2012年2月5日日曜日

Krispy Kreme Challenge 2012

Class of 2013のSoです。

Krispy Kreme Dounghnatsをご存じだろうか。新宿駅の南口などで長蛇の列をなしているあの店である(http://gigazine.net/news/20080525_krispykreme/)。実はこのKrispy Kreme、North Carolinaを本拠地としており、この辺りではどこでも簡単にドーナツを買うことができる。ちなみに、この会社、2001年になぜだかITバブルの波に乗り上場している(売上高$392 million、時価総額$535 million)。なぜだろう。。。

2月4日、そんなKrispy Kremeが主催するランニング大会「第8回Krispy Kreme Challenge」が開催された。レースは4kmを走り、12個のドーナツ(2400カロリー)を完食し、また4km走るという内容であり、全行程を60分以内に完了しなくてはならない。おそらく世界最高峰の“パン食い競争”で、世界一胃袋に負担をかけるランニング大会だ(http://www.youtube.com/watch?v=d3YyIkmPKEQ 4分30秒位から見てください)。

参加者は、12個のドーナツを全て食べなければならないChallengerと、全てを食べる必要がないCasualといういずれかのカテゴリーを選ぶことができた。迷った末に、僕はChallengerを選んだ。「12個のドーナツに勝てずに、この先の人生の荒波に勝てるはずがない」と決心した。

レース当日、前日に用意したコーヒー入りバッグを背負って、私はスタートラインに並んだ。7,700名のランナーの奇声の中で号砲が鳴った。16分で前半の4kmランを終え、Eating Zoneに突入した。

そこには地獄絵図が広がっていた。砂糖まみれの女子大生。水をせがむヨロヨロのランナー。バケツを運ぶスタッフ。走り回る戦場カメラマン。アメリカ人がこんなに真剣に物事に取り組んでいる姿は初めてであった。

きれいに並んだ12個のドーナツと僕の戦いが始まった。1個目を終える前から体がコーヒーを欲した。思った以上に甘い。2~4個は圧縮方式で一気に食べた。手も口もTシャツも砂糖まみれ。まだ8個ある。4個を圧縮して口に押し込み、なんとか喉を通過させた。そして最後の4個。これがなかなか進まない。用意したコーヒーも飲み切った。もはや戦術もなにもなく、単なる作業が続いた。最後の2口分がどうしても食べきれず、飲み込む前に後半の4kmランに飛び出した。12個を制覇するのに12分を要した。

それから後のことはあまり思い出したくない。とても前半のようには走れず、タイムをチェックする気分にもならなかった。12個の悪魔は胃と食道の間でどっちつかずの状態が続いた。逆流しないように祈っているうちにゴールしていた。タイムは48分44秒、全体では3088人注383位だった。TOP10%には届かず。

ちなみに優勝者はUNCのMBA二年生のAlex。彼とはランニングクラブでたまに走るが、やはりとんでもない実力者であった。記録は28分で、本人曰く4分30秒ほどで12個を完食し、23分30秒で8kmを駆け抜けたという。

とにかく、これでNorth Carolinaに足跡を残すことができた。

来年は…

秋頃に考えることにしよう。

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