2015年4月1日水曜日

Families Clubを通じたコミュニティへの貢献

こんにちは、Class of 2015のNobuです。早いもので、卒業まであと2ヶ月を切りました。この一年半、信じられないくらい色々な事がありましたが、改めて初心を思い起こすとまだまだやり残した事があり、残りの一分一秒を無駄にしないよう気を引き締めている所です。

さて受験生の頃を思い返すと、「コミュニティにどう貢献するか」エッセイの筆が進まず苦しんだ覚えがあります。日本で仕事一筋で過ごしていると、会社への貢献ばかりが頭を巡り、コミュニティという要素が中々ピンと来ないと思います。数少ない手持ちのネットワーク・趣味・特技を掘り起こし、無理やりエッセイにしたものですが、自分にとっての切り札が「家族・子供」という要素でした。「子供を通じた交流」という一見分かりやすい文脈は、色々なエッセイの問への解として応用が利き、事実相当数使い回しました。ただ実際UNCに入学し、Families Clubの幹部を務めてみて、自分の「コミュニティへの貢献」への考え方がいかに浅かったかを思い知りました。

自分が分かっているようで全然分かっていなかったのは、子供がいる家庭は平日忙しいという事です。奥様や旦那様が働いていたり、そもそも子供が学校に通っていたりします。大人だけのソーシャルイベントなら、平日授業後に軽く集まって開催できてしまうのですが、子供がいる家庭をターゲットにしたイベントはほぼ週末にしか開催できません。週末クラスや他の固定イベントを考えると、Families Clubのイベントを開催できる日付はかなり限られてしまいます。逆にいうと、子供がいる家庭がMBA生活で忙しい中、家族揃って過ごせる限られた休日を費やしてもらえるほど、Families Clubのイベントを魅力的にしなければいけないのです。

イベントに参加してくれた家族には、折り紙やペーパークラフト、サプライズギフト等によって、少しでも楽しんでもらえるよう努力してきました。それでも、まだ何か一工夫できるのではないか、日本人ならでは・自分ならではの貢献の仕方があるのではないかと自問自答します。もし自分と同じように、「家族・子供」を通じたコミュニティへの貢献を考えている受験生の方がいらっしゃれば、「子連れの他国籍の家族たちが来たくなる交流場をどう提供できるか」考えると、糸口が掴めるのではないでしょうか。

UNCのFamilies Clubは、アメリカ、特に南部の文化を取り込み、Hayride, Pumpkin Picking, Winter Party, Movie Night, Treasure Huntと盛り沢山のイベントを催しています。その幹部としての運営は、頑張った報酬に子供の笑顔が見れる楽しいものでした。異文化がすれ違うグローバル環境ならではのトラブルもあり、貴重な経験を積む事ができました。

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