2022年2月6日日曜日

Mod 1 ~ Mod 3までの授業を簡単に振り返ります(主観)

Class of 2023のTIです。

今回は少し真面目な記事です。

Chapel Hillの気温は東京よりも一ヶ月早く進んでいるような印象であり、一番寒い時期から脱しつつあります。学生もインターンオファーをもらい授業やキャンパスライフをエンジョイしている方、まだ就活に邁進している方、課外活動やプライベートの時間を割いている方(バスケを沢山見に行っている方も)、様々です。特に投資銀行やコンサル系の一部の方々はインターンが決まり、キャンパスで顔を見る機会が増えてきている気がします。

現在Mod3の半ばで今期からElectiveを受けることができるようになりました。最近のBlogでコア科目含め網羅した記事があまりなかったように思えましたので、今回は完全なる主観でここまでの授業を簡単に振り返りたいと思います。今受験生の皆様はインタビューや最後の追い込みでお忙しいと思いますが、進学後のイメージをより膨らませるうえでこの記事が対象なりともお役に立てればよいな、と思っています(当方の主観ですのでその点お含みおきください)。

科目名

(★=Elective)

内容(ざっくり)

満足度

(完全な主観で評価)

Mod.1 MBA Foundations and Skills

(プログラムの初期のみ受講)

コミュニケーションにフォーカスした授業。最終課題はドミノピザ(同社CFOUNCMBA卒業生)のランチ領域拡大に係る施策をプレゼンする課題があり、24時間以内に資料読み込み・ディスカッション・パワーポイント作成・プレゼン練習を行うというもの。それ以外は基本スタディチームでのディスカッションやワークショップ的なもの。

満足

Mod.1 Business Statistics and Analytics

統計学の基礎を振り返りながら、企業の意思決定に統計がどのように用いられているかを学ぶ授業。

苦戦したがかなり役に立った

Mod.1 Financial Accounting

会計の基礎(PLBSCF)や仕分け、企業のProfitabilityの評価方法等について。

既知の領域

Mod.1 Marketing Core Concept and Tools

ケーススタディ等を通じてマーケティングの手法を学ぶ授業(ConjointBreak-evenValue based pricing3C CLV)。また、実際にマーケティング等を行っている企業を招いた講演授業も有り。授業のかなりの部分をディスカッションが占めた印象。

ディスカッションに苦しんだが、それなりにGroupにも貢献できた

Mod.1 Microeconomics

所謂ミクロ経済。

苦手分野で苦戦した

Mod.1 Inclusive Leadership

職場におけるダイバーシティやリーダーシップの在り方について、かなり幅広にディスカッションする授業。教授が日本在住経験があり、日本人はそれなりにCold callされる印象。

非常に重要なトピックだが、センシティブな話題が多く発言しづらかった。教授が家族連れのInternationalに対して関心が高く、休日のPlaces to visitについてたまに教えてくれて、非常に良い人です。

Mod.1 Leading and Managing

(プログラムの初期のみ受講)

意思決定の在り方におけるディスカッション(プログラム初期のワークショップ的な位置づけ)

MBAの導入部分として、少人数のディスカッション等満足できたがあまりパフォーマンス発揮できず

Mod.1 Financial Tools

ファイナンスの基礎(TVMDCF(ディスカウントキャッシュフロー)CAPM、ポートフォリオ論の入り口部分、オプション商品について)を網羅する授業。かなりアカデミックな側面が強い授業。

既知の領域

Mod.2 Operation

オペレーションに関する授業。Inventory management, Supply Chainをどのような指標を用いて評価するか、実際のグローバル企業でそれらがどのように応用されているかなどをケースを通じて学ぶ授業。

新たな発見が多くあり、とても楽しかった。

Mod.2 Finance

Mod1Financial ToolsAccountingをベースとし、よりキャッシュフローモデリングの基礎にフォーカスする授業。グループワークでのモデリング課題の提出が求められる。

既知の領域でバックグランドドンピシャの授業。グループワークが楽しかった。

Mod.2 Business Strategy

ケースを通じてSWOT, PEST Analysis, Five Forces Modelといった企業若しくは業界の競争力や新規参入ハードルなどを評価するフレームワークを学ぶ授業。ディスカッションの側面が強い。

あまり知見が無い分野で学ぶのは楽しかったが、授業の評価がかなり主観的な印象を受け、パフォーマンスも振るわなかった(当方のアウトプットも冴えなかった)

Mod.2 Strategic Cost Analysis and Performance Management

管理会計の授業。何故管理会計が企業の意思決定をするうえで重要なのか、それらをどのように用いて指標を評価し、適切な意思決定をするのかを学ぶ授業。具体的には本社コスト配分(Activity Based Costing)Capacity Cost, Transfer Pricing, Internal Control, Budgeting等。

教授のパーソナリティが強烈であり賛否あったが、個人的にとても学びが多かった。特に管理会計における各種コストの考え方、Overheadの割り振り等。

Mod.3 Managing Professional Service Firm

ナレッジ、意思決定のアドバイザリー、分析等を提供するプロフェッショナルサービスファーム(具体的には投資銀行・コンサル・Law firm)における意思決定のあり方・顧客や他部署とのコンフリクト・事業拡大の在り方をケースディスカッションを通じて学ぶ授業。

Coldcall連発系授業。トピックが興味深く、二年生からの意見も含めて学びが多い。緊張感ある授業。

Mod.3 Introduction to Entrepreneurship

起業や事業開発における留意点・考え方・事業分析の在り方等をケースディスカッションを通じて学ぶ授業。

Coldcall連発系授業。トピックが興味深く、二年生からの意見も含めて学びが多い(Managing Professional Service Firmと教授が同じ)。緊張感ある授業。

Mod.3 Data Analytics and Decision Making

JMPという統計ソフトを用いて、データ分析をしながらとあるシチュエーションにおける企業の意思決定の妥当性を議論する講義。

統計の応用であり、個人的に苦手意識を感じていたが統計のおさらいや実際のビジネスにおける応用をまとめてできている印象。充実感あり(ただし結構課題が出る)。

Mod.3 Capital Market and Allocation

ポートフォリオ理論について。統計学の知識等を活用し、ボラティリティを抑えつつ期待リターンの最大化が可能な金融資産ポートフォリオを構築する為のスキルを学ぶ講義。

統計を最大限活用する部分もあり、個人的にFinance出身であっても少し難しい(学びが多いという意味では◎)

Mod.3  Management Communication and Presentation Skills

パブリックスピーキング、プレゼン、ストーリーテリング、即興のスピーチを行う授業。スライドの作成含めた表現力が高められる。

苦手なスピーキング系授業で周囲からの辛辣なFBももらえて有難い。

Mod.3 Venture Capital Valuation and Deal Structure

Inter SouthというNorth Carolinaの老舗VCのマネージングディレクターが講師を務める授業。スタートアップ企業の分析・Term sheet理解・Capital TableCash Waterfallの作り方だけではなく、実際に起業家を呼んでピッチをしてもらい、VCの視点でValuationInvestment thesisを小チームでディスカッションしたりもする授業。

Practicalな授業で楽しい(周囲の学生の興味がかぶっている部分も◎)。

以上です。またMod 3の半ばですが、二年生との交流も含めて楽しめています。受験生の皆様から個別にチャットのご依頼なども頂きますが、不明点あればいつでもご連絡ください。

引き続き宜しくお願い致します!

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