2011年12月4日日曜日

11月の課外イベント

こんにちは!
UNC MBA一年目のMakotoです。前回Takuさんがカリキュラム・授業風景に就いて記事を書きましたが、今回は打って変わって、課外活動に就いて書いてみたいと思います。少しでもUNCの毎日に就いて実感が沸いていただけたなら嬉しいです。

11月は我々日本チームにとって二つの大きな活躍の場がありました。 
最初の一つは、11月中旬に行われたInternational Food Festival。

UNCにはそれこそ世界中から学生が集まってきますが、お国自慢の料理をみんなで紹介してお互いの理解を深めようという目的のもと、学校側と学生達が協力して進めたイベントです。
当日2週間前にみんなで集まって、メニューを議論したのですが、お好み焼き、天婦羅、おにぎり等多くのアイデアが出ました。日本を代表してる訳だから、日本食の名誉をかけて手抜きはできない。喧々諤々の議論の末に決まったメニューは、肉じゃがとお汁粉。肉じゃがは各家庭自慢の味ですし、お汁粉も心を和ます日本の味ですよね。奥様方の多大な協力の下、前日晩には大鍋4杯分の肉じゃがと、大鍋2杯分のお汁粉が完成です。

当日の結果は、なんと大成功でした!
3時間のFestivalなのに、開始1時間後には全ての料理がなくなってしまったくらいです。その後は各々、色んな国のテーブルに行って、味見をしたり、料理の説明をしてもらったりと楽しい時間を過ごしました。どの国の参加者も、自慢の料理だから一所懸命その素晴しさ、美味しさを説明してくれます。11月以降はみんな課題や就職活動で超多忙であるにもかかわらず、こうしたイベントがあるとこぞって集まってくるところが、UNCらしいなと思いました。

二つ目のイベントは、Globetrotterといって、Internationalの学生達が、ある1日の90分をフルに使って出身国の紹介をするセッションです。今学期の第一弾は日本に決まり、11月末の月曜昼休みにプレゼンすることになりました。

Thanks Giving連休を使って、日本の何を伝えようかと考え、前日リハーサルを終え、当日を迎えました。 
発表はまず冒頭に私が、「究」をテーマに、日本の強み・魅力として「極限まで究まったもてなしの精神」を料理・サービス・ビジネスの3点から説明しました。極限まで味覚を極めた日本食、海外ではありえない程のサービス・治安の良さなど、読者の皆さんも自信を持って語ることができますよね。
続いて、Daikiによる「武」のプレゼン。己を研ぎ澄まし精神修行を目的とする武道、単なるスポーツではありません。そして社会人以降も続けている空手道の型を実演してくれました。心地よい緊張感で、水を打ったように静まりかえった教室。
次のMasaによる発表テーマは「政」。日本の政界事情。過剰な選挙パフォーマンスやコロコロ変わる総理大臣など、外国人からしてみたら「ここが変だよ日本人」ですよね。ユーモラスな説明の後、選挙シーンの動画を紹介。後から参加者より質問。「あの肩から紐下げてピョンピョン飛び跳ねている姿は何?」。たすきとラジオ体操・・。
そして最後は、Takuが今年3月11日に起こった大震災に就いて語りました。どんなに逆境な状況でも立ち上がる日本、ただ生きるだけでなく正しく潔く生きることを尊ぶ日本人のマインド(だから大混乱の中でも助け合い、犯罪やルール破りなど起こらない)、不幸な震災の後に世界中の多くの方々から戴いた協力やメッセージの数々への御礼。「希」というテーマのもと、多くの方々への敬意をこめて。
 
多忙な中、70人収容の教室が満員になってしまい立ち見までして聴いてくれた教官やクラスメート達には感謝してますし、私達も少しこのUNCのDiversityに貢献することができたなと、自信を持つことができました。 
そして思うのが、Food FestivalにしろGlobetrotterにしろ、周囲の世界中のみんなをひきつけるプレゼンを出来たのは、(私達の努力もさることながら)、日本という国が魅力的だったからだと思います。そんな歴史や文化、マインドや遺産を築き授けてくれた先人達に感謝するとともに、少しでも日本が世界に貢献できるよう、MBAでスキルをつけ、今後の人生貢献していきたいと感じた次第です。

こんな風に、UNCではメンバーの多様性が評価され、それを表現する機会を学校側も意図的に多く用意していることもひとつの特徴です。次はどこの国が発表するのか、今度は参加者として楽しみです。

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