UNCスポーツ担当のMasaです。
今週は、スーパーボウルの熱気も冷めないうちに、昨日、カレッジバスケの伝統の一戦、Duke戦がUNCのホームで行われました。UNCの男子バスケットボールチームといえば、マイケル ジョーダンを輩出し、全米の中でも強豪校の一つで、Duke大学とのライバル関係はカレッジバスケにおいて最もよく知られているところです。私は、運良く抽選で当日のチケットを入手できたので、他の日本人MBA留学生とともにスタジアムで観戦しました。さすがに伝統の一戦というだけあって、スタジアムは超満員、ものすごい熱気で膨れ上がりました。
UNCの今期は、アウェーで痛い敗戦があったものの、スターティングメンバー5人のうち4人がポジション別のランキングでTop5にランキングされており、3月に行われる全国大会の優勝候補の一角と見られています。特にインサイドでは、センターのZeller、フォワードのHenson、エースのBurnsとタレントが揃い全米一の厚いフロントコート陣となっています。ポイントガードのMarshallも、華麗なパスワークでアシストを量産しており、非常に魅力的なチームではないかと思います。
当日の試合は、立ち上りは、Dukeのスリーポイントが決まり、リードを奪われますが、徐々に立て直し、前半終了時に逆転、後半立ち上がりからエースのBurnsの活躍もあり、リードを広げ、残り2分を残して10点差、このまま快勝すると誰もが思いました。ところがここからDukeのスリーポイントが立て続けにきまり、また、UNCのミスも重なり、残り14秒で2点差となって、Dukeの最後の攻撃、フレッシュマンのRiversが放ったスリーポイントは、試合終了のブザーとともにネットに吸い込まれ、大逆転負けとなりました。大多数のUNCファンが呆然となり、スタジアムが静まりかえる中、超マイノリティーのDukeファンが歓喜の声をあげている姿が何とも対照的でした。
ゲームの内容からいうと、UNCは終始インサイドを支配し、メンバーそれぞれが持ち味を出して、非常に良いゲームだったと思います(最後の2分を除けば)。対するDukeは、完全にインサイドでの勝負を捨て、徹底的にスリーポイントを狙うといういわば奇襲作戦、最後はこれがはまって逆転勝ちとなったわけですが、UNCファンの立場でいうとそれほど悲観することはないと思います。レギュラーシーズンは、結果より内容が問われるわけで、勝てばいいというのは3月のトーナメントが始まってからです。10点リードを守りきれなかった詰めの甘さ、相手のスリーポイントに対するディフェンスは反省点として、修正してもらわなければいけないけれども、負けは負けでも明日につながる負けではないかと思います。一方、Dukeの方は、勝つには勝ったけどインサイドでまったく勝負にならず、アウトサイドシュートに頼らざるを得ないという弱さを露呈した試合ではなかったかと思います。3月のレギュラーシーズン最終戦では、今度はDukeのホームコートで再戦となりますが、UNCにはこの悔しさをばねに、これから調子を上げてもらって、是非、3倍返しでお願いしたいと思います。
2012年2月9日木曜日
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