2012年4月4日水曜日

中国Immersion

こんにちは。Class of 2012のYKです。卒業まで1カ月となりました。2年間が過ぎるのは本当にあっという間です。。さて、今回は春休みを利用してMBAの仲間と中国語学研修に行ってきましたので、その内容をお伝えしたいと思います。

そもそも、Kenan-Flaglerでは選択課目の中に、中国語、スペイン語などの語学学習のクラスがあり、1年間の授業を通じて初級-中級レベルの語学力を身につけることができます。私は中国語クラスをとっていて週2回の授業を受けてきました。アメリカ人向けのクラスのため、テキストに漢字がほとんど書いておらず、ピンイン(日本語のローマ字表記のようなもの)での会話力養成を主な目的としていますので、やや違和感はありますが、変に知っている漢字に惑わされることがないため、会話の勉強には効果的だと思っています。また、多国籍で授業を受けていると、日本人(あるいは同じ漢字文化圏の韓国人)がいかに中国語学習で優位かは歴然として、アメリカ人が語学で苦労している所を見るのは英語で苦労してきた日本人にとってある種の快感です。

前置きが長くなりましたが、このクラスでは1年間の勉強の集大成として、中国で2週間程度実地語学研修を行うことが必修になっています。しかし今年は「人数が足りないから」という理由で、学校の公式実地研修がキャンセルになってしまいました。せっかく勉強してきた成果を試す機会が失われるのは残念すぎるということで、同級生3人と「セルフ語学研修」を計画し、現地(天津市)の学校と交渉して語学研修、ホームステイ、現地会社訪問に行ってきました。単位とは関係ないセルフ研修とはいえ、せっかく勉強に行くのだからと連日授業や会社訪問をツメツメにした結果、最後は疲れ果てましたが、語学のみならず中国文化を知る上で大変貴重な旅となりました。特に、1週間のホームステイでは、英語がまったく話せない中国人ファミリーとの会話や生活環境の微妙な違いに最初は苦労しましたが、漢字を書いたり、書いてもらったりと四苦八苦している内に、最後には日本と中国の文化の違いなど深い話もできるようになったことは大きな収穫です。ホストファミリー次第だとは思いますが、気持ち程度のお金しか渡していないにも関わらず、地元のスーパーに連れていってくれたり、毎日夕食を振る舞ってもらったりと、大変温かい歓迎を受け、自分がはたして同じような対応をできるだろうかと襟を正す思いでした。

世間では中国の成長率の伸び悩みを指摘する声もありますが、この目で見る限りまだまだ元気・勢いのある中国人、中国市場。隣国のビジネスパーソンとしてはより積極的に関わっていく必要があるなと意を新たにしたセルフトリップでした。

*夕食後はお茶を数杯飲みながら家族で団欒

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