2013年4月5日金曜日

Mod3 Core必修科目 – Management Communication: Presentation Skills 紹介:実践的プレゼントレーニング

1年生のAliceです。
Mod3に受講したManagement Communication: Presentation Skillsの授業を紹介します。

教授:Judy Jones Tisdale
著書:Effective Business Presentations (指定教科書)
公式プロフィルwebsite: http://www.kenan-flagler.unc.edu/faculty/directory/management-and-corporate-communication/judy-tisdale

【授業紹介】
さまざまなビジネスシーンでパワーを発揮するプレゼン力は誰もが上達したいものではないでしょうか。MBAでは授業の一環としてグループプレゼンテーションやケースコンペティションなど大勢の前でプレゼンする場面が多くありますが、自分の得意・不得意なところを細かくチェックできることがなかなかできません。

私たちのプレゼン力をより強化すべく、UNCではManagement Communication: Presentation Skillsという授業をCoreとして全員に受講させます。
(ちなみに、Mod3とMod4にあるCoreはManagerial Accounting, Presentation Skills, Ethical Leadership3つあります。Presentation Skillsを担当する教授は5人いますが、15~20人の少人数クラスのため、苗字のアルファベット順で前半の人がMod3に、半分の人がMod4に履修することになります。その逆、半分の人が先にEthical Leadershipを履修します。)

Presentation Skillsの5人の教授のうち、3人はASW(夏のプリスクール)にレクチャーをしてくださったことがありましたので、私はその中から一番陽気なJudyを選びました。私はJudyのハキハキとした振る舞いとときに放つお母さんのやさしさに気に入ったからです。教授によってPresentation Skillsの授業スタイルは異なりますが、デリバリーする内容や最終ゴールは定期的に教授の間で情報交換しているので、どの先生の授業でも効果が期待できます。

正式のプレゼンは4回あり、次のプレゼンまで自分の問題点がどのぐらい直っているかで点数がつけられます。自分のプレゼン姿を客観的に知るためにプレゼンは毎回録画されますし、またJudyからのフィードバックのメールが届きますので、自分のいいところと悪いところをより正確に理解することができます。

授業では毎回違うテーマ(音量・ジェスチャー・アイコンタクト・アイスブレイク・パワーポイントの見せ方など)のワークショップが用意され、先生のレクチャーの後は、短いプレゼンを何度も違うグループに発表し、お互いにフィードバックをシェアします。これによって練習の量が一気に増えますし、ほかの人のプレゼンを観察するいいチャンスになります。特にアメリカ人は本当にプレゼンスキルの高い人が多いので、顔の表情といい、身振り手振りといい、あと言葉の表現など、見本となるクラスメートが多くいました。

テキストは彼女の著作であるEffective Business Presentationsを使用します。この本は会社役員などのエグゼクティブを対象に書いたため、内容はadvancedかつ簡潔で実践的なものばかりです。授業前に指定されたチャプターを読み、授業では先生のレクチャーに加えワークショップやQ&Aでそのテーマについてさらに深く掘り下げます。


【Judyについて】
彼女はCommunicationのPhDの持ち主であるだけでなく、教職をとる前にBank of Americaで13年間勤務し、sales部門のVPとしてバリバリ働くキャリアウーマンでした。授業では実際会社でよくあるプレゼンする場面をテーマとし練習させます。たとえば同僚に企画書を説明したり、CFOとして株主に決算報告したり、顧客に新商品を売り込むどがあります。

Judyは管理職としての社会経験が長いので、それぞれのシーンで起こりうる問題や質問を予想し、適切なアドバイスをくれることができます。たとえば、パワーポイントのレイアウトについて説明するときに起きた出来事で、Judyはスライドの文字が大きく、ビジュアルを加えて簡潔にまとめるのが基本ですが、会社によってプレゼンする内容をすべてスライドに載せ、会議に参加できなかった人でもわかるように細かく記述しようというルールを持つ会社がある点にも言及していました。私の前の会社でもまさにそうでしたので、Judyの鋭い観察力や会社ルールへの実用的な対処方法を教えてくれたことにとても感銘しました。


【最後に】
私はもともと大のあがり症でプレゼンになると逃げたくて仕方がありませんでしたが、UNCではたくさんの練習機会に恵まれ、いまでは自分の言いたいことを落ち着いて話すことができるようになりました。人の心を惹きつけるようなプレゼン力にはまだほど遠いですが、これからのMBA生活で練習を重ねれば卒業までアメリカクラスメートのように自分も自然体でプレゼンに臨めるようになると思って励みます。

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