検索キーワード「STAR」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「STAR」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2023年7月6日木曜日

STARプログラムについて

Class of 2024のMMです。今回は、私がMOD3&4を通して参加したハンズオンプログラム、Student Teams Achieving Results (STAR)を紹介します。UNCのSTARプログラムに興味がある方々のご参考になれば幸いです。


STARプログラム概要

STARはコンサルタント分野の選択科目であり、希望に基づき選定された学生が外部企業の課題に対して解決策を提案するグループコンサルプロジェクトである。プログラム全体で約20社の外部企業と提携し運営されるプログラムで、各チームに1社のクライアント企業がアサインされ、約4か月間、そのクライアントが直面する課題に取り組む。具体的には、チームで解決策の仮説を提起、市場分析を通して提起した仮説を検証し、最後にクライアントへ解決策を提案する。メンバーは応募に基づき選抜され、通常の1講義で取得できる1.5単位の3倍である4.5単位を取得できる。私が参加したチームは、私を含め5人のUNC-MBA生と2人のUNC学部生、合計7人で構成された。


参加したプロジェクトの流れ

まず、昨年11月に希望職種・希望業界と志望動機をSTAR事務局へ提出し、プロジェクトへの参加を応募する。なおこの際、STARリーダーポジションを応募する事もできる。そして12月、チームメンバー及びアサインされるチームが発表され、初回顔合わせを実施する。1月以降、STAR事務局主催のオリエンテーションに加えて、クライアント企業から提供されたビジネス詳細資料・業界概要資料を読み込み、クライアント企業とその業界の理解を深めていく。

2月以降、クライアントとの議論を通してプロジェクトの課題とやるべきタスクを明確にし、リーダーがロードマップを作成した後、6名のメンバーを2つの小チームに分割しプロジェクトを進める。1つのチームは、クライアントの内部関係者、競合他社、クライアントの顧客へのインタビューを行い、もう一つのチームは、外部のアンケート調査会社を活用し、数千人以上のステークホルダーに対して市場ニーズに関するアンケートを実施し、回答データを集計し分析する。

春休みを終えた3月下旬、インタビュー結果、アンケート結果共に出揃い考察のステージに進み、メンバー全員でどの様な解決策をクライアントに提案できるかを議論し検討する。コンサルタントファーム出身のリーダーが、前職で使用したフレームワークを用い、調査結果を定量分析・定性分析に落とし込み、クライアントへの提案にまとめていく。その後、STAR事務局とFaculty Advisorへのプレゼンテーションを通して、質問やアドバイスを受けながら提案内容とプレゼン資料を修正し、4月下旬、クライアントへの最終プレゼンテーションをもってプロジェクト終了を迎えた。

チームメンバーは、週2回の定例ミーティングに参加しプロジェクトの進捗と完了すべきタスクを確認すると共に、2週間に1度、クライアント企業の担当者を交えたステアリングコミッティにも参加する。また、チームでの懇親会やクライアントとの食事会も開催された。


STARを通しての感想

STARを終えての気づきを3つ記載したい。

1つは、コンサルプロジェクトのダイナミックさである。特に、リーダーがチームに持ち込むコンサルタントファームで培った彼の経験やスキルはとても興味深いものだった。例えば、議論の進め方・情報や問題整理の上手さ・フレームワーク等、いわゆる仕事を進める上での引き出しやツールの豊富さが印象的だった。また、外部アンケートサービスを使いステークホルダーの個々の声を集計した調査では、アンケート結果が、キャリア年数や業界経験有無に影響されず、中立な立場で定量的かつ客観的に事実を裏付け、いかにしてビジネス提案の根拠となるかを体感できた。

2つ目は、コンサルプロジェクトとビジネスオペレーションとの差である。STARは、私が未経験のコンサルプロジェクトを数か月に渡り経験できた有意義なプログラムであったが、実際の損得勘定や人間関係の中で苦しみながら仕事を進める実務オペレーションの世界とは違った。私はクライアント企業と同業界の出身だが、クライアントへの提案を考えた時、その提案は実行可能なのか、既に競合も導入しているのではないか、コスト勘定はどうかといった疑問を、私は日々の現場レベル、製造部や営業部の立場で考えてしまった。こういった自身のビジネスオペレーション目線と、チームメンバーとして戦略的な提案を綺麗にまとめていくアクションとのギャップに、私はプロジェクト最後まで葛藤し、コンサルタント業とは何かを改めて考えさせられた。

最後が、チームワークとコミュニケーションである。リーダーとチームメンバーの全員が、各々の個性と能力を十二分に発揮した素晴らしいチームであり、彼らの言動・考え方・チームワーク・プレゼンテーションスキルの全てが勉強になった。言語の壁に苦しんだものの、私を対等に扱ってくれたチームメンバーやクライアントと真剣にプロジェクトに取り組めたこのプログラムに大変感謝している。


以上       

プロジェクト最終日 チームメンバーと共に

      

2012年1月22日日曜日

STAR Projectについて

Class of 2013のTTです。
現在、私は通常の授業に加え、UNCのAction Based Learningの一つである、STAR Projectに参加しています。STAR Projectはこの1月からスタートしたばかりですので、今後このブログを通じて適宜私の経験をシェアしていければと思っています。

過去の投稿にも載っていますが、まずはSTAR Projectについておさらいします。

・種類

STAR(Student Teams Achieving Results)にはDBP (Domestic Business Project)とGBP (Global Business Project)の二種類があります。

-DBP: UNC MBA3~4名 + UNC 学部生3名程度でチームが構成され、米国内にFocusしたProjectを行います。

-GBP: UNC MBA + 他B-School MBAで構成されるチームでGlobalにFocusしたProjectを行います。5月中旬頃に現地調査も実施します。

・スケジュール、選考プロセスについて

10月中旬:選考開始
11月上旬:選考結果&プロジェクト発表
1月:STAR Projectスタート
4月下旬~5月上旬:DBP Final Presentation
5月:GBP 現地調査&Final Presentation

STAR ProjectはMod 3, 4をまたいで行われ、授業と同時進行でProjectを進めていきます。そのため、STAR Projectに参加すると日々のスケジュールはかなりタイトになります。

また、選考プロセスについてですが、Resumeと学校のWebサイト経由で自分の経験・希望を入力し提出・面接無、という非常に簡単なものです。ただ、STAR人気上昇と共に、年々この選考で落ちてしまう学生も増えているようですので、学内選考とはいえ侮るべからずです。なお、GBPはDBPと比較して競争率はそれほど高くないようです。

・単位

STAR Projectを行うことで4単位取る事ができます(卒業には63単位必要)。


ここからは私がアサインされたDBPのプロジェクトについてお話していきたいと思います。

・プロジェクト詳細

-顧客:とある米大手企業
-内容: 家庭用発電・蓄電機に関する戦略策定
-チームメンバー:MBA 3名(アメリカ人1名、日本人2名)、学部生 3名(アメリカ人2名、インド人1名)

通常MBAの2年生がプロジェクトリーダーを務めることが多いのですが、私のチームでは私と同期のアメリカ人がプロジェクトリーダーを務めています(ちなみに、今年はかなり1年生リーダーが多い気がします)。このメンバーに、チームのアドバイザーとして教授1名が加わり計7名でこのプロジェクトを進行していきます。ちなみに何故日本人2名になったかは不明です。

・1週間のスケジュール

-週2回月・水 8:00~9:15(!?)に行われるアドバイザーを含めたミーティング
-毎週金曜に顧客企業との電話ミーティング

正式なミーティングは一週間に計3回のみですが、これ以外にマーケットリサーチ・資料作成といった作業が入り、教授以外で適宜ミーティングを行います。


先日1/20に顧客企業とのKick-Off Meetingがあり、いよいよこれから本格的にStartといったところです。日本人2名は初回のミーティングからインターン面接のため欠席という波乱の幕開けですが、MBAで培った知識・自分の過去の経験を活かし、顧客の期待を上回る有益な提案をしていきたいと思います。

2014年4月15日火曜日

STARプロジェクト

Class Of 2015Yasuです。

本日は、現在参画しているConsultingプロジェクトであるSTARについてご紹介させて頂きます。

過去に本ブログでもご紹介しておりますが、STARではMBA3人、学部生2
の合計5人から成るチームで1月~4月末までの約四ヶ月間、
企業のConsultingに従事します。
http://uncmbajapan.blogspot.com/search?q=STAR

尚、STARへの参加者は、Consulting Skills and Frameworksという授業を
必修として履修し、この授業の中でマッキンゼー出身の教授から
コンサルタントの仕事の進め方、リサーチ方法のレクチャーを受け、
それを実際にSTARで活用する、というUNC Kenan-Flaglerらしい大変
面倒見の良いプログラム構成となっております。
Management Consulting専攻者は、Consulting Skills and Frameworks
 を履修した上で、STARもしくはGBPに参加する事になっております。

今年はClass Of 20154人とClass Of 20142人の合計6人の
日本人が参加しております。

私たちのチームのクライアントは、UNCを始めとする複数の大学が出資した
Consortiumで、データベースマネジメントのミドルウェアを開発し、
Open Sourceとして提供しています。

・・・と書くと小難しいのですが、顧客の課題は、大学の補助金で運営されていた団体からSpin-outするにあたり、今まで無償で提供していたソフトウェアの商用化・収益化を図れないか、という点です。

・・・と書いても未だ小難しいですし、これ以上具体的な内容に踏み込んでもおもしろみもなく、オチもつかないので、以降はSTARで養うことの出来る能力について記載することに致します。

STARで養うことの出来る最も大きなスキルは、マネジメントスキルではないかと思います。
STARの特徴は、MBA生だけでなく、学部生も含めたチーム編成となっている点です。私のチームではリーダーを除くMBA2名が、学部生2名の教育係のような役割となり、毎回のミーティングに向けたタスク割り振り、成果物の内容チェック等を行いました。

当然、学部生はビジネス経験もありませんので、資料の体裁から顧客対応まで密な指導が必要となります。とはいえ、相手はまだ21才の大学三年生。3個褒めて1個注意するくらいの割合で、いかに彼らのモチベーションを落とさずチームパフォーマンスを向上させられるよう苦心しました。

MBA生活では、MBA生同士で良くも悪くも上下関係の無いフラットな関係でグループ活動等を進めるため、実際のビジネスとは若干かけ離れた環境となります。
一方でSTARにおいては、ビジネス経験の無い学部生と実務経験豊富なMBA生が一緒にプロジェクトを進めることで、能力に差のあるメンバー構成の中でいかに高いアウトプットを出すかという点で、実ビジネスに近い環境でマネジメントスキルを向上させることが出来るメリットがあります。

とはいえ、マネジメントスキルを発揮するには、まずチームメンバーの信頼を勝ち取る必要があります。
そこで私が実践していたことは、
 1.   誰よりも物量をこなす
 2.  人の嫌がる仕事を率先して引き受ける
です。

幸い、私は前職がクラウドサービスのセールスであり前提知識もあったため、定例ミーティングで要求されること+@の内容をアウトプットとして常に提示することを心掛けました。

また、関連するStakeholderへのインタビューにあたっては、正確な連絡先が分からない企業も多かったため、飛び込み営業さながらに30件以上の該当企業の公式ホームページの問い合わせチャットや一般連絡先を通してインタビューアポイントの取り付けを試みました。

また、英語力に難有りの状態で密なコミュニケーションを図るためには共通の話題を探すことも重要です。
そこで私が目を付けたのは、ゲームと漫画です。
アメリカ人学生(特に学部生)の多くはモバイルゲームに異常な関心を示します。そこで、彼らが熱中しているゲームを私もダウンロードし、いかに高得点を叩き出せるかを競い合うようになりました。毎回のミーティング冒頭では、今日は何点が出たとお互いに報告することが良いアイスブレイクになりました。

さらに、日本の漫画をインターネット経由で読んでいる学部生も多いため、
「日本の漫画ではONE PIECEが一番有名だと思ってるんだろうけど、それだけじゃないんだよ。"こちら葛飾区亀有公園前派出所"という漫画があってね、180巻以上出てるんだけど、おじさん(私)は全巻持ってるんだよ。両津という主人公である警官の実家の軒下から120年前の梅干が出てくる回なんかは秀逸でね・・」
と私見を交えながら、休憩中は漫画談義に花を咲かせていました。

このようにMod3, Mod4において多くの時間を注いできたSTARも現在最終局面を迎え、4月末のFinal Presentationで無事終了となります。
これだけの長い期間Hands-onの機会を提供するプログラムも中々ないと思いますので、アプリカントの皆さまもUNC Kenan-Flaglerに入学された暁には是非チャレンジしてみて下さい。

2020年8月2日日曜日

UNCの看板授業・STARプログラム!

こんにちは、Class of 2021SYです。
コロナウイルスの影響で受験生の皆さんも不安な日々を過ごされているかと思いますが、疑問や相談があれば遠慮なく連絡いただければと思います!チャペルヒルは、以前の記事のとおり、爆発的な感染はないものの、感染を抑えるため外出は控えているような状況です。ただスーパーやレストランはほぼ通常どおり営業していますし、私も夏休みを不自由なく過ごしています。
前置きが長くなりましたが、今回はUNCの看板授業である「STAR」というプログラムについてご紹介したいと思います。STARStudent Teams Achieving Resultsの略で、実際の企業に対してUNCの学生がコンサルティングを行う、というプロジェクトになります。通常の授業と同じく単位認定がされますが、様々な点で違いがあります。
(プロジェクトへのアサイン)
希望者が全員参加できるわけではなく、事前に志望動機などを登録して選抜されます。この際に、業界や分野、企業規模、アメリカ国内外など自分の希望を登録することができ、それに沿ってアサインされるプロジェクトが決定されます。
毎年STARに参加する企業が異なるので、100%希望どおりというわけにはいきませんが、自分は大手医療保険会社のプロジェクトにアサインされました。これは私の希望(大手、ヘルスケア、戦略立案)にばっちりフィットしており、大学側は学生の希望をかなりしっかり見ているのだと思います。
(チーム編成)
STARMBA生と学部生の混成チームが基本になります。自分のプロジェクトはヘルスケアということで、医学部の学部生も1人参加して、計7人の年齢も国籍も性別も異なるグループになりました。
MBAにおいて学部生や他学部生と交流することは、意外と少ないので、交流関係を深めることができる、というのもSTARのメリットかと思います。 
(実践的なプログラム)
プロジェクトはmod34(1~5月)の5ヶ月に渡る長期間のものになります。クライアントとの顔合わせでは、まずkey question(最終ゴール)を設定するのですが、これはクライアントから与えられるのではなく、クライアントと何度もコミュニケーションして、クライアントがどういった問題意識・課題を持っているのか、それを解決するに最も効果的な道筋は何かを一緒に考えていく、というスタイルでした。
key questionが固まったら、週2回(最終プレゼン前はほぼ毎日!)チームで打ち合わせるほかに有識者へのインタビュー、クライアントへの報告、文献のリサーチなどを通じて、最終的なチームとしての提案を固めていきます。こうした流れはまさに実際の戦略立案に近いのではないかと思います。
(大学からのバックアップ)
看板授業というだけあって、大学側もかなり力が入っています。定期的に大学側のチェックが入り、最終プレゼンの模擬練習をする機会が何回もあります。non-nativeの自分にとって、外部のクライアントに英語で専門的なプレゼンをするというのは、かなりきついものでしたが、周りのサポートも含め、よい機会になったと思います。
また、全プロジェクトのメンバーが参加するkick-off meetingは大学が所有する(!)ホテルで開催するなど、様々な点で大学からバックアップを受けられます。

(得られたもの)
得られたものはたくさんありますが、具体的に挙げると、
  • 一つのお題に対して、ここまで長期間、深くコミットすることはなかなかないので(他の授業でもSTARほどではない)、貴重な経験になったと思います。特にアメリカにおけるヘルスケア産業についてクライアントや有識者からも話を聞けて、相当勉強になりました。
  • 授業で学ぶ理論やフレームワークを活用するよい機会になります。仮説を立て、それを検証し、仮説をバージョンアップしていくという戦略コンサル的なスタイルを実際に体験することができました。
  • 一方で、実際のビジネスは理論やフレームワークだけで片付くものではない、ということを改めて実感しました。ステークホルダーの考えやオペレーション、予算、PRなど、様々な要素がある中でどこまでロジカルにアイディアを組み立てて、相手にプレゼンできるか、という課題に対してもがくことになります。こういった苦労はビジネスをする上で大きな糧になるのではないかと思います。
  • 日本の職場ではなかなかないほどに多様性に富んだメンバーだったので、意見を集約したり、タスクをうまく分配することの難しさを感じました。チームとして様々なルールを決めたり、新しいwebツールを使ってみたりして、全員が納得できる結論にたどり着くような工夫をしましたが、これは今後のキャリアにも大いに活かすことができるなと感じています。
時間的にも精神的にも負担があるプロジェクトでしたが、振り返ってみると、負担以上に得られるものが大きい、impressiveな体験だったと思っています。この記事を読んでより多くの方がSTARに興味を持ってもらえれば幸いです!

STARについては、過去記事もご参照ください。

kick-off meetingでチームとクライアントで撮った写真です。

2017年11月4日土曜日

STAR Projectのご紹介

 こんにちは。Class Of 2018Hiroです。

 いよいよ出願もピークに近づいてくるこの時期、スクール研究に取り組む中でこのブログを読んでくださっている方も多いのではないでしょうか?ということで、今回はUNC Kenan-Flagler Business Schoolの看板プログラムのひとつでもあるSTARStudent Teams Achieving Results)を改めてご紹介します(http://www.kenan-flagler.unc.edu/leadership/star)。


【概要】
 STARとは、ビジネススクールに所属する学部生とMBA学生がチームを組み、MODⅢの約4か月間、クライアント企業からオファーされた課題に対してコンサルティングを行う、いわゆるHands-onのプロジェクトです。クライアントはamazonESPNなどの米国の大手企業から、スタートアップ企業、地元企業、NPO、海外企業などと幅広く、彼らがビジネスを展開する場所やクライアントとの主たるコミュニケーションの手段によって、「USA」・「Global」・「Virtual」のカテゴリーに分けられます。学生は事前に登録を行う、関心のある業種やキャリア、クライアントのカテゴリーなどを踏まえ、学校側からプロジェクトにアサインされます。また、MBA学生はチームをまとめるプロジェクトリーダーに立候補することも可能です(選考あり)。

【特徴】
 実践型のコンサルプロジェクトがカリキュラムに組み込まれているビジネススクールは多くあると思いますが、そんな中、STARの特徴として以下の点が挙げられるかと思います。

・少人数構成のチーム
 通常、STARのチームは学部生とMBA学生の合計5,6人で構成されます。4か月間にわたるプロジェクトですので、自ずと密な人間関係を構築しながら活動することが求められます。人間関係が密な分、「チームとして如何に成熟度上げるか」や「癖のあるメンバーをどうコントロールするか」など、リアルなチームマネジメントの課題にも、その場しのぎではなく腰を据えて取り組んでいく必要があります。課題の大変さはクライアント企業によって異なりますが、週2回のミーティングで頭を働かせるだけではなく、調査やプレゼン資料作成などの個別作業も多いので、チームが少人数構成なことも相まって「やりがい」や「負担感」は大きい授業です。

・クライアントやスクールの本気度
 STARに参画している企業は、コンサルティングフィーをUNCに支払っており、その金額は約$30,000とされています。企業規模によって金銭的負担の度合いは異なりますが、コネクションだけで授業に協力してくれているわけではなく、学生は相応の「成果」を求められるプレッシャーを受けることになります。また、学校側も教育機会としてのクオリティを上げるだけでなく、翌年度以降も継続してクライアントを獲得する必要があるため、STARに多くのリソースを割いています。チーム個別にコンサル経験のあるアドバイザーが付き、ミーティングでのアドバイスや11でのコーチングセッションを設けてくれるほか、プロジェクトを進めるうえで役立つフレームワークを学ぶConsulting Skills and Frameworkといった授業も別に開講されます。なお、こちらの授業もフレームワークを実際に使うケース課題が毎回課される、歯応えのある授業となっています。
アドバイザーはコンサル業界経験25年+で、KFBSでも教鞭を取っているAlex(右から2番目)
・学部生との混合チーム
 UNCのビジネススクールに所属する学部生は非常に優秀で、ミーティングでの発言や調査、チーム運営などあらゆる場面でしっかりと貢献をしてくれます。一方で実際のビジネス経験はインターン程度しかないため、MBA学生達が大局を示したり、ある程度ステップやアウトプットの型を示したりしてあげることが、より効率的でクオリティの高いチーム活動を実現できるかの鍵となります。年齢的・能力的にも「部下」のような立場となる彼らを含め、チームを如何にマネジメントしていくかという課題は、MBA学生だけでチームを組む場合には得られないものであり、より現実のビジネスにも近い環境なのではないかと思います。

【プロジェクト例(Hiroのケース)】
 私の所属したチームは、学部生3名、MBA4名からなる比較的大所帯の構成でした。クライアントは地元Chapel Hillで複数の ビジネスを展開するファミリー企業で、彼らが新規に立ち上げる洗車業のマーケティング戦略を立案するという課題に取り組みました。元々マーケティング関連のプロジェクトを志望しており、当初は少しズレを感じていた「ファミリー企業」という点も、カウンターパートが若社長であることによる意思決定の速さや、プロジェクトの自由度の高さといったメリットを多く発見でき、自分としては「当たり」のプロジェクトだったと感じています。
最終プレゼン後にチームメンバー、アドバイザー、クライアントと
 プロジェクトは、1回目の顔合わせの際に「ターゲット顧客は車を運転する人全員」とクライアントが発言するほど、ストラテジーもマーケティングプランも固まっていない状態からのスタートだったため、ゼロベースでターゲット選定や実オペレーションを絡めたブランディング戦略、立ち上げからそれ以降のフェーズ別のマーケティングプランの立案を行いました。このように、「最初から最後まで」をじっくり考える機会は通常の授業のケーススタディやチームプロジェクトではなかなか得難いものかと思います。また、STARで推奨される「仮説検証型」のコンサルティング手法は自分としては初めて経験するものだったため、その進め方や効用を、身をもって経験できたのは良いテイクアウェイとなりました。ミーティングでは個人的な英語力の問題もあり、自分が普段日本語環境で取るような、ファシリテーターとして議論をリードしながらそれを刺激に自分のアイデアも出していくアプローチが難しいため、常に全体像を考えながら、論点の抜け漏れ有無の確認や別の視点からのアイデア出しでチームに貢献するよう心掛けました。自分のスタイルを変えつつ、チームへの新しい貢献方法を探るといった経験も貴重なものとなりました。

【まとめ】
 このようにSTARはクオリティの高いHands-onなコンサルティングプロジェクトとして、UNC Kenan-Flagler Business Schoolのカリキュラムの目玉の一つとなっており、多くの日本人学生が履修を通じて経験値を上げています。アプリカントの皆様にも、ぜひ合格した暁には是非挑戦していただければと思います。

2012年12月13日木曜日

STAR Project を終えて思った事

Class of 2013のTTです。

以前当ブログでSTAR Projectについて書かせて頂きましたが、あれから早一年が経とうとしております。(http://uncmbajapan.blogspot.com/2012/01/star-project.html

できれば適宜状況のアップデートを、と思っていましたが、STAR Projectのあまりの忙しさにアップデートできず。。。ここでまとめてアップデートさせて頂きたいと思います。お堅いと飽きられそうなので日記調で書かせて頂きます。少々長くなりますのでご興味のある方のみお付き合い下さい。

<2012年1月>
先のブログでお話したとおり、我々のチームの任務はとある米大手企業の家庭用発電・蓄電機に関する戦略策定です。プロジェクトのスタートは1月中旬のKick offミーティングであり、ここでは現状認識のすり合わせと与えられた課題の再確認を行います。実はこの会社、既に家庭用発電機として注目を集めているSolar・Windに関する商品を持っており、このミーティングで「Solar・Wind以外の分野に興味がある」&「これは既存商品のマーケティングプロジェクトではない」とのお達し。Solar・ Windという二大再生可能エネルギー(そしてかろうじて若干の予備知識がある二つ)を最初から排除され、波乱のスタートです。まずは、「他にどのようなエネルギー技術が実用化可能なのか」、「他社が現在どのような商品提供しているのか」を特定するマーケットリサーチから手を付けていきました。

<2012年2月>
案の定、母国語以外で全く知らない分野のマーケットリサーチはさすがに骨が折れました。様々なレポートを読みこなし、時にはKenan Institute(UNC KFBSお抱えの企業や政府相手にリサーチやコンサルティングを提供している機関)から再生可能エネルギー分野の専門家を招いてインタービューを行う等、1月下旬から2月はほぼ全ての時間をリサーチに費やしました。2月下旬にあった第二回クライアントミーティングではそのリサーチ内容のシェア(これがメイン)と共に、今後どういった方向性で進んでいくかを議論。クライアントも当然本気でミーティングに参加してくるため、プレゼン中にも関わらず頻繁に我々を止め様々な質問をぶつけてきました。全体的には我々が提示した方向性に左程違和感はなかったようで、今後もこの調子で頑張って欲しいとの事。

<2012年3月>
ある程度リサーチは済んだので、後は戦略策定だ!というわけにはいかず、追加のリサーチに追われます。ここでは「現在の顧客の知識レベルはどの程度か」といった、簡単には調べられないがProject上非常に重要なリサーチを行います。この顧客の知識レベルについてはSurvey会社を利用しアンケートを行い(このコストはクライアントがUNC KFBSに支払うコンサルティング料金には含まれておらず、クライアントに追加で負担してもらう必要があります。負担してくれるかどうかは交渉次第です!)、現在顧客が家庭用蓄電・発電機をどのように見ているのかを調べました。また、先のプレゼンの中で商品確保の一つの手段としてVenture Capital投資を提案したので、ベイエリアで再生可能エネルギー分野に従事しているUNCアラムナイのVenture Capitalistに電話インタビューを行い、意見を伺いました。更には、チームメイトの父親が建設会社を経営していたので、企業顧客としての意見を聞くべく、その父親にも意見を伺いました。利用できるリソースは何でも利用しました。3月下旬のクライアントとのテレフォンカンファレンスでは、こういった追加情報を元に最終提案内容のラフな草案をクライアントにシェアし、率直な意見をもらいました。

<2012年4月>
4月末にクライアントとの最終ミーティングがあるため、いよいよ追い込みです。3月下旬に行ったテレフォンカンファレンスでの意見を元に、提案内容に追加・変更・削除をし、我々の提案をより具体化し実現可能なところまで持っていきます。最終プレゼンではプレゼン資料と共に、Financial Projectionや SurveyのSummary等の提出が求められるため、そちらの資料作成にも時間がとられます。また、最終プレゼン一週間程前にはUNC KFBS教授陣による事前チェックが入り、フィードバックに基づきさらに提案内容を改善、と4月はやる事が盛りだくさん。最終的には、本番前日の徹夜作業を経て、なんとか完成。ほとんど寝ずにプレゼンの練習を行い、本番に臨みました。本番後、終わった後のハイテンションそのままにゴルフに直行しました。



以上が私のSTAR Projectの流れです。プロジェクトによって若干流れは違いますのであくまで一例として考えてください。

STARを終えて改めて振り返ってみると、前職が証券リテール営業と人事の私にとっては、何もかもが初めてで非常に貴重な経験だったと思います。アメリカ人クライアントとの真剣な議論、雲を掴むようなリサーチの連続、専門家へのインタビュー等々、実際のビジネスとリンクしたまさにAction Based Learningと呼ぶに相応しい経験を積むことができました。

さて、ここまではおそらく他校のAction Based Learningと左程変わりないのではと思います。ではUNC KFBSのSTAR Programは他校のAction Based Learningと比較してどこが違うのでしょうか?一点決定的に違うところがあります。

「組織面でのチャレンジ」です。

STAR ProgramのDomestic Business Project (DBP) のケースを考えてみましょう。他校ではMBA生同士がタッグを組みプロジェクトを行うケースがほとんどです。では、実際の現場にはMBAに来るような優秀な人材だけが働いているのでしょうか?絶対にNoです。確かにMBA生同士でプロジェクトを行えばストレスレスに過ごす事ができるかもしれません。でも実際の現場はそうではないと思います。優秀な人もいれば、何も知らない新入社員もいます。UNC KFBSが意図してやっているかどうかは分かりませんが、STAR Projectではアングラ(学部生)がチーム内に組み込まれることによって、業務経験のない彼らを如何に教え戦力になるまで育て上げるか、という組織面でも実戦さながらの環境が提供されているように思います(中には教える必要もないくらい優秀なアングラもいるようですが。。。)。

一方、Global Business Project (GBP)では、他校のMBA生(Columbia, Duke等)と共同してプロジェクトを進めていきます。そのため、Face to Faceで会う機会は数回しかなく、常にSkype等を介してプロジェクトを進めていきます。当然Face to Faceで会ってミーティングする方が断然効率的だと思いますが、こういったオンラインベースでプロジェクトを進めていく機会は実際のビジネスの現場で間違いなく増えてくると思います。今でさえNYにいる社員と東京にいる社員がチームとなって動く事なんていくらでもあるはずです。このGBPはオンラインベースでのチームマネジメントを実践できるMBAでも稀な環境なのではないかと思います。

プロジェクト自体がチャレンジングなのは当然として、組織面でもこういったチャレンジが設けてられているのは、UNC KFBSのLeadership教育に対する熱意の表れなのかもしれません。

2009年1月29日木曜日

STARプロジェクト始まる!

Class of 2010のZi-coです。

ついにSTARプロジェクトが始まりました。STARプロジェクトとは、Student Teams Achieving Resultsの略で、地元企業からの依頼の元に、UNCの学生がチームを組み、コンサルティングを行うというプログラムです。(http://www.kenan-flagler.unc.edu/Leadership/Companies/StarOverview.cfm)学生は11月中旬に、志望動機と過去の経歴を添えて応募します。同時期に、地元企業もUNCにプログラム参加の応募を行います。その上で、STARプログラム担当者が、各自の過去の経歴とクライアント企業とのマッチングを考慮して、チームをアサインします。私は、エンジニア出身の2年生のリーダーの元、私を含む3名の1年生と、Undergraduate2名の合計6名のチームに参加しています。コンサルティング内容に関しては守秘義務のため、多くは申し上げられませんが、地元エネルギー企業に対して、新たなサービスのビジネスモデルを提案すると言うもので、現在マーケットリサーチをはじめとする各種リサーチの真っ只中です。

週一回のグループミーティングを通じて、各メンバーは割り当てられたタスクを報告し、さらにリーダーが新たなタスクを割り当てるといった感じで進んでいます。クライアントとの打ち合わせは、月1回で、最終的に4月末に成果報告を行います。また、これらのミーティングに加え、週に一度、各グループが一同に会し、コンサルティングの教授が、プロジェクトの有効な進め方について講義します。

これらのミーティングは、授業の合間に入ってくるので、少々ハードですが、何より実際のビジネスに関わることができるので、非常にエキサイティングな経験ができます。私の場合、日本の派遣元企業と同じ産業に関わることができていて、自身の会社の動向もチェックしながら、プロジェクトに携わっており、帰国後の仕事にも直接活かせるのではないかと期待しています。逆に、全く関わったことの無い産業に携わるのも、おもしろいと思います。対象企業としては、私のチームのクライアントのような比較的大きな企業から、起業したての社員1名のみといった企業まで、様々です。ただ、UNCの近くにはリサーチトライアングルパーク(http://www.rtp.org/main/)と呼ばれる研究施設が集まる地域があるため、最先端技術を商業化したいという企業が多く参加しているのはひとつの特徴ではないかと思います。そういった面から、元技術者やアントレ志向の方にも非常に魅力的なプログラムだと思います。

ちなみに、このSTAR、アメリカ国内企業に対するコンサルティングに加え、Global Business Projectと呼ばれる海外企業に対するプログラムもあり、クライアントとして日本企業も参加しています。アメリカ人とともに日本企業のコンサルティングを行うというのも、なかなか興味深いと思います。

私自身、STARプロジェクトがUNCの志望動機のひとつでもあったので、実際に理想的なプロジェクトに参加できて、非常に興奮しています。

(写真は、先日の大雪に埋もれた我が愛車2009Corollaであり、本文の内容とは一切関係ありません)

Posted by Zi-co

2013年3月7日木曜日

コンサルティングプロジェクト

Class of 2014のWoodyです。
今回は、理論の実践の場であるコンサルプロジェクトについて紹介したいと思います。

Kenan-Flagler Business Schoolでは、2種類のコンサルプロジェクトがあります。
1) GBP (Global Business Project
他大学のMBA生と一緒に、米国内外の企業を顧客として海外案件のコンサルティングに取り組み、最後の二週間には現地での調査・提案を行います。
2) STAR (Student Teams Achieving Results)
顧客は米国内であり、プロジェクトメンバーはUNC内に限定されます。ただし、UNCのMBA生だけではなく、学部生とチームを組みます。

いずれの場合も、顧客は大学に費用を払っているため、大学の授業でありながら、手を抜くことは出来ません。

※上記のプロジェクト名(GBP, STAR)は、2012年度のものです(2011年度のものから変更)。エッセイでコンサルティングプロジェクトに触れる際は、最新の情報を確認するようにしてください。


現在、GBPにもSTARにも参画している日本人学生がおりますが、私自身はSTARの方に参加しております。今はちょうど折り返し地点(4ヶ月プロジェクトで2ヶ月経過したところ)ですので、その内容を中間報告させてください。

クライアントは健康保険会社で、オバマ大統領による医療改革を踏まえて今後どのように事業を進むべきを検討しています。チームメンバーは、MBA生4名+経営学部生1名+公衆衛生学部生2名です。

現状は、、、個人としてもチームとしても苦戦しております。

個人としては、2つのポイントで苦労しております。1つ目は、学部生とのコミュニケーションです。年齢が離れていて共通の話題を見つけ難いだけでなく、各種アプローチの差で困ることもあります。保険会社社員に保険業界を解説しようとした際は、かなり困りました。ただ、本記事で記述されていますように、これは本当のビジネス社会で起きることであり、このような経験をできることがSTARの長所です。少しでも学部生をリードできるよう努力しております。
2点目は、業界用語です。アメリカと日本では、保険制度の常識が非常に異なり、知らない言葉ばかりで、いちいち勉強が必要です。(用語が分からないと、当然、ただでさえ厳しい英語のリスニングが悪化するわけでして。)  公衆衛生学部生に教えを乞いつつ、なんとか踏ん張っています。尤も、ヘルスケア専攻予定の自分にとっては、おいしい話でもあるのですが。

一方、チームレベルでの苦戦の一番の理由は、顧客側の体制変更です。プロジェクト開始後に、先方のキーマンだった方々は全員会社を去ってしまいました。特に痛かったのは、UNCにSTARプロジェクトを発注した時のCEOが解任されたことで、今までの方向性はひっくり返されてしまいました。ただ、これは、実際の仕事でも発生することですし、プロジェクト終了までになんとかしないといけません。

こう書くと、ネガティブな話が多いように感じられるかもしれません。実際は、そんなことは全くありません。大学側でセイフティネット(アドバイザーの存在等)が用意されていますので、安心してチャレンジすることができます。笑顔で「やばい。つらい。」と言う日々です。

安心感のある非快適ゾーンとなるような絶妙なさじ加減、それがUNC’s Kenan-Flagler Business Schoolの一番の長所だと感じております。

2019年9月21日土曜日

STAR?DBI?UNC略語クイズ!


みなさん、こんにちは。Class of 2020Naokiです。本日は、STARDBIについて書いてみたいと思います。当方はアプリカント時代、この2つのプログラムがある、ということがUNCの魅力の一つでした。さて、この二つ、何の略語だか分かりますか?



STAR

正解は、Student Teams Achieving Resultsです。これはUNCの看板授業の一つである実在企業を対象にしたコンサルプロジェクトとなります。主な特徴は以下です。
  •  期間が長い。通常の授業と並行しつつMod3Mod4に跨る約5か月のプロジェクト。
  •  MBA4人、UNCのビジネススクールの学部生2人のチーム。さらに、チームに1名、コンサル出身のアドバイザーがつき、プロジェクトをサポート。
  • チームに一人明確なリーダーが存在。リーダーはリーダーポジションに応募し、面接を経て、選抜!クライアント、STARプログラムオフィス、アドバイザーとの日々のコミュニケーション、プロジェクトの進め方は全てリーダーが指揮。
  • 自分が取り組みたいプロジェクトを細かく指定して応募可能。企業規模、プロジェクト分野、業種/業界等々が選べます(尚、企業名は応募時には分かりません)。
  • 海外の企業を対象にしたプロジェクトもあり。但し、プロジェクト数自体が少なく、今年は1つしかありませんでした。
  • UNCが学校を上げて力を入れているプログラムのため、定期的にSTARプログラムオフィスによる進捗・内容のチェックが入る。

当方は、海外プロジェクトを第一希望に応募しましたが、落選。しかしながら、結果的には、海外プロジェクトではないということを除いては、希望通り(大企業、製造業、ストラテジー)のプロジェクトに従事することが出来ました。プロジェクト期間中は、クライアントとの面談、週2回(ファイナルプレゼン直前はほぼ毎日)のミーティングを通じ、課題の特定、解決策のアイデア出し、ビジネスプラン(Operationモデル、ファイナンシャルモデル)の作成を行い、クライアントへプレゼンテーションを行いました。非常に多様性のある環境(出身国、年齢、プライオリティ、目的、強み等)において、期間の長いプロジェクト(しかも通常授業と並行して!)に参加することで、日本企業で働いている中では経験しずらい、もしくは気が付きずらいことを、数多く学ぶことが出来ました。



DBI

正解は、Doing Business Inです。DBIUNCのグローバルプログラムの一つで、米国外のビジネススクールが提供している短期の講座に参加するShort Exchangeとなります。UNCでは、長期の交換留学(数か月~半年)、DBI13週間)、GIE(二つ前の投稿でKさんが書いている“大人の修学旅行”)の3つでグローバルプログラムが構成されており、非常に豊富なラインアップとなっております。DBIの特徴は以下です。
  • 学費をUNCに払っているので、DBI先のビジネススクールに受講料を払う必要がなく、交通費や教材費以外の実費のみ負担。
  • 時期が豊富。ビジネススクールの夏休み期間(5月後半~8月後半)、冬休み(12月、1月)、春休み(3月)にプログラムが提供されており、スケジュールとお金が許せば、物理的には一人でいくつものプログラムに参加可能。
  • 選べる国、ビジネススクールが豊富。全てを網羅しきれませんが、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、イギリス、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ、ペルー、イスラエル、オーストラリア、シンガポール等のプログラムに参加出来ます。
  • 米国外のビジネススクールが提供する講座なので、世界各国のビジネススクールから受講生が集まってくる。
  • プログラムの数があまりに豊富なのに対し、UNCはスモールスクールであり生徒数が少ないため、希望するプログラムに参加できる可能性が非常に高い。

当方はというと、6月中旬から3週間、フランス(ニース)のビジネススクールの講座に参加してきました。まさに世界各国から学生が集まっており(かつ当方のように、A国出身ですが、B国のビジネススクールに行っていて、今回フランスに来ました、という人が結構多い)、米国人が7割以上いるUNCの環境とは大きく異なる環境において、短い期間でしたが学べたことは非常に有意義でした。また、今回家族(妻と子供2人)と一緒にニースに行きましたが、食事!海水浴!観光!と家族も大満足の3週間となりました。



アプリカントのみなさまも、入学のあかつきには、是非とも、STARDBIを体験してみて下さい!きっと多くの学びがあると思います!

2018年7月19日木曜日

STAR Projectのご紹介

こんにちは。Class of 2019のErikoです。
アゴス夏祭りで受験生の方から「まだスコアが出ていなくて不安です」というお話をお伺いすることがありました。私の話をすると、6月末に社内選考通過、7月にTOEFL開始、9月にGMAT開始、11月にEssay開始し、11月末に出願スコア揃う、といったスケジュールでした。今思えば結果的に「なんとかなった」といったところですが、受験当時はスコアが出ない焦りと不安で押しつぶされそうになっていました。私のスコアは胸を張れるものではありませんが、「なんとかなる」を実証できた様に思います。まだ時間はありますので、受験生の皆様は焦らずに着実に頑張っていただければと思います。UNCに関するご質問があれば遠慮なくご連絡ください。

さて、今回はMOD III & IVに取り組みましたSTARプロジェクトをご紹介したいと思います。

STARプロジェクトは、MBAの学生とビジネススクールの学部生からなる5-6人のグループで、実際の企業のコンサルティングを行うハンズオンのプロジェクトで、UNC Kenan-Flagler Business Schoolの目玉プロジェクトとなっています。クライアント企業はP&Gなどの大企業から、地元のスタートアップまで様々で、事前のアンケートに基づいてチームにアサインされます。またFull-time MBAの学生はチームリーダーとして立候補することも可能です(相当の英語力が求められます)。今年のSTAR Projectはかなり人気が高かった様で、応募したけどアサインされなかったという例もいくつかあった様です。

私はNASCARというアメリカで最大のモータースポーツ統括団体であるNASCARのプロジェクトにアサインされました。その中でも、JGRというチームに所属する4人のドライバーのマーケティングプランを考えるという課題に取り組みました。日本ではマーケティングというとまだマスメディアのイメージが強いかもしれませんが、アメリカではマーケティング=SNSという流れになっている様で、実際に我々もTwitter, Facebook, Instagram, Youtube等々のSNSにおけるファンとのコミュニケーション方法について提案しました。

さて、このSTAR Project、私は相当に苦労しました。まずNASCARって何?という私に対し、アメリカ人にとっては常識の様で、その時点でビハインドでした。さらに、私以外のメンバーが全員アメリカ人ということで、コミュニケーションにだいぶ苦労しました。

その様な状況の中でも、なんとかチームに貢献するためデータ分析を担当し、そこからインサイトを見つけ、提案に結びつけることができました。また、最終プレゼンテーションではクライアントに満足していただける内容を提案できたことは非常に良かったと思います。クライアントから50人以上のオーディエンスが集まり、その前で英語で発表するのはなかなか緊張しましたが、大変貴重な経験をすることが出来ました。

2011年2月12日土曜日

STAR Project

水曜日に宿敵Dukeとのバスケットボールの試合がありました。前半を14点リードで折り返したのですが、後半相手のエースのオフェンスを止められず逆転負けを喫してしまいました。残念!

バスケットボールのことばっかり書いてもしょーもないので少し学校のことを書きます。

去年秋よりSTAR(Student Teams Achieving Results)という学校のコンサルティングプロジェクトに参加しています。私の関わっているプロジェクトはGlobal STARというやつで大手消費財メーカーの製品のアフリカ市場参入のマーケティング戦略を提案するというものです。具体的には紙オムツを、布のオムツしか使ったことがないあるいはオムツ自体を使う習慣がないナイジェリアでどうやって売るかという問題を解決するのです。入学前から発展途上国のマーケットにとても興味があり、そのような場所でビジネスをするのはどのようなことなのかを体験し、考える良い機会となっています。

おおまかなスケジュール:
11月 書類選考
12月 チーム発表(私のチームは2年生MBAのプロジェクトリーダー、1年生MBA4名、ビジネス専攻の学部生2名の計7名です)
1月 クライアントと顔合わせ/最初の仮説立案
2月 リサーチ
3月 現地調査
4月 提案

と約半年のプロジェクトです。ただこのSTAR、仕事量がなかなか多く、週2回のミーティングのみならず、なにせ事前知識がゼロなのでミーティングの準備と調査で膨大な時間がとられます。同級生がこのブログで書いている通り、選択科目オンリーのMOD3になっても他の授業の課題や、様々な学校内外のイベントがめちゃめちゃたくさんあり時間の確保には苦しみます。

それでもクライアントは学校にお金を払って私たちチームを雇っているのですから、どうにかして最後にはバリューを出せる提案をしたいものです。

2013年11月29日金曜日

グローバルケースコンペでの優勝

Class of 2014のWoodyです。

先日、11月13~14日にシンガポール国立大学で開催されたGlobal Case Competition 「Cerebration 2013」のセミファイナル・グランドファイナルに出場し、世界中のMBA生650チーム以上の中から優勝を果たしましたのでその喜びと概要をご報告したいと思います。


ケースコンペティションとは、スポンサーである実企業が持つ経営課題に対して、各チームがコンサルタントとしてソリューションを構築し、その提案内容とプレゼンテーションの質を競い合うという、MBA生活における醍醐味のひとつです。実際のスポンサー企業や、他校の教授を前にしてプレゼンをしなければならないこと、また新たなネットワーキングや、レジュメでのアピールとして就職活動の意味合いもあることから、通常の授業で提出するケースレポートとは全く異なる真剣勝負の場です。
その中でも今回のケースコンペは、世界で最も参加者数の多い大会の1つで、16カ国にも渡る国々の上位MBA校が、3つのケース(Monsanto社、Lenovo社、Daimler Financial Services社)のうちの1つを選び、グローバル企業における新規ビジネスを創造するという非常に壮大なスケールの大会だったわけです。

振り返ればチームを結成したのは、夏休みを終えた今年8月の初旬でした。1年目を終え、教室内での議論を超えた新たな課題にチャレンジしたいという気持ちと、予選上位に入ってタダでシンガポール旅行をしたいという邪念が日本人同級生(2年生)と3名での参加を決意させました。
意気揚々とチームを結成し、実際のケースを読み始めた我々3人ですが、1次予選から苦難の連続でした。我々が選んだDaimler Financial Service社のケースは、新興都市におけるGame Changingなモビリティサービスを考案し、更に都市の形態によってカスタマイズ可能なものにするという前代未聞の提案課題。そもそも自動車業界や都市計画に詳しいものは誰もおらず、全てを一から勉強しなければなりませんでした。通常の授業を終え、家族との折り合いをつけながら毎週末のように深夜まで議論を繰り返すものの、なかなか納得のいく提案が浮かばず、夜中の3時に教室で途方に暮れていたのを今でも覚えています。

しかし、私達は、後に述べるような優位を活かすことができ、9月の1次予選(PowerPoint 4枚のExecutive summary) ・10月の2次予選(15分間のプレゼンビデオ)を見事通過し、上位9チーム(各ケースで3位以内)に選出され、最終的には、11月のシンガポールで開催された準決勝(ケース内決勝戦)、および異ケース間での決勝で優勝することができたのです。アメリカの大学に在籍する日本人が、ドイツの会社のブラジル戦略について、シンガポールでプレゼンを行うという若干奇妙なことでしたが、本ケースコンペの特徴である”グローバル”というのを示しているとも感じます。また、この成果は米国Yahoo News等にも取り上げられるにまでなりました。

とはいっても、私達はいわゆる普通のサラリーマンMBA生です。それが、University of North Carolinaとしてメディアで宣伝するほどの業績を残せるようになったのには、理由があります。

1.必修科目群で鍛えた基礎力
 上位3チームによる決勝戦では、運良く最初のプレゼンとなりました。つまり、他チームのプレゼンを見る幸運に恵まれました。そこで感じたのは、「ひょっとしたら勝てるかもしれない」ということでした。確かにある面を見たら我々は負けているかもしれない、しかし、総合力では勝てるかもとしれない、と思ったのです。
 UNCの必須科目群は、時には異常と思えるくらい、つらいことがあります。しかし、それを1つ1つこなすことで、自分の血肉となっていることを感じました。私達の提案は、事業戦略、マーケティング、ファイナンス、財務/管理会計、統計、ミクロ/マクロ経済、オペレーション、プレゼンテーションスキル、、、等々の必修授業で学んだことを織り込んだものでした。その総合力において、他大学チームを上回っていたと感じました。真に収益性と実現可能性を両立させようとしたとき。UNC Kenan-FlaglerのGeneral Managementは世界有数であることが証明できたと思います。

2.実践型プロジェクトで培った応用力
UNCの実践型MBAカリキュラムの1つに、STAR (Student Teams Achieving Results) というのがあります。この授業では、実際の顧客を相手にして半年間に渡り有償のコンサルティングサービスを行います。この実践型プロジェクトでは、MBA生と学部生とチームを結成して、コンサルタント(*)として思考・発表フレームワークと必修科目での学びを使って、現実の課題と取り組みます。
 今回のチーム3人全員はSTAR経験者でして、STAR同様、建設的な衝突と仮説思考/検証を繰り返して、game-changing, unique, scalable, feasible and profitableな提案を作り上げることができました。正直なところ、STARにおける私達は完璧から程遠く、むしろ右往左往するオッサンに過ぎないことが多かったです。必修科目以上に厳しい局面もありました。ただ、それを経験したことで、互いの強みを活かしつつゴールに向かっていく術を学ぶことができたと思います。
(*) コンサルタント非志望者にも大変お奨めのものです。
 答えが無い課題に対する取り組み方は、あらゆる職種に役立つはずです。
 実際、この本チームの全員が、コンサルタント以外の職種で働く見込みです。

3.UNCのチームワーク文化
 いくら基礎力があって、それを応用しても勝てるほど、このコンペティションが易しいものではありませんでした。審判が判断に困って、急遽、シンガポールでの準決勝に呼ぶチーム数を増やしたくらいです。
接戦となった2位チームとの争いで決め手となったのは、UNCのチームワーク文化です。上位3チームの争いは異ケース間での比較となる以上、プレゼンやQ&A勝負の分れ目とならざるを得ません。ベタベタの日本人にとっては、不利と言ってしまって過言ではないくらいです(*)。
しかし、シンガポールに行く前、直前の依頼であったにも係らず、多くの同級生が快くレビューに付き合ってくれました。アメリカ人マーケッター、インド人コンサルタント、韓国人エンジニア、、、厳しくて優しいアドバイスは、そのまま本番に役立ちました。決勝戦での容赦ない質問にも、真正面からも乗り越えることができました。彼ら無しには、優勝することは100%不可能でした。
(*)ちなみに、当方の英語力は、現地大学の非ネイティブスピーカーに
 「勇気が出る」と言われるほどのレベルでございます(笑)。

本日時点で、シンガポールから帰国して1週間以上経ちました。このケースコンペで感じた自分達の成長とUNCの素晴らしさを胸に、次なる道へチャレンジしていきたいと思います。

もし、あなたがスーパーマンやスーパーウーマンではなく、そして自分の殻を破りたい人であれば、、、UNC MBAは、あなたにとっての最高の大学となりえます。是非、UNCへのビジットやアプライを計画してください!