2013年9月2日月曜日

Pre-MBAサマープログラム(ASWⅡ) に参加しました

初めまして、Class of 2015 (1年生)Hiroです。チャペルヒルに来て早くも2ヶ月が経ちました。生活のセットアップ、授業、ならびにクラスメートとの交流で目まぐるしくはありますが、非常に充実した日々を送っています。今回は表題の通りPre-MBAプログラムであるASWに参加した所感についてレポート致します。

学校はPre-MBAプログラムとして、同級生のMasaがレポートしてくれたASWhttp://uncmbajapan.blogspot.com/2013/07/asw-1.html)に引き続き、ASW2013年は78日~726日にわたって開催)を用意しています(詳しくはオフィシャルのホームページを参照下さい:(http://www.kenan-flagler.unc.edu/programs/mba/curriculum/pre-mba-summer-program)。ASWには50名程度の学生が参加しましたが、ASWにはClass of 2015入学者の約7割の180名の学生が参加し、またその約7割がアメリカ人であるため、授業も学生同士の会話も容赦の無い英語で行われ、本MBAプログラムさながらの緊張感を味合うことが出来ました(もちろん、本MBAプログラムがもっときついことは後になって思い知ります)。英語について、最初はずいぶん苦労しましたが私も必死だったため、振り返ってみて荒療治的に自分の語学力が伸びたのでは、と思っております(「アメリカ人が多いのか」と心配なさらないで下さい。むしろ彼らと仲良くなれる絶好のチャンスです!)。
 
ASW4科目、Analytical Tools(統計学), Financial Accounting(会計), Finance, Microeconomics(ミクロ経済学)の中から自分で好きな科目を選ぶことが出来ます。私は理系出身で会社でもR&Dしか経験したことが無かったことから、Analytical Toolsを除く全てを受講することにしました。私の1日のスケジュールは以下の通りでした。

       09:30 – 10:50  Finance
       11:00 – 12:20  Financial Accounting
              <Lunch>
       14:00 – 15:20  Microeconomics (月・水・金のみ。他2科目は毎日)
 ※その他就職活動のノウハウやExcelスキル、プレゼンテーション、
 更には留学生のためのアメリカ文化紹介等の授業が合間を縫って開講されていました

☆授業のクオリティが高い
私は今まで経済学も簿記も一切勉強したことがなかったので、「授業についていけるか」とかなり不安でしたが、いざ始まると心配を吹き飛ばす授業の面白さで、素直に勉強していて面白い!と思うことが出来ました。どの教授も実務経験が豊富であったり、企業の相談に乗っていたりするので、セオリーだけでなく、実際に経済で起こっていることに即して話してくれます(Financial Accounting では米小売最大手Wal-Martの財務諸表を参考にしながら授業を進めました)。Financeの授業を受けて、お恥ずかしい話ではありますが、「お金の現在価値の考え方」なんて今まで全く考えたこともなく、この概念を聞いたとき非常にショックを受け、お金に対する考え方が大きく変わりました(眠っている銀行預金をどう投資しようか)。また、学生の実務経験に基づいた意見も非常に面白く、教授との議論も白熱し、非常にダイナミックな授業で本当に寝ている暇がありません。


☆留学生へのケア
SWⅡの間、Tim Floodという教授が留学生向けにUS Language & Cultureという講義をしてくれます。この講義の目的は留学生が如何にアメリカのビジネススクール、更には就職活動で成功するかのために開かれており、純ドメでアメリカ生活を経験したことのなかった私にとって、非常にためになる話ばかりでした。トピックはネットワーキングの仕方、アメリカ人のタブー、会話を盛り上げる/切り上げる方法など多岐に渡り、特に印象に残っているトピックはアメリカ人と留学生(特にアジア人)のClass Participationに対するマインドの違いについてでした。留学生は語学のハンデもありますが、失敗を恐れる余り、授業での発言がなかなか出来ていないのが現状です。ところがTimはそんな我々を鼓舞するかのように、「アメリカ人だって的外れなことを言うこともある。でも彼らは失敗をすることを恐れない。アメリカではBeing confident is more important than being correctなんだよ」、そして「君らの英語は全く申し分ないし、数少ない留学生枠を勝ち取った君たちのそのタレントを如何なく授業で、学校で発揮して欲しい」と言ってくれました。彼の言葉は私の背中を押してくれる力強いものであり、今後も自分がUncomfortable Zoneに挑戦する時、心の中で唱えようと思っております。
 

 留学生の集合写真
 
以上、学問的な部分でも、文化的な部分でも非常にベネフィットが多いASWⅡでした。UNC Kenan-Flaglerの目玉プログラムの一つとして、学校側も強く奨めておりますので、学校選びの一助としてご参考頂ければ幸いです。


ASWⅡ最初のパーティー
 
Class of 2015
Hiro

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