Class of 2010のU26です。
2年目のMOD1もあと1週間で終了。残るMODも3つとなり、8ヶ月弱もすれば日本に帰国しなければなりません。う~ん、ついこの間Chapel Hillに来たと思ったのに、時が経つのは何と早いことか。。。
アメリカに居る間に「ここにも行きたい、あそこにも行きたい」と、Breakを利用した旅行計画を立てていますが、最近になって足元のTriangle Area(Raleigh, Durham, Chapel Hill)をあまり散策していないことが気になってきました。というのも、京都で過ごした学生時代、「よし、この6年間(大学・大学院)で京都中の歴史文化遺産を巡ろう」と意気込んでいたのも初めだけ。「ま、いつでも行けるからまだ良いか」と思っているうちにいつの間にか京都を離れていたからです。「同じ過ちは繰り返さんぞ」ということで、週末を利用してのWalking Triangle Areaをすることにしました。
Class of 2008の卒業生から頂いた「Walking RALEIGH / DURHAM」というガイド本によれば、このエリアの散歩コースとして17のルートがあるとのこと。内訳はRaleigh (10)、Durham (5)、Research Triangle Park (1)、Chapel Hill (1)。小さい街だから仕方がないとは言え、Chapel Hillに「Tar Heels and Franklin Street」しかないのが寂しい(ここで言うTar HeelsはUNC campusのこと)。。。コースは長いものでも3.5h (6.5 miles)なので、適度な運動にもなるでしょう。
という訳で、まずはRaleigh areaからスタートしました。以前から疑問に思っていたのが、「なぜRaleighが州都なのか?」ということ。目立って都会という訳でもなく、ビジネスの中心という訳でもなく、どちらかと言えば少し荒廃した街並み。これまでぼんやりと車を走らせているだけではそんな印象しか抱きませんでした。改めてガイド本を読んでみると、なるほど、やはり、Raleighはこれまでに2度、州都候補から“落選”しかかっていたようです。1700年代後半、New Bern, Fayetteville, Hillsboroughなどのライバルを退け、辛くも州都に選出されたのですが、1794年に完成した州議会議事堂が1831年に全焼したのをきっかけに再び州都のロケーションを巡って議論が再燃しました。主要産業はない、水路はない、鉄道はない ― 州都として相応しくないのではないか?というのが理由です。しかし、州都としての役割を果たした約40年の歴史がものを言ったのでしょう。再び州都に選ばれ、今に歴史を残しているということです。
そのような基礎知識を身につけてRaleighの街を歩いてみると、同じものが違って見えて、なかなか楽しいものです。ビクトリア様式のExecutive Mansion(知事邸・写真は敷地外からの撮影。敷地面積が非常に大きく、庭がとてもきれい)や著名建築家がデザインしたNC State Legislative Buildingは建物自体が美しいですし、歴史博物館、自然科学博物館を覗けばNorth Carolinaの理解が深まり勉強にもなります。また、Raleighには古い教会がたくさんあり、いずれも大変美しく一見の価値ありです。生まれて初めて教会で礼拝に参加する機会にも恵まれました。(ガイド本を片手に「あの風見鶏が○○で、あのベルが△△かぁ」などと眺めていると、「本日5時から礼拝があるので、良かったら一緒に参加しませんか?お子さんもどうぞご一緒に。」と物腰の柔らかい紳士が誘ってくれたのです。)
普段、車で何気なく通り過ぎる所も、自分の足で歩いて見ると色んな発見があるものです。自分の住むTriangle areaにも見所はまだまだありそう。これからしばらく、休日を利用しての散歩を楽しみます。
Posted by U26
2009年10月4日日曜日
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