2018年3月29日木曜日

MBAとCFA



こんにちは、2年生のYukiです。卒業まで残すところ1Modになりましたが、今回は私がMBAプログラムと並行して受験しているCFA試験について書き綴りたいと思います。

【CFA試験とは】

CFAとは、Chartered Financial Analystの略で、アメリカのCFA Instituteという協会が認定している財務や投資に関する専門資格です。機関投資家や投資銀行などで業務を行う方々にとっては非常にメジャーな資格で、現在では全世界に14万人ほど資格保有者がいます。資格を取得するためには1次から3次までの財務分析に関する筆記及びマークシート試験と、4年間の財務や投資関連業務の実務経験が必要になります(実務経験については、広く定義させているようなので、投資銀行や機関投資家に属する業務でなくても、受験資格に足り得る場合が多いようです。)。一般的に、財務や投資に関連する業務についている方々は、CFAを取得するかMBAを取得するか迷う場合も多いですが、今回はこのブログをご覧になっている方々がMBA入学を目指していることを前提に、MBA期間中にCFAを取得することの相乗効果について、私の体験談も交えて解説していきたいと思います。

【MBAとCFA取得の相乗効果】


· MBAの授業内容とCFAの試験内容

UNCのMBAカリキュラムでは、コーポレートファイナンス、インベストメントバンキング、リアルエステートのコンセントレーションがあり、これらに関連する多くの授業が、実質的にCFAの試験内容と重なっています。また、必修科目においても、ファイナンスに関する授業の多くの部分がCFAの試験でも主要出題項目になっています。私はMBAカリキュラムにおける当該科目のすべてを受講したわけではないですが、シラバスや友人からの情報を鑑みると、授業をうまく重なるように履修することで1次試験の65%、2次及び3次試験は75%程度の出題内容がUNCのMBAのカリキュラムでカバーできると思います。もちろん授業で習ったことを、演習問題で数多く解いたり、暗記したりする作業もプラスアルファで発生しますが、少なくとも理解すべき範囲の多くはMBAとCFAで共通するところが多いです。

· CFAの試験時期

CFAの試験は年一回、例年6月にあり(1次試験だけ年2回、6月と12月開催)、ちょうどMBAの夏休みが始まって一か月経ったあたりなので、MBA生はその時期に勉強することが可能です。社費派遣の方でインターンを考えていない方は特にですが、試験合格者の平均勉強時間は、毎次試験およそ300時間強とされており、そこから考えると試験前に夏休みに入るUNCのMBAカリキュラムは魅力的なスケジュールだと思います。また、後述しますが、インターンを行うような方の場合も、アメリカ企業のファイナンス部門でのインターンであれば多くのインターン仲間や社員が受験しているので、お互い協力し合いながら勉強することが可能です。私の場合も6月から8月まではインターンのために働いていたので忙しい時期でしたが、試験直前は仲良くなった社員の方と就業後にカフェで勉強したりと、モチベーションを維持することができました。

· MBA生の中でのCFA受験者について

CFA試験はMBAのクラスメイトの中にも多くの受験者がいます。CFA試験の場合、定番の教科書や問題集が決まっていて、それを使って学校のカフェなどで勉強していると、どこからともなくほかの受験者が話しかけてきて、次は何次試験?といったように会話になりネットワークが広がります。彼らと分からないところを教えあったり、試験範囲の情報交換をすることで試験勉強を効果的に進めることができました。また、ファイナンスやインベストメント関連業務でインターンを行う予定の方は、合格発表が7月後半にあるため、インターン先の企業でCFAを受けている社員の方々とも話が盛り上がります。私の場合、私は当時、米系保険会社の100人程度の投資子会社のディーリングルームにいましたが、受験者の社員に合格のメールが届く度に、各チームから拍手の音が聞こえます。会社によって状況は異なるかもしれませんが、バイサイドのリサーチとディーリング部門では合格発表日はそこそこ大きなイベントになります。私はインターンの身分でしたが、知らない社員の方からもおめでとうと声をかけられて嬉しかったのを覚えています。

· スカラシップ

試験費用は、何次試験かや出願時期によって変動しますが、3回の試験総額は最短で合格して25万円程です。ただ、それに加えて市販の問題集などを購入したりする費用や、平均4、5年かかるというCFA協会のコメントを参考にして1、2回程度は不合格になる前提だと、5、60万円がトータルのコストになると思われます。この費用面において、CFA協会は、Kenan-Flagler Business Schoolとパートナーシップを結んでいるため、スカラシップを利用することが可能です。残念ながらMBA生のCFA受験者全員が得られるものではなく、書類選考がありますが、毎受験費用の半分程度をスカラシップで負担することが可能です。
· キャリアヘッジとしてのCFA

私のケースになりますが、30歳を過ぎてからのMBAで、ファイナンスをバックグラウンドにしていると、MBAのカリキュラムでのファイナンス分野は、多くが既知の内容となってしまい、新鮮味に欠けることもあります。最初に記載しました履修項目の相乗効果の利用とは反しますが、もし投資財務分野で既にある程度キャリアを積んだ方がMBAに来る場合、ファイナンス関連以外を中心に取るほうが知見が広がるのかもしれません。私の場合も、選択科目からはファイナンス分野以外で、主にデータアナリティクスやマネジメント関連の授業を取得していました。もし卒業後に投資財務分野から離れることができないような場合、CFAをキャリアヘッジに使うことで充実したMBA生活を送ることができると思います。

【スケジュール】

MBAとCFAの同時取得のためのスケジュール案として、1次試験はさほど重たいものではないので、MBAに来る前の準備期間やそれ以前に、済ませてしまうのがいいかもしれません。早くにMBAでの合格を勝ち取って、渡米を待っている段階の方でしたら、MBAの科目の予習がてらMBA受験終了後から渡米までの間に勉強して、渡米直前の6月の試験で合格することも可能かと思います。2次試験については定量的な分析が多くなるので、コア科目を終わらせてから夏休みを勉強に利用できる1年生の6月受験がベストかと思います。ここまで順当にいくと、残りの3次試験は卒業直後の2年生の6月の受験で合格して修了するのが最短ルートかと思います。

【まとめ】

最後に、上記に記したMBA期間中のCFA取得のアドバンテージをまとめますと、授業を利用することでの勉強時間及び教科書代の削減、MBA外でのキャリアヘッジ、MBA期間の自己のユーティライゼーションの最大化、クラスメイトのCFA受験者間での新たなネットワークの構築、他分野の授業履修による機会損失の低下、また、スカラシップの利用などがあげられると思います。ともすれば2年のMBA期間で、授業の履修だけだと手持ち無沙汰になるタイミングもあるかもしれません。そういった時間を無駄にしないためにも、1つの選択肢として、特に投資財務分野のバックグラウンドの方は上記のようなCFAとMBAのダブル取得をお勧めします。

2018年3月21日水曜日

地域との関わりについて NPO Board Consultant

Class of 2019のNobuです。現在はSpring Breakを迎えているところです。さて、今回はChapel Hillや地域との関わりという視点からNPO Board Consultantというプログラムについて紹介したいと思います。

このプログラムは、RTP近郊のNPOのBoad Consultantとして1年間それぞれのNPOに対して働くものになります。残念ながら単位は出ないのですが、1年目の10月に募集があり、Class of 2019では約30名がBoard consultantとして活動をしています。私自身、日本にいる際はNPOはあまり身近な存在ではなかったのですが、コアクラスのBusiness Strategyの中でNPOの方々が授業に来て授業内という短い時間ではありますが、課題解決の提案をするといった授業もあり、①学内だけでなく地域との関わりを持ちたい②Hands-onの機会を得たいという理由からBoard Consultantに応募しました。

NPOによって活動内容やその範囲はそれぞれですが、今回は私が行っているTriangle※ UltimateというNPOでの活動内容を紹介したいと思います。アメリカ人とインド人のクラスメートと共に3人で活動しています。
※フリスビーを使ったスポーツ。アメリカでは日本より一般的なようで学内でもプレーしている学生をよく見かけます。Triangle Ultimateはローリー、ダーラム、チャペルヒルの地域において、小学生から大人まで各年代のUltimateの大会やキャンプ等を通じた地域交流の場を提供するNPOになります。





実際の活動についてですが、現時点ではNPOを構成する各Committee(財務状況を管理するFinance committeeやユース年代のプログラムを管理するYouth Committee等)と話し合いを行い、それぞれの課題に対して取り組み始めたところです。例えばYouth Committeeでは、「参加者を増やしたいとい」という課題に対して、既存の参加者データや人口統計データを用いてまずは現状の分析と取りうる戦略の外枠を作り始めたところです。まだまだスタート段階で(もう3月ですが!)具体的なアドバイスやアクションを起こすに至ってはいないのですが、チームメイトのアメリカ人はUltimateを長年やっていたこともあり、毎度のMeeting後にUltimateのルールや地域のリーグ戦の仕組みを教えてくれたりと、堅苦しくなりすぎず楽しみながら取り組んでいます。

具体的な活動内容については、改めてアップデートしますが、学業以外での多様な成長機会の一つとして興味を持ってい頂ければとても嬉しいです!

2018年2月14日水曜日

女性からみたUNC/Chapel Hill

Class of 2019のErikoです。春学期が始まり、MOD IIIも中盤に差し掛かっています。
さて、本日は女性からみたUNC/Chapel Hillというテーマでブログを書きたいと思います。

治安
チャペルヒルは全米においてもかなり治安の良いエリアだと思います。
チャペルヒルの繁華街であるフランクリンストリートにおいても怖い思いをしたことはありませんし、家の周りを一人で夜にジョギングをすることも可能です(ただし道は暗いです)。
私はキャンパス内のアパートに住んでおり、ビジネススクールまでは徒歩3分の距離なので、とても便利で安全です。日本人在校生を含むインターナショナル生の多くがキャンパス内のアパートに住んでいるので、何か困ったことがあった時も安心です。私は日本人在校生から家財道具を譲り受けたのですが、その時にもクラスメートが運搬を手伝ってくれました。また、ちょっとしたホームパーティーを通じてクラスメートと仲良くなりやすいという面も、オンキャンパス住居が充実しているUNCの良さの一つだと思います。

オンキャンパス住居前

車の運転
私は日本では車を持っておらず、ほぼペーパードライバー状態でしたが、チャペルヒルに来てからすぐに免許を取得し、車を購入しました。車がなくても生活できますが、あったほうが断然便利です。こちらは道幅や駐車場が広いので、右側通行にさえ慣れてしまえば運転は全く問題ありません。また、米国南部の温厚な人柄もあり、道行くドライバーも皆優しいので、クラクションを鳴らされることもほとんどありません。

ショッピング(食品)
車で30分弱のCaryというエリアに韓国系スーパーマーケットのHmartがあり、日本食材はここで揃えています。醤油や味噌などの調味料から、うどん、焼きそば、たこ焼きの粉といったものまで、大体何でも揃います。ちなみに納豆は冷凍されて販売されています。
また、車で10分のところにはTrader Joe's, Wholefoods market, Harris Teeterといったスーパーがあるので、普段の生活はこれらのスーパーで十分です。

ショッピング(洋服・コスメなど)
日本にいた際はショッピングをこよなく愛していましたが、チャペルヒルに来てからショッピングの機会が減りました。なぜなら、日本に比べて皆カジュアルで、日本のようにトレンドに惑わされなくて済むからです!とは言え、洋服やコスメは車で約10分のところにあるSouthpointというショッピングモールにある、NordstromやMacy'sなどのデパートや、Sephoraというコスメ店で購入可能ですし、もちろんAmazonにもお世話になっています。

クラブ活動
UNCにはWomen in business clubという、女性のキャリアのためのクラブがあり、積極的に活動しています。アメリカは日本よりも女性の社会進出が進んでいますが、結婚・出産といったライフイベントに女性のキャリアが影響を受けるのは同じです。また、以前出席したクラブミーティングでは、採用、昇進といったビジネスにおける性差別がテーマでした。日本では「タブー」として取り上げられないことも、かなりストレートにディスカッションされていたことはとても衝撃でした。また、私が感動したのは、このクラブ活動を支持するmale allyと呼ばれる男性支援者の存在です。立場によって異なる意見が生じるテーマだからこそ、女性だけでなく男性の目線からの意見を出してくれたり、女性をサポートしてくれる彼らの存在はとても重要だと感じました。

スポーツ
以前のブログにも書かれていたサッカーやテニスはもちろん、その他様々なスポーツの環境が整っています。
・ゴルフ:車で5分の所にUNCのゴルフコースと練習場があり、ゴルフをするには最高の環境です。
・水泳:UNCのメインキャンパスあるプールは、決められた時間内は自由に利用できます。
・スポーツジム:メインキャンパスのジムでは、トレッドミルやウエイトはもちろん、ズンバやヨガのクラスも開かれており、自由に参加することができます。私はまだ使ったことがありませんが、ボルダリングの施設もあります。ビジネススクールのあるMcCollビルディングにも、スポーツジムが併設されており、クラスの合間にリフレッシュすることができます。
自然豊かで施設も充実しているUNCはスポーツが好きな方にとって最高の環境だと思います!

以上女性目線でのUNC/Chapel Hillのご紹介でした!

2017年12月23日土曜日

交換留学に行ってきました。

どうも、ご無沙汰してます。Yukiです。今回は私が今年の秋冬学期に経験したスペインへの交換留学について少し書き綴りたいと思います。MBA留学中に別の大学へ交換留学を考えている皆さんの参考になれば幸いです。

【UNCの交換留学】
UNCは世界中に交換留学のための提携大学を持っており、毎年数十名のMBA生が他の大学へ四半期もしくは半期のあいだ留学します。交換留学先は各校に限られた枠しかないので、自分の行きたい留学先に100%行けるというわけではなく、一年次の成績、エッセイ、面接で総合的に判断され、留学先が決定します。第三希望までオフィスには伝えるのですが、私の場合は幸い第一希望のIESE Business Schoolに留学することが叶いました。その年の学生の趣向や大学のランキング動向にもよると思いますが、2年時の秋冬学期はまだ就職活動に勤しんでいる学生が多いので、比較的交換留学生の希望者が少ないようです。もし社費でMBA留学に来るような方であれば、競争率が比較的高くない秋冬学期の交換留学をお勧めします。


【選考について】
交換留学へのモチベーションは様々あると思いますが、私の場合はまず性格が飽きっぽいので、どうしても2年間同じ環境に身を置くと中だるみしてしまうのではないかという不安があったのが大きいです。また、具体的になぜスペインのMBAなのかについては、私の所属する会社がアメリカ南部の会社なので、従業員やお客様もヒスパニック系が多く、スペイン語を習得することは今後のキャリアとして有意義だと感じスペインにあるIESE Business Schoolを第一志望にしていました。
上記のようなことをエッセイにも書いていたのですが、面接で、「バルセロナの言語はカタランだけどいいの?」と面接官に聞かれたときにはじめて、スペイン語がバルセロナの主要な言語じゃないことを知り、かなり焦りました。実際のところカタルーニャ地方でもバルセロナくらいの大都市であれば、みんなスペイン語とカタランの両方話せることに住んでいて分かったので安心しましたが、ヨーロッパや南米など、しっかり調べないと実は自分の志望動機とマッチしない場合もあるので、交換留学アプライの前にしっかり調べることをお勧めします。


【ビザ手続き】
これはどこからどこへ渡航するかによって苦労の度合いが異なるようです。EU諸国への交換留学の場合、90日以内であればビザなしで渡航可能ですが、あいにく交換留学の期間が4か月なので、どうしてもビザが必要になります。ビザ取得は渡航の2か月前程度からしか受け付けてもらえないので、手続きに関しては結構ばたばたします。私の場合、渡航2か月前はインターンでNYにいて、ノースカロライナには帰ることができなかったため、すべてNYにあるスペイン大使館で手続きを行いました。中国からスペインに留学している子たちから聞いていた話だと、外国人のビザの手続きはすごく面倒で時間がかかると聞いていたので、私の場合も面倒なことになるかなと覚悟していたのですが、意外にそうでもなく拍子抜けでした。日本人がノースカロライナに留学しているのに、なぜNYでのスペインビザ申請なのかをサポートする資料などを準備しましたが、特に突っ込まれることもなく(むしろ読まれてすらいない?)すんなり受け入れられました。アメリカからヨーロッパへの短期留学ビザの手続きは案外スムーズにいくのかもしれません。


【生活セットアップ】
交換留学自体はは非常に良い経験だと思いますが、留学当初、苦労した生活のセットアップと同様の手続きをまたやらなければならないと思うと気が重かったのを思い出します。しかも、家、電気、ガス、水道、ケータイ、銀行口座等について、英語ならまだしもスペイン語、下手したらカタランで全て整えなければならないと思うと、渡航直前はかなりブルーな気持ちでした。基本的に怠惰な性格なので、なんとか面倒な手続きを省けないかと画策し、最終的にはFacebook上に既に出来上がっていたIESEの2年生のグループに、誰かルームシェアさせてくれるようにお願いする内容をポストしました。幸い、2年生数名で住んでいるマンションの一室に空きが出ていたのでそこを4か月借りることにしました。この方法であれば、ケータイと銀行口座以外はすべてセットアップ済みなのでかなり労力を省けます。しかも、2年生はすでに1年間スペインにいるのでスペイン語でのコミュニケーションもなんとかなる生徒も(すべての生徒ではないですが)多いです。ルームメイトの助けを借りてケータイ等のセットアップもスムーズに完了することができました。交換留学の際は、早めに上記のようなクラスメイト同士の物件を押さえるのが、労力をかけない最善の方法かと思います。


【IESEについて】
IESE Business Schoolは、FTのランキングでも毎年10位以内に入るヨーロッパ圏ではトップレベルのビジネススクールです。校舎はバルセロナの北側に聳える丘の中腹にあり、そこからの地中海とバルセロナの街並みの眺めは最高でした。クラス規模は一学年370人程度で、国籍は多様です。アメリカのビジネススクールに比べてヨーロッパの国々から来ている学生の割合がやはり多く、みんな数カ国が話せて当たり前ような環境だったので非常に刺激的でした。IESEは、スペイン語の授業を卒業のための単位の授業とは別に設けていて、4か月間で計30時間程度の授業を受けることになります。12段階のレベル別コースになっており、スペイン語初学者も基本レベルから授業を受けることができます。もしIESEに交換留学される場合は受講することをお勧めします。基本的にIESEの食堂の店員さんたちは英語が話せないので、そういったところのコミュニケーションでスペイン語を学ぶ良い機会が多くありました。余談ですが、その食堂には普通にビールが売っているので金曜日の授業後は校舎の前でビールを飲みながら談笑している学生が多くいて、スペインにいることを実感しました。







【IESEの授業】
IESEの授業はケースメソッドと呼ばれ、ハーバードと同じ手法を採用しているようです。授業の大半はケーススタディをベースに授業が展開されるので、生徒は授業の前にケースを読み込むことが要求されます。1年生から聞く話によると、1年次は席は指定で、毎日3つはケースを読まなければならず、クラスパーティシペーションのグレーディング割合が5割以上の授業も多いので、大変苦労するそうです。2年次のカリキュラムはそれほど大変ではないようですが、リクルーティング関連のイベントに割く日程が多いため、一日の平均授業は大体3つ程度と、UNCよりもややインテンシブなスケジュールになっていました。マーケティングやリーダーシップ関連の科目が豊富な印象を持ちましたが、UNCで当期の授業を受けている友人と話していると、カリキュラムの構成自体はアメリカのビジネススクールとさほど変わらない ようでした。また、IESEは毎週末にBoW(Bar of Week)というソーシャルが行われており、勉強に忙しい平日とは対照的に生徒同士の親睦深める良い機会になっています。


ある日のBoW


【まとめ】
総じて、私にとって交換留学はとても有意義でした。私のように純ドメで海外を経験したことがないような場合、ヨーロッパ圏とアメリカの文化や言語の違いについても多くを学ぶことができ、アメリカに対する客観的な知見を広げることができたと思います。また、幸い私の場合、昨年のアメリカでのトランプ政権の発足、今年はバルセロナでカタルーニャの独立運動、両方間近に触れることができ、それぞれの国民がどういった意見を持っているのかを授業を通じて聴く機会が多くあり非常に満足しています。2年という留学期間はとても長く、一か所で終わらせてしまうのはもったいないかもしれません。可能であれば留学期間中にまったく別の地域に交換留学してみるのはどうでしょうか。

交換留学生の日本人同士で


2017年11月30日木曜日

クラブ活動 ~サッカー編~

はじめまして。Class of 2019のNYです。早いもので、ModⅡも終わりに近づいて来ました。

さて、今回は、Yoshiさんのブログに引き続いてUNCのクラブ活動を通じてこれまで感じてきたものをご紹介したいと思います。UNCには数多くのクラブ活動が存在しますが、私はActivity系のクラブの一つであるSoccer clubに所属しています。


秋めいてきたOld Well



サッカークラブには1・2年生合わせて50人以上が所属しており、週2回練習をしています。といいつつも毎回練習に全員が参加するのは難しく、忙しい合間を縫って各自都合のよいときにプレーします。また、MBAのSoccer Clubから3チームがUNCが運営している学内リーグに所属しています。このリーグは学部生が中心となって運営されており、スポーツが盛んなUNCの校風を表している活動の一つです。


サッカーをしたい!というモチベーションに加えて、これまで4ヶ月間Soccer Clubに参加してきて良かったなと思えることを挙げてみたいと思います。



普段プレーするグラウンド


まず一つ目はネットワーキングです。留学当初は英語力の問題もあり(今もですが)アメリカ人のクラスメイトとのコミュニケーションには臆してしまうこともありましたが、サッカーを通じて色々な人とのコミュニケーションが円滑にできるようになり授業内でも積極的にアクションが起こせるようになったと思います。また、サッカーを通じて多くの2年生と知り合うこともできます。



二つ目はリーダーシップです。私は上に挙げた学内リーグの3チームのうちの1チームのキャプテンを任されています。運営側との調整やチームメイトのスケジュール管理、試合前にはチーム内での話し合いをまとめチームが良い方向に進めるように努めており、学外でも多様性のあるメンバーをまとめることに奮闘しています。個性あふれるメンバーの中でも自分の主張を通すというビジネススクールでも感じている自身の課題を改めて痛感しているので、一つの実践の場としてとても良い機会になっています。


最後は何と言っても素晴らしい環境の中でサッカーができることです。UNCには主に2つの人工芝のグラウンドがあり、また現在は工事中ですが2019年秋には新しいグラウンドが完成予定です。(その他、ラクロス専用グラウンドも建設中)


来年秋完成予定のサッカー専用グラウンド!


UNCにはSoccer Clubの他にも様々なActivity系のクラブ活動があり、UNCという総合大学のリソースを活用して盛んに活動しています。バスケットボールが有名なUNCですがサッカーのご紹介でした!

2017年11月19日日曜日

Chapel Hill Life〜テニス編

こんにちは、Class of 2018Yoshiです。

11月も後半に差し掛かり、チャペルヒルもめっきり冬めいてまいりました。
Class of 2020での出願を考えている方は、エッセイの内容を練りに練っているところでしょうか。数あるMBAプログラムの中から、自分にフィットする学校を探すのは大変ですよね。カリキュラムを比較するのも重要ですが、時には進学する街でのライフスタイルを思い描いてみるのも良いかもしれません。そこで、今回は、私個人が熱中していることについてご紹介したいと思います。

それは、テニスです!

UNCはバスケットボールをはじめ、スポーツにも大きく力を入れており、キャンパス付近には大学が所持しているテニスコートが何箇所かあります。大学の施設とあって、設備の状態も非常に良く、最高の環境でプレーすることが出来ます。ですので、ほぼ毎週のように友人達とコートへ出向いております。







カロライナブルーの空の下でのスポーツは格別です!

チャペルヒルは、ニューヨークやボストンのような大都会ではありませんが、この陽気な空と豊かな自然、のどかな雰囲気は、この街にしかない良さだと思います。テニス以外にも、ランニングやサイクリングなどに勤しんでいる人をよく見かけます。皆、この空に誘われて身体を動かしたくなるのでしょう!

また、私にとって、スポーツは授業外でコミュニティを広める良い手段でもあります。元々は、 仲の良い中国人学生と二人で始めたテニスですが、今では交換留学生やビジネススクール外の学生が集まる、日・中の一大コミュニティに成長しました(現在なんと参加者8)。私はこれを密かにEast Asian Tennis Clubと呼んでおります。少しふざけましたが、MBAの醍醐味は、ビジネスに関する学びだけではなく、国を越えた交友関係を持つことにもあると思います。一緒に汗を流した学生達とは、生涯の友人になれることでしょう!

もちろん、Kenan-Flaglerには公式のテニスクラブもあります。こちらは、元・プロテニスプレーヤーの学生がキャプテンを務めており、非常にレベルの高いクラブとなっているようです。これも、多彩な学生が集まるMBAの面白さですね。学業以外にも、本格的にスポーツに打ち込みたいという方は、クラブへの参加を考えてみても良いでしょう。

受験生の皆様は、今はWhy MBA?Why this school?などの質問への答えを探し、カリキュラムやhands-on プロジェクトの研究に忙しいことと思います。しかし、実際に入学すると、二年間というのは意外に長いものです。TOEFLGMATの勉強や出願書類づくりに疲れた時は、息抜きに留学後の暮らしを想像してみてください!学校選びのヒントになるかもしれません。

それでは!

2017年11月4日土曜日

STAR Projectのご紹介

 こんにちは。Class Of 2018Hiroです。

 いよいよ出願もピークに近づいてくるこの時期、スクール研究に取り組む中でこのブログを読んでくださっている方も多いのではないでしょうか?ということで、今回はUNC Kenan-Flagler Business Schoolの看板プログラムのひとつでもあるSTARStudent Teams Achieving Results)を改めてご紹介します(http://www.kenan-flagler.unc.edu/leadership/star)。


【概要】
 STARとは、ビジネススクールに所属する学部生とMBA学生がチームを組み、MODⅢの約4か月間、クライアント企業からオファーされた課題に対してコンサルティングを行う、いわゆるHands-onのプロジェクトです。クライアントはamazonESPNなどの米国の大手企業から、スタートアップ企業、地元企業、NPO、海外企業などと幅広く、彼らがビジネスを展開する場所やクライアントとの主たるコミュニケーションの手段によって、「USA」・「Global」・「Virtual」のカテゴリーに分けられます。学生は事前に登録を行う、関心のある業種やキャリア、クライアントのカテゴリーなどを踏まえ、学校側からプロジェクトにアサインされます。また、MBA学生はチームをまとめるプロジェクトリーダーに立候補することも可能です(選考あり)。

【特徴】
 実践型のコンサルプロジェクトがカリキュラムに組み込まれているビジネススクールは多くあると思いますが、そんな中、STARの特徴として以下の点が挙げられるかと思います。

・少人数構成のチーム
 通常、STARのチームは学部生とMBA学生の合計5,6人で構成されます。4か月間にわたるプロジェクトですので、自ずと密な人間関係を構築しながら活動することが求められます。人間関係が密な分、「チームとして如何に成熟度上げるか」や「癖のあるメンバーをどうコントロールするか」など、リアルなチームマネジメントの課題にも、その場しのぎではなく腰を据えて取り組んでいく必要があります。課題の大変さはクライアント企業によって異なりますが、週2回のミーティングで頭を働かせるだけではなく、調査やプレゼン資料作成などの個別作業も多いので、チームが少人数構成なことも相まって「やりがい」や「負担感」は大きい授業です。

・クライアントやスクールの本気度
 STARに参画している企業は、コンサルティングフィーをUNCに支払っており、その金額は約$30,000とされています。企業規模によって金銭的負担の度合いは異なりますが、コネクションだけで授業に協力してくれているわけではなく、学生は相応の「成果」を求められるプレッシャーを受けることになります。また、学校側も教育機会としてのクオリティを上げるだけでなく、翌年度以降も継続してクライアントを獲得する必要があるため、STARに多くのリソースを割いています。チーム個別にコンサル経験のあるアドバイザーが付き、ミーティングでのアドバイスや11でのコーチングセッションを設けてくれるほか、プロジェクトを進めるうえで役立つフレームワークを学ぶConsulting Skills and Frameworkといった授業も別に開講されます。なお、こちらの授業もフレームワークを実際に使うケース課題が毎回課される、歯応えのある授業となっています。
アドバイザーはコンサル業界経験25年+で、KFBSでも教鞭を取っているAlex(右から2番目)
・学部生との混合チーム
 UNCのビジネススクールに所属する学部生は非常に優秀で、ミーティングでの発言や調査、チーム運営などあらゆる場面でしっかりと貢献をしてくれます。一方で実際のビジネス経験はインターン程度しかないため、MBA学生達が大局を示したり、ある程度ステップやアウトプットの型を示したりしてあげることが、より効率的でクオリティの高いチーム活動を実現できるかの鍵となります。年齢的・能力的にも「部下」のような立場となる彼らを含め、チームを如何にマネジメントしていくかという課題は、MBA学生だけでチームを組む場合には得られないものであり、より現実のビジネスにも近い環境なのではないかと思います。

【プロジェクト例(Hiroのケース)】
 私の所属したチームは、学部生3名、MBA4名からなる比較的大所帯の構成でした。クライアントは地元Chapel Hillで複数の ビジネスを展開するファミリー企業で、彼らが新規に立ち上げる洗車業のマーケティング戦略を立案するという課題に取り組みました。元々マーケティング関連のプロジェクトを志望しており、当初は少しズレを感じていた「ファミリー企業」という点も、カウンターパートが若社長であることによる意思決定の速さや、プロジェクトの自由度の高さといったメリットを多く発見でき、自分としては「当たり」のプロジェクトだったと感じています。
最終プレゼン後にチームメンバー、アドバイザー、クライアントと
 プロジェクトは、1回目の顔合わせの際に「ターゲット顧客は車を運転する人全員」とクライアントが発言するほど、ストラテジーもマーケティングプランも固まっていない状態からのスタートだったため、ゼロベースでターゲット選定や実オペレーションを絡めたブランディング戦略、立ち上げからそれ以降のフェーズ別のマーケティングプランの立案を行いました。このように、「最初から最後まで」をじっくり考える機会は通常の授業のケーススタディやチームプロジェクトではなかなか得難いものかと思います。また、STARで推奨される「仮説検証型」のコンサルティング手法は自分としては初めて経験するものだったため、その進め方や効用を、身をもって経験できたのは良いテイクアウェイとなりました。ミーティングでは個人的な英語力の問題もあり、自分が普段日本語環境で取るような、ファシリテーターとして議論をリードしながらそれを刺激に自分のアイデアも出していくアプローチが難しいため、常に全体像を考えながら、論点の抜け漏れ有無の確認や別の視点からのアイデア出しでチームに貢献するよう心掛けました。自分のスタイルを変えつつ、チームへの新しい貢献方法を探るといった経験も貴重なものとなりました。

【まとめ】
 このようにSTARはクオリティの高いHands-onなコンサルティングプロジェクトとして、UNC Kenan-Flagler Business Schoolのカリキュラムの目玉の一つとなっており、多くの日本人学生が履修を通じて経験値を上げています。アプリカントの皆様にも、ぜひ合格した暁には是非挑戦していただければと思います。