2012年9月19日水曜日

Tar Heelsに見る文化

Class of 2014のMarkです。
Chapel Hillもだいぶ朝夕は涼しくなり、秋めいてきました。
学校の方はというと先週からキャンパス内でのリクルーティング活動が本格的に始まり、アメリカでのポジションを狙っているクラスメイト達は授業の合間を縫って企業プレゼンテーションやネットワーキングに奔走しています。社費留学の自分にとっては、対岸の火事のようであり、少し置いていかれた感があります(私費留学の方でも日本でのポジションを希望される場合はアメリカ人達とはまた違った就職活動の流れになるかと思いますので、似たような感覚を覚えられるかもしれません。)。
そんな中、先週の土曜日をもってMod IのMidtermが全て終了しました。清々しい気持ちで週末を迎えるつもりでしたが、試験終了の2時間後にはFinanceの教授から次の課題を知らせるメールが届き、開放感に浸れたのも束の間でした(苦笑)。
さて、今回は「スポーツの秋」ということもあり、UNCのカレッジ・スポーツについてです。
UNCのスポーツ・チームはTar Heelsという愛称で学生、Alumni、Chapel Hillの人々から熱い声援を受けています。このTar Heelという言葉は、広大な松林から作られる松やにが州の重要な輸出品であったことにも由来しており、また、南北戦争の際に南部連合に参加した州の兵士達がどんなに苦境に立たされたとしても踵にTarがついているように隊列を崩さなかったという逸話もあります。UNCのスポーツ・チームの選手達は自分達のことを"I'm a Tar Heel!"と誇りを持って呼んでいます。
「Tar Heelsと言えばバスケットボール!」という程、バスケットボールは全米トップクラスの強豪で人気もあり、これから始まるシーズンが非常に楽しみですが、先日、男子サッカーとアメリカンフットボールの試合を観戦してきましたどちらのゲームにも非常に多くのUndergrad達が応援に駆けつけているのに驚きましたが、何とこんなところにもバスケットボールの影響がありました。何とUndergradの学生は他のスポーツの応援に参加することでバスケットボールの試合のチケットを入手するためのポイントを獲得できるのです。UNCのUndergradを卒業したクラスメイトも、「このシステムが学生達を他のスポーツの観戦に動員させるインセンティブとして大きく影響しており、Tar Heels全体を盛り上げるための効率的なシステムである!」と語ってくれました。
また、特にアメリカンフットボールのスタジアムで肌に感じたのですが、渡米前に想像していた以上にカレッジ・スポーツが街のカルチャーとして根付いていることに驚かされました。日本の大学スポーツ自体もある程度の人気があるチームはあるかと思いますが、Tar HeelsのようにChapel Hillという街全体の共通の関心事にまでなっているケースは無いのではないかと思います。ゲームが始まる前には多くの人々がtalegating(自動車のハッチバックを開いて試合前に軽いパーティーをしている)をして、皆、それぞれにカレッジ・スポーツを楽しんでいる雰囲気がとても印象的でした。バスケットボールのシーズンが開幕する頃には街のムードも更にアップビートしていくのではと期待してます。
そういえば、ASW(サマースクール)中の留学生向けのUS Language & Cultureで次のように教わりました。
"All American communication begin with small talk. What is the most important topic for small talk? Major sports and college sports. So, if you know college sports, you can make small talk with anyone.”
当時は「強引なこじ付けだな~」と思って話半分に聞いていましたが、気が付いたらスポーツの話で会話を始めている自分がそこにいました。確かにアメリカ人のクラスメイトはカレッジ・スポーツが大好きなようで、クラスメイトの多くはUndergradとして卒業した学校のチームを今でも熱心に応援していて、母校のアメフトのゲームを欠かさず未だに見ている人もいます。
日々のクラスやグループワークに加えて、スポーツを通じて、クラスメイトと喜びや苦しみ、悔しさや達成感を共有しながら、自分も卒業までには立派なTar Heelとしてコミュニティに貢献出来ればと思います。
さて、今週は全ての科目でグループ・アサインメントがあることに加えて、人生初のCase Competitionの準備もあります。さて、どうやってこの量をこなすのか。。。Case Competitionの詳細はまた後日にこのブログでもご紹介出来ればなと思っています。

0 件のコメント: