こんにちはClass of 2010のKarinです。今回は実体験に基づきGMATとMBAの相関関係について述べたいと思います。
数学を高校一年生で切り捨て私立文系文学部へ進学した私にとってGMATの数学は苦痛の何ものではありませんでした。UNCから合格をもらったときは、GMATの数学をこれで一生勉強しなくてもいいということが何よりもうれしく、GMATから開放された輝けるMBA生活を夢見ていました。MBA≠数学という現実が待っているとは露しらず。。。。。。
まず当ビジネススクールの一学期目(Mod1)は5科目のうち4科目がクウォンツ系の授業です。先日Evanceさんが投稿していたLeading & Management以外のFinance, Accounting, Analytical Tools, Micro Economicsの4科目に数学の知識が必要となり、私は死ぬ思いをしました。
まず、授業が英語であるのに加え、数学を使って説明が私を混乱へと導きます。同じクラスのインドネシア人の友人によると、数学のできる人にとって英語がわからなくても、数学というAnother Languageのおかげで授業への理解が深まるそうです。しかし私にとっては二つのわからないAnother languagesで同時に話されると頭が吹っ飛びます。
次に、初めて見る数学の概念を英語で学ぶことに苦労しました。自分は日本で義務教育を受けてきたと思っていたのですが、どうやら私は最近問題になった履修不足の申し子だったようです。Σの意味もわからず、微分を初めて習い、おまけにLogの登場のときには、先生が宇宙人に見えました。この人は同じ星の人だろうかと何度も目と耳を疑いました。
私の唯一の救いはUNCの協力的なカルチャーでした。スタディグループのメンバーは必ず“ついてきてる?”と確認をいれてくれ、完全に私が理解できるまで説明をしてくれます。日本人の同級生も難しい課題が出るとその分野が得意な人が先生となって勉強会をひらいてくれます。また2年生の先輩方には、試験前等のお忙しいところに時間を割いていただきたくさんのご指導をいただきました。また、UNCはチューター制度がきちんとしており、学校が費用を負担して2年生のチューターを紹介してくれます。私は日本人のチューターの方に、Σの意味、微分の計算の仕方、logとはいったい何なのかを懇切丁寧に辛抱強く教えていただきました。Mod1が終わり、私はUNCのこの環境でなければ乗り切ることができなかったなと心から感謝しています。
先日、同じスタディグループのメンバーにKarin数学がないと活き活きしているねとアメリカ人の友人から言われました。どうやら日本人=数学ができるというイメージを完全に壊してしまったようです。私と同じ“純ドメ&私立文系”の受験生のみなさんは数学と英語の力はしっかりつけてからMBAへ来ることをお勧めします。(私ほど数学ができずにMBAへ来る人はいないと思いますが。。。)
というわけで、ひとつの公式を編み出しました。
‘GMATの点数とMBAでの苦労度は比例する’
相関係数は0<X≦1となります。
Posted by Karin
2008年10月15日水曜日
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