2008年10月12日日曜日

Energy Club

Class of 2010のZi-coです。

 野菜に引き続きアメリカの肉についても、いろいろと思うところがあるのですが、それはまたの機会にして、今回は、Energy Clubについて。

 私は、日本のエネルギー関係企業からの社費派遣で来ており、エネルギー分野に高い関心を持っています。そのため以前から、MBAでは、Energy Clubに所属し、各国の学生とエネルギーについて論議したいと考えていました。入試のときに調べた限りでは、比較的小規模のBusiness SchoolでEnergy Clubがあるのは、そう多くありませんでした。その点、UNCには、まだ設立されたばかりですが、Energy Clubがあるのは、私にとっては非常にうれしい事実です。アメリカの電力会社出身者、重電機器メーカ出身者や軍出身者、ロシアやタイのLNG関係会社出身者などさまざまなバックグラウンドの学生が集まっています。UNCの特徴のひとつとであるSustainable Enterpriseに共感して入学する学生が多いため、Energy Issueには、皆高い関心を持っています。ちょうど今大統領選挙戦が繰り広げられていますが、アメリカ全土でもEnergyに対する関心は高く、Energy Securityは最大の論点のひとつです。電力について言うと、Renewable Energyの推進や、Nuclear Powerの活用などについて活発な議論がなされています。(個人的には、その前に、エアコンの極端な温度設定を各所とも解消すれば、かなりの省エネになるのではと思っています。)

 さて、そのEnergy Clubの中の数名のメンバーで、今回Nuclear Industryに関するStudy Groupを立ち上げました。アメリカのNuclear Industryに就職するための企業調査がメインですが、社費派遣である私にとっても、アメリカの実情を知るには非常に良い機会です。逆に、アメリカの学生にとっても、日本の原子力事情を知ることは非常に重要と考えているようです。これは、ひとつにはアメリカよりも原子力の推進が進んでいるためというのがありますが、もうひとつは、Nuclear Plantの製造・エンジニアリングに日本企業が大きく関わっているためです。英BNFL社からWestinghouse社の原子力部門を買収した東芝、GEと原子力分野で提携関係にある日立、仏Areva社と提携しアメリカ進出を進める三菱重工と、この3大勢力が世界のNuclear Plantの供給を担っています。次回のミーティングでは、私がこのあたりの状況も含めた日本の原子力の実情について、発表することになっています。

 今後は、さらに企業見学などが予定されています。私も積極的に参加して、ぜひぜひ米国のEnergy事情について、深く勉強したいと考えている次第です。

Posted by Zi-co

0 件のコメント: