2012年7月2日月曜日

ASW1を終えて(ASW概要)


既にTetsuが少し書いてくれてますが、改めてASW(Analytical Skill Workshop)の概要について皆さんにお伝えしたいと思います。

ASWとは、8月からの本プログラム開始前に2ヶ月に渡って開催されるUNCのMBA Facultyが独自に企画したサマープログラムです。ASWの最大の特徴は、本プログラムへのスムーズなスタートが切れることを目的としたUNC MBA学生にDedicatedなプログラムということです。私が感じたメリットは2つ。

1.参加者はInternational生だけじゃない。
他校のサマープログラムの多くはInternational生向けであるのに対し、ASWは全UNC MBA生のみを対象にしています。実際、今年のASWは6割以上が現地のアメリカ人でした。勉強も比較的きつくない夏の間にこれから2年間一緒に過ごすことになる仲間と親交を深められるよい機会です。
Social Event(飲み会やお食事会)も頻繁に開催され、ASW1終了時点では約40人全員の顔と名前が一致し、ほとんどの人と前職やこれからの目標等について話すことができました。尚、Social Eventは基本的に家族もWelcomeなイベントばかりで、子供達も参加できるイベントがほとんどです。

2.6月という早い時期からアカデミックな環境を与えてくれる。
UNC MBA生のみを対象にしているため、本プログラムを始めるのに最適な準備プログラムとなっています。ASW1では、本プログラムでは当然知っていることを前提として進められる会計や統計の基礎知識を丁寧に教えてくれ、大昔にやった(日本語の)簿記や統計をリフレッシュする大変良い機会となりました。(それなりに宿題もあり、まじめに全部こなすとなると経験者でも結構な負担になるレベルです。)MBAに何を求めるかは当然人それぞれですが、やはりしばらく仕事をしている中で手をつけられなかったAcademicなFieldをしっかり勉強する(あるいはし直す)というのは外せないものだと私は思っています。更にアメリカでの生活をセットアップしながら、日常的に勉強する習慣を作っていくことができる期間としてはとても良いプログラムだと思います。特に6月という早い時期からその環境を与えてくれるのは、UNCの真のリーダーを育てたいという思いが反映されているものだと感じているところです。


当然、上記の特徴から、夏の間にEnglish Communicationの勉強を集中的にしたいといった方や、他校、他学部との交流を目的としている方には不向きなプログラムかもしれません。(尤も、英語が堪能でないInternational生が集まって英会話の勉強をするよりかはNative生と積極的に絡めることによる上達はあるかと思いますが。)


以下はASWの基本的な情報です。
■スケジュール
6月(ASW1)、7月(ASW2)と2部に分かれており、それぞれ3週間(月~金)で、本プログラムに向けて必要とされる科目(2~3科目)を受講することになります。ASW1, ASW2両方受講も可能ですし、ASW2からの受講も可能です。
■参加人数
ASWは強制ではありませんが、例年ASW2までには7割近い学生が集まるようです。今年2012年の実績ではASW1が約40人、ASW2では約230人。(本プログラムの1学年全体は290人程度。)
■受講科目
Financial Accounting(会計簿記)、Analytical Tools(確率と統計)、Micro Economics(ミクロ経済)、Finance(ファイナンス)がベースとなっており、その他US Language & Cultureセッションや、Caseの読み方、プレゼン実習、Business Writing、エクセル演習など、様々なコースが用意されています。
因みにテストはあるものの、成績はつきません。よって学生の中でも、基本的に毎日のように飲み会等企画して親交を深める人もいれば、がっつり宿題も全部こなして本プログラムに備える人もいて、人それぞれです、。(最初はやはりそのバランスのとり方が難しいですね、。)
■費用
ASW1, 2で全ての科目を受講すると5,100ドル。ASW2からの参加で全科目受講すると2,300ドル。(2012年実績。)

■公式Website
http://www.kenan-flagler.unc.edu/programs/mba/curriculum/analytic-skills-workshops

一昨日金曜(6/28)にASW1が終わりました。6月初旬に渡米してきてから、あっという間でした。私はアメリカでの生活経験もあり、もう少しチャペルヒルの夏をエンジョイできると思っていたのですが、やはり宿題をこなしながらの生活セットアップは何かとバタバタしますし、毎日90分英語の授業を2,3コマ受けるというのは想像以上に疲れるものでした。一方ASW1の多様なメンバーと交流を深められたのはとても貴重な経験でした。本プログラム以降更にきつくなるであろうTime Managementのバランスに試行錯誤しつつも、常に自分にとっての目標(学びたいこと+貢献できること)を意識しながら日々を過ごしていきたいと思う次第です。

(Class of 2014 YY)

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