こんにちは、T郎です。
いよいよ卒業間近となって来ました。今、明日の最後の試験に向けて勉強している最中ですが、勉強が思ったほど大変でないので、このブログを書いています。
私はこの2年間ファイナンスとマーケティングを専攻してきましたが、外部の方から見るとUNCはファイナンスというイメージが非常に薄いのではないかということが気になっていました。受験される方の志望理由もゼネラルマネジメント、マーケティング、サステイナブルエンタプライズ等を理由に挙げる方が多いのですが、私は、ファイナンス系の科目も充実していると思います。ファイナンスを勉強したいのでUNCを受験する、という志望動機の方が増えるように願いつつ、どのような授業があるのか紹介したいと思います。
分野ごとの科目一覧を写真で添付しました(クリックしてみてください)。便宜上、1年目・2年目で分類していますが、大半の科目は1年目でも2年目でも受講可能です。私も、写真で1年目に分類した授業で2年生の時に受講している科目もありますが、より基本的と思われるものを1年目に分類したつもりです。興味のある分野の科目については、Kenan-FlaglerのHPや日本人向けHPで確認していただければと思います(Real estate系の科目も多数ありますが、私は受講していないので割愛しています、ご了承ください)。
一般企業の財務やM&A等に興味のある人はアカウンティング系とコーポレートファイナンス系は漏れなく受講しそれ以外の科目は余裕があれば受講する(専攻は「Corporate Finance」になります)感じになり、資産運用やトレーディングに興味のある人はインベストメントマネジメント系と個別の資産に関する科目を中心に受講する(専攻は「Investment Management」になります)という感じになるかと思います。尚、1Modあたり通常4~5科目程度受講するのが一般的(2年間で最大40科目程度)で、必修の13科目を除くと、最大27科目程度受講ができる計算になります。
最後に、お勧めの科目をいくつか記載したいと思います。
1.Fundamental Principle of Corporate Finance + M&A + Applied Corporate Finance
この3つの科目は、企業価値の評価がメインのテーマになり、それにプラスして資金調達の手法や、買収防衛策、資本政策などが付加されています。どの授業も講義とケースのバランスがよく、講義で習得した内容をケースに当てはめてみることで、バリュエーションの経験を積み重ねていくことが出来ます。短期的なキャッシュマネジメントの手法などを取り上げた授業があればよりよかったと思いますが、それを除けば、この3つの科目で概ね企業の財務活動が網羅されていると思うので、ファイナンス専攻以外の人にもお勧めです。
2.Complex Deals+Topics in Advanced Financial Reporting
この2つの科目では、連結決算・合併会計、ストックオプション、税効果会計、リース・デリバティブ・証券化・年金等のオフバランス取引を詳しく学習します。最近の企業の財務活動とそれに伴う会計処理は高度化しているので、従来的な在庫・売掛金等の基本的な会計処理の理解だけでは、財務諸表を理解することは難しいと思います。GAAPの会計基準は日本の会計基準と概ね一致しているので、この2つの授業を受講すれば、日米双方の財務諸表を読み解く力、ある取引が決算に与える影響を推定する力を養うことが出来ます。
3. Private Equity
私は金融機関に勤めていましたがPEとは縁のない仕事をしていたので、この授業出始めてPEの資金調達、投資手法を学びました。授業の大半はゲストスピーカーで、PE・VC(カーライル、地元の小規模VC等)やPEへの出資者(ノースカロライナの年金ファンド、大学など)など多数のゲストが招かれ、プライベートエクイティの活動を内側・外側から学ぶ良い機会になります。最後にPEが一般企業を買収・売却した事例を自分で探し、取引の内容、動機、取引により得た利益などを分析するという課題がありましたが、財務諸表や雑誌記事を読み込んだ上でいくつかの仮定を置き、数量的な分析を行う必要があったので、この2年間で一番時間の掛かった課題でした。
いよいよ卒業間近となって来ました。今、明日の最後の試験に向けて勉強している最中ですが、勉強が思ったほど大変でないので、このブログを書いています。
私はこの2年間ファイナンスとマーケティングを専攻してきましたが、外部の方から見るとUNCはファイナンスというイメージが非常に薄いのではないかということが気になっていました。受験される方の志望理由もゼネラルマネジメント、マーケティング、サステイナブルエンタプライズ等を理由に挙げる方が多いのですが、私は、ファイナンス系の科目も充実していると思います。ファイナンスを勉強したいのでUNCを受験する、という志望動機の方が増えるように願いつつ、どのような授業があるのか紹介したいと思います。
分野ごとの科目一覧を写真で添付しました(クリックしてみてください)。便宜上、1年目・2年目で分類していますが、大半の科目は1年目でも2年目でも受講可能です。私も、写真で1年目に分類した授業で2年生の時に受講している科目もありますが、より基本的と思われるものを1年目に分類したつもりです。興味のある分野の科目については、Kenan-FlaglerのHPや日本人向けHPで確認していただければと思います(Real estate系の科目も多数ありますが、私は受講していないので割愛しています、ご了承ください)。
一般企業の財務やM&A等に興味のある人はアカウンティング系とコーポレートファイナンス系は漏れなく受講しそれ以外の科目は余裕があれば受講する(専攻は「Corporate Finance」になります)感じになり、資産運用やトレーディングに興味のある人はインベストメントマネジメント系と個別の資産に関する科目を中心に受講する(専攻は「Investment Management」になります)という感じになるかと思います。尚、1Modあたり通常4~5科目程度受講するのが一般的(2年間で最大40科目程度)で、必修の13科目を除くと、最大27科目程度受講ができる計算になります。
最後に、お勧めの科目をいくつか記載したいと思います。
1.Fundamental Principle of Corporate Finance + M&A + Applied Corporate Finance
この3つの科目は、企業価値の評価がメインのテーマになり、それにプラスして資金調達の手法や、買収防衛策、資本政策などが付加されています。どの授業も講義とケースのバランスがよく、講義で習得した内容をケースに当てはめてみることで、バリュエーションの経験を積み重ねていくことが出来ます。短期的なキャッシュマネジメントの手法などを取り上げた授業があればよりよかったと思いますが、それを除けば、この3つの科目で概ね企業の財務活動が網羅されていると思うので、ファイナンス専攻以外の人にもお勧めです。
2.Complex Deals+Topics in Advanced Financial Reporting
この2つの科目では、連結決算・合併会計、ストックオプション、税効果会計、リース・デリバティブ・証券化・年金等のオフバランス取引を詳しく学習します。最近の企業の財務活動とそれに伴う会計処理は高度化しているので、従来的な在庫・売掛金等の基本的な会計処理の理解だけでは、財務諸表を理解することは難しいと思います。GAAPの会計基準は日本の会計基準と概ね一致しているので、この2つの授業を受講すれば、日米双方の財務諸表を読み解く力、ある取引が決算に与える影響を推定する力を養うことが出来ます。
3. Private Equity
私は金融機関に勤めていましたがPEとは縁のない仕事をしていたので、この授業出始めてPEの資金調達、投資手法を学びました。授業の大半はゲストスピーカーで、PE・VC(カーライル、地元の小規模VC等)やPEへの出資者(ノースカロライナの年金ファンド、大学など)など多数のゲストが招かれ、プライベートエクイティの活動を内側・外側から学ぶ良い機会になります。最後にPEが一般企業を買収・売却した事例を自分で探し、取引の内容、動機、取引により得た利益などを分析するという課題がありましたが、財務諸表や雑誌記事を読み込んだ上でいくつかの仮定を置き、数量的な分析を行う必要があったので、この2年間で一番時間の掛かった課題でした。
それでは。
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