2013年1月13日日曜日

UNCのファミリービジネスに対する取り組み

Class of 2014 のSTです。受験生の皆さん、順調に準備は進んでいますか?この時期は、エッセイやインタビューの対策だけでなく、仕事も忙しくなる時期だと思いますが、限られた時間で納得の結果が出るようがんばってください。これまで日本人在校生がさまざまな観点からUNCの魅力について紹介してきましたが、私も自分が経験したことを元に、情報を提供したいと思います。

UNCの特徴の一つに、ファミリービジネスに対する取り組みがあげられます。昨年、info session に参加した際にも、admission の方が、「UNCにはFamily Enterprose Centerというユニークな研究機関があり、将来家業を継ぐ人にはぴったりのプログラムだ」と紹介していました。以下、私が入学して実際に体験したことや感じたことです。

1.アントレとファミリービジネスの区別
意外と見落とされがちなポイントだと思います。昨年他校も含めて学校選択のための情報収集をしていた際、多くの学校でこの2つが一緒にまとめられてしまっているなと感じました。私自身学生時代に休学して起業した経験がありますが、「創業者であること」と「後継者であること」の間には似ている部分も多いと思いますが、異なる部分もかなり多いと思います。その点UNCは、研究機関の名前が示している通り、ニッチな分野であるファミリービジネスにスポットライトを当てている、かなり貴重な学校なのではないかと思います。

2.授業
Family Business1 と Family Business2 という授業がMOD3とMOD4にelectiveとして提供されています。まだ受講したわけではありませんので、説明会やシラバスで情報を得ただけですが、実際に自分の家族と連絡を取り合ったりして、ビジネスプランや事業継承計画を作成し、クラスでディスカッションするようです。また、family member とのコミュニケーション不足が、事業継承の失敗につながるケースが多いようで、企業内における家族間のコミュニケーションについても学ぶそうです。かなり役に立つ授業なのではないかと思っています。

3.研究者の存在
そもそもニッチな分野であるファミリービジネスを研究している研究者というのも珍しい存在だと思います。私の聞いた話だと、週の半分はUNCで研究や教育活動に従事し、もう半分は実際にビジネスコンサルタントとして活動しているとのことでした。また、ファミリービジネスに対するコンサルティング経験も豊富に持っているようなので、授業だけでなく、何か相談したいことがあったときに、ひとつのリソースとして使えるのではないかと思います。

これから、実際に選択科目でFamily Business1を受講する予定なので、受講後に感想を皆さんとシェアしたいと思います。もし、ファミリービジネス出身者で学校選択に迷ったら、UNCを検討されてはどうでしょうか?リソースが充実しているだけでなく、クラスメートにもファミリービジネス出身者が多いため、ネットワーク構築の面からも非常によいのではないかと思います。

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