2009年6月29日月曜日

Exchange Program in Norway (生活編)



Class of 2010のKarinです。


Exchange Programでノルウェイの第2の都市・ベルゲンにあるNHH(Norges Handelshoyskole)という大学で2週間勉強をしています。


ベルゲンは山と海に囲まれた美しい町で、チャペルヒルとはまた違ったのどかさと落ち着きがあり、この町が大好きになりました。


物価がとても高いため(電車初乗り500円、パン600円、水500円、ビックマック2000円!!!),学生のほとんどが同じ寮に入り、一緒にキッチンでご飯をつくり共同生活をしています。(右下:1人用の部屋)









また、夜がとても長く、夜12時頃まで明るいので(↓写真:これで夜11時です!)丘の上のBBQプレースで毎晩飲んで語っています。



参加している学生は、アルベニア、アイスランド、ロシア、カザフキスタン、イタリア、フランスなど多様で、自分の知らない国・そしてアメリカのビジネススクールでは会えなかった国の友達ができたことがここにきてよかったと思うひとつです。



休日や放課後になると、みなで近くのビーチで泳いだり、本格的に山へハイキングへ出かけます。
ほとんどの学生が学部を卒業したてということもありますが、こうったお金をかけず素朴な時間の過ごし方・楽しみ方を思い出させてくれました。



というわけで、残りあと5日となりましたが、彼らとの生活を楽しみ、ノルウェイ式Environmental Economicsを学んできたいと思います。






アカデミックパートについては、同じプログラムに参加しているT's パパにバトンタッチしたいと思いまーす。


Posted by Karin

2009年6月26日金曜日

Internship and a life in L.A.


Class of 2010のZi-coです。

U26さんに引き続きインターンネタですが、前回投稿させていただいたとおり車でLAまで移動して、LAの日本企業(正確には企業ではありませんが)でインターンをしています。私の場合は、無給のインターンなので、生活費などすべて自己負担をしています。インターンの内容は、主に米国の環境関連ビジネスに関するリサーチをしてまとめ、日本に発信したり、日本のベンチャー企業の米国進出のお手伝いをしたりしています。環境関連ビジネスと言っても種々ありますが、私が担当するのは電気自動車関連ビジネスです。いろいろと調べたので、現在の米国の電気自動車ビジネスの状況と、さらにLAの生活についてリポートしたいと思います。


最近、日本でも電気自動車が話題になっていますが、米国でも電気自動車普及に向けた動きが活発です。電気自動車の普及は、オバマ大統領のグリーン・ニューディールの一環として位置づけられ、2015年までに全米で100万台を普及させることを宣言し、2009年2月に施行された米国再生・再投資法案(ARRA:American Recovery and Reinvestment Act of 2009)では、総額約8,000億ドルが、エネルギーの海外依存の解消や再生可能エネルギー開発に関する投資に充てられます。また、人事面でもオバマ大統領周辺は電気自動車推進派が取り囲んでいると言われており、特にスティーブンチューDOE長官は、水素嫌いらしく、燃料電池車よりも電気自動車の普及を強く推進しています。政府の補助を受けて、新興企業の動きが活発です。西海岸は特にそのリベラルな土地柄から、新規参入が盛んです。テスラモーターズは、すでに数百台の電気自動車を納入していますし、LA近郊アーバイン拠点のフィスカー・オートモーティブ社は今年末に、高級プラグインハイブリッド車を発売予定です。一般的に、電気自動車の開発に必要な技術は、エンジン自動車に比べ低いといわれており、今後も、中国メーカーをはじめ多数の新規参入が予想されています。電気自動車の普及のためには、バッテリー技術やインフラ整備など種々課題がありますが、米国は、景気浮遊策の一環として電気自動車の促進を位置づけており、今後も政府のお金がたくさんつぎ込まれそうです。


さて、LAでの生活ですが、大都会ゆえChapel Hillには無い楽しみが多々あるとともに、ほとんど日本と同じ生活ができます。日本人の多さは圧倒的で、MBAだけでなく多くの大学に日本から留学生として来ているだけでなく、日系企業の米国本社がLAに多数あるので、駐在員もたくさんいます。その意味で、日本人とのネットワーキングにはLAは非常に有利な場所だと思います。実際、私もUCLAの友人に日本人の集まりに連れて行ってもらったり、インターンで日本企業の米国本社の方々とお話する機会があったのは、貴重な経験でした。ただ一方で、英語の上達には不向きなのも事実です。私もインターン先ではほぼ日本語だけしか話さず、日本食スーパーでも日本語でOKなので、英語を話さない日が多々ありました。個人的には、せっかく米国に留学するなら、米国にどっぷり浸れる場所の方が良いと感じました。


いずれにしても、Chapel Hillに無いものがLAにはありますし、その逆も言えます。何を求めるかでどちらを選ぶかはおのずと決まるのでしょうが、米国の対照的な場所をそれぞれ味わえたのは、個人的には大きな財産になりそうです。

Posted by Zi-co

2009年6月21日日曜日

サマーインターン - 就活編

Class of 2010のU26です。
5月初旬から始まった夏休みを楽しむのもほどほどに、5月6日に日本へ帰国し、11日から1社目のサマーインターンを開始しました。今夏には2社でそれぞれ1ヶ月ずつインターンに参加することにしていますので、就活編、インターン其の一、インターン其の二の3話にわたってその概要を報告します。

まずは就活編。
サマーインターン獲得(日本でのサマーインターンの場合)に向けた活動として、私の知る限りでは大別して以下の4つが考えられます。

①渡米前の活動
ビジネススクールへの進学が決まった後、渡米までの期間に開催されるMBA向けの就職説明会やイベントを通じて企業とコンタクトを取り、その後のステップに繋げるというもの。熱心な人はこの期間に興味のある企業へ自ら接触を図り、顔を広めていらっしゃる方もいるようです。私は地方に住んでいたこともあり大した活動はしませんでしたが、キャリア・コンサルタントと面会して、自分の考えるキャリアがどういった業種、職種で実現出来るのかといった確認をとる程度のことはしました。この段階で、人材マーケットのニーズなどをつかむ、自分のキャリア・プランを具体化することは重要だと思います。

②就学中の定期的なコンタクト
渡米後、先輩や友人などを通じて、興味のある企業に定期的にコンタクトを取るというもの。私は某米系企業に興味があったので、人事部をはじめ、興味がある事業部の方を紹介して頂き、電話で話をするなどに時間を使いました。ホームページなどでは知りえない生の情報を得た上で自身のキャリアを考えることが出来た、という点でとても有益だったと思います。

③ボストン・キャリア・フォーラム
言うまでもありませんが、毎年11月にボストンで開催される日英バイリンガル対象のジョブ・イベント。3日間で数多くの企業の方々と話が出来る点は優れていますが、MBAでしかもインターンとなると応募できる企業数もかなり限定されてしまいます。私自身、応募・面接は3社のみ、後はブラブラして担当の人と軽くお話でも、といった感じだったのでかなりゆったりとした3日間でした。このイベントで日系コンサルティング会社でのインターン参加を決めました。入学前はコンサルティング会社に良いイメージを抱いていなかったのですが、そのイメージが自分の目で確かめたものではなかったことから、「せっかくのインターンだし、自分の目で確かめるには良い機会。偏見が事実なのかどうか確認してから考えよう。」ということでの応募でした。この後のインターン其の一、其の二で詳細は書きますが、この日系コンサルティング会社でのインターンを終えた今、「コンサルティング会社は面白い。自分の肌にも合っているのではないか?」と思うに至りました。

④企業のキャンパスビジット、ツアー
企業側が直接キャンパスや主要都市を訪れてMBAの学生を面接するというもの。ボストン・キャリア・フォーラムと時期を同じくしてボストンのホテルで説明会・面接を開く企業や、12月頃にニューヨークなどの大都市で各々にイベントを開く企業が結構あるようです。こうしたイベントは北東部のトップ・スクールをターゲットとしていることが多いようですし、残念ながら南部の田舎にはなかなか足も運んでくれません。そういう意味では、「就職を考えると学校選びも重要」という意見は間違いでもありません。しかし、だからといって田舎の学校にチャンスがないかと言えばそうでもないと思っています。事実、ニューヨークで開催された某コンサルティング会社の説明会・面接には、確かにWharton, Columbia, Cornell, NYUなど北東部の学生が多かったのですが、Berkeley, Dukeなど遠方からの参加者も結構いましたし、私もこの面接を通じて、サマーインターンのオファーをもらうことが出来ました。「待っていてもチャンスはもらえないが、自分から獲りに行けばチャンスはある」といった程度のものではないでしょうか?

その他、冬休みに帰国して企業訪問をする、アメリカで就活して日本支社への道を拓くなどあるのでしょうが、私自身経験していないので詳細は分かりません。いずれにせよ色々な機会があるようですので、常にアンテナを張り巡らせ、情報を掴む努力をすることが重要かと思われます。

次回は1社目(日系コンサルティング)についてご報告します。

Posted by U26

2009年6月19日金曜日

College World Series ~NCAA Men's Baseball~

Class of 2010のEvans2010です。

昨日、UNC Men's Baseballの今シーズンが終了しました。
レギュラーシーズンで好成績を残し、Regilnals、Super Regionalsも全勝して進出したCollege World Series、初タイトルの期待がかかりましたが、残念ながら「負→勝→負」で敗退してしまいました。
Double Elimination方式(World Baseball Classicと同様)のこのシリーズ、2回目の負けは敗退を意味します。
初戦のArizona State戦で投手戦を制されて延長戦の末負け、3戦目で再戦となったArizona State戦、4-0リードから3四死球の後満塁ホームランを打たれ勝ちムードががらりと変わり、終わってみれば5-12で完敗してしまいました。
UNCのスポーツといえば、男子バスケ(NCAAチャンピオン5回)と女子サッカー(同19回)が有名ですが、実は男子ベースボールも4 年連続でCWSに進出するなどなかなかのものです。
毎年惜しいところで敗退してしまっていますが、来年の奮起に期待しましょう!
Posted by Evans2010

2009年6月13日土曜日

Summer Program in Germany ~ドイツ ケルン大学~

Class of 2010のMskyです。

UNC Kenan-Flaglerには様々な海外交流プログラムがあります。そのうちの一つ、GIE (Global Emmersive Electives)についてはすでに紹介済み(3月:Brazil編、5月:Turkey&Egypt編)ですが、今回は、私が参加しているSummer Programについて。

今年はヨーロッパ5カ国(オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー)の提携校のプログラムがありました。期間は概ね3週間から、長いもので6週間(デンマーク)。履修時間に応じて3~7.5単位が与えられ、UNCの卒業単位に組み入れることができます。プログラムの費用は基本的に無償で(UNCに支払った学費が充当される)、参加者は渡航費と滞在費を賄うだけで済みます。

プログラムのテーマ・内容や充実度(?)は学校によって違います。私は各MBAの日本語HPや過去の参加者から情報を集めて検討しましたが、昼過ぎには授業が終わる“観光重視”のプログラムから、ワークロードの比較的重い“真面目な”ものまで様々なようです。

私が参加しているのは、ドイツのケルン大学(University of Cologne (Universität zu Köln))のCISP (Cologne Intensive Summer Program)です。その名に違わずIntensiveなほうだと思いますが、通常のMBAの授業に比べたら楽勝。平日は授業、週末は観光と、メリハリのある充実した日々を送っています。

期間は他のプログラムよりやや長めの4週間で(にもかかわらず取得単位が4単位で変わらないのが不満ですが)、4科目を学びます。この2週間で履修したのが、"Project Management"と"The Euro & European Economic Policies"ですが、特に"The Euro・・・"のほうは秀逸。今までに学んだマクロ経済学の知識を総動員しての教授とのディスカッションや、ドイツ(人)からの視点から語られるヨーロッパ 観、ユーロという壮大な“実験”のリアルタイムの検証などどれも興味深く、静的な知識を学ぶだけでなくヨーロッパを肌で感じることができ、本当に来て良かったと思います。

サマーインターンの予定がない方や、「通常のExchangeは期間が長すぎる(約8週間)けれど、米国以外でも学んでみたい」という方にお勧めです。

Posted by Msky

引越し

Class of 2010のT's パパです。
早いもので私が渡米してから1年が経過しました。
感傷に浸りたい事はあれこれありますが、今日はチャペルヒルでの引越しについて書いてみたいと思います。

私が渡米したのは昨年5月27日。サザンビレッジのアパートに住み始めたのが5月30日でした。 アパートの契約は基本的に1年単位(2年契約の人もいます)で、1年経つと契約を更新する必要があります。アメリカでは一般的のようですが、アパートの家賃は年々少しずつ上がっていくもののようです。
で、アパートの大家が3月中旬によこした契約更新の内容は、なんと月額100ドルアップ!(1年未満の契約の場合はもっと上がることになっていました)
不動産バブルが崩壊したこのご時勢にそんなに上がるとは全く想定していなかったので、驚き、あきれ、むかつき、それなら引っ越してやろうと思ったわけです。

また、私が住んでいたアパート(1階)の上には元気な男の子と中型犬が住んでおり、昼夜を問わず部屋を走り回る足音に悩まされ続けていたこともかなり大きな要因の1つでした。

引っ越す(引っ越したい)と決めてからが結構大変で、会社との交渉や新しい家探しを1週間ぐらいの間にしなくてはなりませんでした。
時期的に賃貸の物件が多い時期ではなかったのですが、幸いサザンビレッジ内のタウンハウスで空きが出たので、すぐさま契約に至りました。

アパートからタウンハウスまで徒歩2分程度の距離ですし、アメリカに住んでたった1年なので、引越しはたいしたことはないかなと高をくくっていましたが、意外に大変で丸3日間かかりました。
でも先日サザンビレッジからBaity Hillに引っ越したZi-coさんやKarinさんが利用した、Two men and a truckという引越し業者はかなり優秀で、ベッド・ソファ・ダイニングテーブルなどの大物家具をたった2時間で運んでくれました。


引越し後も大家とのやりとりなど色々大変なこともありますが、新しい家はとても気に入っています。
たった2年間のアメリカ滞在の間に引越しをするとは思いませんでしたが、いい経験になりました。

Posted by T's パパ

2009年6月5日金曜日

Investment Banking

Class of 2010のEvans2010です。

今回はMod4で履修したInvestment Bankingの授業について紹介したいと思います。

この授業、原則として、IB firmからインターン若しくはフルタイムのオファーをもらっている生徒のみに受講権利が与えられるClassとなっていて、MBAの他、BSBA(Undergraduateの経営学部)の生徒も受講できるようになっています。
授業の目的は、IBで即戦力として働けるSkillを磨く、ということになります。
しかしながら、今年は不況によりオファー獲得実績が例年よりも少なかったことから、希望者は全員履修できることになったようです。

授業は基本的に2つのパートから構成されています。

1つ目は、Financial Modelingです。
Training The Streetの創設者であり、元メリルのBanker、Scott Rostan氏を講師として迎え、Pro FormaやDCF・Compsといったモデルから、買収後のシナジー分析モデルなどのExcel Modeling Skillsを鍛えていきます。
また、授業終盤では、Pitch Bookの作成や、実際にBuy SideとSell Sideに分かれて買収交渉をシミュレーションする機会などもありました。
このRostan氏、メリル在籍時はM&A Advisory Group、そしてModelingのChief Trainerとして活躍し、メリル以外のIBを含めたWall Street流のModelingに精通した人物なので、授業では、Wall Street流の実践的なValuation Modelなどを学ぶことになります。
実際に「GSは~なスタイルだ」とか、「このスタイルはMSのものだ」などといった説明もありました。
Finance系の授業で習うようないわゆるAcademicな側面と、現場のPracticalな側面には当然ズレがあるわけですが、どのような点がどのような理由でズレているのかなどを学ぶ良い機会でもある為、金融バックグラウンドがある生徒にとっても興味深い授業だと思います。
日系金融機関出身者からすると、Wall Streetの現場で実際に使われているModelを作成する機会に恵まれるので、そういった観点からも興味深いと思います。

2つ目のパートは、Guest Speakerです。
以前にこのブログでも若干紹介しましたが、毎回のように大物ゲストが登場し、様々なトピックに関して話を聞き、ディスカッションを通じて理解を深める良い機会でした。
今年は元Bank of America CEOのMcColl氏の他、元JP MorganのMDで現在は作家として活躍中のWilliam D. Cohan氏(著書のThe Last Tycoonは2007Goldman Sachs Business Book of the Year Awardを受賞)、Banker's Bankerとして著名なLazard FreresのDeputy ChairmanのGary Parr氏(スケジュールの関係でテレビ会議システムを通じて行われました)などが登場しました。
こちらも、「現場色」の非常に濃い内容でしたので、実践的な側面について学ぶ良い機会だったと思います。

Modelingのパートは1回が最低4時間、長いときは7時間という長丁場の授業でしたが、興味深い内容と明快でスピード感満点の説明のお陰で毎回があっという間に過ぎていきました。
1年間で最も面白かった授業の1つです。

Posted by Evans2010