2022年11月11日金曜日

ケースコンペティション Case Competition

 

はじめまして、Class of 2024のYYです。これからUNCのMBAに関する情報を発信します。今後の受験生の方の参考になれば幸いです。 今回のテーマは課外活動の一つであるケースコンペティション Case Competitionについて紹介させて頂きたいと思います。

私の場合、MBA留学ではダイバシティな環境でのソフトスキル向上(自分の強みを把握、バリューの出し方、チームビルディング)も目的としていたので、ケースコンペティションは良い機会だと思い参加してみました。

UNCのMBAでは、1年目の9月ごろから複数のケースコンペティションの案内が告知が開始されます。私の把握する範囲でも下記の通りのケースコンペティションの告知を確認しました(年度によって内容が変わります)。

UNC Healthcare Case Competition

Deloitte Case Competition at KFBS

Venture Capital Investment Competition

Net Impact Turner MIINT competition

AI Management Lab Datathon


具体的には参加を希望する学生が4,5人程度のチームを組み、与えられた企業課題(ケース)をチームで検討した解決策を、教授やスポンサー企業に対してプレゼンテーションを行います。

典型的なケースコンペティションは、学校内の予選ラウンドがあり、予選ラウンドを勝ち抜いたチームはUS内の決勝ラウンド(他の大学も参加する)で最終プレゼンを行います。上位チームにはスポンサー企業から賞金や面接する機会が得られるのが特徴です。

参加する学生側のモチベーションは、賞金、実績作りや、スポンサー企業とのコネクション、ソフトスキル・チームワークの向上など、多岐にわたります。実際に、昨年のケースコンペティションで2位に入賞したアメリカ人の2年生の方は、インタビューの時のエピソードとしてケースコンペティションのサクセスストーリーを使ったとも聞いたことがあります。

私は、UNC Healthcare Case Competitionに参加しました。残念ながら決勝ラウンドに進むことができませんでしたが、チームビルディングを学ぶよい機会だったので簡単に内容をシェアしたいと思います。

私のチームは、インド2人、アメリカ人2人の5人のメンバーでチームを組みました。チームメンバーを見つけて応募して、コンペティションの1週間前にテーマが配布されます。今年のテーマは、製薬メーカのドラッグ開発のコンサルティングで、3つの開発する薬の候補(オピオイド、アルツハイマー、ハンチントン病)の中から、優先的に開発する薬を提案する内容でした。提案する内容は、市場調査、売上予測やマーケティング戦略も含まれます。

私たちのチームではチームの意見を決めるまでに時間がかかり、具体的な施策のブレインストーミングやリサーチ、プレゼンテーション準備に時間が取れず、提案内容を深堀できなかったことが決勝ラウンドに進めなかった敗因だと思います。

時間がかかってしまった原因として、お互いのメンバーの性格や強みを十分に把握せずに進まってしまったこと(Psychological Safety)、チームミーティングの時間を事前に決めていなかったこと(Dependability)、その後のチームの役割分担を明確にしないまま作業に取り組んでしまったこと(Structure& Clarity)だと思います(参考 Google teamwork)。

ただ、上記のようにプロフェッショナルな環境でのチームビルディングを学ぶことができただけでなく、チームメンバーとは仲良くなれ、アメリカのヘルスケアシステム(Midicate,Midcare, Payerの力関係)や課題(オピオイド問題)について考える良い機会でした。


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