2009年6月26日金曜日

Internship and a life in L.A.


Class of 2010のZi-coです。

U26さんに引き続きインターンネタですが、前回投稿させていただいたとおり車でLAまで移動して、LAの日本企業(正確には企業ではありませんが)でインターンをしています。私の場合は、無給のインターンなので、生活費などすべて自己負担をしています。インターンの内容は、主に米国の環境関連ビジネスに関するリサーチをしてまとめ、日本に発信したり、日本のベンチャー企業の米国進出のお手伝いをしたりしています。環境関連ビジネスと言っても種々ありますが、私が担当するのは電気自動車関連ビジネスです。いろいろと調べたので、現在の米国の電気自動車ビジネスの状況と、さらにLAの生活についてリポートしたいと思います。


最近、日本でも電気自動車が話題になっていますが、米国でも電気自動車普及に向けた動きが活発です。電気自動車の普及は、オバマ大統領のグリーン・ニューディールの一環として位置づけられ、2015年までに全米で100万台を普及させることを宣言し、2009年2月に施行された米国再生・再投資法案(ARRA:American Recovery and Reinvestment Act of 2009)では、総額約8,000億ドルが、エネルギーの海外依存の解消や再生可能エネルギー開発に関する投資に充てられます。また、人事面でもオバマ大統領周辺は電気自動車推進派が取り囲んでいると言われており、特にスティーブンチューDOE長官は、水素嫌いらしく、燃料電池車よりも電気自動車の普及を強く推進しています。政府の補助を受けて、新興企業の動きが活発です。西海岸は特にそのリベラルな土地柄から、新規参入が盛んです。テスラモーターズは、すでに数百台の電気自動車を納入していますし、LA近郊アーバイン拠点のフィスカー・オートモーティブ社は今年末に、高級プラグインハイブリッド車を発売予定です。一般的に、電気自動車の開発に必要な技術は、エンジン自動車に比べ低いといわれており、今後も、中国メーカーをはじめ多数の新規参入が予想されています。電気自動車の普及のためには、バッテリー技術やインフラ整備など種々課題がありますが、米国は、景気浮遊策の一環として電気自動車の促進を位置づけており、今後も政府のお金がたくさんつぎ込まれそうです。


さて、LAでの生活ですが、大都会ゆえChapel Hillには無い楽しみが多々あるとともに、ほとんど日本と同じ生活ができます。日本人の多さは圧倒的で、MBAだけでなく多くの大学に日本から留学生として来ているだけでなく、日系企業の米国本社がLAに多数あるので、駐在員もたくさんいます。その意味で、日本人とのネットワーキングにはLAは非常に有利な場所だと思います。実際、私もUCLAの友人に日本人の集まりに連れて行ってもらったり、インターンで日本企業の米国本社の方々とお話する機会があったのは、貴重な経験でした。ただ一方で、英語の上達には不向きなのも事実です。私もインターン先ではほぼ日本語だけしか話さず、日本食スーパーでも日本語でOKなので、英語を話さない日が多々ありました。個人的には、せっかく米国に留学するなら、米国にどっぷり浸れる場所の方が良いと感じました。


いずれにしても、Chapel Hillに無いものがLAにはありますし、その逆も言えます。何を求めるかでどちらを選ぶかはおのずと決まるのでしょうが、米国の対照的な場所をそれぞれ味わえたのは、個人的には大きな財産になりそうです。

Posted by Zi-co

0 件のコメント: