25年+で、KFBSでも教鞭を取っているAlex(右から2番目)
・学部生との混合チーム
 UNCのビジネススクールに所属する学部生は非常に優秀で、ミーティングでの発言や調査、チーム運営などあらゆる場面でしっかりと貢献をしてくれます。一方で実際のビジネス経験はインターン程度しかないため、MBA学生達が大局を示したり、ある程度ステップやアウトプットの型を示したりしてあげることが、より効率的でクオリティの高いチーム活動を実現できるかの鍵となります。年齢的・能力的にも「部下」のような立場となる彼らを含め、チームを如何にマネジメントしていくかという課題は、MBA学生だけでチームを組む場合には得られないものであり、より現実のビジネスにも近い環境なのではないかと思います。

【プロジェクト例(Hiroのケース)】
 私の所属したチームは、学部生3名、MBA4名からなる比較的大所帯の構成でした。クライアントは地元Chapel Hillで複数の ビジネスを展開するファミリー企業で、彼らが新規に立ち上げる洗車業のマーケティング戦略を立案するという課題に取り組みました。元々マーケティング関連のプロジェクトを志望しており、当初は少しズレを感じていた「ファミリー企業」という点も、カウンターパートが若社長であることによる意思決定の速さや、プロジェクトの自由度の高さといったメリットを多く発見でき、自分としては「当たり」のプロジェクトだったと感じています。
最終プレゼン後にチームメンバー、アドバイザー、クライアントと
 プロジェクトは、1回目の顔合わせの際に「ターゲット顧客は車を運転する人全員」とクライアントが発言するほど、ストラテジーもマーケティングプランも固まっていない状態からのスタートだったため、ゼロベースでターゲット選定や実オペレーションを絡めたブランディング戦略、立ち上げからそれ以降のフェーズ別のマーケティングプランの立案を行いました。このように、「最初から最後まで」をじっくり考える機会は通常の授業のケーススタディやチームプロジェクトではなかなか得難いものかと思います。また、STARで推奨される「仮説検証型」のコンサルティング手法は自分としては初めて経験するものだったため、その進め方や効用を、身をもって経験できたのは良いテイクアウェイとなりました。ミーティングでは個人的な英語力の問題もあり、自分が普段日本語環境で取るような、ファシリテーターとして議論をリードしながらそれを刺激に自分のアイデアも出していくアプローチが難しいため、常に全体像を考えながら、論点の抜け漏れ有無の確認や別の視点からのアイデア出しでチームに貢献するよう心掛けました。自分のスタイルを変えつつ、チームへの新しい貢献方法を探るといった経験も貴重なものとなりました。

【まとめ】
 このようにSTARはクオリティの高いHands-onなコンサルティングプロジェクトとして、UNC Kenan-Flagler Business Schoolのカリキュラムの目玉の一つとなっており、多くの日本人学生が履修を通じて経験値を上げています。アプリカントの皆様にも、ぜひ合格した暁には是非挑戦していただければと思います。

2017年10月27日金曜日

インターンオファー獲得プロセス@UNC

こんにちは。つい最近まで毎日半袖で過ごすことができていたチャペルヒルも10月下旬になって、少しずつ寒くなってきました。以前の投稿では、二年生2人から夏休みの過ごし方について短期交換留学プログラムの紹介があったのですが、私はこの夏休みに日本でインターンをしていましたので、今日はUNCでのインターン獲得までのプロセスに焦点を当ててご紹介したいと思います。

1. 応募まで
戦略コンサルの仕事に興味があったため、インターンの情報収集や面接準備はコンサルに絞って行いました。UNCはコンサル志望者が多いこともあり、コンサルクラブのサポートも非常に手厚く、志望動機書の作成や面接準備おいてクラブのリソースを活用しながら効果的に進めることができたと思います。戦略コンサルの面接では、志望動機等を聞かれる通常の面接に加え、ケース面接と呼ばれるケーススタディーを用いた面接が行われます。面接官から与えられた情報を元に、効果的に課題を特定した上でそれに対する解決策を導く必要があるのですが、ケースの種類は多岐に渡り、ロジカルかつ柔軟に考える必要があることから、ケース面接慣れのためにある程度場数を踏むことが重要となります。コンサルクラブでは、ケース面接対策のインフォーメーションセッション、二年生との模擬ケース面接、戦略コンサル出身のケース面接プロ講師からの講義等の機会が提供され、ケース面接のスキルを伸ばすことができました。またUNCは大手戦略コンサルファームとの関係も強く、オンキャンパスリクルーティングに来ていたリクルーターからもケース面接の取り組み方について実践的なアドバイスを貰うことができました。これらの面接練習の積み重ねを通して、最初は非常に難しく感じていたケース面接にも慣れることができ、自信を付けられたと思います。

2. 応募後~面接
応募後、書類審査を通過し、最初の面接は12月頃から始まり12月頃がピークとなるようなスケジュールとなります。応募は日本でのポジションに対して行ったのですが、最初の数回の面接はスカイプで行われた後、年明け後の面接はボストンやニューヨークで平日に実施されるような形式でした。面接を理由に授業の出席を免除してもらえるということはなく、面接のために数回授業を休まざるを得なかった時もあったのですが、UNCの場合大半のコア科目が12月までで終了しているため幸い大きな支障はありませんでした。加えて、1月の面接時にはコア科目のプログラムによりMBAの基本的な知識のベースができていたため、それがケース面接の自信にも繋がったと思います。また、面接では実際にコンサルクラブでのレクチャーや面接練習が役に立ちました。例えば、ファームによってはケース面接にクセがあるため、そのスクールのコンサルクラブにどれだけの過去のノウハウの蓄積があるかが一つのキーになるかと思います。あるファームでは、ケース中に渡される資料の脚注にケース分析のポイントとなる重要情報が記載されていることがよくある、という話を二年生から聞いていたのですが、私の受けた面接では正にその通りのことがあり、事前にそのような情報を把握していなければ、当日の限られた時間の中でそこまでチェックするには気が回らなかっただろうと思います。

3. オファー獲得、インターン実施
複数社との面接後、結果的に外資系戦略コンサルファーム3社から内定をもらうことができ、その内2社でインターンを行いました。1社目のインターンは、あるクライアントが抱える事業の再生・活性化をテーマに、他のMBA生と協働しながら、関係者へのインタビューやデータ分析を通じて課題を浮き彫りにしながら、長期的な事業の持続・成長のためには何が必要かということについて、クライアントに対して最終的にプレゼンを行いました。2社目のインターンでは、上場企業の中期経営計画策定やM&Aにおけるビジネスデューデリジェンスのプロジェクトにチームメンバーの一員として参加することができました。守秘義務があるために詳しくは書けないのが残念ですが、これらのインターンを通じてコンサルタントの仕事の醍醐味や仕事への取り組み方を知ることができ、またMBAで培った知識や経験を活かすことで新たな学びが得られたと思います。

上記は戦略コンサルの場合のインターン獲得プロセスですが、UNCに在籍していて、インターン獲得のためのUNCのキャリアオフィスやプログラムオフィスの対応はかなり手厚いと感じています。例えば、投資銀行業界志望者向けには、一年目の秋から冬にかけて財務モデリング作成の特別クラスが定期的に行われていました。私はLBOモデルのクラスにも参加したのですが、実務で使われるレベルのものと遜色なく、レクチャーを通じて投資銀行志望者が十分な知識を積むことができるよう効果的に設計されています。また最近はスタートアップやベンチャーキャピタルの人気が上昇していますが、ノースカロライナにはリサーチトライアングルパーク(RTP)と呼ばれるスタートアップから大手企業まで集まる研究推進地域があり、UNCRTPとの結びつきが強いため、学校のプログラムやイベントを通じて、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタリスト、アントレプレナーとの交流の機会が豊富にあります。二年次には、地元のベンチャーキャピタルでのインターンシップが単位認定されるような授業もあり、学校としても学生の興味がある分野へのサポートをしっかりしてくれているという印象です。

MBAの醍醐味はクラス内での学びに留まらず、リアルワールドでクラスでの学びを実践したり、理論と実践の繰り返しにより、自分の糧にすることができることにあると思います。理論だけでなく実務で得られる学びも大事にしたい、インターンシップを体験したいという人は是非UNCを進学先としてご検討下さい!

2017年10月1日日曜日

短期交換留学プログラム2



こんにちは。Class of 2018のTakです。
HTの前記事に引き続きDBIのご紹介をしたいと思います。

私は8月の3週間、オーストリアのウィーンにあるWU(Vienna University of Economics and Business)のサマープログラムに参加しました。WUでは5月や7月にも異なる内容のプログラムが開催されていて、学びたい内容や時期の都合で自分に合ったものを選択することができます。DBIへの参加には当校内での選考を通過する必要がありますが、夏はインターンシップの時期と重なるため競争が少なく、比較的簡単に希望するプログラムに行くことができると思います 。

私が参加したプログラムには約10カ国・30名の学生が参加。カナダとアメリカの学生が半数近く占めましたが、当校では数少ないヨーロッパやアフリカの学生も一定数いました。また、フルタイムMBAだけでなくパートタイムMBAやMBA以外を専攻する学生もいて、普段とはまた異なるバックグラウンドを持つメンバーが揃っていました。授業中はグループワークが多く短期間のうちに5チーム以上のグループを組むことになり、仕事の進め方やリーダーシップの取り方など他の学生から学ぶことも多かったです。

本プログラムの内容はというと、International Marketing、Global Leadership、International Entrepreneurshipの3科目をそれぞれ 1週間ずつ集中的に受講。私は普段ファイナンスとオペレーションに重点を置いて履修していて、他の分野の勉強時間をあまり取れていないため、本プログラムはそれを補う良い機会になりました。特にこれまであまり興味のなかったLeadership系の授業の面白さに気がつき、MBA 2年目の学習計画を変えるきっかけとなりました。コンセントレーション(当校では取得必須ではありません)等の都合で興味がありながらも履修できていない分野がある場合に、DBIを活用するのはオススメと言えます。

プログラム期間中には市内ツアーや宮殿、美術館、ビール工場の見学、飲み会などのイベントも数多く開催され、クラスメートと仲良くなりやすい環境が整っていました。週末も多くの学生がザルツブルクなど国内の他都市や、隣国のハンガリー、チェコなどを旅行し、さらに交流を深めていました。

プログラムが始まる前にはDBIを取らずただ旅行で訪れれば良かった…などと考えたりもしましたが、終わってみれば授業やクラスメートから学ぶことも多く、また新たな友人ができたりと、単なる旅行では得られなかったであろうことがたくさんあり、とても有意義だったなと感じています。

UNCには今回ご紹介したDBIの他、学期を通じた2〜3ヶ月の交換留学プログラム、海外企業の訪問と観光がセットになったGIE、海外企業にコンサルティングを行うSTAR Globalといった海外関連のプログラムが用意されています。アメリカにMBA留学すること自体が多くの日本人にとってグローバル経験であるとは思いますが、アメリカ以外の国にも身を置くことで得られるものが必ずあります。UNCにご入学される皆様はこれらのプログラムへの参加をぜひご検討ください!