Class of 2010 のT'sパパです。
17日の日曜日にGIEから帰って来ました。
トルコでの話をまだ投稿できていなかったので、ダイジェスト版ですがお伝えしたいと思います。
トルコでの予定は、イスタンブールで3泊、エフェソス(ローマ時代の遺跡で有名)のそばのKusadasiという街に3泊となっていました。
イスタンブールでは2日間カンパニービジットがあったため、観光らしい観光はたいしてできず、バスの中から眺めたり、夜に船に乗ったりするぐらいでした。
一方Kusadasi(現地の人は「クシュダシ」のように発音する)ではカンパニービジットがなかったため、GIE最後の3日間(実質2日間)をのんびりすごすことができました。
(写真はKusadasiで泊まったホテルで撮った夕日です)
さて、肝心のカンパニービジットですが、イスタンブールでは3社+1大学を訪問しました。
まず1社目はPulusa Corporationというコンサルティングと法律事務所とプライベートエクイティをやっているというややこしい会社でした。ここではトルコと先進国との商習慣の違いや投資の際にどういうことを気をつけているかなどのレクチャーを受けました。
2社目はABB Powerという発電用や変圧用の機械・工業用ロボットを製造している会社でした。ABBはもともとスイスとスウェーデンの会社が合併してできた会社で、トルコでも地元の会社が合併されてABBグループに入ったそうです。他の発展途上国と同様に、電力需要が年々高まっているため、ABBの業績も順調に伸びているようでした。が、カンパニービジットとしてはあまり面白くなかったですね・・・
3社目はFord OtosanというFordと地元のKoc Holdingsが合弁で立ち上げた自動車会社です。Fordはトルコでは自家用車は4位に甘んじているものの、中型の商用車ではシェアトップということで、今回訪問した場所も中型の商用車を作る工場でした。プレゼンは普通でしたが、工場見学は作業現場のすぐ近くまで入れてもらえたので、非常に面白かったです。
もうひとつ訪問したのはKoc(コーチ) Universityという大学で、UNCとの提携校のひとつです。現在Kenan-Flaglerにいるトルコ人教授の何人かも、このKoc Universityで教鞭をとっていたことがあるそうです。Economyの教授が出てきて、トルコ経済についてたっぷり2時間ぐらいレクチャーしてくれました。あー、CoreのときのMicro/Macroの悪夢がよみがえって来ました・・・
さて、全体を通して感じたことは、トルコはエジプトと比べるとかなり発展しているということです。ただしその発展は国の西側(首都のアンカラより西側・地中海沿岸)が牽引していて、東側の地域は半ば忘れ去られているような印象を受けました。EU加盟のために急速な発展をしようとしたためかもしれませんが、貧しい人たちの生活水準をどうやって上げていくかということを考えていた(いるように感じられた)エジプトと比べると、その差が余計大きく感じられました。
しかしそんなトルコも現在ではEU加盟にそんなに積極的ではないようです。現EU加盟国側があまり乗り気ではないということが大きいようで、一般的には「トルコはEUが受け入れるには大きすぎる」と言われていますが、トルコ人曰く「自分のことを好きでない人と一緒にはなりたくない」とのことでした。
そんなわけで、長いと思われたGIEもあっという間に終わってしまいました。
インターナショナルの生徒が私一人ということで、かなり疲れましたが、みんないい奴でとても仲良くなったのが一番大きな収穫です。
あとはFinal Reportを書かなくてはいけませんが、なんとか早めに終わらせたいと思います。
(写真はPulusa Corporationのパティオから撮った、ボスフォラス海峡にかかるつり橋です)
Posted by T'sパパ
2009年5月20日水曜日
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