2022年5月6日金曜日

Mod 4の授業と、1年目を簡単に振り返ります

Class of 2023のTIです。いよいよMod4が終了し、MBA生活の半分が終了してしましました。。今思うと本当にあっという間で、残り半分でどれだけ学びを最大化させつつ楽しく過ごすことができるだろうか、、と気が引き締まる思いです。今回は以前お伝えしたMod1-3の振り返りの流れでMod4を振り返りたいと思います。

当方が受講したクラスは以下の通りです。

科目名

内容

感想・満足度

Corporate Strategy 

第二学期で受講したBusiness Strategyという授業の更に個別企業の戦略に踏み込んだ授業。ビジネスポートフォリオを拡大させるにあたってのジレンマ・留意点・Pros/Cons等についてCaseディスカッションを通じて学ぶ授業。最終的には個別企業の戦略についてのプレゼンを行う。授業内でのブレークアウトディスカッションが頻繁に行われる。DivestitureAcquisitionJV等のトピックが多い。

評価:

Strategyという抽象的且つTakeawayを得るのが難しい領域を上手く纏めているな、という印象の授業。最終課題でNikeを題材としたグループプレゼンでの学びが多かった。

Business Plan Analysis

地場VCのマネージングディレクターが教壇に立つ授業。毎週ゲストスピーカー(起業家)とその企業に関するPitchCaseを読み、分析を行う。また、StartupValuationについても毎週課題が出され、授業の内容はそれらに関するdiscussionが太宗を占める、理論と実践が両立されている授業。

Founderのプレゼンをベースとした簡易DD×5回・Valuationエクササイズが4回と課題提出頻度が多い。

評価:

包括的にVC投資を学んだり、Founderの話を聞けるのは良かったが、内容やValuation等、個人的に表面的過ぎた印象。

Value Chain Innovation

Value Chainでのイノベーション事例を学ぶ授業(クラウド・3Dプリンティング等工程を大きく変えた事例・今後変えうる事例、又BlockchainAI。最終課題は特定企業に対して適用し得るInnovation事例について、グループでのプレゼンテーションを行う。

評価:

個人的に最初は新しい分野を気楽に学べる授業なのかな、と思い受講したが思いの外興味深い話が多かった。特にサプライチェーンにおけるBlockchainの応用等、ゲストスピーカーの話も含めて過去の業務経験で学べない知識且つ自身が疎い話が多く、良かった。

Sustainability and Strategy

サステイナビリティ分析のフレームワーク・潮流分析・またそれらをどのように企業戦略に落とし込んでいくのかを学ぶ授業(選択必修科目)。グループワークやケースライトアップが大量にあり、チームビルディングスキルも試される授業。最終課題は特定の企業を二つ選び、Sustainability InitiativePros/Cons等を分析しそれら企業へのRecommendationを作成しグループでプレゼンする。

評価:

個人的にもう少しリソースを割いてしっかり勉強したかった授業(力不足で中々100%の準備で臨めず、、)。サステイナビリティ初心者の私には非常に勉強になったし、今後使えそうな知識もそれなりに学べた。教授もInclusiveな雰囲気ながらもそれなりに追い込んでくるので、ちょうどよかった。

Brand Management 

B2C企業におけるどのようにしてブランドがモニタリングされ、Updateされていくのか。Brandを立ち上げるにあたって必要なフレームワークや知識を学ぶ授業。何故ブランドが必要なのか(そもそも)、ブランドを作り上げる為の基本フレームワークやそれらの考え方、顧客ターゲティングの考え方、ロゴやブランドメッセージの作成等網羅的にカバー(毎回Case精読が必要)。グループプロジェクト(プレゼン)×2、個人プレゼン1回、その他課題あり。

評価:

プロジェクト系の負荷がそれなりに多かったが、どのようにブランドが立ち上げられ、モニタリングされていくのか等B2Cのマーケティングなどにいないと手触り感のないトピックで非常に興味深かった。また、教授のPersonalityや思慮深さも尊敬できるな、と思いました。

Financial Statement Analysis

Caseを通じた財務分析の授業。株式投資を念頭に置いた分析の為、それなりに深いところ迄分析を行う。

評価:

比較的重めの課題が5つほど与えられ、それらの解説・ディスカッションで授業が進んでく。多分、財務分析に興味があったりしないとしんどい授業。個人的には、MBAに来てから財務分析系授業をあまりとっていなかったので受講したが、少し表面的な内容。


個人的に二年生ではじっくり腰を据えて勉強・プロジェクト系や課外活動(クラブなど)をしたかった為、Mod3、Mod4で多めに単位を取りに行った結果、中々忙しいModになりましたがその分効率性や英語での分析・資料作成スピードやディスカッションをスムーズに進める力が改善したような気がします。夏のインターンや二年生以降にこの経験を活かしていきたいと思いました。

以下、1年目を簡単に振り返ります。

■生活の変化: 私の場合6月末に単身渡米⇒9月中旬に家族が渡米(保育園転園等も経験)⇒2か月ほどして漸く子供がアメリカに慣れ始めるといった感じで、子供が保育園に適応するまで中々大変でしたし、Mod1は授業の負荷もそれなりにあったのでこの時期の印象がすごく強かったです。然しながら、家族が現地の生活に適応しリズムも出てくると、家族を連れてMBAのイベントに行ったり、アメリカならではの文化を楽しんだり(ハロウィン等)、生活のサイクルが整い勉強も良い感じになってきました。このチャペルヒルの環境は家族連れには最高なので、向こう1年でこの生活が終わってしまうのは今から非常に残念だなと感じています。

■言語: また、私自身MBA受験で英語を学び、且つ(日系営業とはいえ)NY支店で1年勤務していたので英語は大丈夫だろう!と思っていたらネイティブ同士のディスカッションやカジュアルトークに入っていくのは中々しんどかったのが印象的です(UNCはネイティブ比率が高いうえ、インターナショナルも英語が堪能なインド出身がかなり多いです)。然しながら、なんだかんだいろんな同級生に気を遣ってもらいサバイブできたな、と思います。今ではそのような環境でディスカッションをする術を身につけられたと思います。アメリカのビジネススクールでは英語がつたなくとも発言すればだれか拾ってくれます。逆に何も言わないと、誰もなんとも言ってくれません。

■グループワーク・コミュニケーション: ビジネススクールなので、学生は周りの学生の強みや得意科目などをよく見ています。私は金融(M&A)出身なので、グループワーク・プレゼン資料作成・ファイナンス系で周りに貢献できるように意識していたのですが、その結果Electiveでのチームビルディングでもその辺を見ていてくれた人から声をかけてもらうことが多くなって嬉しい気分になりました。職場環境から離れていてもやはり皆ビジネスマンなので、周囲からの評価・信頼はものすごく大事だな、と思います。

■その他: ビジネススクールでは、Club活動(私はAsian Business ClubというところでVPをやっています)、文化系イベント、スポーツ等色々と興味深いものが沢山あります。個人的にはDuke MBAとのスポーツ対抗戦(男女サッカー、バスケ、テニス、バドミントン、アメフト、その他クイズ大会等もあり)にてサッカーに出場したのがとても楽しかったです。残念ながら、サッカーの試合では1-3で敗北してしまったのですが、個人的に久しぶりの真面目なサッカーを楽しむだけでなく、Duke MBA生との交流・UNCMBA2年生やExchange studentとの交流等サッカーを通じて楽しむことができて、参加して良かったなと思いました(オーガナイズするのはかなり大変だったと思います。運営をしてくれた二年生には本当に感謝です)。


色々失敗や恥ずかしい思いも沢山したのですが、夏や二年生の生活でも新しいことを吸収できるようにしたいと思います。


すみません、個人的な感想を取り留めなくだらだらと書いてしまったのですが、参考になればと思います。受験生の方など、ご質問やチャットの依頼などあればお気軽にご連絡ください!また、Class of 2024(今年入学)では日本人が数名入学する予定です。コロナを挟んで日本人の数が激減してしまったのですが、今後復活してくことを願っております。


以上


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