2014年10月25日土曜日

Kenan Institute

Class of 2016のFumiです。ModⅠが息つく暇もなく終わり、束の間のFall Break(1週間)を経て、ModⅡが始まりました。

ModⅡでは、Marketing、Operations、Finance、Macroeconomics、Business Strategyの5科目のコア科目を受講していますが、授業が始まったばかりなので、詳細については翌月以降に譲り、今回はKenan-Flaglerに併設された研究機関(Kenan Institute)を通じた、リサーチ&コンサルティングプロジェクトへの参加機会についてお伝えします。

Kenan-FlaglerはEntrepreneurshipに力を入れており、その取り組みをリードする研究機関として、Kenan Instituteが存在します。Kenan Instituteは、North Carolina州の経済発展に向けて、起業家支援やCounty Government(郡政府)の経済政策立案に向けたリサーチ&コンサルティングプロジェクトを運営しており、その活動には、Kenan-Flaglerの学生が積極的に参加しています。Kenan Instituteで学生が担う事の出来る代表的な役割としては、Leadership FellowsStart-up consulting、KIEDA (Kenan Institute Economic Development Analyst) の3種類があり、私はKIEDAとして活動に参加しています。

1年生のKIEDAは、ModⅠ期間中に研修等を通じてプロジェクトをリードするために必要なスキルセットを身に付けた上で、ModⅡ以降に実際のプロジェクトにアサインされることになるため、現在私は研修や週次のミーティング参加を通じて、プロジェクトに従事する準備を進めています。

[研修等]
Student Onboarding Program:
約1.5時間×7日間を利用して、ビジネスコミュニケーション、チームリーディング、マーケティング、ネゴシエーション等、コンサルティングやリサーチプロジェクトを進める上で必要となるスキルセット全般について、プロフェッサーによるレクチャーを受講

Weekly KIEDA Meeting
Kenan Instituteの研究員や他のKIEDAとの間で、1)County Government(郡政府)等の採用している経済政策に係るベストプラクティス、2)既にプロジェクトを担当している2年生のKIEDAによるプロジェクトの進捗状況、等についてディスカッションを実施

Student Onboarding Programでは、通常のクラスと違い10人前後の小規模な環境で各テーマを専門とする教授のレクチャーを受けることが出来るため、教授とのインタラクティブなディスカッションをしながら学びを深める事の出来る貴重な機会でした。また、Weekly KIEDA Meetingでは、自分以外のほぼ全員がネイティブスピーカーという環境の中で、経済政策やプロジェクトに係る意見を求められるため、ディスカッションで発言をする度胸を身に付けるチャンスと捉えて積極的な発言を心がけています(時々、ディスカッションのスピードが速すぎてついていけない事もありますが、後からフォローアップの質問をすれば丁寧に答えてもらえます)。


ModⅡ以降に、私を含めた1年生のKIEDAがアサインされるプロジェクトは3種類存在します。

[KIEDAプロジェクト概要]
E-TAP (Entrepreneur Technical Assistance Program)

スタートアップ企業等に対する、ビジネスプランニング等のコンサルティング提供

Economic Development Planning projects:
County Government(郡政府)に対する、経済政策立案に係るコンサルティング提供

Economic Development and Policy Research:
各州政府や郡政府が採用した経済政策/再生エネルギー政策等の実体経済への影響調査

KIEDAは、プロジェクトに従事している間研究員と看做され時間給が生じる点や、County Government(郡政府)や外部企業に対してコンサルティングを提供する点から、強いコミットメントが求められますが、研究機関のリソースに対する全面的なアクセスが許される環境の中で、経験豊富な研究員のサポートを受けながら実際のビジネスや政策に係るコンサルティングを行う事で、大きく成長できる機会だと感じています。

実際のプロジェクトの内容については、改めてアップデートしますが、学業以外での多様な成長機会のひとつとして興味を持って頂ければとても嬉しいです。


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