2012年3月10日土曜日

Japan Benkyo Association

Class of 2012のUSKです。

東日本大震災から1年が経ちました。
当時、日本の外で無力感に苛まれながら、
NHKニュースばかり見ていたこと、募金活動を展開したこと、
多くの同級生が、募金に賛同してくれたり「家族は大丈夫か?」と心配してくれたりしたことが思い起こされます。
被害に遭われ、今もご苦労されている方々に心からお見舞い申し上げます。

さて今回は、日本人在校生による勉強会について紹介させて頂きます。
ビジネススクールの公認組織としての登録はしていませんが、
Japan Benkyo Associationと称して、純粋に勉強を目的として活動しています。

活動趣旨は、
「業務経験を紹介しあい、日本の企業・業界についての知識を深めること」です。
在校生が様々な業界の動向に熟知していることをフルに活かし、
知ってそうで知らない日本ビジネスのことを勉強しよう、というものです。

昨年1月に発足して以来、学期中に月1回ペースで集まっています。
教室を使って、毎回一人が講師となり、プレゼン30分、質疑応答30分を行います。
プレゼンのアジェンダは概して、経歴紹介、会社紹介、自らが関わった課題解決、業界の将来展望と続きます。
通常のMBAの授業とは違い、鮮度の高い日本のビジネスケースに触れることができます。そして、各自が現実のビジネスケースの中で抽出してきた知見や経験則を聞くことができて、私にとっては貴重な学習機会になっています。
例えば、商社出身者からは、途上国貿易でのデフォルトリスク管理について、
人事管理経験者は、社員の世代構造の歪みによる弊害について、
通訳出身者からは、国際会議における日本企業文化の問題点について、
などなど、毎回、日本企業特有の問題点につながる興味深いテーマに発展します。
発表者にとっても、プレゼンの練習機会となったり、自らの来し方を再確認する良い機会になっています。

ありがちな日本企業だと、居酒屋で上司が「あの時はああだった」「この時はこうだった」と酔っ払いながら結構重要なビジネスケースを語ってくれます。が、聞く側も酔っていて詳細を覚えられないので、せっかくだからきちんとしたプレゼンの形で聞いてみたいものです。

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