2016年3月16日水曜日
2016 GSCMI Inter-College Graduate Case Competition で準優勝
こんにちは。Class of 2017のKiyoです。
こちらChapel HillではMod3が終わり、約2週間のSpring Breakに入りました。少し遅くなりましたが、本年1月末に行われたケースコンペの結果報告をしたいと思います。
今回我々が参加したのは、Purdue University主催のオペレーション分野のケースコンペです。Class of 2016のToshi, Kotaro, ChaseとClass of 2017のManuel, 私というメンバーで、日・米・ペルーのインターナショナルチームを組み、昨年末に行われた学内予選、一次選考を通過して本年1月のPurdue University内での最終選考(計6チーム)に駒を進め、準優勝となりました。
テーマは、「TPP締結後のGlobal Supply Chainの在り方について」。各チームには、架空の製薬会社の現在のSupply Chainの状況や生産拠点候補地に関する資料が渡され、TPP締結後の最適なSupply Chainを考案し、プレゼンするというお題が与えられます。TPPのもたらす影響、特許侵害の可能性、国ごとの経済リスク、労働者の質、文化の違い、輸送コストといった様々な要素を分析し、必要に応じてモデリングを行い、最適な生産国の組合せや円滑なオペレーションを実現するための施策を考える必要があります。
Operation系のバックグラウンドを持つKotaroと化学出身のToshiにManuelを加えて、文化・政治・経済的なフィット分析及び総合的な戦略策定を担当し、私とエンジニア出身のChaseがリスク分析及びモデリングを担当しました。我々チームの提案は、徹底されたフィット分析及びモデリングが議論に説得力とユニークさをもたらし、その点が高く評価されました。
今回の結果の原因を私なりに考察してみると、3人の2年生の豊富な経験に基づく実践力の高さが大きな要因として挙げられると思います。具体的には、授業で習った各種理論の応用、資料へのアクセス、スライド作成といった作業がスムーズで早い。その効率の良さが、より多くの議論を可能にし、議論に深みをもたらしてくれたと思います。UNCには、STARを始めとして現実のビジネスの問題に取り組む様々なプロジェクト学習の機会があります。そうした多数の機会に加え、Leadership育成プログラムやCollaborativeな校風が、学生の実践力の養成に大きな役割を果たしているのだと思います。
さらに、今回のようにUNCでは学生たちが自主的にチームを組み、様々なケースコンペに出場しています。限られた時間の中、グループで協力してまとまった成果を出すという実践的取組を通じて、自らの経験値を増やすこともできますし、また他校のMBA学生と交流し意見交換をすることで自分の視野を広げることもできます。今後もUNCでの授業・プロジェクト・プログラムを通じて実践力を養い、様々なケースコンペにチャレンジしたいと考えています。
2015年12月25日金曜日
UNCのコアカリキュラム
はじめまして。Class of 2017のMasaです。早いもので、先週のFinal ExamをもってModⅡが終了しました。つい最近始まったばかりな気がする留学生活も、気が付けば四分の1が経過。一日一日を無駄にしないよう、この3週間程度の冬休みも、気合を入れて(家族サービスなど)がんばります!
さて、今回は、ModⅠ・Ⅱで受講したコアカリキュラムの授業を、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。私は純ドメ・文学部・泥臭い営業畑というMBA とは縁遠いバックグラウンドの持ち主でありますが、英語や馴染みのない概念などに予想通り苦労しながらも、新しい知識との出会いを楽しむことができました!
Data Analytics and Decision Making
今年新しく導入された科目ですが、私にとってのModⅠ・Ⅱベスト講義!平たく言うと実践的な統計の授業で、「回帰分析やクラスター分析、シミュレーションなどの手法によるデータ解析を、如何にビジネス上の意思決定に活かすか」を学びます。例えばマーケティングに関連する分野では、顧客の購買データを活用した特定セグメントのターゲティングを、JMPという統計ソフトを活用して実践しました。データ解析のテクニカルな手法だけではなく、問いの設定や結果の解釈についてもしっかりと焦点が当てられており、MBAでの学びとビジネスをつなげるヒントを得ることができました。
Business Strategy
ポーターの5フォースなどのフレームワークや、他社の好事例を学ぶ、企業戦略の講義。学生のディスカッションを主体に進められる、ザ・MBAな授業です。担当のChristopher Bingham教授はUNCの名物教授の一人で、初回の授業でクラス全員の名前を覚えて言い当てるというはなれわざを披露してくれます。ケースで取り上げた企業のCEOとのスカイプインタビューや、その企業で働くUNCアラムナイがゲストとして講義に参加するなど、当事者の生の声を聴き、議論する機会もありました。トヨタや任天堂などのケースの際には私が日本代表として発言を求められるなど、議論への積極的な参加が求められる授業でしたが、緊張感があった分、学びも大きかった気がします。
Operations
製造業の生産管理やサービス業のプロセス管理等、リソース配分の最適化を学ぶ授業。正直、「Operationって何?」というところからスタートした授業ですが、「100%のutilizationは最適ではない」など、ひらめきのもとになりそうな新しいものの見方を与えてくれました。また、チームで取り組むシミュレーションやゲームなども取り入れられており、ともすると数式ばかりで退屈になりそうな内容を、楽しみながら学ぶことができました。きっと自分で選んでいたら受講しなかったので、このような未知との遭遇もコアカリキュラムの醍醐味だと感じました。
もちろん受けとめ方に個人差はあると思いますが、私にとって、MBAの授業は日本の大学で経験した授業よりも格段に面白いです。教授も毎回の授業に工夫を凝らした仕掛けを用意してくれていますし、ケースなどをもとに、実務とのつながりももたせたディスカッションが展開されます。また、学生の時よりも受講している自分の問題意識が明確になっているということもあり、「こんな時自分だったらどう行動するか」、また、「自分の会社にこのアイデアをあてはめるとどうなるか」を考えることで、さらに学びが深まると実感しています。
一方で、入学当初よりは講義内容をよく理解できるようになったという感触はあるものの、やはり英語で全く新しい知識を学ぶことには苦労がつきまといます。UNCでは、各科目週一回の補講(自由参加)が提供されているとともに、イントラ上でほぼ全ての講義のビデオ視聴が可能であり、理解に自信のない内容を事後的にカバーすることができます。私自身の受験時に、UNCの特徴として「充実したコアカリキュラム」が挙げられているのをよく目にしましたが、大学や教授陣のサポートも徹底しており、なるほど納得という印象でした。ModⅢからはいよいよ自分の興味に応じで受講できるエレクティブが始まります。楽しみです!
【参考】ModⅠ・Ⅱのコアカリキュラム
さて、今回は、ModⅠ・Ⅱで受講したコアカリキュラムの授業を、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。私は純ドメ・文学部・泥臭い営業畑というMBA とは縁遠いバックグラウンドの持ち主でありますが、英語や馴染みのない概念などに予想通り苦労しながらも、新しい知識との出会いを楽しむことができました!
Data Analytics and Decision Making
今年新しく導入された科目ですが、私にとってのModⅠ・Ⅱベスト講義!平たく言うと実践的な統計の授業で、「回帰分析やクラスター分析、シミュレーションなどの手法によるデータ解析を、如何にビジネス上の意思決定に活かすか」を学びます。例えばマーケティングに関連する分野では、顧客の購買データを活用した特定セグメントのターゲティングを、JMPという統計ソフトを活用して実践しました。データ解析のテクニカルな手法だけではなく、問いの設定や結果の解釈についてもしっかりと焦点が当てられており、MBAでの学びとビジネスをつなげるヒントを得ることができました。
Business Strategy
ポーターの5フォースなどのフレームワークや、他社の好事例を学ぶ、企業戦略の講義。学生のディスカッションを主体に進められる、ザ・MBAな授業です。担当のChristopher Bingham教授はUNCの名物教授の一人で、初回の授業でクラス全員の名前を覚えて言い当てるというはなれわざを披露してくれます。ケースで取り上げた企業のCEOとのスカイプインタビューや、その企業で働くUNCアラムナイがゲストとして講義に参加するなど、当事者の生の声を聴き、議論する機会もありました。トヨタや任天堂などのケースの際には私が日本代表として発言を求められるなど、議論への積極的な参加が求められる授業でしたが、緊張感があった分、学びも大きかった気がします。
Operations
製造業の生産管理やサービス業のプロセス管理等、リソース配分の最適化を学ぶ授業。正直、「Operationって何?」というところからスタートした授業ですが、「100%のutilizationは最適ではない」など、ひらめきのもとになりそうな新しいものの見方を与えてくれました。また、チームで取り組むシミュレーションやゲームなども取り入れられており、ともすると数式ばかりで退屈になりそうな内容を、楽しみながら学ぶことができました。きっと自分で選んでいたら受講しなかったので、このような未知との遭遇もコアカリキュラムの醍醐味だと感じました。
もちろん受けとめ方に個人差はあると思いますが、私にとって、MBAの授業は日本の大学で経験した授業よりも格段に面白いです。教授も毎回の授業に工夫を凝らした仕掛けを用意してくれていますし、ケースなどをもとに、実務とのつながりももたせたディスカッションが展開されます。また、学生の時よりも受講している自分の問題意識が明確になっているということもあり、「こんな時自分だったらどう行動するか」、また、「自分の会社にこのアイデアをあてはめるとどうなるか」を考えることで、さらに学びが深まると実感しています。
一方で、入学当初よりは講義内容をよく理解できるようになったという感触はあるものの、やはり英語で全く新しい知識を学ぶことには苦労がつきまといます。UNCでは、各科目週一回の補講(自由参加)が提供されているとともに、イントラ上でほぼ全ての講義のビデオ視聴が可能であり、理解に自信のない内容を事後的にカバーすることができます。私自身の受験時に、UNCの特徴として「充実したコアカリキュラム」が挙げられているのをよく目にしましたが、大学や教授陣のサポートも徹底しており、なるほど納得という印象でした。ModⅢからはいよいよ自分の興味に応じで受講できるエレクティブが始まります。楽しみです!
【参考】ModⅠ・Ⅱのコアカリキュラム
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ModⅠ
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ModⅡ
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Financial
Accounting
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Financial
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Marketing
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Business
Statistics & Analytics
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Microeconomics
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Professional
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Business
Strategy
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Finance
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Operations
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Data
Analytics and Decision Making
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Global
Economics
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Professional
Communication
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【写真】大学図書館からの眺め。勉強の合間の癒しの風景。
2015年11月7日土曜日
妻から見たUNCの魅力!お教えします
こんにちは。Class of 2017 Kiyoの妻、Mariです。
今回は少し視点を変えて、学生の妻である私から見て、UNC Kenan-Flagler Business School(以下KFBS)とはどのようなスクールか、そしてKFBSの所在地チャペルヒルとはどんなところか、についてお伝えしたいと思います。
長期の海外生活は初めての上、ノースカロライナのチャペルヒルなんて主人がMBA受験をするまで聞いたこともなかったので、渡米するまでは楽しみな気持ちとともに不安もありました。
そして、渡米から4カ月たった現在の感想を一言で言えば、
「UNCで本当に本当によかった」
と思っています。
そのように思える理由を具体的にご説明していきます。
①温かい人柄~サザンホスピタリティ~
「サザンホスピタリティ」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
直訳すれば「(アメリカ)南部のおもてなしの心」です。アメリカ南部の人々は一般的に他人に対しても温かくもてなしの心をもって接する、と言われており、実際の生活でも実感する場面が多々あります。例えば、渡米直後に宿泊したホテルの係の人が私たちのために臨時でUNCへの送迎をしてくれたり、道を歩いていてすれ違った人と目が合うとにこっと笑いかけてくれたり、スーパーマーケットのレジに並んでいると後ろのおばさまが「あなたのスカート素敵ね」と褒めてくれて会話が始まったり。チャペルヒルは様々な国から学生・研究者が集まる国際的な大学都市なので、人種の多様性にも寛容です。
また、チャペルヒルは移動に車の運転が必須なのですが、車線変更時に待って道を開けてくれたり、クラクションをほとんど鳴らさなかったり(他の大都市では至る所で鳴っているそう)と、交通マナーにもそのホスピタリティが現れています。このような街ですから治安も良く、夜に一人でランニングしている女性の姿も見かけるほどです。
日常の些細なことですが、このようにゆったりとおおらかな心で暮らせるのはこの街の大きな魅力です。
②KFBS=ファミリーフレンドリー
妻としては、主人がどのような場所でどのような仲間と学んでいるのか、気になるところです。KFBSはSocialと呼ばれる学生交流イベントや、各国が自国文化を紹介して互いの理解を深めるイベント等が多数開催されるのですが、ほとんど全てがファミリー・パートナーの参加大歓迎なのです。日本のいわゆる飲み会に始まり、野球観戦、ウェルカムパーティー、インターナショナルフードフェスティバルと多岐にわたり、また頻繁に開催されます。このような場で、様々な国から様々な職業のバックグラウンドを持って集まった優秀なMBA学生の人達と話せるのは大変刺激的で貴重な機会です。家族ぐるみでのお付き合いができるので、土日に自宅に同級生ご夫婦を招いてホームパーティーをしたりもします。
それ以外にもKFBSパートナーの会「Kenan Connection」というものがあり、加入すると、絵画教室、クラフト、クッキング、映画、子供を持つママたちの会等様々なイベントに
参加することを通じて、世界各国のパートナーと交流を深めることができます。
③日本人妻の活躍の場
現在は休職中ですが渡米直前まで仕事をしていたため、こちらに来てからも何かしら社会に貢献できるようなことがしたいと考えていました。貢献の場は身近なところにいろいろとあります。例えば前述のインターナショナルフードフェスティバルでは、日本人の奥さん全員で協力して日本食を作って提供しました。おかわりに来る学生さんやレシピを教えてと聞きに来る学生さんもいて、大変好評でした。
他には、近くの日本庭園にある茶室で茶道の稽古に参加し、月数回地元の方を対象にした茶会を行っています。これに加え、日本庭園を訪れた人に庭園の説明をするアンバサダーのボランティアも始めました。日本文化の理解促進に微力ながら貢献することができ、大変やりがいがあります。
地元の高校の授業で日本語を教えるボランティアもあります。
このように日本人の私たちにしかできない貢献の場があることは生活のメリハリになっています。
④先輩とのネットワーク
見知らぬ土地で生活していく上で、日本人の先輩の存在は大変大きいです。KFBSでは、主人の合格が決まると一つ上の学年の先輩からメールが届き、その後アメリカでの住居から保険、炊飯器事情(笑)に至るまで、様々な情報を教えてもらいました。インターネットで検索すれば大量の情報が転がっていますが、同じスクールの先輩からの生の情報というのは大変貴重で信頼のできるものでした。渡米後も何か困ったときや疑問が出てきたときに気軽に聞ける先輩がいるというのは大変心強いです。KFBSのサポーティブな風土の表れとも言えるでしょう。(かといって日本人学生で必要以上に固まってしまう、ということはありませんのでご安心ください!)
⑤生活費(Living expense)
最後に、最も現実的かつ大切な部分を…。チャペルヒルは大都市ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ等々と比較して、生活費(特に家賃)が安く済みます。東京でそれなりの1Kの賃貸物件を借りるのと同じ金額で十分な広さの住居に住むことができます。また入館無料の博物館、立派な図書館、手頃な金額で利用できる大学のジム、緑豊かなキャンパス・公園等、公共施設が整っていますし、街ぐるみで様々なイベントもあるため(主人は今度マラソン大会に出場予定!)、飽きることがありません。
英語の学習も、街が提供する無料のもの(最低限の英語の習得が目標)や、コミュニティカレッジで行われる手頃な価格のもの(よりレベルの高い英語の習得)、UNCの学生ボランティアとマンツーマンで会話するもの等を活用して学ぶことができます。食に関しては、アジア系含めたくさんのスーパーが近隣に揃っているため、不自由ない食生活を送っています。高いQuality of Life(QOL:生活の質)の実現という点でも申し分ない街です。
2年という長期間暮らす場ですから、ビジネススクールを選択する上で、風土や生活環境は、カリキュラムの中身と同じぐらい重要なものだと思っています。この記事がUNC Kenan-Flagler Business Schoolそしてチャペルヒルの風土、生活環境を知る一助になれば幸いです。
来年の夏、お会いできることを楽しみにしています!
【Socialでの一コマ】
※過去の日本人奥様による記事はこちら
今回は少し視点を変えて、学生の妻である私から見て、UNC Kenan-Flagler Business School(以下KFBS)とはどのようなスクールか、そしてKFBSの所在地チャペルヒルとはどんなところか、についてお伝えしたいと思います。
長期の海外生活は初めての上、ノースカロライナのチャペルヒルなんて主人がMBA受験をするまで聞いたこともなかったので、渡米するまでは楽しみな気持ちとともに不安もありました。
そして、渡米から4カ月たった現在の感想を一言で言えば、
「UNCで本当に本当によかった」
と思っています。
そのように思える理由を具体的にご説明していきます。
①温かい人柄~サザンホスピタリティ~
「サザンホスピタリティ」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
直訳すれば「(アメリカ)南部のおもてなしの心」です。アメリカ南部の人々は一般的に他人に対しても温かくもてなしの心をもって接する、と言われており、実際の生活でも実感する場面が多々あります。例えば、渡米直後に宿泊したホテルの係の人が私たちのために臨時でUNCへの送迎をしてくれたり、道を歩いていてすれ違った人と目が合うとにこっと笑いかけてくれたり、スーパーマーケットのレジに並んでいると後ろのおばさまが「あなたのスカート素敵ね」と褒めてくれて会話が始まったり。チャペルヒルは様々な国から学生・研究者が集まる国際的な大学都市なので、人種の多様性にも寛容です。
また、チャペルヒルは移動に車の運転が必須なのですが、車線変更時に待って道を開けてくれたり、クラクションをほとんど鳴らさなかったり(他の大都市では至る所で鳴っているそう)と、交通マナーにもそのホスピタリティが現れています。このような街ですから治安も良く、夜に一人でランニングしている女性の姿も見かけるほどです。
日常の些細なことですが、このようにゆったりとおおらかな心で暮らせるのはこの街の大きな魅力です。
②KFBS=ファミリーフレンドリー
妻としては、主人がどのような場所でどのような仲間と学んでいるのか、気になるところです。KFBSはSocialと呼ばれる学生交流イベントや、各国が自国文化を紹介して互いの理解を深めるイベント等が多数開催されるのですが、ほとんど全てがファミリー・パートナーの参加大歓迎なのです。日本のいわゆる飲み会に始まり、野球観戦、ウェルカムパーティー、インターナショナルフードフェスティバルと多岐にわたり、また頻繁に開催されます。このような場で、様々な国から様々な職業のバックグラウンドを持って集まった優秀なMBA学生の人達と話せるのは大変刺激的で貴重な機会です。家族ぐるみでのお付き合いができるので、土日に自宅に同級生ご夫婦を招いてホームパーティーをしたりもします。
それ以外にもKFBSパートナーの会「Kenan Connection」というものがあり、加入すると、絵画教室、クラフト、クッキング、映画、子供を持つママたちの会等様々なイベントに
参加することを通じて、世界各国のパートナーと交流を深めることができます。
③日本人妻の活躍の場
現在は休職中ですが渡米直前まで仕事をしていたため、こちらに来てからも何かしら社会に貢献できるようなことがしたいと考えていました。貢献の場は身近なところにいろいろとあります。例えば前述のインターナショナルフードフェスティバルでは、日本人の奥さん全員で協力して日本食を作って提供しました。おかわりに来る学生さんやレシピを教えてと聞きに来る学生さんもいて、大変好評でした。
他には、近くの日本庭園にある茶室で茶道の稽古に参加し、月数回地元の方を対象にした茶会を行っています。これに加え、日本庭園を訪れた人に庭園の説明をするアンバサダーのボランティアも始めました。日本文化の理解促進に微力ながら貢献することができ、大変やりがいがあります。
地元の高校の授業で日本語を教えるボランティアもあります。
このように日本人の私たちにしかできない貢献の場があることは生活のメリハリになっています。
④先輩とのネットワーク
見知らぬ土地で生活していく上で、日本人の先輩の存在は大変大きいです。KFBSでは、主人の合格が決まると一つ上の学年の先輩からメールが届き、その後アメリカでの住居から保険、炊飯器事情(笑)に至るまで、様々な情報を教えてもらいました。インターネットで検索すれば大量の情報が転がっていますが、同じスクールの先輩からの生の情報というのは大変貴重で信頼のできるものでした。渡米後も何か困ったときや疑問が出てきたときに気軽に聞ける先輩がいるというのは大変心強いです。KFBSのサポーティブな風土の表れとも言えるでしょう。(かといって日本人学生で必要以上に固まってしまう、ということはありませんのでご安心ください!)
⑤生活費(Living expense)
最後に、最も現実的かつ大切な部分を…。チャペルヒルは大都市ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ等々と比較して、生活費(特に家賃)が安く済みます。東京でそれなりの1Kの賃貸物件を借りるのと同じ金額で十分な広さの住居に住むことができます。また入館無料の博物館、立派な図書館、手頃な金額で利用できる大学のジム、緑豊かなキャンパス・公園等、公共施設が整っていますし、街ぐるみで様々なイベントもあるため(主人は今度マラソン大会に出場予定!)、飽きることがありません。
英語の学習も、街が提供する無料のもの(最低限の英語の習得が目標)や、コミュニティカレッジで行われる手頃な価格のもの(よりレベルの高い英語の習得)、UNCの学生ボランティアとマンツーマンで会話するもの等を活用して学ぶことができます。食に関しては、アジア系含めたくさんのスーパーが近隣に揃っているため、不自由ない食生活を送っています。高いQuality of Life(QOL:生活の質)の実現という点でも申し分ない街です。
2年という長期間暮らす場ですから、ビジネススクールを選択する上で、風土や生活環境は、カリキュラムの中身と同じぐらい重要なものだと思っています。この記事がUNC Kenan-Flagler Business Schoolそしてチャペルヒルの風土、生活環境を知る一助になれば幸いです。
来年の夏、お会いできることを楽しみにしています!
【Socialでの一コマ】
※過去の日本人奥様による記事はこちら
【告知】公式インフォメーション・セッションのご案内 (2015/11/21)
The University of North Carolina Kenan-Flagler Business Schoolのアドミッションオフィス主催による、公式インフォメーション・セッションならびにレセプションを下記の要領にて開催致します。内容をご確認の上、以下に記載されている申込方法に則ってご登録をお願い致します。
第1部: 公式インフォメーション・セッション (Q&A形式)
本セッションでは、UNCのスタッフより学校の紹介を行った後、UNCスタッフ及び卒業生が、アプリカントの皆様からの様々なご質問にお答えします。
◆ 日時 : 11月21日 (土) 19:00~20:00
◆ 場所 : アゴス・ジャパン 渋谷校
◆ 地図 : http://www.agos.co.jp/about/map/
第2部: レセプション (立食形式)
本レセプションは、アプリカントの皆様がUNCのスタッフや卒業生との交流を深めて頂く為のイベントです。ざっくばらんな会話の中からUNCの雰囲気を感じ取って頂く他、インフォメーション・セッションでは聞けなかった個別のご質問や、エッセイに何を盛り込めば良いかといったご相談にもじっくりお答えします。
◆ 日時 : 同日 20:00~21:30
◆ 場所 : カフェ・ベルマーレ
[渋谷区桜丘町23-21 文化総合センター大和田1F (アゴスより徒歩2分)]
◆ URL : http://caffe.belmare.jp/
◆ 地図 : http://caffe.belmare.jp/map.html
申込方法
参加をご希望の方は、http://tinyurl.com/UNCInfoSession2よりお申込み下さい。
※ 参加者個別のご都合に合わせて、第1部のみ・第2部のみの参加も可能です。
なお、当日の服装について特別に指定はありませんが、迷われる場合はビジネス・カジュアル以上の格好でお越し頂ければ結構です。
UNC関係者一同、皆様のご参加をお待ちしています。
第1部: 公式インフォメーション・セッション (Q&A形式)
本セッションでは、UNCのスタッフより学校の紹介を行った後、UNCスタッフ及び卒業生が、アプリカントの皆様からの様々なご質問にお答えします。
◆ 日時 : 11月21日 (土) 19:00~20:00
◆ 場所 : アゴス・ジャパン 渋谷校
◆ 地図 : http://www.agos.co.jp/about/map/
第2部: レセプション (立食形式)
本レセプションは、アプリカントの皆様がUNCのスタッフや卒業生との交流を深めて頂く為のイベントです。ざっくばらんな会話の中からUNCの雰囲気を感じ取って頂く他、インフォメーション・セッションでは聞けなかった個別のご質問や、エッセイに何を盛り込めば良いかといったご相談にもじっくりお答えします。
◆ 日時 : 同日 20:00~21:30
◆ 場所 : カフェ・ベルマーレ
[渋谷区桜丘町23-21 文化総合センター大和田1F (アゴスより徒歩2分)]
◆ URL : http://caffe.belmare.jp/
◆ 地図 : http://caffe.belmare.jp/map.html
申込方法
参加をご希望の方は、http://tinyurl.com/UNCInfoSession2よりお申込み下さい。
※ 参加者個別のご都合に合わせて、第1部のみ・第2部のみの参加も可能です。
なお、当日の服装について特別に指定はありませんが、迷われる場合はビジネス・カジュアル以上の格好でお越し頂ければ結構です。
UNC関係者一同、皆様のご参加をお待ちしています。
2015年9月16日水曜日
UNCの協調性とは?
いきなりですが、
「UNCの特徴の一つは協調性やサポーティブな校風です!」
この一文を読むと「協調性って具体的には何?」「他のMBAプログラムでも似たようなことを言ってたな。」と感じる方も少なくないと思います。
一口に協調性と言っても実際の内容は学校によって千差万別。私がアプリカントとして学校調査をしているときも、うわべの表現よりももっとイメージが湧くような情報を求めていた記憶があります。ですので今回は論より証拠、入学以来私が体験したことをお話しすることでUNCの校風をもっとよく具体的に知っていただけたらと思います。
エピソードⅠ: 試験ギリギリまでレクチャー
ファイナンスの中間試験が数日前にあったのですが、その準備をしていた試験前日深夜になってEffective Annual Rateの複利計算方法についてある疑問が生じてしまいました。この点が解消できないと頭が混乱したまま試験に臨まなければなりません。が、時刻は既に23:51。今からメールを投げたとして、明日の9:00開始の試験に間に合うよう教授は返事をくれるだろうか・・・?
ダメでもともと、という気持ちで急いで質問メールを作成、送信。その日は祈る気持ちで就寝しました。
さて翌朝、目覚めてすぐメール受信箱を開くとそこには既に教授からの返信メッセージが!
「あなたのその計算方法ではtime valueを無視していることになり誤った数値が出てしまうわ。改善するためには・・・・(略)。」
この返信のおかげで疑問は解消し、複利効果を正確に理解できたとともに、試験でも良いパフォーマンスが出せました。このほかにも、オフである土曜深夜に投げた質問メールに翌日返信をくれた教授もいますし、UNCの教授陣は学生の学習に対して相当程度時間と労力を割いてくれると感じています。本気で2年間勉強したい方にとって、UNCは最高にサポーティブな環境と言えると思います。
エピソードⅡ: プロフェッショナルが友人
会計のキャッシュフロー計算書の作成における固定資産への投資及び減価償却の取扱いについて頭が混乱してしまった時のことです。
この時は不運にも教授に質問し説明を受けてもなお要領を得なかったのですが、会計のバックグラウンドがある同級生Kの存在を思い出し、早速Kにレクチャーを依頼しました。Kは試験勉強と並行して就職活動もしていたため多忙を極めていたのですが、二つ返事で了承し、レクチャー当日は予定の1時間を大きく超えて熱心に説明してくれました。
その際、特に私の記憶に残ったのは、彼の説明の仕方とそれをブラッシュアップしようとする姿勢です。彼は「実際の監査ではこれだけ大きい額の固定資産の取引はB/Sに加えてxxを使うんだ。」など実務家としての体験や意見を織り交ぜることで抽象的な概念を分かりやすく説明するとともに、自分の説明ぶりに納得がいかなかった時には「もっとうまく説明できるように整理してくる。」とプロとしての矜持も見せてくれました。
MBAというそれなりに高度な知識の共有・習得を要請される場においては、ただ協力しようとする精神だけでは足りず、そこにバックグラウンドを生かした専門知識・スキルの提供も求められます。その点、UNCにはこのエピソードに出てきたような、助け合う精神とプロフェッショナリズムの両方を備えた学生が多く集まっていると言えると思います。
エピソードⅢ: アカデミズム・プロフェッショナリズム・そして・・・
最後に、UNCの学生の気持ち良い人間性についてお話ししようと思います。
UNCの1年生は全員入学後、5人一組のスタディグループと呼ばれるユニットに属することになります。この5人は学校側が各々のバックグラウンド等を勘案して組み合わせるため、我々学生に選択の余地はありません。入学後のオリエンテーションでスタディグループが発表されると、その場ですぐにグループワークとして、ある5つのテーマの沿った写真を5枚制限時間内に撮ってくるという課題(コンペ)が課されました。制限時間があるにもかかわらず私のスタディグループは何故か動き出しが非常に遅く、私は、このスタディグループは外れかな、とその時は思っていました。
ところが、その認識は誤りでした。
5人で校舎を出てしばらく道を歩いていると、深い溝に前輪を落としてしまった車と、運転手らしきお婆さん、そして同乗者である孫2人が前方に見えました。明らかに事故です。スタディグループの1人がこのお婆さんに話しかけ車を救い出そうと動き出した瞬間から、5人の動きは様変わりしました。5人が緊密に意思疎通を図りながら、1人は孫2人の面倒を見つつ周辺道路に車が来ないかを見張り、私ともう1人は車の前方を溝から押し上げ、1人は一方で運転席に戻ったお婆さんにハンドル操作とギアチェンジの指示を出し他方で我々に押し上げる方向を指示し、最後の1人はちゃっかりその様子を写真に収めました。地元の方々とも協力した結果 、車体は元の道に戻るとともに、その写真は見事コンペで優勝し、我々は景品を頂くことが出来ました。
トップレベルのMBAプログラムに入学してくる学生は、基本的に勉強は出来るでしょうし、積み重ねてきたキャリアも悪くはないと思います。ですが、それだけの人材だったとしたらともに2年間を過ごすのに十分だとは言えないと思います。その点、UNCの多くの学生は学業の枠を超えて他人へ貢献しようとする意志とその能力を持っているのではと思います。そして、学校側もこういった他者へ貢献しようとする精神を”Carolina Way”と呼び推奨するとともに、実践した人間を積極的に高く評価します。
以上、3つのエピソードを通じて、UNCの協調的でサポーティブな校風について、イメージを持っていただけたら幸いです。
2015年9月3日木曜日
受験情報:インタビューポリシー&受験Tips
昨年までは受験期間中、受験者が予約をすればインタビューを実施するオープンインタビューポリシーをとっておりましたが、受験者の増加に伴い、今季のインタビューポリシーは以下のとおり変更されました。
9月7日-10月29日迄:オープンインタビュー期間
10月30日以降:インビテーションオンリー
詳細は以下URLからご確認ください。
http://www.kenan-flagler.unc.edu/admissions/mba/interviews-visits
また、当MBA Admission Office DirectorのSherry WallaceがPoets & Quantsで受験Tipsを掲載しておりますので是非ご覧になってください。
http://poetsandquants.com/2015/08/17/the-mba-gatekeeper-at-unc-kenan-flagler/
その他、ご質問等ございましたら代表アドレスまでご連絡下さい。
9月7日-10月29日迄:オープンインタビュー期間
10月30日以降:インビテーションオンリー
詳細は以下URLからご確認ください。
http://www.kenan-flagler.unc.edu/admissions/mba/interviews-visits
また、当MBA Admission Office DirectorのSherry WallaceがPoets & Quantsで受験Tipsを掲載しておりますので是非ご覧になってください。
http://poetsandquants.com/2015/08/17/the-mba-gatekeeper-at-unc-kenan-flagler/
その他、ご質問等ございましたら代表アドレスまでご連絡下さい。
2015年7月14日火曜日
【告知】卒業生によるUNC学校説明会(8/16)
来たる8月16日、University of North Carolina Kenan-Flagler Business School - MBA Programの卒業生による説明会を開催致します。
カリキュラムの特徴、リーダーシッププログラムの説明から、キャ ンパスライフ、就職活動にいたるまで実体験に基づく卒業生からの生の声をお届けします。UNCのカルチャーを感じる絶好の機会ですのでご参加ください!
■ 日時:2015年8月16日 (日) 19:00-21:00
■ 会場:アゴス・ジャパン渋谷校
詳細、参加予約は以下アゴスのウェブサイトからお願いします。
詳細、参加予約は以下アゴスのウェブサイトからお願いします。
多くの方にお会いできることを楽しみにしております!
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