2010年10月6日水曜日

Mod I を終えて

1年生のKojiです。

1週間ほど前に珍しく数日雨が降り続いたかと思うと、スイッチが切り替わったようにChapel Hillもすっかり秋めいてきました。朝晩は結構冷え込んでいます。それまでは夏の晴天の下、半袖シャツ、短パン、サンダルで通していましたが、突然の気温の変化にジャンパー等を慌てて引っ張り出して着込んでいます。もっとも、秋とはいえ相変わらずの晴天続きで、澄み渡るCarolina Blueの空に変わりは無く、爽やかな気分で毎日過ごしています。

学校に目を向けると、現在Mod Iの期末試験の真っ只中。本プログラムが始まって間もなく、就職・各種課外活動、授業が並行して続く(結構重いグループ・プロジェクトもありました)中で行われる中間試験の際にはそわそわした感じがありましたが、この1週間ほどは落ち着いた雰囲気が学内全体に漂っている気がします。

授業は無いものの、スタディー・ルームはノートや教科書に頭を埋める学生達で朝から溢れ、カフェテリア等でも一緒に課題に取り組んだり、分からないところを教えあっているグループを多々目にします。私のスタディー・グループでも、自発的に資料をメンバー内で共有したり、事前に配布された想定問題の回答を手分けして準備したり、問題を解くためのモデルを検討しあったありと、試験準備にもチームワークを発揮しています。

チームワークは当スクールの基本理念の1つでもあり、グループ内外を問わずスクール内の学生が非常にチームワーク精神に溢れていることは日々実感できます。とはいえ、実際のグループの中でそれを如何に実際の形にしていくかは各々の行動次第。学期を通じてグループ課題やミーティングの際に積極的に貢献し、ギブ・アンド・テイクの雰囲気を醸成していくことも大切です。

一方、Mod Iを振り返っての印象です。学習環境、スタッフ・教授陣の熱意、住環境等の素晴らしさは入学前の想像を超えるものがありましたが、プログラムについてもよく設計・運用されていると感じています。ミクロ経済学で需要・供給曲線を考察するに際しての統計学上の留意点、債券・株式等の金融商品の価格理論を考察するに際しての統計学上の相関・仮説テストの考え方、或いは会計の授業での財務諸表を基にしたDCFによる企業価値算定、Leading & Managingから各種リーダーシッププロジェクトへの展開、等々。2ヶ月というタイトなスケジュールの中でも、教授陣がお互いに情報を共有し、タイムリーに連携して授業を進めていることがよく分かります。また、各科目の終わりには次のステップとしてMod II以降の科目へのガイダンスもしっかりと示されます。入学前のバックグラウンド、或いは今後のキャリアに関わらず、自分の羅針盤を見ながら履修内容の実践を念頭に複眼的なアプローチで各科目に臨めるので、プログラム全体を通じてビジネスの基礎をしっかりと身に付けることが出来ると実感できました。

何はともあれ、非常に濃密だったMod Iもあっという間に終わってしまいました。期末試験が終わると就職活動イベントに、旅行にと各学生は飛び立っていきますが、Mod IIが始まるまでの2週間、貴重な時間を無駄にすることなく、十分にリフレッシュして戻って来たいと思います。

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