2014年11月26日水曜日

ここが凄いよ日本人@UNC MBA

こんにちは。Class of 2016のKotaroです。

今回は学校の中で日本人がどう活躍しているのか、グローバルな環境下における日本人の強みについて、「1.チームワーク」「2.数的能力」「3.日本産業・文化への造詣」という3つの視点を、UNCのイベントに絡めつつお伝えしていきます。

1.チームワーク

日本人のチームワーク志向は非常に評価されています。

つい先日、スタディグループのメンバー同士(アメリカ2、インド1、中国1、私)でお互いの強み・弱みを評価し合い、結果をシェアして、更に良いチームとなる様に役立てていく、という機会がありました。誰がどういう意見を言ったかが分からない様な匿名式だった為、率直なフィードバックが貰え、私も色々とアドバイスを受けたのですが、特に多かったコメントが「相手の意見に耳を傾け、議論や課題を纏めてくれる」「チームの為に仕事を引き受けることを惜しまない」といった物でした。グループスタディを行っていると、時にそれぞれの主張ばかりが先行し誰も議論を纏めることなく何となく会議が終わってしまうということや、誰も率先してスケジュール設定を行おうとせず計画が決まらないといったことが起こります。そうしたことを受けて、例えば議論をホワイトボードに纏めて構造化し皆と共通認識を持つ様にしたり、主体的に周りに声を掛けてミーティングをする必要があるのかを確認しスケジュール設定したりしていたのですが、そういった行動がチームの活動効率を高めたとして評価された様です。他の日本人も同じようなフィードバックを受けており、色々な場面で日本人のチームに対する意識、協調性の高さを実感しています。

(一方で、「良いことを言っているのに意見が反映されないのは主張が弱いからだ」といったアドバイスを受けるのも典型的な日本人像であり、チームワークと主張をどうバランスさせていくかは非常に難しい課題でもあります)

2.数的能力 

会計、ファイナンス、エクセル処理など、日本人は数的能力に優れています。

授業やスタディグループでは必ずQualitativeな視点と、Quantitativeな視点を持つ様に求められますが、クラスメートは意外に計算が苦手だったり、エクセル処理が出来なかったりすることがあります。銀行や証券会社出身の同期は、色々な宿題の手伝いをするだけでなく、ファイナンス系のケースコンペティションなどにも誘われて忙しい毎日を過ごしていますし、製造業バックグラウンドの私でも、エクセルを使って宿題を解いていたりするだけでも驚かれ、リスペクトを持って貰えることがあります。また授業だけではなく、MBAに通う学生の中では将来のキャリアとしてファイナンス業界の人気がかなり高い為、同期のTakやFumiは実務経験について質問されたり、時にはクラスメートに業界説明の講義をしてみたりと、積極的に活躍しています。日本の経済情勢も非常に関心を持たれており、Macroeconomics(コア授業)の課題で好きな国のマクロ経済情勢(GDPなど)を調べてクラスでプレゼンするというものがあるのですが、日本を選んだスタディグループは全体の約10%あり、人気国の1つになっています。そうした部分も日本人が貢献ポイントになっています。

3.日本産業・文化への造詣

独特な日本文化や、発展し続ける日本産業を知っていることは非常に貴重です。

クラスの中で、ケーススタディの事例として、日本企業を目にすることが頻繁にあります。私の個人的感覚で言えば、取り上げられる事例数として、1位は勿論アメリカなのですが、2位は日本になるのでは無いかと感じています。特に、自動車業界、電機業界、食品業界に関する話題は多く、トヨタ、ホンダ、パナソニック、ソニー、シャープ、任天堂、サントリー、ベニハナ(日本からアメリカへ展開したレストランチェーン)といった名前を耳にしてきました。授業ではそうした日本企業の成功事例と、その背景・理由などについて語られていくのですが、日本人として実際にケースに出てきた言葉の説明を求められたり(例えばトヨタ生産方式で使うカンバンとはどういったもの?など)、独特な日本文化について紹介するよう依頼されたりします。
クラス外でも以前にブログでご紹介したGlobetrotterという文化紹介イベントで日本ブースは満席状態でしたし、International Food Festivalという各国の食文化紹介イベントでも日本は10か国以上の中から、最も美味しい料理をふるまったとして好評を得、見事1位に輝きました。多くの学生が日本に対する興味を持ってくれており、日本人であることを活かせる機会に恵まれていることは非常に有難いことだと感じています。

以上の様に、UNCでは色々な側面から日本人がクラスメートに貢献出来る様に活動しています。この時期アプリカントの皆様は試験対策やエッセイ作りなど、忙しい毎日を過ごされていると思いますが、このブログを少しでもUNCにおける学校生活のイメージ作りにお役に立てて頂ければ幸いです。

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