卒業まで残すところあと一週間になりました。これまでに、アメリカで友人を招いて何度かBBQを企画する中でノウハウを蓄積したので、この機会にシェアしたいと思います。
- 参加者の招待:会費制ではなく、招待制または食材持ち寄り制にしてください。これまで私は日本で友人とBBQをした際の会計は、それぞれが購入した金額を後日申請し、幹事が清算する方法でした。しかし、アメリカでは基本的に企画者が食材・BBQ用品を揃えます。自分が企画して参加者をおもてなしするコンセプトです。ただし、企画者がすべて揃えようとすると大変なので、参加者に飲み物、サイドメニュー、お菓子などを分担して持参してもらうように依頼してもいいかもしれません。
- 食材の準備、レシピ: とりあえず、肉はコストコ(Costco)で揃えることをお勧めします。コストコの肉類はクオリティが高く品揃えが豊富であること、また店舗はアメリカの主要都市であればどこにでもあるアクセス性が高いメリットがあります。一方で量が多いため、一回のBBQで消費できない量は冷凍することをお勧めします。
- ウインナー:コストコのKirklandのウインナーがお勧めです。味はマイルドで万人受けします。さらに、簡単に焼けて、油がよくでるので、BBQの初めの炭の火力が弱いタイミングに焼けば、落ちてくる油で火力が強まり、次の肉を焼くための準備ステップとなります。商品ページ:Kirkland Signature Mild Italian Sausage
- ショートリブ(Short Rib):カットすることが不要で手ごろなサイズ感かつBBQのメインディッシュとしての存在感があるので、お勧めです。まずは、焼く30分前に常温に戻してください。焼く直前に、塩を両面に振りかけます(コショウは焦げると苦味になるのでここでは不要です)。片面を5分程度焼いて焼き色が付いたら、裏返します。そして、内部に火を通すためにアルミホイルで蓋をします。この際に、Round Foil Pansを蓋の代わりにすると非常に便利です。BBQ用の温度計で、内部温度が70度以上になったことを確認して完成です(個人のお好みに応じて焼き加減を調整してください)。ステーキの温度の参考:How to Grill
- ブッチャーシートを使ってテキサス風BBQ:テキサスのBBQといえばブリスケットが有名です。ジューシーな肉と燻製した香ばしい香りが食欲をそそります。パンを用意してサンドイッチにする食べ方がお勧めです。まずは、コストコでブリスケットを購入してください。10pond ぐらいの大きなブリスケットの塊が売っているので、三等分してください。3pondあれば大人6-8人ぐらいで食べるのにちょうどよい大きさです。ブリスケットのレシピはこちらのレシピが参考になります。多様なスパイスが必要で、さらに10時間煮込むので、事前の準備が重要です。ブリスケットを燻製するにはブッチャーシートが必要です。肉汁を逃がさずにスモークで味付けできます。商品リンク:Butcher Paper
- ショッピングリスト(備品類):基本的に、Home DepotまたはWalmartで揃います。私が普段使用している備品をリストアップしてみました。
- グリル(公園に備え付けがあります、チャペルヒルだとJordan Lake がお勧めです。)
- 網、トング
- 炭(Charcoal): Instant Charcoalという着火剤をしみこませているものが売っていますが、化学物質のにおいがキツイのでお勧めしません。サイズは、8LB(8ポンド、4kgぐらい)と16LB(8kgぐらい)があり、8人ぐらいの分量を焼くには、8LBでちょうどです。初めての方は、16LBを買って精神的に余裕を持たせたほうがいいと思います。
- バーナーとガス(アメリカではPropaneが主流で日本でよく見るガス缶はButaneと呼ばれています。チャッカマン等の火力では炭に火をつけられませんので、バーナーを用意してください。)
- グローブ(コットンの軍手は耐熱性がないです。レザーの耐熱性があるグローブを用意することをお勧めします。)
- BBQ用温度計(最近はリモートの温度計もあるようです)
- アルミホイル皿(Round Foil Pans)とりわけ用と肉に蓋して焼くように複数枚あると便利です。
- BBQソース(A.1. Original Steak Sauce)アメリカの定番ソースです。
- 牛肉(Short Rib)、ソーセージ:(合計で一人300g程度になるように用意すれば十分です)
- 野菜(オニオンかコーンが無難です)
- ペットボトルの水(熱中症対策に)
- 使い捨てのプレート、フォーク