2013年1月22日火曜日

Module2 コア科目紹介(Macro Economics)

Class of 2014のHKです。1年次のコア科目はGeneral Managementやその後のElectivesのベースとなる重要なものです。そのため、今回からは先月で終了したModule2(10/22-12/21)のコア科目について順次ご紹介します。

(以下のページにも全体スケジュール等が載っておりますので、ご参照下さい。)http://public.kenan-flagler.unc.edu/mba/JapaneseApp/curriculum.html

Professor Mariano M. Croce
http://www.kenan-flagler.unc.edu/faculty/directory/finance/mariano-croce

マクロ経済担当のMaxは、NYUで博士課程を取り、WhartonやDukeでも教鞭をとりつつ、FRBやECBで金融政策の実務も経験した陽気なイタリアン。私は学部時代に経済専攻であったこともあり、正直授業の開始時点では新たな学びをそこまで期待していませんでした。しかしこの必ずしも万人受けしない講義形式のマクロ経済の授業において、Maxはそのコミカルなキャラクターを存分に活かし、最終的に少なくない生徒の興味を引き付けてしまいました。

当時はFEDがQE3(量的緩和政策第三弾)を発動するかが各種メディアでホットなテーマになっていました。そうした実際の経済で起こっているテーマを、理論と併せて論するのは非常に興味深いものでした。また、アルゼンチン出身のクラスメイトが自国の経済政策を紹介したり、我々日本人が3.11以降の日本の貿易収支の赤字の背景を説明したり、世界各国から集まるクラスメイトがそれぞれの付加価値を加えられるのもMBAの授業ならではの醍醐味でした。

授業のハイライトはスタディーグループのメンバーで取り組むGlobal AnalysisProject。各グループが一国を選び、授業で学んだ知識を生かしてマクロ経済のファンダメンタルズを分析し、プレゼンを行います。6人のグループメンバーで議論する過程でも新たな学びがあり、プロジェクト遂行のためのリーダーシップやチームワークを経験し、Logical Thinkingや効果的なプレゼンのDelivery方法を学ぶ複合的な機会にもなりました。また、我々のグループはNorwayを選択しましたが、仕事柄エネルギー業界との関わりが深いこともあり、このプロジェクトで同国への興味が一層深まりました。そのため、今夏にNorwayの提携校でのSummer Programに参加することを計画しています。

イタリア語訛りのMaxの英語に翻弄されて始まったこの授業でしたが、終わってみると多様な学びがあり、その後の興味が広がりました。チョイ悪親父Max、Grazie!

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