さて、4月4日から7日にかけてMIT オペレーションクラブ主催のケースコンペティションに他の日本人と参加したのですが、全142チーム中3位になることができました!
今回のケースコンペティションはLittlefieldというオンラインで行う工場運営シミュレーションで、どれだけ多くのキャッシュを稼ぐことが出来るかを競うものでした。効率的にキャッシュを稼ぐためには、需要の予測、効果的な設備投資や原料の発注を考える必要があります。また、納期を守れるように工場内で様々な調整を行わなければいけません。
今回使用したLittlefieldはオペレーションへの理解を深めるために多くのビジネススクールの授業で導入されており、UNCでも必修授業であるOperationsで使用しました。授業で行ったシミュレーションと比べ複雑な設定になっており、データ分析と並行しながら各種判断を行う必要がありました。始まってみると、想定以上に決めるべきことが多く、週末のかなりの時間を費やすことになりました。
今回、初期の投資判断の影響が、後の工場のオペレーションに及ぼす影響の大きさをひしひしと感じました。ピーク時の需要の水準が完全には読めない中、設備投資の判断をしなければいけません。半分程度のチームは、ピーク時の需要を高めに見積もり過大な設備投資を行っていましたが、設備投資費用が負担となり彼らは最後までランキングを上げてくることはありませんでした。
需要がピークに達し需給が逼迫した時期に、殆どの契約を納期までに出荷できたのはオペレーションバックグラウンドのチームメイトのおかげです。納期ギリギリでの出荷を可能にした一連の対応がなければ、上位から転落していたと思います。
世界各地の強豪校が参加する中、3位に入れた事は誇らしいですが、悔しい気持ちもあります。1-3位はかなりの僅差で、ミスが1つ少なければ我々が1位になっていた可能性もありました。準備が不十分だったのは反省ポイントです。我々はケースコンペティションが始まってから各種データ分析を開始しましたが、本来であれば、事前に分析用のシートを作成し優先順位を決めておくべきだったと思います。今年の反省を活かして、来年も同じメンバーで出場するつもりです。ぜひこのブログで1位報告ができるよう頑張りたいと思います。

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