2009年2月6日金曜日

Cutting Edge

Class of 2010のEvans2010です。

少し前になりますが、Cutting EdgeというWorkshopに参加してきました。
これは、KFBSのファイナンス及びエコノミクスの教授が、自身の最新の研究状況をプレゼンするというもので、KFBSの生徒なら誰でも参加できます。
参加者は基本的にファイナンス志向の同級生が多かったように思いますが、もちろんそうでない同級生も積極的に参加していました。

今回は5回シリーズの2回目で、若手Rick Colacito教授がプレゼンター、コア科目で教えてる教授ではないので始めてみる教授でしたが、非常にenthusiasticな感じで熱いプレゼンでした。
ところどころギャグを織り交ぜていたのですが、そのギャグが滑りっぱなし(!?)、その滑りっぷりで笑いを誘うという、日本の芸人にもいそうなタイプで、教授としては不本意な形でしょうがとても面白いプレゼンでした(笑

さて今回の発表テーマは、株式市場における時間軸の長さによるボラティリティをARCHモデルを使って解析し、将来における時間軸に依存するリスクとその相関関係を如何に高精度に予測するか、というもので、AECHモデルでノーベル賞を受賞したNYUのEngle教授と共同で行われている研究です。

このCutting Edge、実は観客は生徒だけではなく、ファイナンス、エコノミクスの他の教授たちも観客として参加しているのですが、これがまた面白い!
質疑応答では、大御所教授たちから容赦なくするどい質問が飛び交い、その場で教授たちの間で熱い議論が交わされていました。
正直その質疑応答の内容の意味が難しくて理解できませんでしたが(無念)、議論の中では、次に~の部分が解明できればノーベル賞の可能性があるね、などという発言があるなど、教授同士が真剣に議論する雰囲気を垣間見れてとても興味深かったです。

Cutting Edgeの趣旨からして、いわば完成されていない段階での研究の発表なので、その議論を通じて明日への研究へと繋げていくという感じのようです。

3回目がいつの開催になるのかまだアナウンスがありませんが、是非参加したいと思います。
昼休みの時間を利用して行われるので、無料のピザにもありつけます(笑

Posted by Evans2010

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