2010年12月5日日曜日

Mod IIを振り返って

Class of 2012のKojiです。

Mod IIも授業を残すところ1週間となり、早くも期末試験への最終コーナーに差し掛かった感があります。尤も、グループワーク含め、課題は最後までびっしりと詰まっており足を止めることはできません。

やや早いですが、前回同様にMod IIを振り返って。

Mod Iでは確率・統計、組織行動・意思決定論、会計、金融(債券・株式価格論)といった企業活動を取り巻く一般的な評価ツールの基礎等を学んだのに対して、Mod IIではオペレーション管理、マーケティング、事業戦略といった、ビジネスのコアの部分での洗礼を受けています。金融もプロジェクト評価や企業の資本構成といった、企業活動により密接な分野が対象となっており、Mod Iとは比較にならない課題量もさることながら、金融のバックグラウンドを持つ身には馴染みの薄い分野で苦労が多いです。マーケティングや事業戦略は、2ヶ月という短期間に、基礎を包括的にカバーしつつ、ケース分析を通じて実践力も培うという非常に意欲的な構成となっていますが、過去ログに触れられているとおり、教授陣の指導意欲や工夫も相当なもので最後まで緊張感を切らせることはありません。

企業買収等のファイナンスでは、業界分析・企業戦略・シナジー評価や、在庫圧縮を通じた追加キャッシュフローの創出及びコスト削減を謳った膨大な量の報告書に晒されることも多々でしたが、金融マンとしては事業戦略、オペレーション・在庫管理、マーケティング等の分野は数字の裏側の世界として見がちです。Mod IIにて企業側に身を置き、ケース・スタディ等も通じながら、これらの分野がどれだけの経済的インパクトに繋がり得るのかを体系的に学ぶのは大変貴重な経験であり、ある意味、ファイナンスの分野よりも糧になる部分が多いと感じています。過去のブログにも触れられているオペレーションのシミュレーションでは、ちょっとした設定変更が一晩寝ているの内に取り返しがつかないことになってしまって随分と「痛い」思いをしました。。。。勿論、餅は餅屋で門外漢には限界がありますが、これからは同じ定性・定量的な企業評価でも随分と違った見方を得たような気がします。

話は変わってUNC Basketball。先日Kentucky戦を観戦してきました。強豪校との対戦とあって大盛況。シーソーゲームが続いた後に、数点のビハインドを最後の1分でひっくり返すというたまらない展開にエキサイトしてしまいました。観戦3試合目にしてカレッジ・バスケットの醍醐味を味わったような気がします。5度の優勝を誇る名門としては、今年も決して調子がいいという訳ではなく、この前のイリノイ戦ではあまりの自滅ぶりに解説者から「Do you know who you are?」なんて言われていましたが、こういう試合が見れるのであれば、また観戦に行こうという気になります。

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