2009年4月7日火曜日

Mr. McColl

Class of 2010のEvans2010です。

先日Investment Bankingの授業にゲストスピーカーとして元Bank of America CEOのHugh McColl氏がいらっしゃいました。
このMcColl氏、UNCのBSBA(Undergraduateの経営学部)出身で、UNC Kenan-Flaglerの建物McColl Buildingの名前の由来主でもあります。

内容は投資銀行論というよりは、金融機関経営におけるリーダーシップ論が中心の内容で、時事ネタも多数交えて大変勉強になりました。

一番印象に残ったのは、買収したメリルリンチのとの統合作業に関する話です。
もちろん氏は既に引退していて、現在はMcColl PartnersというIB firmを経営しており、実際に統合作業に携わっている訳ではないですが、氏の描く統合の進むべき方向性には説得力があり、内幕が垣間見れたような気がします。

どうも、メリルの持つ先端金融技術に基づいた金融商品をBOAのリテール網へ(Bank of America Securitiesを含む。)クロスセルしていくことは考えていないようで(やったとしても大した効果はないと考えているようです。)、如何にBOAの投資銀行部門とメリルの投資銀行部門を融合させシナジーを発揮していくかという部分が今回の統合のポイントだと考えているようです。

私たち生徒とのディスカッションの中では、BOAとメリルというカルチャーの異なる組織を如何に融合させていくのか?など、活発な議論がなされ、貴重な体験をさせてもらうことができました

このInvestment Bankingの授業、McColl氏以外のゲストも毎回のように大物揃いで大変興味深いので、またの機会に紹介させてもらいます。

Posted by Evans2010

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