2020年10月26日月曜日

コロナ禍でのMBA(Mod1を終えて)

 Class of 2021のKNです。当校は先週末でMod1が終了し、私は最後のTake Home Finalを終えて短い秋休みに突入したところです。

Mod1は当初、対面とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型での運用となる予定でしたがコロナ流行の第2波が押し寄せ、夏休み期間中に2020年いっぱいは100%オンライン授業となることが決まりました。

今年は受験生の方はキャンパスビジットもできず、なかなか学校の雰囲気が掴みづらいかと思いますが、こんなときこそオンラインの強みを生かして色々質問にお答えできればと思いますので、些細なことでも遠慮せずにメールをお寄せください(本当に気を遣わなくて大丈夫です)。


直近のアメリカは、まさにコロナウイルスの第3波が押し寄せている真っ只中で、受験生の皆様もご自身が入学される際に元通りになっているのか不安になられている方も多いと思います。受験生からも現在のMBAの授業はどうなっているのか、と質問を頂くことが多いので、今回はコロナ禍で授業がどのように行われているかご紹介させて頂ければと思います。


  • クラスサイズ
    これまでの対面授業と同様に1クラス30人や50人といった上限を設けて行っている授業がほとんどです。オンラインになると物理的な上限はほぼないに等しいですが、これは授業を品質を落とさないためで、授業での発言機会や教授からのフィードバックは対面授業と変わらないかと思います。

  • 授業の様子
    オンラインになって授業の熱気や雰囲気が損なわれてしまうことを教授側も相当気にかけてくれており、教授の伝え方はオンラインの方がより迫力を込めて伝えてくれているような気がします(完全に主観です)。恐らくほとんどの教授も在宅ワークなのでしょうから、自宅でにも関わらず一生懸命盛り上げようとしてくれている姿には頭が下がる思いです。

    授業によっては授業時間中に4-5人程度の小グループに分かれて議論することもありますが、ZoomのBreakout room機能を使って特にストレスなくこなせています。

  • グループワーク
    全てのグループワークはZoomで行われています。一部アメリカから母国に帰ってしまったクラスメートもいますのでたまに時差調整が発生しますが、そのあたりはうまく調整しながらやっています。
    Excelでデータを分析したりファイナンス科目で計算するような課題の場合、バーチャルな環境で細かい点を説明するより直接会ってホワイトボードに書きながら説明できればよりスムーズなのにな…と思うことがあります。

オンライン授業ですと都度学校まで行く必要がないので、家族と過ごす時間が増えたり授業間の空いた時間でさっと買い物に行けたりと自由度は増すものの、やはり長時間ディスプレイを見ながらの授業はなんとなく気が散ってしまうので、快適性と集中できる環境作りを模索中です。

また、学校の廊下であってちょっと立ち話するといった機会は完全に失われてしまっているので、違うコンセントレーションで授業を履修しているクラスメートとはほとんど会わなくなってしまいます。少し話が脱線しますが先日、アジアビジネスクラブのソーシャルイベントで久しぶりにクラスメートと顔を合わせることができ、とても新鮮な気持ちになりました。


MBAに行くのは恐らくほとんどの人にとって人生で一度きりの経験になるかと思いますので、行くタイミングは悩まれるかと思いますが在校生でできる限りのサポートをできればと思いますので何かありましたらご連絡下さい。


チャペルヒルは秋も深まっており非常に過ごしやすい日々が続いています。今回私の書いた記事が全く役に立たない日が来ることを願っていますが、今年受験される方はこれから追い込みの季節かと思いますのでお体に気を付けて頑張ってください。




2020年10月10日土曜日

子供と過ごすUNC・チャペルヒルの魅力

 

こんにちは!Class of 2021SYの妻のYYです。

今回は、妻・母の目線からのUNC・チャペルヒルでの生活や、子供と一緒だからこそ感じられる魅力についてお伝えしていきます!配偶者や子供を連れての留学を検討している方にとって、家族がアメリカ生活を楽しむことができるかどうか、というのは、スクール選びの重要な要素の一つだと思います。特に、ご自身が学校に行っている間や、自宅でオンライン授業や課題に追われている時には、なかなか家族のケアまで手が回らない…ということもあると思います。その点、ここチャペルヒルは、治安がよく遊び場なども豊富にあるため、家族が生活を楽しむにはもってこいの場所です!以下の記事で、渡米にあたってのご家族の不安が少しでも解消され、チャペルヒルでの生活を楽しみに思っていただけたら幸いです。

(なお、現在はコロナウイルスの感染拡大に伴い、中止になったりオンラインに移行したりしているアクティビティもあります。一日も早い収束を願うとともに、本ブログを読んでくださっている皆様のご健康をお祈りします。)

 

①はじめに      

私は2019年の夏に、当時9ヶ月の娘とともに渡米しました。とても心配性な私は、渡米にあたってありとあらゆるベビーグッズを持参し、病院や遊び場についてとても不安に思っていました。しかし1年経った現在、日本(東京)と同じかそれ以上に充実した生活を送っています!

必要なベビーグッズはほぼすべてこちらでそろえることができますし、アジア系のスーパーには日本の食材が何でも売っています。ホールフーズ、トレーダージョーズなど日本人にも人気の有名スーパーが車で10分以内のところにあり、日常の買い物にも困りません。(強いて言えば、ある程度月齢が進んだ赤ちゃんの市販のベビーフード(固形のもの)は日本から持参することをお勧めします。こちらのベビーフードは、ピュレ状のものが大半なので…。)

さらに、自然が豊かで牧場や公園などもたくさんあり、からっとした晴れの日が多いので、東京ではなかなか難しかった外遊びが思い切りできます。治安も良く人も親切なので、夫が学校に行っている間、子供と二人で遊びや買い物に出かけることも全く問題ありません。

また、子連れの方にとって一番心配なのは病院だと思いますが、キャンパスから車で10分ほどのUNC系列の小児科クリニックをかかりつけ医として利用することが可能です。クリニックが日本語通訳を用意してくれますし、健診や予防接種の日程表も作ってくれます。診察や健診の結果は毎回プリントして渡してくれるので、万が一聞きそびれても後から確認ができ安心です。

さらに、UNCの大学病院(全米でも最上位レベル!)が24時間受け入れ可能なEREmergency Room)を持っており、万が一の時は夜間・休日を問わずいつでも受け入れてくれます。(ここでも日本語通訳が使えます。)

渡米前には何かと不安になってしまうものですが、必要なものは一通り揃っていますし、何より、UNCの在校生・卒業生のネットワークに蓄積されている情報が強い武器になります。ご不安に感じる点があれば、何なりとお問い合わせくださいね。

 

②子連れ「ならでは」の楽しみ

チャペルヒルは言うなれば「ほどよい田舎」です。そのため、地域コミュニティがしっかりしており、子供向けの無料・格安のイベントが充実しています。ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、イースターのエッグハントなど、アメリカらしいイベントを地域の住民と一緒に楽しむことができます。

また、とても綺麗な市立図書館があり、子供向けに絵本の読み聞かせや手遊び歌を教えてくれる無料のイベントを毎週やっています。また、簡単な登録を済ませれば、英語の絵本も借り放題です。図書館には、市のイベント情報雑誌なども置いてあり、私はそれを見てお出かけの予定を立てるのが楽しみでした。習い事を検討してみるのもオススメです!娘は、公民館で開催されている格安のベビースイミングの教室と、民間のリトミック教室に通いました。

チャペルヒルは大学都市という性質からか、外国人に対して親しみを持って接してくれる人が多いです。そのため、イベントで出会った地元のお母さんたちと会話したり、子供同士が一緒に遊んだり、といった楽しみもあります。話題に困ったらとりあえず子供に逃げる…という手が使えるのも子連れならではかもしれません(笑)

他にも、アメリカでは中古品の寄付や格安での譲渡がとても盛んです。市立図書館で年3回ほど開催されるブックセールでは、11ドル程度で英語の絵本を購入することができます。(日本語の絵本が見つかる時もあります!)他にも、東京ビックサイトのような大きな会場で中古のキッズ用品を購入できるイベントもよく開催されており、私はおもちゃや洋服、ベビーカーなどを格安でゲットしました。英語の絵本やおもちゃを日本で買うと結構値が張ってしまうので、アメリカ生活の利点を活かし、賢く購入するのも楽しみの一つです。

 

③子連れ「でも」楽しめる!

「子連れでアメリカに行っても、何もできないのでは…」という心配をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全くありません!

UNCでは、Socialと呼ばれる学生交流イベントが頻繁に開催されるのですが、ほとんど全てが家族の参加大歓迎です。さすがに爆音のカラオケ大会(笑)などは例外ですが、お酒やダンスがある夜のイベントも、基本的には子供ウェルカムです。年齢によっては夜の外出が難しいこともありますが、夫がともに学んでいる仲間と知り合い、その家族と交流を深める貴重な機会だったので、私も娘もできる限り参加していました。

大学内に限らず、街のアメリカ人も基本的には子供に寛容です。例えばレストラン。渡米直後は、子供がいてもいいですか?と毎回聞いていたのですが、返事は100%イエスなので、いつしか聞かなくなりました。日本ではちょっと気兼ねするようなおしゃれなレストランやカフェでも、大抵ハイチェアが用意されていて、子連れでも問題なく楽しめます。

また、平日はESLEnglish as a Second Language、英語を母国語としない人向けの英語教室)に通う配偶者が多いのですが、チャイルドケアがあるESLや、子供と一緒に参加できるESLもあり、いずれも無料で通うことができます。英語が学べるのもそうですが、娘と23時間離れる時間を週2回ほど持てるというのはちょうど良い息抜きになり、とても楽しく通っていました。

子供の年齢や性格によってセーブすべき場面ももちろんありますが、子連れであることの制約は、むしろ日本よりずっと少ないように感じます。なお、地域の幼稚園や保育園に通うこともできますので、検討してみるのも良いかもしれません。

 

④コロナにも負けない楽しみがたくさん!

冒頭にも書いたとおり、現在は、コロナウイルスの感染拡大により、色々なイベントがキャンセル又はオンラインになったり、レストランの営業にも制限がかかったりしています。しかし!そんな中でも楽しめる場所がチャペルヒルにはたくさんあります!

チャペルヒルは自然が豊かで、トレイル(散歩道)が街の至るところにあります。森林浴をしながら、小鳥のさえずりや小川のせせらぎをBGMにトレイルを散策する時間はとても贅沢です。娘も、花を摘んだりリスを見つけたりしながら目を輝かせています。UNCキャンパスの中にも広い芝生があちこちにあり、先日は夫のクラスメートのアメリカ人の夫妻と(ソーシャルディスタンスを保ちながら)ピクニックをしたりしました。また、私たちはUNCの家族向けのアパートに住んでいるのですが、アパート内にも公園や砂場、芝生、ピクニックスペースなどがあり、子供たちやお父さん・お母さんたちとの交流の場になっています。

それから、最近の楽しみは、チャペルヒルにたくさんあるFarmを訪ねることです。牛、ヤギ、にわとり、馬、豚…少し足を伸ばせばいくらでも見ることができます。動物との触れ合いや餌やり体験は、娘にとっても良い刺激になったようです。また、フルーツピッキング(イチゴ狩り、ブルーベリー狩り、桃狩りなど)ができるFarmもあちこちにあり、季節の果物を楽しんでいます。

先の見えない日々ですが、UNCではみんなが支え合い、日々できることを探して楽しんでいます。私が何より良かったなと思うのは、UNCは先輩や同期がみんな仲良しで、配偶者同士も互いにサポートしあえる関係であることです。日本人に限らず、UNCの学生の配偶者が集うインターナショナルグループもあり、ここでも国際交流をしたり、様々な情報を得たりすることができます。家族もUNCの一員として、アメリカでの生活をしっかりと楽しむ。そんな意識が根付いていて、大学もそれを温かくサポートしてくれるのが、UNCの良さだと思います。

最後になりますが、一日も早くこの状況が落ち着き、たくさんの方にUNC・チャペルヒルでの生活を楽しんでいただける日が来ることを心から願っています。お読みいただきありがとうございました!

【Farmでの一コマ】


過去の日本人奥様による記事はこちら

http://uncmbajapan.blogspot.com/2015/11/unc.html

http://uncmbajapan.blogspot.com/2015/02/blog-post.html 



2020年10月8日木曜日

【告知】11/29(日) UNC MBA卒業生による学校説明会&留学体験談

 全米最古の公立大学The University of North Carolina at Chapel Hill (UNC)のMBAプログラムを提供するキーナン・フラグラー・ビジネススクールの卒業生による学校説明会を開催します。

説明会は、MBAプログラムの概要についての説明ののち、卒業生とのQ&Aを行う予定です。当校のカリキュラムの特徴、リーダーシッププログラムのご説明から、キャンパスライフ、就職活動にいたるまで実体験に基づく卒業生からの生の声をお楽しみください。

日時:11月29日(日)18:00-19:30

形式:オンライン

ご予約は以下のリンクのAGOS Webページからお願い致します。
https://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/eventreservation/index.php?op=view&eid=7749

皆様のご参加を心よりお待ちしております。