Class of 2010のZi-coです。
前回に引き続き、アメリカ横断の後編です。テキサス州エルパソを出発し、サンアントニオを過ぎたあたりから、これまでの、スーパー乾燥気候が嘘のように、急に蒸し暑くなってきました。ヒューストンに着いたときは、スコールの影響もあり、かなりじめじめしていました。ヒューストンのお目当ては、何と言ってもNASAです。ヒューストン南東20kmのところにあるジョンソン宇宙センターでは、フロリダのケネディ宇宙センターで打ち上げられた後のスペースシャトルの管制や、宇宙飛行士のトレーニングを行っています。また、アポロ11号が初めて月面着陸を果たした時に、アームストロング船長が放った言葉でも有名です。”Houston, Tranquility Base here. The Eagle has landed.” (写真は、アポロ11号と交信した管制塔と、実物大宇宙船模型棟にあった若田光一さん)
ヒューストンから6時間ほど走ると、ニューオーリンズに到着しました。ご存知の通りニューオーリンズは音楽の街です。私自身、ジャズの街のイメージを持っていましたが、最も賑やかなバーボンストリートには、様々な音楽が流れていました。しかも、アメリカでは珍しいことに、ストリートでお酒が飲めるということで、みんな、ビール片手に、生演奏のバーを梯子するといった感じで楽しんでいました。
ニューオーリンズから、チャペルヒルまでは、約1,400km。途中アトランタに寄ることも考えましたが、スケジュールの都合もあり、チャペルヒルまで一気に帰ることにしました。朝9時に出発して、時差で1時間進んで、夜中の12時半にようやく自宅に到着しました。
さて、2度もアメリカを横断してしまいましたが、つくづく感じたのは、当たり前のようですが、アメリカは大きいということです。地域によって、気候や民族、風景が全く違っていて、こうした環境の違いが、各地域の人々の性格や考え方に影響しているのではないかと思います。マーケティング的には、地域によって顧客ニーズもずいぶん異なるのではないかと思います。実際、カリフォルニアとカロライナでは車の趣味もずいぶん違うなぁと感じました。また、別の観点から、国土が大きな分、日本のように、「限られた資源を効率よく」と言う考え方がなじまないのも納得かなと思うのと同時に、これだけ大きく多様な国が、よくもまぁきれいに一つの国として統治されているなぁと改めて感心しました。間違いなく、一生に一度の経験で、アメリカをさらに深く知ることができて、良かったと思います。
Posted by Zi-co
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