2008年12月22日月曜日

Bidding


Class of 2010のZi-coです。

UNCは1年間を4-moduleに区切っていますが、ようやく先週、大変だったMod2が終了しました。1年生のMod1と2はコア授業のみで、選択科目はありませんが、Mod3と4からは、選択科目がメインになります。このMod3、4の選択科目の登録が11月末に行われたのですが、これがなかなか興味深いものでしたので、ご紹介させていただきます。

というのも、当初、私は、科目登録にあたって、定員オーバーが生じた場合には、抽選などで決めるものと思っていたのですが、これがBiddingと呼ばれるオークション形式で行われたからです。各学生は持ち点として2000ポイントを与えられ、それをMod3と4で自分の取りたい科目に分配していきます。多くの学生は、1moduleに選択科目を5科目程度履修するので、平均的に分配すると考えると、各科目200ポイントずつ配分すればよいことになります。しかし、当然人気のある科目には、ほかの学生が多くのポイントを賭けてくるので、数百ポイント賭けても獲得できない可能性があり、逆に定員割れの科目は、1ポイントでも獲得できたりします。したがって、きわめて戦略的に賭けることが求められます。私の場合は、Sustainable Enterpriseを専攻したいと思っているので、同専攻に必要な科目に多めに賭けました。終わってみれば、概ね希望通りの科目を取得できて、ほっとしましたが、人気の高いファイナンス系の科目は、何人かの学生がBiddingの結果、取得できなかったということがあったようです。とは言うものの、Biddingで獲得できなかったからといって、あきらめる必要はありません。アメリカは交渉社会です。実際、あるFinance系のクラスを取得できなかった学生が、学校側と交渉し、定員枠を増やしてもらうことに成功していました。

ちなみに、就職活動のインタビュー枠もBiddingで獲得されるようです。また、先日、ファイナンスの授業で、GoogleがIPOの際に採用したDutch auctionという手法を習いました。何かとオークションに触れる機会が日本でいるときより多い気がするのですが、日本でYahooオークション経験も無い私にとっては、オークションに慣れるのも今後の課題かなと感じる今日この頃です。

Posted by Zi-co

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