2020年8月11日火曜日

ビジネススクールの附属機関(NCGrowth)での活動について

こんにちは、Class of 2021のKNです。

受験生の皆様はスコアメイク、学校説明会等でお忙しい日々をお過ごしかと思いますが、体調に気を付けながら充実した夏をお過ごし頂ければと思います。

本日は私が授業とは別に参加しているNCGrowthという、ビジネススクール附属の研究機関についてお話したいと思います。

NCGrowthとは

UNC Kenan-Flagler Business Schoolには、Kenan Instituteという研究機関があり、様々なリサーチや会議等が行われています。建物もビジネススクールのすぐ真横にあります。

Kenan Instituteにはその傘下に、より細かいビジネスイシューを対象とした組織がたくさんぶら下がっており、NCGrowthはその一つになります(他にはEntrepreneurshipを専門としたEntrepreneurship Center等があります)。

NCGrowthは主に地元の中小企業向けの経営サポート、地方公共団体の経済開発を中心に行っている団体になります。私を含めたMBAの学生はAnalystとしてNCGrowthのプロジェクトに参加しています。UNCのMBA以外にもUNCの他の大学院生、近隣の大学(Duke、NC State)の学生もAnalystとしてプロジェクトに携わっています。

活動内容

個々人のバックグランドや強みを考慮してプロジェクトマネージャーからプロジェクトにアサインされます。

顧客の種類は大きく分けて、地方公共団体か企業の2種類に大別されますが、企業向けのプロジェクトの場合、その多くはノースカロライナ州もしくはサウスカロライナ州で事業をしている中小企業になります。企業規模は10名以下の家族経営の企業から数百人規模の企業で中小企業が中心です。

プロジェクトの内容は多種多様です。顧客のウェブページ作成やSNSを用いたソーシャルメディアマーケティングから1発もののイベント企画等様々です。私は1年生の春学期とこの夏季休暇で、地場の農業ビジネス向けにペイバック法による新規投資、発電機代理店向けの財務分析といったプロジェクトに携わりました。

Analystとして行うことは、週1回の顧客とのミーティング、週1回のプロジェクトマネージャーへの進捗報告、現地訪問、情報収集・分析、中間報告、最終プレゼンテーション等になります。

活動を通して得られること

授業で学ぶ内容を活用・応用するいい機会になりました。私の場合は主にアカウンティングやファイナンス関連のプロジェクト内容でしたが、プロジェクトを進める中で授業内容を振り返りながら自分の分析に反映させたりしました。

また、私の参加したプロジェクトのクライアントはいわゆる家族経営でビジネスを運営している方々で、働きづめの毎日で非常に忙しくされています。フレームワークを使って整理していくことも大切ですが、頭でっかちな提案ではなかなか顧客側にも刺さらない内容になってしまうこともあります。顧客の中には忙しくて毎日がんばってるけど何が問題なのかわからないといった方も多く、丁寧にブレインストーミングに付き合ってあげるという基本的なことが大切だなと感じる場面もありました。特にNCGrowthの活動の場合は、Analystが顧客と1対1でコミュニケーションを取るので、授業でのクラスメートとのディスカッションとは違って密にコミュニケーションする機会にもなります。


今回は私のNCGrowthでの経験をご紹介させて頂きましたが、それ以外にもKenan Instituteの教授と一緒に研究を行うKenan Scholarsという単位認定されるプロジェクト等もあり、UNCの総合大学ならではのメリットを生かした様々な機会があります。下記にKenan InstituteとNCGrowthのURLを記載致しますので、受験準備の息抜きにでもご覧頂ければと思います。

Kenan Institute: https://kenaninstitute.unc.edu/

NCGrowth: https://ncgrowth.unc.edu/


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