2018年9月29日土曜日

コア科目のご紹介

はじめまして、Class of 2020Kentoです。
KFBSに入学して早3ヵ月が経とうとしています。率直に、KFBSを選んで良かったと思う日々です。当校のコアバリューの一つに「Teamwork」がありますが、まさに協調的でフレンドリーな学生が集められており、海外経験がなく拙い英語力の私ですら、学生の輪の中に自然と入っていける、とても恵まれた環境に身を置いています。 
さて、今回のブログでは、現在MODで履修しているコア科目についてご紹介したいと思います。

<コア科目について>
KFBSの特徴の一つとして「General Management」に重きを置いていることがあげられます。特定の経営分野に偏り過ぎず、経営に関するすべての基礎分野を包括的に理解した、組織を牽引するリーダーを育成することが大切と考えられています。そのため、1年生のMODは経営の基礎となる「コア科目」を必修として徹底的に学ぶカリキュラムとなっており、宿題や授業準備が多く、忙しいため、まさに経営基礎力を鍛え上げられているような感覚を味わえます。私のようにこれまでマーケティングしかやってこなかった人にとっては、ファイナンスやアカウンティングなどの経営に不可欠な分野を効率的かつ短期間で学べる、大変有意義なカリキュラムになっています。

MOD履修科目>
下記が1年生のMODで履修しているコア科目となります。
 
   1. Leading and Managing
KFBSが最も重きを置いているのが、「Leadership教育」です。「Leadership is not inherent, but can be acquired」という教授の言葉が大変印象に残っていますが、リーダーに成長するための術を講義、ケーススタディ、シミュレーションゲーム、フィールドワークなど、様々な方法で学んでいきます。周囲をモチベートするための具体的な方法論や、組織の変革を促すための具体的な行動論、そしていかにして異文化を受容したグローバルリーダーになるかなど、様々な切り口でシステマチックかつ実践的にリーダー論について学ぶことができたのが印象的です。

     2. Marketing: Core Concepts and Tools
私が最も好きな授業です(笑)。3Cや4P、セグメンテーション、ターゲティングなどの定性的なマーケティング手法の理解はもちろんのこと、カスタマーライフタイムバリューやプライシングなどの定量的な手法についてもわかりやすく説明してくれます。講義とケースのバランスが秀逸で、両者の相乗効果で理解が増す構造になっています。髭を生やしていることが美徳とされるインド市場でいかに髭剃りの売上を上げていくか、というケースや、経営戦略の岐路に立たされた有名ホテルの経営選択について考察するケースなど、非常に興味が湧くケースを選んでくれる当たりもです。これらで学んだ考え方や手法を派遣元の会社でいかに活用していくかを考えるとワクワクして不眠症になります。また、教授はイケメンで語り口も爽やかで毎回の授業が楽しみです。

     3. Financial Accounting
トム・クルーズ似の名物教授によるユーモアに溢れた会計学の授業です。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書などの基本的な会計知識を理解することができます。また、具体的な企業の会計指標を用いた分析や、過去の会計不正に関する考察にまで踏み込んでいきます。コカ・コーラとペプシの比較やベッカムがマンチェスターユナイテッドからレアルマドリードへ移籍した際の会計など、初心者でもとっつきやすい内容で解説してくれるため、これまで会計に触れていなかった方でも理解のしやすい授業となっています。

     4. Financial Tools
バックグラウンドのない方が最も苦労するのがファイナンスかと思います(アメリカ人もヒーヒー言いながらやっています)。ですが、KFBSでは補講やチューター制度など、フォロー体制が充実しているのでご安心ください!内容としては、ファイナンスの基本となるお金と時間の考え方から始まり、ストックやボンド、オプションバリュエーション、ポートフォリオなど、企業や個人が最適な投資をするうえで必要なファイナンスの概念や分析手法を学びます。MODではあくまで概念と手法の理解に重きを置いており、MODより具体的な企業やプロジェクトの分析に移行していきます。

     5. Business Statistics and Analytics
エクセルやJMPなどの統計ソフトを用いて、データ分析の手法を習得するとともに、実際の企業の売上データなどを基に分析を行い、どのようなインサイトを得ることができるかを学ぶ授業です。仮説検証(Hypothesis Testing)や回帰分析(Regression)などを自身の手で行い、それが示す意味を理解できるようになります。これらの知識や統計手法を経営の意思決定やマーケティングなどに生かすことができれば、よりデータに裏付けられた合理的な判断ができるようになると確信しており、こちらも上記マーケティングの授業と同じく、不眠症を招くほどワクワクする授業です。

     6.  Microeconomics
通称ジャイアンによるミクロ経済学です。企業活動や消費者行動についての理論や考え方を理解していく講義主体の授業です。とはいえ、日本の大学の講義とは異なり、授業中は教授がひたすら質問を投げかけ、学生がバシバシ答えていく、双方向型の授業となっています。Wall Street Journalの記事を用いて、学んだ理論を実経済に結び付けて考察することで、より理解を促してくれます。MODではミクロを、MODではグローバル経済を学ぶことで包括的に経済学を学べるカリキュラムになっています。

<まとめ>
経営を考えるうえで不可欠な基礎分野について、包括的にかなりの濃度で叩き込んでいくのがMODにおけるコア科目の特徴です。叩き込む、と言いましても、ひたすら講義を記憶する形式とは程遠く、ケースやディスカッション、グループワークなどを交えながら理解していく形式となっており、将来的にはすべて実ビジネスに活かされていくことが念頭に置かれていると感じます。
今回ご紹介した科目のみならず、KFBSには様々な選択科目もあります。授業に関してもっと深く知りたい方は、気軽に質問してください!また、104日(木)では東京で学校説明会があります。お申込みはこちらからhttps://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/eventreservation/?op=view&eid=6396 
さらに、1027日(土)、1117日(土)には在校生によるウェビナーを開催します。お申し込みはこちらhttps://goo.gl/forms/eqsXx1FsUV1S0Y5n2
それでは、TOEFLGMATなどスコアメイクが佳境を迎える時期かと思いますが、体に気を付けて頑張ってください!



動画は、ビジネススクールの外観です。

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